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【TRPG】ブレイブ&モンスターズ!第四章
104
:
embers
◆5WH73DXszU
:2019/05/08(水) 22:39:33
【アシェン・ファーネス(Ⅳ)】
『あ、あと人間じゃないといえばもう一人ここに闇の狩人みたいな人がいるけど怖がらなくていいよ、いい人だから!』
明朗/親しげ――焼死体へと水を向けるカザハ。
「……やめろ」
しかし、焼死体の反応は――今までになく冷淡。
赤火の眼光の奥で、暗く/青い/疑心の炎が一筋、揺れた。
――カザハとバロールの間には、何か無言のコンセンサスがある。
精霊なんて、言ってしまえばマジカル使役動物だ。
そんな奴を……信用する訳にはいかない。
「俺は……いい人なんかじゃない」
もし裏切られたら――また辛い思いをする事になる。
バッドエンド由来のマインドセットは、灰のように脆い。
そこに燻る信頼の残り火も同じだ。容易く掻き消える。
背中を刺す刃の冷たさを思い出せば――いとも容易く。
「……エンバースだ。本当の名前は忘れた。見ての通り、アンデッドだ。
この世界に連れて来られて、一度死んでる。あんたも気をつけるんだ。
俺はどうせ……こんな体だ。出来る限り守るつもりではいるけど……」
[落ち物タフガイ/ジョン・アデル]に向き直り、自己紹介。
カザハの無邪気な笑顔を直視しかねての、逃避行動。
信じたい/裏切られたくない――相反する精神作用。
灰のように脆く/冷えた心では――向き合えない。
「……PTリーダーがこんな調子じゃあな」
批判/呆れ/皮肉――世界を疑い、厭い続ける内に、その身へ焦げ付いた悪癖。
その何気ない一言が、再び大いなる不興を招く可能性など――考えもしなかった。
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