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【TRPG】ブレイブ&モンスターズ!第六章

178崇月院なゆた ◆POYO/UwNZg:2020/07/17(金) 00:55:47
明神&ヤマシタvsシェケナベイベ&アニヒレーター。
カザハ&カケル&ガザーヴァ&ガーゴイルvsさっぴょん&ミスリル騎士団(ミスリルナイト、ルーク、ビショップ、ポーン)。

「ということは……わたしの相手はあなた、ってことみたいですね」

なゆたはスマホを握りしめたまま、緩く前方を見据えた。
その視界の先には、きなこもち大佐が不敵な笑みを浮かべて立っている。

「まさか、こんな異世界で師匠越えができるなんて……夢にも思わなかったッス」

「……わたしは、きなこもちさんを弟子に持った覚えはありませんけど……」

「謙遜ッスね。自分がここまで強くなったのは師匠のお陰ッス。だから、師匠と呼ぶのは当然ッス。
 そして……師匠越えは弟子の義務。地球で果たせなかった宿願、果たさせて頂くッス!
 ――勝負!!」

打倒モンデンキントを宣言すると、きなこもち大佐はすかさずスライムヴァシレウスを差し向けてきた。
ポヨリンがヴァシレウスの突進を迎え撃ち、二匹のスライムが勢いよく激突する。
なゆた&ポヨリンvsきなこもち大佐&スライムヴァシレウス。
三組の対戦カードまでが、これで決まった。

「では、俺は『異邦の魔物使い(ブレイブ)』外の戦いをする連中の相手をするとしよう。
 歯応えがなさすぎる気もするが……な」

エンバースがゴブリンアーミーたちへと疾駆する。
元々エンバースは『異邦の魔物使い(ブレイブ)』殺しの技に長けている。
エンバースが自ら的になってゴブリンアーミーたちを引きつけていれば、なゆたたちも自分の闘いに専念できる。
アニマガーディアンが巨大な顎を開き、身体を前にのめらせてエンバースを威嚇する。

「エンバース殿! 邪魔立て無用!」

マルグリットが叫ぶ。

「ああ、そういえばお前もいたな。お前は多少は歯応えがありそうだ。
 ……すぐに壊れてくれるなよ」

エンバースの罅割れた眼球に、ぼう……と炎が宿る。
黒衣の焼死体は、滑るように巨体の骸骨へと突進していった。
そして――

「予定とはずいぶん違うが……。
 まあいい、最終的な帳尻さえ合うのならな。
 ジョン、俺の手で貴様の息の根を止められるなら、他の誰がどうなろうが構わん」

コンバットナイフを右手に提げたまま、フリントがジョンと対峙する。

「……長かった。
 俺には貴様やシェリーのような才能はなかったのでな……あれから死ぬ思いで身体を鍛えた。
 軍隊に入り、人殺しの技を学んだ。貴様を殺す技を。戦場へ赴き、実戦で己を鍛えもした。
 すべて……すべて、貴様を殺すため。シェリーの仇を取るため。
 俺のこの十数年の時間は、ただそれだけのために費やされたのだ」

シェリーの無念を晴らすため。
救われないその魂に永遠の安らぎを与えるため、フリントはこの場にいる。

「だが、それも今ここで終わる。貴様の死で。
 このままでも充分、貴様を殺すことは可能だと思うが……。
 せっかくだ、貴様には更なる絶望を味わわせてやる。
 見るがいい――」
 
そう言ったフリントの肉体から、赤黒い波動が立ち昇る。
現れたそれはやがて鮮血よりも紅く、闇よりもどす黒い色彩をもってフリントに纏わりついた。
禍々しく邪悪なそれは、見間違えようもない――

「ブラッドラストは貴様の専売特許じゃない。
 さあ、始めよう。貴様の終焉を――ジョン・アデル!」

フリントの構えたコンバットナイフが、凶悪な死の輝きを帯びる。
因縁のふたりの闘いが、今その火蓋を切って落とした。


【レプリケイトアニマ最深部へ到達。
 フリント、マルグリット、マル様親衛隊が乱入。
 明神vsシェケナベイベ、
 カザハ&ガザーヴァvsさっぴょん、
 なゆたvsきなこもち大佐、
 ジョンvsフリント戦闘開始。
 エンバースは雑魚狩り+マルグリットの相手。
 フリント、ブラッドラストを発動】


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