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【TRPG】ブレイブ&モンスターズ!第四章

96カザハ&カケル ◆92JgSYOZkQ:2019/05/03(金) 00:19:33
>「そう。アルフヘイムの者たちは、君たちの世界へと侵攻を開始したんだ」

>「そんなバカな! そんなのデタラメよ!」

そんなはずはないと食ってかかるなゆたちゃんに対しての答えは、驚くべき内容だった。

>「究極の魔法、機械仕掛けの神(デウス・エクス・マキナ)とは、時間遡行の魔法だった。
 この魔法によって、世界は元に戻った――侵食が発生したころまで時間が巻き戻った。
 死した者たちは蘇り、消滅した世界も元に戻った。だけど、なにも事態は好転していない。巻き戻っただけだ」

この世界はゲームのブレモンの未来であり過去でもある―― 一度巻き戻された過去ということらしい。

>「この世界が崩壊すれば、地球も危機に瀕する。だから、君たちもただ地球に帰れさえすれば一件落着……とはならない。
 救ってもらわなければならないんだ、この世界を。
 侵食を食い止め、それに対処する方法を探さなければならない。でなければ――
 いつか、地球にも侵食は発生するだろう。そうなったらもう、本当におしまいだ」

「つまり……ニヴルヘイムを倒しても何の解決にもならない……
どうにかして浸食を止めないと全部の世界が崩壊するってわけだね。
……あれ? イブリースさんも前の記憶があるなら争ってないで協力すれば……出来るならとっくにやってるか」

カザハは両陣営の有力者に以前の記憶が持つ者がいるにも拘わらず性懲りも無くまた陣取り合戦している状況に疑問を持つも、
他の人は以前の記憶は無いわけだしまあ色々あるのだろうと一人で納得したりしていた。

>「私の伝えたいことはこのくらいかな。他に質問はあるかい?
 なければ客室に案内させよう。疲れただろ? 今日はゆっくり休んでほしい。
 明日になったら、アコライト城郭へ向かうためのミーティングだ。忙しくなるからね」

そう言って去っていこうとするバロールをなゆたちゃんが呼び止め、一つの誓いを立てさせた。

>「私、『創世の』バロールは、いついかなるときも……全ての世界の安寧と平和を願っている。――我が良心に誓って」

「バロールさん……なんかボク達のこと昔から知ってるみたいだし……信じてみるよ!
その件についてはまたの機会に教えてね!」

そんなちょっとシリアスな雰囲気で会合が終わろうとした、その時だった。


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