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【TRPG】ブレイブ&モンスターズ!第四章

127崇月院なゆた ◆POYO/UwNZg:2019/05/23(木) 13:28:33
なゆた、みのり、エンバース、ジョン、カザハ。
ひとりずつに声をかけ、最後にバロールは明神へと視線を向けた。

「君も。改めてよろしくお願いするよ。私は君たちがここに来るまでの一部始終を、この魔眼で見ていた。
 むろん、君たちひとりひとりの力が頭抜けているというのは疑いようがない。
 でもね……私はその中でも、君の力こそがこれからの戦いの鍵になると思っている。
 『ブレイブ&モンスターズ!』のルールにとらわれない、その自由な発想は私たちには――
 いや、他の『異邦の魔物使い(ブレイブ)』にもできない、君固有のものだろう。
 君の欲しいものは用意する。あくまで報酬目当ての付き合いで構わない……だから、頑張ってほしい。
 期待しているよ。『うんちぶりぶり大明神』君」

バロールは微笑みながら明神に言った。
ゆるふわ系イケメンがイケボで『うんちぶりぶり』とか言うのはとんでもない違和感だったが、大事なのはそこではない。

『うんちぶりぶり大明神』――。

そんな人を舐めた、バカげた名前をプレイヤーネームにしている人間なんてこの世にひとりしかいない。
ブレイブ&モンスターズ! フォーラムの害虫。Wikiの癌。
その名を聞けば誰もが不快に顔を顰める、ブレモン業界でも有名なアンチ。
モンデンキントことなゆたとも、論戦を繰り広げたのは一度や二度ではない。
宵の口から明け方まで、一対一で延々と口論を繰り広げていたこともある。
ブレモンをこよなく愛するなゆたからすれば、それこそ不倶戴天の相手。撃滅すべき対象――
それが、うんちぶりぶり大明神だった。

しかし。

それが。

まさか、異世界へ放り出されてから今までずっと行動を共にし、死闘を潜り抜けてきた仲間の中にいたなんて。







「………………………………え………………………………」







「えええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ!!!!!!????」


なゆたは絶叫した。それはタイラントを見たときよりも、ミドガルズオルムの破壊の威力を体感したときよりも。
地球から異世界アルフヘイムへと召喚されたときよりも、大きな衝撃だった。


【崇月院なゆた、ショックで固まる。】


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