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【TRPG】ブレイブ&モンスターズ!第四章
82
:
ジョン・アデル
◆yUvKBVHXBs
:2019/04/30(火) 20:49:09
>「まあまあ、バロールはんも王様も苦渋の決断やったやろうし
後がない以上、うちらに選択肢なんてあらひんのやからそこらへんは言うても困らせるだけやえ?」
最後に質問を始めたのは、よく言えば落ち着いた・・・悪く言えば威圧するように喋る女の子。
顔は笑っているのに目が笑っていないというのはまさにこの事だろう。
明らかにジョンより年下なのにも関わらず、まっすぐと自分の必要な事を話す。
>「この世界が危機に陥っていて、救えるのがうちらブレイブや云うのはわかったわ
ほれで具体的にうちらに何をさせたいのン?
お宅さんらはうちらに対してできうる限りのことしてくれる云うけど、何ができますのン?」
テーブルにスマホを置きつつバロールからは目を離さない。
普通の人間だったら怒ったり困惑したり、そもそも喋れなかったりするものだが彼女の態度は常に一定だ。
顔は笑っているが、目も雰囲気も、笑っていない。
「(もし、もし僕はあのご一行にこれからの縁で加わる事になっても、彼女を怒らせないようにしよう・・・)」
女性は男性より感情的になり易いが、一度落ち着いた女性は本当に凄まじい、なにが凄まじいかは内緒だ。
ちなみにジョンの実体験からくる情報である。
>「うちらブレイブの生命線はこの魔法の板なんやね
これについてどのくらい知ってますん?
発動させるためにクリスタルが大量に必要、そう、それこそ万単位で必要やし?
それに物は物
壊れてしまう事もあるけど、うちらは使う事は出来ても修理とかは手間やし、そちらの方の援助も受けられるんですかいねえ?」
「(え)」
クリスタルが大量に必要?万単位で必要?そんなに使うの?マジ?
牢獄にいるとき隙あらば召喚や解除、スペルカードの確認や、ユニットカードのテストは繰り返していた。
「(それなりに課金はしていたけれど、どれだけ減ったなんて確認すらしてないんだけど!)」
最初の頃いくら使うのかわからず適当にかなりの額は入れていた。
部長を買った後は結局使わず、そのまま貯めていたはずだ、減らされる量にもよるがそんなにすぐ枯渇することは・・・ないはず。
たぶん。
ジョンが何回目かの頭を捻らせているとき、この日一番の爆弾が投下される。
「それで、うちらがアルフヘイムを救わなあかへん理由ってありますのン?」
これだ、僕達異世界人が命を賭してまで戦う理由があるのか。
ゲームなら主人公達が正義感で世界を救ってしまうが、僕達は勇者でも、英雄でもない。
たしかに特殊能力はある、あるがこれは自分の命を保障してくれる万能な力ではないのだから。
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