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【TRPG】ブレイブ&モンスターズ!第六章

347ジョン・アデル ◆yUvKBVHXBs:2020/10/28(水) 00:45:46

>「どいつもこいつも甘ちゃんだな……。貴様らが呑気に喋っている間に、体力は回復させてもらった。
 しかも……オレを殺さないだと? 舐められたものだな。
 生きている限り、オレは貴様らを狙うぞ……」
>「それに。貴様ら、本当にこのレプリケイトアニマから無事に逃げられると思っているのか?
 一巡目にあったこの魔法の欠点を、ニヴルヘイムの連中が放っておくとでも――?」

「ロイ!やめろ!もういいんだ!そんな奴らのいう事なんて聞く理由はもうないだろう!
だから…頼む…いっしょにいこう…ロイ」

「このレプリケイトアニマは、アニマコアを破壊した5分後に消滅する。
 中に入っている者ごとな。例えこいつを止められても、『異邦の魔物使い(ブレイブ)』は確実に葬り去る――
 そいつがクライアントの狙いだ」

「どうして…どうしてなんだ…」

僕はただ絶望に打ちひしがれるしかなかった。
唯一の希望であるここからの脱出は犠牲者なしにはできない事を聞かされたから…それもある。

でもそれ以上にロイが僕以外を執拗に狙うのか理由がわからなかったからだ。
僕だけを狙ってくれていれば、僕だけを恨んでくれれば…。

>「……ク……、ククッ……ハハハッ、ハハハハハハ……」
>「……いいザマだな。飛空艇が欲しいからと、後先考えず飛び込んできた末路がそれか。
 笑えるな……大切な者のために、危険を顧みず遮二無二進む……。
 それは、まるで――」
>「……まるで……どこぞの愚か者と同じじゃないか……」

「…いやだ…もうそれ以上言わないでくれ」

ロイがなにを考えているかわかってしまった。
さっき自分がやろうとしていた事だから、わかってしまった。

>「ジョン。いい仲間を持ったな……。
 もう、ひとりぼっちで……オレやシェリーがいなければダメだった頃のお前は、いないんだな……。
 ……ああ、それは……いい。安心した……」

「助けてくれっていってくれ…ロイ」

>「行け……、ジョン……。
 そいつらと……この世界を、救いに……。
 ……そして……お前の……喪った、二十年の月日を……取り戻して、こい……」

「…いやだ…僕は絶対にロイをおいていかない。絶対に!なんでそんな事言うんだ!なあ!ロイ!」

>「……行こう、みんな」

「なんでだよ!?いつもみたいにそこは諦めないって言う所だろ!?まっててくれロイ今俺が…」

なゆは撤退の準備を始める。

いつものおせっかいはどこに行ったのだ?例え世界を天秤に出されても助ける。それが君達なんじゃないのか?
どうしてロイはすぐにそんなに諦めがつくんだ?口では偉そうな事いっておきながら人殺しだから見限ったのか?

所詮は…未成年の掲げる一方的な…上から目線の…深く考えていない曖昧な正義だったのか。

「もういい…君達には頼まない」

僕は…なゆを過大評価しすぎたのかもしれない。


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