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【TRPG】ブレイブ&モンスターズ!第六章
118
:
ジョン・アデル
◆yUvKBVHXBs
:2020/06/03(水) 14:13:41
「紹介するよジョン。これが妹のシェリーだ」
彼女との初めての出会いはロイの家に遊びにいったときだった。
ロイの後ろからひょっこりと少女が顔をだしていた。
「えーと…こんにちわ?」
黙って見つめている彼女はまるで人形のようで、美しいと感じたのを今でも覚えている。喋りだすまでは。
「体つきは良さそうなのにすごいザコそうな顔ね」
「こらシェリー!」
初めての彼女から言われたのはザコそうな顔だった。
「いくらロイの妹でも言っていい事と悪いことが・・・」
いくら僕でも一個とはいえ年下の少女にザコと呼ばわりされたら少しムッとしまったのも覚えている。
「ならちょっと軽く殴り合ってみましょうか?私と」
「な・・・殴り合い?」
「やめ----」
ロイが止めるよりも早く繰り出された彼女の鋭い蹴りは僕の腹部を直撃した。
「アガッ・・・!?」
その一撃は日ごろの特訓で鍛えられた僕の筋肉をたやすく貫通し、僕を地にたたきつけた。
てゆうか殴り合いって言ってるのに蹴りって・・・!
「ふーん・・・結構固いじゃん!」
怒ったロイを完全に無視し、僕に近寄ってきた彼女はこういった。
「聞いて驚きなさい!私は天才少女と呼ばれ!5歳にしてあらゆる格闘技に精通し、大人を殴り倒してきた!
大人でさえ私とまともに戦って勝てるやつはいないわ!大人でさえ私に弟子入りを志願するのよ!そう!私は天才だから!」
口ぶりや身長、立ち振る舞いは完全におこちゃまだった。だが強さだけは
彼女の蹴りは間違いなく大人を超えた威力があった。
「大丈夫かジョン・・・すまない妹はこの通り見た目はいいんだけど性格が・・・」
「だれが性悪女だって!?」
「そ、そんな言葉どこで覚えてくるんだよ!大体お前な・・・」
「ふ・・・ふふ・・・あはははは!」
くだらない事で喧嘩する二人を見ていると自然と笑いが込み上げてきた。
僕にも兄弟がいたらこんな感じになれただろうか?いやロイだからこそ。シェリーだからこそいいのだろう。
「え・・・なんか笑ってるよ・・・もしかしてマゾ?」
「だからどこでそんな言葉覚えてくるんだよ!!!!」
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