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【TRPG】ブレイブ&モンスターズ!第四章

78ジョン・アデル ◆yUvKBVHXBs:2019/04/30(火) 20:47:11
>「こちらがアルメリア王国の王、すなわちアルフヘイムの王。『鬣の王』にあらせられる。
 私は宮廷魔術師。王と私とで、君たち『異邦の魔物使い(ブレイブ)』を召喚したんだ。この世界に」

>「ある日突然異世界に喚び出されて、命の危険にさらされて。さぞかし私たちを恨んでいるだろう。
 理不尽なことだとね……けれど、それにはやむを得ない事情があったんだ。それを、これから説明しようと思う。
 どうか非礼を許してほしい。王に代わり、私が王国を代表して謝罪しよう。すまなかった」

「――そして、だ。その上でもう一度お願いする。『異邦の魔物使い(ブレイブ)』たちよ、この世界を救う手助けをしてほしい。
 目下この世界に迫っている危機に対し、私たちはあまりにも無力だ。
 けれども、君たちの力があればそれを変えられる。滅びの運命を覆し得る希望になる――。
 この世界にとって、君たちは最後の希望なんだ」

一気に謎が解明されていく。
自分達異世界人は"ブレイブ"と呼ばれていて、この国のお偉いさんがこの世界を救うという大義名分で異世界人を召喚して戦わせようとしている事。
とんだ迷惑な話だ、理不尽を押し付けておいて助けてほしいとは。

>「ウィズリィは。ウィズリィはどうしたのだ……私の敬愛する森の魔女は……?」

>「王よ、ご心配召されますな。ウィズリィには只今、私の指示により別行動をさせております。
 世界各地に召喚された、他の『異邦の魔物使い(ブレイブ)』たちのために――。
 必ずや朗報をもって帰還することでしょう、御心安んじられませ」

>「……そうか。ウィズリィは無事なのだな。ならばよい……あの娘が無事ならば、私は……」

どうやら王は一人の魔女にご執心らしい、それも病気的に。

「(ウィズリィ、ね。覚えておいて損はないだろう)」

>「大儀である、『異邦の魔物使い(ブレイブ)』。異議も異論もあろうが、先ずは我が宮廷魔術師の言葉に耳を傾けよ。
 そなたらの要望はできる限り便宜を図る。決して悪いようにはせぬ……ゆえ、どうかアルフヘイムを救ってくれ。
 我らアルフヘイムに生きる者を、侵食の餌食にしてはならぬ……そなたたちだけが頼りなのだ……」

元の世界に返してあげる約束よりも前にまず自分達の要求をするライオン(王)。
確かに現代人の中にもこの世界に移住を望む者はいるだろう、世界を救いたい"勇者"になりたいと思う者も。

だが実際には人間を無差別に召喚している上に全員を管理できていない、その証拠に城に現れた僕が彼らの庇護を受けれていない。
いやまだこの人達や僕は運がいい。
こっちにきたのが子供だったら?いきなり危険地帯だったら?迎える準備ができていなのに人を呼び寄せておいて助けてくれ?。

そもそも無差別に呼び出すという事はこの世界に新たな厄をもたらすかもしれない。
悪意を持った人間がその悪意で、この国に迫る危機はさらに強大になる可能性は全然あるのだ、いや、むしろそっちのほうが高いだろう。
僕達には確かに特殊な力があり、王様達はこの力を欲しがって異世界人を召喚したのだから。

「切羽詰ってるにしてもあまりにも無計画すぎる・・・いやなにか裏があるのか?
 そんな考えすら無視しなきゃいけないほど追い詰められてるのか?」

つい小声で呟いてしまう
しかしまるで裏があるかのようにずさんな計画。
この世界にきて外を知らない僕にはわからないのかもしれないけれど、なにか裏があるとしか思えないし、なにもなかったら王あるまじき計画性のなさ。
どっちにしても信用できる物ではない事だけはたしかだ。

>「じゃっ! 王さまに後を託されたことだし、説明タイムと行こうか!
 場所を変えよう、こんな堅苦しい場所じゃ舌の滑りも悪くなるというものだしね。
 庭園へ行こうか? ちょうどお茶の時間だ――おいしいお茶を飲みながら、和気藹々といきたいね!」

>「え? あ、ちょっ――」

マジメ(?)な雰囲気を解除し怪しい魔法使い風の人物が場所を変えようと提案している。
自分も移動しなくては。


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