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【TRPG】ブレイブ&モンスターズ!第六章

148ジョン・アデル ◆yUvKBVHXBs:2020/06/30(火) 14:58:32

「さて・・・もういいだろう。次の行先の話をしよう・・・みのりかバロールか・・・その両方かどうせ聞いてるんだろう?」

《話は一旦まとまった感じみたいやねぇ〜? ほんならそろそろ、うちらも通信再開してええやろか?》
《いやぁ、三週間ぶりくらいの通信かな? 久しぶりだね、みんな!
 君たちのことはモニターしていたんだけど、『聖灰』の前じゃ喋ることもままならなくてね。
 とにかく、カザハの言うとおり状況は把握している。さっきの話も聞かせてもらったよ。
 ジョン君の過去は、ブラッドラストを解く鍵になりそうだね》

もう僕にはブラットラストを解く気などないのだが・・・話がややこしくなりそうなので黙っておく。

《ニヴルヘイムの裏をかいての進軍、か。
 ところで……カザハと明神君は、どうして自分たちの行き先がニヴルヘイムにバレてるのか訝しんでいるようだけれど。
 簡単な話だろう? だって、君たちはご老人からわざわざGPSを受け取っているんだからね。
 というか――私は君たちがとっくに知っていて、わざとそうしているのかと思っていたんだが……違うのかい?》
>「単純なことだったわね……」

バロールという男は相変わらず掴みどころがなく、本気を出しているようで、出していない。
非常に気に入らない男ではあるが・・・ロイを追う為にはバロールに協力を仰ぐのが一番の近道だという事も間違いない。

「・・・ニヤケ顔は女性受けが悪いからやめたほうがいいよ・・・バロール」

《まぁ……何にしても線路が壊されてまったのは痛手やねぇ〜。
 魔法機関車なら港のあるアズレシアまですぐと思てたけど、敵さんもそう簡単には進ませてくれへんなぁ。
 ほんなら、みんな一旦寄り道してもろてもええやろか?
 少なくとも、このまま馬車で移動するよりは早く問題も解決するやろしね》
>「――飛行船や!」

>「確かに飛行船を手に入れれば旅は捗るし、敵に狙われることもなくなるけれど――」

「現実的に考えて、そんな物が調達できるなら苦労はしないだろう。簡単に調達できるとしてもロイの軍隊が待ち構えていると思うが」

街によるにしても前の戦いの二の舞になることは確実だろう。
そもそもロイがこっちの移動手段として使える物を残しているとは思えない。

>「……強襲飛空戦闘艇……ヴィゾフニール……!」
>「でも、ヴィゾフニールは……」
>《ところがどっこい、や。
 うちらはみんなと交信を断っとる間『あれ』についての情報を集めとってなぁ。
 この世界には一巡目の遺物として『あれ』がまだ存在しとることを突き止めたんよ〜》

僕のまったく理解できない会話が繰り返される。
ゲームに深く関わっているなゆ達はともかくストーリー関連初心者に僕からしてみればまったくちんぷんかんぷんである。

《そう。『あれ』や。
 ストーリーの山場、ラスボスバトルより盛り上がる……なぁんて評判の。
 師匠の『創世魔法』の極致――》

>「螺旋廻天……レプリケイトアニマ……!」

飛び交うブレモン用語、テンポよく決まる次の行先。きっと説明してもらうには途方もない時間がかかるだろう・・・
でも僕がわからないという事はロイにだってなゆ達の会話は理解できないし、想像する事はできないはずだ。

《心配無用! 今のレプリケイトアニマは廃墟のようなものさ。
 防衛機構であるトラップの数々も、かつて私が召喚した番人たるモンスターたちも死に果てている。
 君たちは中に入ってヴィゾフニールを回収するだけでいいという寸法だ!
 楽ちん楽ちん、はっはっはっ!》

ロイはゲームはしたことないと言っていた。ならなゆ達が今話している場所・内容は対策のしようがない。
その場所はブレモンプレイヤーにとって常識でも、ロイはブレモンのプレイヤーではない。

ブレモン知識を覚えようと思ってすぐに全部を知れるようなものではない。
特にまだ起きてすらいない歴史の知識はわからないはず・・・だが

>「分かった、みのりさん。
 みんなも聞いたわね、螺旋廻天レプリケイトアニマへ向かって、中にあるヴィゾフニールを回収する。
 ヴィゾフニールを手に入れたら、あとはエーデルグーテまで一直線……ね!
 目的変更、進路をアズレシアからレプリケイトアニマへ!
 レッツ・ブレーイブッ!!!」


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