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【TRPG】ブレイブ&モンスターズ!第六章

182ジョン・アデル ◆yUvKBVHXBs:2020/07/23(木) 18:26:21
>「俺はそれでも構わなかったがな。
 俺の請け負った仕事は貴様らアルフヘイムの『異邦の魔物使い(ブレイブ)』の殲滅。
 世界の転覆は契約外だが――結果的に貴様らが死ぬのなら、同じことだ」

「なんでそんな事を言うんだ?・・・ロイ、君はそんな奴じゃないだろう?君にそんな悪役のような立ち振る舞いは似合わないよ。だから・・・」

>「フリント……!」

>「さて、約束だったな。
 貴様らが呑気に旅している間に、ゴブリンどもの練度も上がった。
 今ならどんな相手でも葬り去ることができるだろうよ。
 貴様らのようにゲームにうつつを抜かしている素人ならば、猶更だ」

「なあ!ロイ!頼む話を聞いてくれ!なんでこんな事するんだ?誰かに言われたのか?
 なんで僕以外も巻き込むんだ・・・?なあ!ロイ!」

>「ジョン。死ぬ準備はできたか?
 安心しろ、貴様は俺がこの手で殺す。ゴブリンどもに手出しはさせん。
 このナイフで掻き切ってやろう、貴様の首を――貴様がシェリーにしたようにな。
 そして……あの世でシェリーに詫び続けるがいい」

「頼む・・・僕の命は差し出す。好きな風に殺してもらってくれて構わない。だから・・・頼む。もうやめてくれ」

ロイはなにも答えず。ナイフを抜き、僕に見せる。

「・・・わかった」

分っていたさ・・・君がこう答えるなんて・・・
それでも・・・みんなに被害出すのだけは・・・イヤ・・・だったな

>「……お待ちください」
>「……なんてこと。
 そう……マルグリット、あなた――ニヴルヘイム側についたのね。
 それもローウェルの指図かしら? わたしたち相手に、大賢者も随分余裕がないじゃない」

「・・・邪魔をするならロイより先にお前らを始末するだけだ」

>「弁解は致しますまい。私は『黎明』の賢兄の指示にてこの場へ赴きました。
 これなるフリント殿と、貴公らの戦いの見届け人となるために」
>「見届け人……ね」

見届け人だろうがなんだろうが知ったことだじゃない。
重要なのはこいつが敵なはずなのに、ロイの攻撃をやめさせた事だ。

>「例え敵であろうとも、同等の条件で死力を尽くし戦うのが戦士の礼儀。
 小鬼どもを退けられよ。ここは正々堂々、真っ向勝負で戦うが筋というもの」
>「筋? ならば、敵が抵抗できない状態で一方的に攻撃しとどめを刺すのが軍隊の筋だ。
 貴様は黙っていろ。子供の遣いまがいの簡単な仕事もできん無能と、兄弟子へ報告されたくなければな」
>「……気に入らないわね、フリント。
 マル様はあなたがアルフヘイムの『異邦の魔物使い(ブレイブ)』に無様にやられないように、
 あなたの保険としてここにいらっしゃるのよ。あなたこそ、郷に入っては郷に従いなさい。
 カードを手繰ることさえできない無能と、雇い主へ報告されたくなければね」

気になる事だらけだ。マルグリットはなにをそんなに固執しているのかがさっぱりわからない。
敵と正々堂々?したい奴だけしてろよっていうのは・・・悪いが同意見だ。
だがこの時間のおかげでケガ人が出ず、なゆ達はゲージも貯められている。

>「……気に入らないわね、フリント。
 マル様はあなたがアルフヘイムの『異邦の魔物使い(ブレイブ)』に無様にやられないように、
 あなたの保険としてここにいらっしゃるのよ。あなたこそ、郷に入っては郷に従いなさい。
 カードを手繰ることさえできない無能と、雇い主へ報告されたくなければね」

雇い主・・・?ロイになにかを吹き込んだ奴がいる?
たしかに・・・この場所にいる事だって誰かがロイに入知恵をしなければこれないだろう・・・それに
ロイが自力でこの世界に到達したとは到底思いにくい・・・そしてあの虐殺・・・。


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