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【TRPG】ブレイブ&モンスターズ!第六章

122カザハ&カケル ◆92JgSYOZkQ:2020/06/07(日) 23:12:45
「それ一応エンチャントかかってんだけど……。
なるほどね、そういう感じのパワーバランスなのね。地球の技術力って半端ないんだ!」

《感心してる場合じゃないですよ!》

顔を狙ってはこないのは最初から読めていたんですかね……。
その時、フェルゼン公国の方で大爆発が起こった。

>ドゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオンッ!!!!!

「はぁ!? まさか……爆破しちゃったの!?」

>「俺は。俺のやり方で貴様らを葬ると言ったぞ、『異邦の魔物使い(ブレイブ)』――」
>「この橋梁都市ごとボクたちを大断崖に落っことそうってのか! うっひょー! すっげええええ!!!
 そういうド派手なの大好き! どーしよー、ボクちょっとコイツのこと好きかも!
 あ、でも心配すんなよな明神! パパが一番で二番目がオマエなのは変わんないから!」

「これが本当の爆発オチ……ってシャレにならないよ!?」

>「そ・・・そんな事したらここに住んでる人はどうなるんだよ・・・おい!」

「今はとにかく脱出しなきゃ……!
フライトを2つ持ってるから……1人ボクと相乗り! 明神さんはガーゴイルに乗せてもらって!
親衛隊は……マル様任せた!」

早々に橋が落ちる覚悟を決めたカザハは私に跳び乗って脱出の算段を始めた。
が、相手はどうやら橋を落とすまでするつもりはないようだ。

>「心配するな、そんな無駄なことはせん。
 最小の行動で最大の戦果を挙げる、それが戦闘の鉄則だ。
 今はまだ、そのときではない――だが次で必ず仕留める。さらに練度を上げた軍隊でな。
 そのとき貴様も俺の手で始末してやろう、ジョン・アデル」

その言葉のとおり、地面がいくらか傾斜したところで橋の崩壊は止まった。
街ごと奈落の底という最悪の結末は免れたようだ。
橋の作りがしっかりしてたから良かったようなもののもしも意外とガバガバ設計だったらうっかり落ちちゃってた可能性も普通にありますよね……。
別に街ごと落とすのは流石に気が引けたとかいうわけではなく、
本人が言った通り橋を全部落とすのは大変だからコスパを考えてこうなった、ということなのだろう。
当然のようにスタイリッシュにドコデモ・ドーアを開いて撤退していくロイ。
そこだけはしっかりニヴルヘイム軍勢の様式美に則ってるんですね……。

「今日のところはこの辺にしといてやる……!」

《それ追い詰められた敵の台詞―っ!》

>「あいつも――妹も貴様が地獄へ墜ちるのを望んでいるだろうよ」

ロイが門に入る直前に告げた言葉から推察するに、彼はジョン君が”殺した”少女の兄、らしい。
偶然にしては出来過ぎている。
ニヴルヘイムの連中が、ロイがジョン君に恨みを持っているのを知った上で差し向けたのだろうか。

「ニヴルヘイムの奴ら……趣味悪すぎやろ!」


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