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ネタバレ@ファラミア/* 2
54
:
49
:2004/05/27(木) 08:18
>>47
様
>>48
様
>>50
様
>>52
様
あ、ありがとうごぜえますだ…。暖かく素晴らしい励ましが身に染みますだ。
前フリ長くて申し訳有りません、後2、3回でエチにこぎつけたいと思います。がんばります!
少し前のレスから続いています。女神様方、途中でもお構いなくガシガシご光臨ください。
>>50
女神様、GJ! GJ!! GJ!!! (*´д`*)ハァハァ
エオメル/ファラミア しるけ有り(になる予定)
>>46
の続き
ファラミアがエオメルを黄金館のほど近くで見掛けたのは、日も半ばを過ぎた頃の事だった。
エオメルは一人では無かった。笑いさざめく乙女達が彼を取り囲んでいた。エオメルが石段に足を掛け中途半端な姿勢でいるのは、美しく艶やかな乙女の網から逃れきれず捕まったためであるようにファラミアには思われた。ファラミアは微笑ましい気持ちでエオメルの救出に向かった。
エオメルは半ば逃げ腰でローハンの娘たちに対していた。むくつけき男達を相手にするのとはあまりにも勝手が違い、防戦一方の望みの無い戦いを強いられていた。
彼は午前中論功行賞や請願の受理やその他諸々の政務を執り、昼になって黄金館から出た途端に囲まれたのだった。しかもわけもわからぬうちに。最初は顔見知りの騎士や臣と話していたはずだった。それが、気が付くと誰やらの娘やら姉妹やらを紹介されており、今の状況に至っている。独り身の若い王に親族を娶せようという腹積もりに引っかかったのだと気付いた時にはもう遅かった。
致し方なく一人孤独な戦いを繰り広げていたエオメルに、意外な所から救いの手が差し伸べられた。
「ベルファラスの海辺に数多転がる貝殻は白く美しいが、リダーマークの乙女はエレド・ニムライスの山頂に積もる雪のようにさらに白く美しくていらっしゃる。」
ファラミアは彼らの言葉で言った。それから共通語にあらためて言った。
「王におかれましてはかかる娘らの歩く土地を治められることに喜びを感じておいでかな。」
エオメルは救いの手に恥も外聞も無く縋りついた。
「ファラミア殿、かかる麗しき娘らに私は悩まされているのです。」
娘たちが明るく笑い崩れた。娘の一人が進み出て言った。
「悩ませてなどおりませんわ、もちろん恋心にお悩みになる他は!我が君のお心を騒がせる娘はここにはおりませんの?」
エオメルは無意識にファラミアの影に隠れるように下がった。ファラミアは笑って娘に歩み寄った。娘は誇らかに胸を反らせた。
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