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優良の探偵物語

133優良の探偵物語133:2020/01/30(木) 14:33:58
 その日の夜の八時過ぎ、小野田優良は腰をフラつかせながら自宅マンションへと足を運んでいた。
 半日以上に亘って執拗な色責めを受けた女体は鉛のように重く、ほとんど休みなく擦られ続けた繊細な肉襞はピリピリとした痛みが残っている。
 また今日も初老の愛人の老獪なテクニックに翻弄され、真に関する情報をロクに引き出すことが出来なかったのだ。
 愛してもいない男に晒してしまった数々の痴態が脳裏に生々しく浮かび上がり、優良は自分の不甲斐なさに荒淫の余韻が残る美貌を悲しみに歪めていた。
 「優良さん・・・」
 フーッと深い溜め息を漏らしながら部屋の鍵を開けた瞬間、自分の名前を呼びながら息急き切って誰かが近付いてくる。
 声のする方に無意識に視線を向けた美貌の若妻は、意外な声の主の凄惨な状況に思わず目を大きく見開いていた。
 「井上くん!どうしたの、その顔」
 淳の恋人である青年は左目の周りをプクッと腫れ上がらせており、両方の鼻の穴に詰め込まれたティッシュも鮮血で染まっている。
 どう見ても暴力を受けた様子の井上を見るに見かねて、優良は年下の青年を部屋へと招き入れていった。
 「ねえ、何があったの?まさか、花田さんに・・・」
 「いいえ・・・違います・・・」
 「とにかく座って。お茶でも淹れるわね」
 リビングに漂う重苦しい雰囲気から逃れるように、優良は立ち上がってキッチンへと向かおうとする。
 井上は気を奮い立たせると年上の麗人の細い手首を掴み、必要以上の強い力でグイッと引っ張り上げていた。
 「あっ!」
 美貌の人妻は小さく悲鳴を漏らしつつ、驚いた表情で井上を見つめてくるではないか。
 優良の吸い込まれそうに蠱惑的な瞳を見ているだけで、井上は当初の目的を忘れてキスしたい衝動に駆られていた。
 「優良さん。ひょっとして、あのオッサンの相手を・・・」
 「お願い・・・何も聞かないで・・・」
 情けなさや悔しさといった惨めな感情が一気に膨れ上がり、優良の大きくて綺麗な瞳に瞬く間に涙が浮かんでいく。
 その表情には既婚者でありながら愛人に堕とされてしまった自分を、どうすることもできない焦燥感や無力感がハッキリと浮かび上がっていた。
 目の前でシクシクと嗚咽を漏らす優良の姿に堰を切ったように激情が迸り、井上は瞬時にカーッと頭に血を昇らせて冷静な判断能力を失っていく。
 井上は掴んだままの優良の手首を手繰って身体を引き寄せると、胸に飛び込んできた格好になったグラマーな女体をガッチリと抱き締めていった。
 いきなり強く抱き締められた優良はアッと小さく悲鳴を漏らしたものの、さほどの抵抗を示すことなく年下の青年の抱擁に豊満な肢体を任せていく。
 邪な感情を抱いていた年上の麗人の抱き心地はスレンダーな淳とは異なり、どこもかしこも脂がムッチリ乗っていて抱き締めているだけで幸せな気分に浸れるのだ。
 見事なボリュームを誇る魅惑の双乳が胸板でムニュっと押し潰され、その悩ましい感触にジーンズの中で若い肉塊がムクムクと膨張を始めていく。
 堪らなくなった井上は鼻の穴からティッシュを引き抜きながら、無我夢中で年上の麗人の顎を掴んで唇を擦り寄らせていった。


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