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【TRPG】ブレイブ&モンスターズ!第六章
165
:
明神
◆9EasXbvg42
:2020/07/13(月) 06:35:34
>《う〜ん、この分だとどうやらトラップも復活しているみたいだねぇ!
みんな気を付けてくれ! 大規模なやつは覚えているから解除や避け方を指示できるけど、小さいのは覚えてない!
なんとか頑張って避けてもらいたい!》
「お前マジでっ……!マジで覚えとけよクソ魔王!インディ・ジョーンズじゃねえんだぞ!
お次はなんだ?毒蛇か?巨大鉄球か!?魔王の癖に古代遺跡みてーな凝ったトラップ作りやがって……!!」
なんかだんだん思い出してきたわ……!
創生魔法で実体化した巨大攻撃魔法とかいう触れ込みの癖に、無駄にディティールの凝らした大量の罠!
ぜってーこれ趣味で作ってんじゃねえかって思ってたけど、今それが確信に変わった!
>《みんな、遊んでる場合ちゃうで!
うちの計算では、このままやと約四時間後にアニマは霊仙楔に到達! そうなったらアルフヘイムはおしまいや!
それまでに何としてもコアを破壊して、アニマを止めたってな!》
「四時間経つ前に俺たちが破壊されんぞ!十人そこらで攻略するダンジョンじゃねえってこれ!」
ヤマシタがアニマディフェンダーを抑え込み、その隙を突いて『呪霊弾』で駆動中枢を撃ち抜く。
急所さえ叩けりゃ俺の貧弱魔法でもどうにかなるが、それでも多勢に無勢だ。
この物量。アニマが難関コンテンツとされる最大の理由は、とにかく襲ってくる敵が多いこと。
味方NPCが引き付けてくれない現状じゃ、俺たちだけでこの大群を相手にしなきゃならない。
>「きゃはははははッ! たーのしー!どんどん暴れちゃうからなー、ボク! そらそら、もっと来いよぉ!
ぜーんぜん喰い足りねぇぞぉーッ!!」
ガザーヴァは待ってましたとばかりに槍を担いで集団の中に躍り出る。
黒い嵐の如く、振り回した槍が的確にゾルダートたちの首を飛ばしていく。
あいつ生き生きしてんな……。ガザ公の小柄な体躯と槍さばきは、乱戦の中で大いに真価を発揮する。
瞬く間に集団を躯の山に変えて、敵の勢いを押し返した。
>「あらよっとォ! ……あ、明神! そこの床落とし穴だかんな、気をつけろよ!
ガーゴイルの後について歩け! そしたらトラップに引っかかんないで済むから!」
「出来た娘さんでマジ助かる……どっかのお父様と違ってよぉ!」
見てますかバロールさん!娘にケツ拭かせて恥ずかしくないんですか!!
俺だって自分のケツくらい拭けますよ!ウォシュレットがあればなお良し!!!
実際のところ、シナリオとは違う俺たちだけのアドバンテージがガザーヴァの存在だ。
トラップの回避だけじゃなく、常に多勢を相手取ってきた幻魔将軍の力は対多数の戦いで猛威を振るう。
メインクエストでもしもガザーヴァが生き残ってたら、間違いなくアルフヘイム連合軍は壊滅に追いやられていただろう。
それを完遂できるだけの実力と、邪智が、こいつにはあった。
「誰も想像すらしなかったろうな。こうして幻魔将軍ガザーヴァと一緒にダンジョン攻略するなんてよ」
全然笑ってる場合じゃないのに、自然と口端が上がった。
俺たちは今、開発すら想定してなかったかたちで、レプリケイトアニマに挑んでる。
難易度は跳ね上がってるし、事情も全然違うけど、それでも。
「ひひっ。俺、いますげえブレモンやってるって感じするわ」
見てるかガザーヴァ。
お前は今、一巡目にどうやったってたどり着けなかった、『アコライトの先』に居るんだぜ。
俺と一緒にだ。
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