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【TRPG】ブレイブ&モンスターズ!第六章
185
:
ジョン・アデル
◆yUvKBVHXBs
:2020/07/23(木) 18:27:24
「だめだ・・・君は・・・そんな物に頼っちゃだめだ!ロイ!」
ロイの攻撃を間一髪でよけつつ、呼びかける。
「うぅ・・・うう・・・どうして・・・どうしてなんだよ・・・」
僕は彼女の願いを聞き届けただけだ。それはだれからみてもとっても悪い事なのかもしれない。
それでも・・・親友を・・・シェリーの兄が殺人鬼になって・・・自分に襲い掛かってくる?
なぜこんな目に合わなきゃいけないのだろう。なんで・・・あの時大人達は僕をさばいてくれなかったのだろう。
「くうっ」
ロイの攻撃が確実に僕の皮膚引き裂いていく。
このままいけばそう遠くないうちにナイフは僕の体を捉え、深く刺さる事になる。
覚悟を・・・決めなきゃ。終わらせるって・・・決めたんだから・・・!
「わかった・・・僕も・・・覚悟を決めたよロイ・・・ハッ!」
覚悟を決め、スキルを発動。そして素早くナイフを抜きロイに切りかかる。
斬って斬られて、殴って殴られて、蹴って蹴られて、お互いの肌に傷をつけながら、それでいてお互い致命傷は負わない。
並みのモンスターでは近寄る事さえできない激戦が繰り広げられ、素人目には互角の戦いのように見えるだろう。
しかし・・・確実に押されていたのは僕のほうだった。
「ハアッ・・・ハアッ・・・素の力は圧倒的に僕のほうが強いはずなのに・・・」
ロイのほうが圧倒的にうまく、ブラッドラストを使いこなしている。
僕だってこの力を引き出すためにできる限りの事はしたはずだ・・・それでも・・・届かない。
少しずつ、確実に、ロイのナイフは僕の体を捉えつつあった。
「はあああ!」
そしてその時は遂に訪れた。
焦った僕が繰り出してしまった右手の大振りの攻撃。
ロイはそれをひらりと避け、目にもとまらぬ速さで
「う、うわあああああああああああああああああああああ!!!!」
部屋に僕の悲鳴がこだまする。戦闘音で満たされた部屋でも聞こえるような大声で。
そしてその声に気付き、振り返った者は驚愕・悲鳴・その他色んな声を上げる事になる。
「僕の・・・僕の右腕がっ・・・」
切断された、ジョンアデルの右腕を見て。
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