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【伝奇】東京ブリーチャーズ・外典之一【TRPG】

153ポチ ◆CDuTShoToA:2020/03/13(金) 23:37:00
>「皆さんの〜……お陰で……強く、なれま……した……。この……御恩は〜……決して、忘れま……せんん〜」

「また、その内遊びにおいでよ。君は、狼じゃないけど……立派な狼だ」

>「じ、地獄、へ、帰り、ます。やく、約束、通り、人間は、傷つけ、ません。こ、これ、これにて、おいとま、を」

「もし困った事があったら、僕の名前を出せばいい……まぁ、今の君には必要ないかもね」

>「楽しかった……ですぅぅ〜……また、またいつか……いつか、お会い致しましょうぅ〜……」

「……うん、僕も楽しかった。またね」






>「へぇ〜、そんなことがあったんだ……。ちょっと見てみたかったかも」
>「何を言っているのです、祈。そんなおぞましい下等妖怪どもを視界に入れては、目の穢れというものですわ」
>「そうかなぁ。腹出して踊るとみんなが笑うとか、平和でいいなーって思うんだけど」
>「やめとけやめとけ。あのヨゴレ妖怪共は、嬢ちゃん達の教育上良くねぇぞ」

「例え数百年後だろうと、もう二度と会いたくないね……それだけ時間があれば、何か変な進化とかしてても不思議じゃないし」

ここ、逆襲の真・東京ブリーチャーズへの伏線です。

>「まぁ……何にしても厄介事はまるっと解決しましたから!結果オーライとしておきましょう!」

「ま、そういう事にしとこっか。楽しい事もあったし……」

>「にしても、だ。有名税とは言うものの、高い授業料になったものだな」
>「名前が売れるっていうのも、考えものですね……」
>「あまりに有名になった名前の何と重荷になる事か、ってな。全く、新人騒動はもう勘弁だぜ」
>「あ、いらっしゃ――――」

ともあれ、これで東京ブリーチャーズはいつも通りの日常を取り戻した。
めでたしめでたし――

>「ここが東京ブリーチャ―ス入隊試験の会場ですか?」

とは、ならなかった。
皆、気づいていなかった――あるいは考えたくなかった。
確かに真・東京ブリーチャーズは数百年の封印を受けた。
だがそれによって東京ブリーチャーズの知名度が落ちた訳ではない。

>「やっと到着したべぇ!いやぁ〜、ハイカラな店だっぺなぁ!東京はやっぱ違うっペぇ!」
>「ハイハイ、どなたさんも失礼しまっせ!おたくさんが東京ブリーチャーズの頭領はんでっか?」
>「OH!ワタシ、ハジメテ東京キマシタネー!東京ブリーチャーズト行ク帝都ツアー、楽シミデース!」

つまり――第二、第三の三バカが現れる可能性は、依然として残されたままだったのだ。

>「なっ!? おま、ちょっと待て!こいつら何人居んだよ!勘弁してくれ!」
>「ま、まま、まさか……これって全部、ブリーチャーズ目当ての……?」
>「みたいねぇ……」

「……あー、そうだ。僕、失せ物探しの依頼寝かせたままだったんだ……なんて」

>「あっははははっ!これが御幸たちの言ってたやつかー!」
>「わ、笑い事ではありませんわよ!?祈!」
>「尾弐殿!拙者とぜひお手合わせ願いたい!」
>「狼王様、我らロシアに棲むハイイロオオカミの族長より親書を預かって参りました」

「え?何?オオカミ?ああ、君もオオカミなの!丁度いいや!ちょっと手伝って欲しいんだけど――」

>「も……もう、有名税はこりごりです〜〜〜〜〜!!!!」
>「次は最終話、じゃなくて終点、東京でございまーす!!」
>「だあーっ!どいつもこいつも!いい加減にしやがれええええっっ!!!!」

「……ああ、もう、退屈しないなぁ」


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