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ハロウィン

8ハロウィン ◆dkf/aF6sqI:2019/10/30(水) 14:22:55 ID:24Sdk4ac
急に息苦しくなり精一杯の力を振り絞り呻き声を上げる。すると顔だけを紫色の何かから出してもらえた。と同時にこの紫色のものが何か分かった。

ゴム臭い。これはおそらく風船。しかも巨大なもので私の体を包み込めるサイズ。
風船の口から少しずつ空気が漏れて私の体を締めつけていく。
また、背中の方であの掃除機のような音がまた聴こえてきた。

“え!また⁈“

そう思っている私に今度は頭から紫色の風船を被せてきた。そして勢いよく一気に体を包み込む。
先ほどと同じように空気が抜け始める。今度は顔にピッタリと張り付き、私の呼吸を妨げる。
焦る私を見て朋子が微笑んでいるように感じた。
肺の空気を吐き出すと風船は少し膨らむが、吸い込むとすぐに呼吸を阻害する。
大きな呻き声を上げる。
すると、少し呼吸が楽になった。どうやら朋子が風船に呼吸穴をあけてくれたようであった。


しかしまたあの掃除機の音が響く。
“また、私に風船を被せるの?“
そう思いながら私の意識は遠退いていった。


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