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【TRPG】ブレイブ&モンスターズ!第四章

120ジョン・アデル ◆yUvKBVHXBs:2019/05/17(金) 20:55:28
エンバースは自己紹介を終えると大きなため息をつく。

「・・・なにかやらかしちゃったかな?できる限りなおすから言ってくれれば――」

違うといわんばかりに首を横に振り

>「……PTリーダーがこんな調子じゃあな」

目線の先にはなゆの姿、なゆに向け露骨な批判的な態度を取るエンバース。
どうやら世界を救う勇者PTも人間関係には苦労しているらしい。

「僕が言うのもなんだけどエンバー」

>「お、お、お、おめーはよぉ!考えがよぉ!陰険なんだよ!!
 なんでそんなひどいこと言うの!?また激おこの荒波が到来するだろーが!」

横から大きな声で叫ぶ男が一人。
どうやら普段からなゆとエンバースはやらかしているらしい。
なにがあったのかは知らないが、取りあえず様子見したほうがいいのかも。

>「んー、んんんーーー……」

マンガで見るような腕を組み必死に考えている。
もしかしたらここにきて反対意見がでるのでは・・・?
とりあえず目が合ったので微笑んでおく。

>「……わかった。とりあえず暫定的に受け入れよう。戦力が欲しいってのは確かだ。
 俺は明神。真面目に仕事してる最中にこの世界に放り込まれた、哀れなブレイブさ。
 英語でブライトゴッドって呼んでも良いぜ、返事をするかは約束しかねるがな」

「ありがとう!もちろんそれでいい。これからの行動で信頼を得て見せるさ!これからよろしくブライトゴッド!」

とは思ったものの不安も当然あるわけで。
そんな気持ちをしってかしらずか、気づいたらもう一人の少女がいた。

>「ジョンさん1週間も牢屋に捕まってたやなんて災難やったねえ
なゆちゃんやカザハちゃんは人を見る目があるし、二人が信用できる云うんなら大丈夫やね
うちは五穀みのりよ〜
こちらお近づきのしるしにどうぞ〜」

「あぁ・・・これはどうもありがとうございます」

圧倒的な女性特有の強者オーラに反射的に敬語になってしまう。
明らかにこの少女のほうが年下なのだが・・・本能的に逆らえないというか・・・なんというか・・・。
カザハに話しかける為に挨拶もそこそこに離れていく彼女の背中を見ながら。

「彼女には逆らわないようにしよう・・・」

そう決めるのであった。


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