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仮投下スレ
404
:
※放送案ではありません
◆WqZH3L6gH6
:2015/10/14(水) 23:48:51 ID:n2PrJxpc0
「どうして死んだ人はカードに閉じ込められるんだと思う?」
椅子くらいの高さの岩に座りながらるう子は三人へ尋ねた。
今、彼女らはF-3北部の森のやや開けた場所でいる。
当面の目的地は放送局か南西の市街地のどちらかへと考えていたが、
4人中2人がまだ不調な事もあり、作戦会議がてらに支給品確認も行う事に決めたのだった。
「……殺し合いが終わった後で私達の魂を利用する為じゃないかしら?」
「そうだとすると、るう子さんの言うルリグへの転生とは大分違いますね」
「ルリグへ変わるのは生きてる人間なんでしょ?死んだ人間をどうこうする力は元は持っていないんでしょ」
シャロは自らの腕輪を見つつ返答し、アインハルトと夏凛がるう子が扱っているノートパソコンの画面を見つつ問いかける。
シャロは左右に腕輪を付けている。先ほどまでるう子も身につけていた支給品。
「……わからない。持っていたとしても夢見る女の子達にセレクターバトルをさせるのが目的だったみたいだから」
申し訳なさげにるう子は夏凛達に顔を向ける。
さっきまで夏凛は同行している三人と別れて犬吠埼風と東郷美森を追うか、留まるかの選択を迫られていた。
主に遭遇から時間が経ちすぎているとの理由で夏凛は追跡はせず、るう子達との同行を継続してくれたが、
多少なりとも無理をしているのは熱でやや朦朧としているるう子の頭でも想像できる。
ゆえにるう子は自らの最後の支給品であるノートパソコンのセットアップに予想以上に時間がかかってしまっているのに焦りを感じていた。
支給品説明に起動にはかなりの時間がかかるとはあったが、下手すると一時間以上、最悪扱えないかも知れない。
セットアップを完了させるにはカードから取り出し、常に起動させなければいけない。
移動しながらセットアップ完了まで待つにはリスクが大きい。
そもそも彼女らが求めている通信機能があるかどうかさえ定かではない。
途方に暮れたようにるう子は空を見上げた。
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