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退魔戦士 有子

60退魔戦士 有子:2005/11/16(水) 00:11:29

─────ついに決壊した。
皐月の股間からはまるでダムから放水されるかのように小水がほとばしっていく。
『ひゃははははは!!出た出た!勢いがいいねぇ。まだまだ皐月は若いよぉ〜』

噴出される小水は蝋燭に向かって放たれ炎を消していく。
だが、火が消えたにもかかわらず、放尿は依然続いていた。
『ああン、ダメェ……止まらない、止まらないのよぉ〜』
『ひひひ、みごとな噴水芸だよぉ。かくし芸がひとつ増えたねぇ』
そんな貴裕の嘲笑を受けつつも止めることはできず、恥辱と屈辱の中放尿を続けるしかない。

やがて放尿が終わり、ぐったりとその場に横たわる皐月。
肩で息をしつつもなんとか火を消し止め、涼を救うことができたことで安堵の表情を見せている。
『はぁはぁ……ゲームはわたしの勝ちね』
そう言って貴裕の方を見る。
だが、それはどうかな、というような顔をして少年の姿をした悪魔はニヤリと笑った。

『ちょっと、遅かったかなぁ〜』
貴裕の視線はロープに向いている。彼女も思わずそちらに目を向ける。
なんと、ロープが切れかかっているではないか。
『あ、ちょ、ちょっと、もう終わりよ。涼を降ろしなさい!!』
『残念!もう切れるよ』

貴裕がそう言ったとたん水槽を支えていたロープが“ブチッ”と切れてしまう。
『りょぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!』
皐月の叫びもむなしく水槽は下に置いてある濃硫酸が入っているという水槽へとまっ逆さまに落ちていく。

『あ……あ……りょ、涼────』
そんな……助けられなかった。あんな恥かしい思いをしたというのに……ぎりぎりのところで……
うなだれる皐月の元へ貴裕が近づき、にっこりと微笑む。
『ふふふ、なんてね。』
えっ、と顔を上げる皐月の目に飛び込んできたのは、涼を抱きかかえる貴裕の姿だった。

『りょ、涼!!涼ちゃん!!』
『水槽の中に落ちる瞬間に転移させたんだよ』
『あ、あ、あ、』
涼が助かっていたと知り、喜びに声も出ない。よかった……本当によかった……

『お礼はどうしたの?』
『え……』
『ほんとなら放っておいてもよかったんだよ。それを助けてあげたんだから、
お礼を言わなきゃだめじゃないか』
『え、あ、ありがとう……』

『────ふ〜ん、そんなお礼の仕方しか知らないんだねぇ。』
貴裕がそう言うと抱きかかえていた涼の姿がすっと消える。
『えっ!』
『安心しなよ。別の場所に移しただけだから───それより』貴裕はそう言うと皐月の髪をぐっと掴み上げ
顔を上に向けさせる。『まだ、ペットだっていう自覚がないみたいだねぇ、皐月は……』

『今からお前が僕たちのペットで、ただの牝犬だってことを思い知らせてやるよ』
貴裕はそう言ってにやりと笑った。


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