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【TRPG】ブレイブ&モンスターズ!第六章

259ジョン・アデル ◆yUvKBVHXBs:2020/09/08(火) 22:18:35
「そこをどいてくれ…僕はロイにトドメを刺さなければいけないんだ
ロイを殺して僕も死ぬ。邪魔さえしなければ君達にこれ以上迷惑はかけない…約束する。だからそこをどいてくれ」

一歩、一歩よろめきながらも血だまりの中をゆっくりと歩いていく。

「本当に疲れたんだ…僕のせいで誰かが不幸になるのは…僕が生きている限り…まただれかの人生がおかしくなる。
ブラッドラスト?呪い?違う…僕自身が…ジョン・アデルという人間が、化け物が生きている限り絶対に不幸になる…これ以上関われば君達にだって……」

「だから…僕に…理性がある内に死なせてくれ……お願いだ」

本当は戦いたい。殺し合いたい。僕の心の半分は僕の殺人衝動・破滅衝動からくる衝動が支配していた。
あの日みたみんなの全力を受けられる。殺せる。殺してもらえる。

「それとも君達が僕を殺してくれるのか?」

自分で死ぬよりもよっぽどいい死に方ができるのではないか。その考えが頭を過る。期待している。
返答をわかった上で、僕はこの質問を全員に投げかけ…思った通りの返答を得、そして心の中でほくそ笑む

「わかった。もう聞かない…君達を殺して、ロイも殺して、僕も死ぬ」

シェリーとのあの出来事が本物だとして…僕のブラッドラストの力が削られようとも…目の前の殺人を実行できないほどではない。
超人的なパワーもスピードも…元から僕には備わっているのだだから

「そうだ…そうだったんだよ…シェリーの言う通りだ…化け物でいる事に熊の腕も、鱗も…いらなかったんだ…」

スプラッターホラー映画に出てくる怪物は…大抵が頭のネジが外れた人間が多い。
もちろん若干ファンタジー要素が含まれる作品もある。でも根本は人間の欲だったり…恨みだったりをわかりやすくする要素に過ぎない。

「ニャ…ニャー!」
「…部長…君は本当にいい子だね…うん…本当にいい子だ」

僕は怯え、ダメージを受けながらも近寄ってきた部長を…

「僕の最後の一押しを手伝ってくれるなんて」

思いっきり蹴り飛ばした。

それと同時に足元の血が舞い上がり、まるで自分の意志があるかのようにジョンの周りを回り始める。

「ありがとう…いままでこんなクソみたいな主人に仕えてくれて…そして…さようなら」

僕は周りで浮遊している血を掴み、形を整えていく。

「やっぱり一番メジャーで…分かりやすい形がいいな…」


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