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【TRPG】ブレイブ&モンスターズ!第六章

189カザハ&カケル ◆92JgSYOZkQ:2020/07/30(木) 23:47:14
>「だってさ。それ、悪役のスキルじゃん。わりーヤツが使うヤツじゃん。
 パパみたいな魔王でモノホンの悪党ならともかく、オマエらは違うじゃん。セーギのミカタじゃん。
 なのにオマエ、なんでそんなスキル使って喜んでんだよ?」

ガザーヴァがジョン君にナチュラルに煽りをかます。
が、彼女なりにジョン君を説得しようとしているようにも思えた。

>「ボクもセーギのミカタになりたい。明神とずっと一緒にいたいから。
 だからさ。それ、もう全然羨ましくねーや! んじゃな!
 ――おらおらァーッ! 明神、ボクを置いていくなよなァーッ!!」

どさくさに紛れて惚気ですか!?
カザハが遠い昔に失った何かを見るような暖かい目で見てますけど……。
生暖かい目の間違いではないかとか言っては駄目。

>「僕が・・・悪役・・・そうだ・・・悪役・・・化け物なんだから悪役なのは当然なんだ・・・どんな事になったって僕は・・・」
>「ぐうう・・・!」

頭を抱えて蹲るジョン君にカザハは慌てて駆け寄る。

「ジョン君!? もう休んでなよ。カケルに乗る?」

が、ジョン君はその声が聞こえなかったかのように、再び前線へと突撃していく。

「あ、待って……!」

伸ばしたカザハの手は空を切った。
そのまま明神さん&ガザーヴァとジョン君が敵をなぎ倒すこととなり、
結果的に私達含むその他のメンバーは驚き役もとい温存組となった。
やがて、最深部までたどり着く。
明神さん達の特攻が功を奏しジョン君からひとまずブラッドラストのオーラは消えているが……。
妙な冷静さはそのままで、嫌な予感は消えない。まるで嵐の前の静けさのような……。

>「・・・完敗だ・・・これになんの意味があるのかはわからないが・・・」

「それ、本気で言ってる?」

カザハ、ちょっと怒ってます?

>「うぇ、まーたボク達かよぉ!
 ちょっとは他の連中も働けよなぁー、だろー明神!」

「サーセーン!」

>「ならこんどは僕が」

「アンタ働いてた側の人間やん!!」

コントのようなやりとりを素でやっている。
問題はジョン君がわざとボケているわけではなく大真面目だということだ。
そんなジョン君を、なゆたちゃんがもう戦わないようにやんわりと諭す。

>「……ジョン、具合の方はどう? 身体は……痛くない?
 みのりさんの言うとおり、後はアニマガーディアンだけだから。
 ここへ来るまで、ジョンにはたくさん無理させちゃったし。
 あとは休んでて? もしわたしたちが危なくなったら加勢してくれる感じでお願い」


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