[
板情報
|
カテゴリランキング
]
したらばTOP
■掲示板に戻る■
全部
1-100
最新50
|
1-
101-
201-
301-
この機能を使うにはJavaScriptを有効にしてください
|
【TRPG】ブレイブ&モンスターズ!第六章
259
:
ジョン・アデル
◆yUvKBVHXBs
:2020/09/08(火) 22:18:35
「そこをどいてくれ…僕はロイにトドメを刺さなければいけないんだ
ロイを殺して僕も死ぬ。邪魔さえしなければ君達にこれ以上迷惑はかけない…約束する。だからそこをどいてくれ」
一歩、一歩よろめきながらも血だまりの中をゆっくりと歩いていく。
「本当に疲れたんだ…僕のせいで誰かが不幸になるのは…僕が生きている限り…まただれかの人生がおかしくなる。
ブラッドラスト?呪い?違う…僕自身が…ジョン・アデルという人間が、化け物が生きている限り絶対に不幸になる…これ以上関われば君達にだって……」
「だから…僕に…理性がある内に死なせてくれ……お願いだ」
本当は戦いたい。殺し合いたい。僕の心の半分は僕の殺人衝動・破滅衝動からくる衝動が支配していた。
あの日みたみんなの全力を受けられる。殺せる。殺してもらえる。
「それとも君達が僕を殺してくれるのか?」
自分で死ぬよりもよっぽどいい死に方ができるのではないか。その考えが頭を過る。期待している。
返答をわかった上で、僕はこの質問を全員に投げかけ…思った通りの返答を得、そして心の中でほくそ笑む
「わかった。もう聞かない…君達を殺して、ロイも殺して、僕も死ぬ」
シェリーとのあの出来事が本物だとして…僕のブラッドラストの力が削られようとも…目の前の殺人を実行できないほどではない。
超人的なパワーもスピードも…元から僕には備わっているのだだから
「そうだ…そうだったんだよ…シェリーの言う通りだ…化け物でいる事に熊の腕も、鱗も…いらなかったんだ…」
スプラッターホラー映画に出てくる怪物は…大抵が頭のネジが外れた人間が多い。
もちろん若干ファンタジー要素が含まれる作品もある。でも根本は人間の欲だったり…恨みだったりをわかりやすくする要素に過ぎない。
「ニャ…ニャー!」
「…部長…君は本当にいい子だね…うん…本当にいい子だ」
僕は怯え、ダメージを受けながらも近寄ってきた部長を…
「僕の最後の一押しを手伝ってくれるなんて」
思いっきり蹴り飛ばした。
それと同時に足元の血が舞い上がり、まるで自分の意志があるかのようにジョンの周りを回り始める。
「ありがとう…いままでこんなクソみたいな主人に仕えてくれて…そして…さようなら」
僕は周りで浮遊している血を掴み、形を整えていく。
「やっぱり一番メジャーで…分かりやすい形がいいな…」
新着レスの表示
名前:
E-mail
(省略可)
:
※書き込む際の注意事項は
こちら
※画像アップローダーは
こちら
(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)
スマートフォン版
掲示板管理者へ連絡
無料レンタル掲示板