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バルーン・アンドロイド

1名無しさん:2014/12/25(木) 14:18:46 ID:kQ0x1yv2
20XX年、とある時期から早急にロボット技術が発達した未来。
超高性能化したAIと特殊な新素材、それらの低コスト化により、民間向け人型ロボット=アンドロイドの普及が始まっていた。
街を歩けば人々に混じり、人に付き添い、または人の代わりに、動きまわるアンドロイドを見かけることができるだろう。

さて、いくら科学技術が発展しても、人の欲望とは尽きないもので、性的な欲求を満たすためのアンドロイドというのも、アングラ的に存在していた。
特に、人間だったら不可能な、或いは倫理的に憚られるような特殊な嗜好を満たすためのアンドロイドが密かな人気になっている。
そして、これは「女性を膨らませる」ことに性的興奮を覚える人々の為に作られたアンドロイド――バルーンアンドロイド達の記録である。

99古株:2016/04/22(金) 00:28:12 ID:ILfaiYAI
【番外・スピンオフ】アスリートの1日(健全?)

タッ、タッ、タッ、タッ・・・
まだ太陽のそう高く無い朝方、軽めの足音がテンポよく続く
郊外の公園の周囲の道を走っている少女
はじめまして、私はルーア、アンドロイドです

性的目的のために生み出されたバルーンアンドロイドだけど、それ以外の用途に使われてもいるんですよ
私は、Aタイプです
AタイプのAってのは「アスリート」の意味
スポーツ用に開発された特殊なタイプです
少し前にボディパーツを交換したので、関節の慣らしのために走っています
これをするとしないとでは、今日の試合での動きが違ってくるんです。

私はフロートボール、通称「F-Ball」のチーム『プロンティス』に所属する選手としてカスタムされています
F-Ballと言うのはバルーン・アンドロイド用の球技です
基本的には、バスケットボールに近い競技ですけれど、ゴールの位置ははるか上空にあります
当然、ジャンプして届く高さではありません、だから私たち選手は飛ばなければいけないのです

Aタイプのボディは極限にまで軽量化してあります、重いジェルなんかありません
軽量化されたフレームをファイバー筋肉で駆動しています
また、インフレーター・デフレーターを体内に内装しているので、自分で体型をコントロールできます。
膨らんだら自力で戻れない一般Mタイプとはかなり異なった存在です

物理とか詳しい方ならお分かりでしょうが、空中に浮くのはかなり大変です
直径1m程度に膨らんでも浮力は1kg程度です
F-Ballのコートは密閉された室内で、中には比重の高い気体が入っています
そのおかげで私たち選手は、直径40cmのボールをめぐって縦横無尽に争うことが出来るのです

「あ、おかえりー ルーア」

ジム兼事務所であるビルに帰ってくると、チームメイトのミーアが迎えてくれた
ピンク色の髪とFタイプに近いくらい丸みを帯びた体型の彼女は、うちのチームの花形選手だ

「慣らしは終わったから、チェックにいってくるよー」

「アタシもこの後、メンテだよー」

100古株:2016/04/22(金) 00:29:39 ID:ILfaiYAI
メンテも終わって試合まで少し時間もあるのでゲームの流れについて考えてみる
F-Ballのチームは5名、うちのチーム『プロンティス』は全員が提携してるメーカーのボディで統一されている
ポジションによって異なったチューニングはされているけど、
息の合ったチームワークが売りのオーソドックスなチーム構成だ

「やっぱ、いつも通りミーアにボールを運ぶのがセオリーかな」
「それよか問題は試合開始直後のランチャー合戦かなぁ」

前後左右より上下に長いコートを使うF-Ballのポジションはこんな感じ

まずはBloom(ブルーム(花))文字通りの花形選手
上空にあるゴール近くまで舞い上がり、シュートを決めるポイントゲッター
注目を集める事が多いので可愛らしい華のある子が多い
コートの高比重ガスは上に行くほど薄くなるので、ブルームには何より浮上能力が重視される
うちのBloomのミーアは、多分誰よりも高く飛べる
当然巨大に膨らまざるを得ないので機敏な動きは苦手になってしまうけど

そしてBee(ビー(蜂))一般プレイヤーだ、私のポジションはここ
そこそこの飛翔力と俊敏性が命で、ブルームまでボールを運ぶのが役目、言わば「花」に対する「働き蜂」ってコトだよね
F-Ball初期にはプレイヤーはみんなBeeだったというか、今のようなポジション分けなんて無かった
ポジション分けによるセッティングが確立してきたのはここ数年の事なんだって

Launcher(ランチャー(発射台))Beeの中の特殊タイプ、腕力・脚力に特化して他のプレイヤーを打ち上げる役割
基本的に上を取った方が有利なF-Ballで最近の主流戦法の要になっているらしい

Sting(スティング(針))バスケットボールと違って身体的チャージが認められているF-Ballにおいて、ボール争奪よりディフェンスおよび
ラフプレーに特化したポジションだ。
当たり負けしないよう重量が多めになっているセッティングが多い
Beeと兼任することも多いが重い分上昇力に欠ける
ルール上、針とか刃物とか尖った物は禁止なんだけど、Stingのコは手足の関節が骨ばってるから一目でわかっちゃうんだよね
ちなみに、うちのチームにStingはいない。ラフプレーはオーナーが好まないので

人間の行うスポーツよりもショー的な要素もあるため、観客の中にはラフプレーを楽しみにしている人もいる
性的目的に作られた訳ではない私達Aタイプは、感覚と反応速度重視の為に基本は常時ペインモードONになっているらしい
お客さんの中にはぶつかり合ったときの表情や、選手が破裂するのを楽しみにしている人もいるらしい
TV中継なんかでは、Bloomがパンクするシーンとかがリプレイで流れたりするけど
私は嫌だなぁ・・・見てるだけでも痛いもん

101古株:2016/04/22(金) 00:32:41 ID:ILfaiYAI

「えへへ〜、メンテ終わったよー」

ミーアが にぱ〜っとした満面の笑顔を振りまいて入ってきた
ん〜、うちのBloomは華があるなー、美人と言うよりはマスコット的だけど

・・・ん? ミーアの雰囲気がなんか少し違う
髪が少し伸びた?それだけじゃない

「ミーア、少し太った?いや、膨らました?」

「もー、チューンナップしたんだよー
 エンジニアさんが『スキンを新型に交換した、インフレーターも強化した、これでもっと高く飛べるぞ』
 って言ってくれたんだよ」

「それって今までより大きく膨らめるってコトだよね」

「うん、ゴールの上まで行けるかもって・・・それって快挙だよね」

F-Ballでは高度を取るのがすごく難しい、
コートは上に行くほど高密度ガスは薄くなる上に、プレーヤーが高度調整で排出した浮上用ガスが上に溜まるからゴールより高く上る事はまだ誰も成功したことが無い
BloomやLauncherのポジション・セッティングは、そのために考え出された作戦の1つなのだ
人間のやるバスケットボールで言うダンクシュートなんてのは、F-Ballではまだ目にした事は無い
なにせゴールははるか上空40mの高さにあるのだから

「もう前みたいにルーアちゃんを危ない目に合わせなくて済むねっ」

そーいやそーだった、その時のことを思い出す

前回の試合の終盤、ポイントは僅差でタイムアップまであとわずか
シュート体制に入ったミーアに、相手チームのStingが突進してきたんだ

私はコースを読んで壁を蹴り、間に飛び込んだんだ、
高度約20m、この高さでプレイするには、私も目一杯に膨らんでなくちゃ届かない
腹囲だいたい180cm、高高度用ではないセッティングの私の限界点

両者は空中で激突、相手の肘が私の脇腹に食い込んだ、

「ぐふっ・・・」

痛いことは痛いけど耐えられるとは思った
でもその瞬間、当たった肘の皮膚が裂けて中からフレーム(骨格)が飛び出て私8ツ児臨月相当の腹に突き刺さった

「いっ!」

バァンッッ!!

パンパンに膨らんでた私の風船腹は破裂、浮力を失った私の身体は落下していく
日頃から空中でボールを奪い合っているせいで姿勢制御は骨の髄・・・いやシステムのコアにまで染み付いている
頭や身体全体を地面に叩き付けるような事は無い。
それでも20m近い高さの落下は両足のフレームを全損させちゃったんだっけ

それでもあの時は痛かったなー
でも自分がAタイプで良かったと思う、破裂したのはオナカだけだったから全身がバラバラに四散しちゃう通常型だったら首だけで落下だよ、受身も取れない

(ここだけの話、咄嗟にまだ無事だった胸に残った浮上用ガスを集めたけどさ ・・・悲しいかな私の胸ではたいした浮力にはならなかった。
 ミーア位の爆乳だったらまた違ってたと思う、こんどオーナーに申請してみよう)

102古株:2016/04/22(金) 00:34:38 ID:ILfaiYAI
-試合会場-

「チーム『プロンティス』VSチーム『ハウンド』」

両チームがコートに整列し、互いに礼をする
相手のチーム編成は・・・あの長身できらびやかなお姉さんはBloomだな
小柄で線の細いのが2人・・・多分Sting、
体育会っぽいのが2人Launcher兼任のBeeだろう

ちなみにウチのチームはというと
ミーア Bloom 浮上高度特化のスーパー風船娘
ジェイ Bee  長身グラマーなお姉さん、浮上力強化のセッティングしてあるので、中継やBloom代理も出来るベテラン
キャル Bee  小柄で幼児体型のBee、浮上力を犠牲に脚力に特化してあって、壁を利用した高速跳ね回りを得意とするトリックスター
モーラ Launcher 緑髪メカクレの地味子さん、無口だけど正確無比な職人プレイヤー
そして私、ルーアは前にも言ったけど 速度特化型のBee

敵さんは2人いるStingでこちらを封じてくる作戦だと思う
早めに上空を抑える必要があるね
私はモーラにアイコンタクトを送った

ビーーーッ!! 

ゲーム開始の合図、天井からボールが投下される
私は垂直に、キャルはサイドに向かって走る
ミーアはシュートポイントを目指して飛ぶ
ジェイは敵Stingの牽制

ジャンプした私の両脚が伸びきり、1mほど上昇したった瞬間、
モーラの両腕が救い上げるようにその足裏を打ち上げる
ジャンプの加速にさらに打ち上げの加速を加える、モーラならではの職人技だ

相手もBeeを打ち上げてきたけど 私は軽量型だ、こっちの方が速い!
ボールはもらった!!

ボールを掴んだ直後の相手のチャージを避ける為、インフレータをONにしてボディを膨らます
ちょっと大きめに膨らんだ身体は空気抵抗を受けて上昇速度にブレーキをかける
身体を捻って下を向き身を縮めると、背中を掠めるように相手が通り過ぎていった
大方パワータイプを打ち上げて開始ボール争奪に競り勝とうという作戦だったのだろう

下を見ると壁を蹴って飛んでくるキャルがいる、膨らみもせずに弾丸のように
一旦ブレーキを掛けてしまった私では、ここからさらに上昇する事は難しい
キャルにパスを送ると、デフレータを作動させ一旦床へと戻る

落下中に目をやると、観客の歓声が聞こえる
Bloom 同士の上昇対決だ、このシーンは毎回人気が高い

抵抗の大きい高密度ガスの薄れ始めてくる高度10m辺りから、両者が膨らむ
膨らむ!膨らむ! 腹囲150・・・200・・・250・・・300・・・
いつもながら惚れこんじゃうような膨らみっぷりだ

高度30m、両者のお腹の直径が身長近くになった辺りで上昇が止ま・・・
止まったのは相手チームのBloomだけだった
ミーアはまだ上昇を続けていた、そしてなおも膨らみ続ける

ミーアはどんどん上昇を続ける
観客が沸いた、
ミーアはなんと、ゴールのある高度40mまで到達したのだ
これはF-Ball史上初の出来事だ

103古株:2016/04/22(金) 00:35:41 ID:ILfaiYAI

ミーアは体内のインフレータを最大稼動し続けていた

【いいかいミーア、キミはチームの花形で看板プレイヤーだ】

「はい、誰よりも高く飛び、シュートを決めるのがアタシの役割です」

「今度の試合に向けて、君にはメーカーの最新技術で改良を受けてもらう」

下腹部は膨張を続け、臨月の妊婦さんを超え、バランスボールを超え、直径1mを超えていった

【新しいスキンと強化したインフレーターだ、まだ流通には回っていない試作品だ】

元から大きかった胸も膨張を続け、50cm風船クラスが張り付いているようだった
もう乳房の先端まで自分の手が届かない

「あの・・・どれくらい膨らめるようになるんですか?」

【カタログスペックでは1.5倍、理論上はゴール直を狙えるらしい】

「・・・らしいって?」

【まだ、実装されたことは無いのだよ、君が第1号なんだ】

巨大に膨れ続ける腹と乳房に押されるように、身体は反り返っていく
伸びる事の無い脊椎フレーム(背骨)が軋みを上げる

上目遣いに(腹を上に向けて反り返っている為)下の方を見ると
相手チームのBloomがはるか下方に見えた

「すげえっ!あのピンク髪のBloom、ゴールポストの高さまで上がったぞ」

「ボディサイズ制限のレギュレーション内で、あそこまで膨らめるとは」

「あの高さならStingも届かない、勝負付いたかも」

---------------------------------

ミーアは戸惑っていた。最大稼動し続けていた体内のインフレータが止まらない
もう十分に高度は稼いだ、もうこれ以上膨らむ必要は無い
なのにインフレーターは体内にガスを放出し続けている
新型のスキンが何処まで伸展できるのかは判らないけれど感覚的に感じた

・・・もう、限界と

腹が、胸が、みちみちと微かな音を立てる
このまま膨らみ続けたら、確実に破裂してしまう
いや、いつ破裂してしまうかわからない状態だった

アタシは何のために膨らんでいるの?
巨大なお腹を見せびらかす為・・・ちがう!アタシは飛ぶ為に膨らんでるんだ

「嫌・・・シュートも決める前に墜落したくない」

デフレーターを作動させようとしたが、インフレーター作動中はロックされているようだ
サイズが巨大になった為、見た目上の膨張の速度は遅くなっているものの
既に両手は乳房の側面までしか届かず
両足は膨れ上がった下腹部に押さえられ、膝下しか動かせなかった

このまま・・・破裂しちゃうの?

104古株:2016/04/22(金) 00:37:00 ID:ILfaiYAI
ミーアをゴール前に送り出すことは成功した
しかも今回は完全にゴールの高さをキープしている、快挙だ
従来、Bloomと言えどせいぜい高度30m前後、シュートが届く範囲内をキープするのがセオリーだった

「花は咲いたよっ、後は私達 働き蜂の仕事だよ!」

「まーかせてっ」

私達の作戦の第二段階目はこうだ
モーラが地上を、キャルが低高度を、私、ルーアが中高度を移動しながらパスを回し相手プレイヤーの目をひきつける
そしてその間にチーム2番目に浮上力のあるジェイを中継基地として上空へ送るのだ

作戦は見事に的中した
中高度を滑る用に飛行する私、低高度をスーパーボールのように跳ね回るキャル
たまに地面に降りてくるキャルを打ち上げ、時には空中でのパス回しにも参加する
オールラウンダーのモーラ

「機は熟した、責めるよっ!!」

「「OKっ!」」

今までまパス回しのコースが急に変化し、私は一気に高度を下げる
と同時にボールは上で待機しているジェイへ

地上に近づいた私は着地せずにそのままモーラに打ち返されて上昇する

そこへ同じくモーラに加速されたキャルが、私にチャージする
弾かれた私はさらに上昇して、ジェイのやや上の高度まで上がった

「ルーア!」

ジェイからのパスを受け、そのボールの勢いを利用して向きを変える

「ミーア、きめてっ!」

ポイントへつなげる、ミーアへのパス
ただ、今日のミーアは非常に不安定な気がする・・・そうか
手足の稼動範囲が狭くなってるんだ

仰向けに反り返り、両手を挙げたミーアの手の間に正確にボールを送り込む

ボールをキャッチしたミーアはその勢いで前へと回転し・・・
ゴールポストに直接上からシュートを押し込んだ!!

「「「おおおおおぉぉっっ!」」」

割れるような歓声が聞こえる

「F-Ball史上初のダンクシュートだ!!」

「オイ、今の映像撮ってあるか?!」

観客席から熱狂的な声が上がる

105古株:2016/04/22(金) 00:37:58 ID:ILfaiYAI
うぅ・・・どうしよう・・・止まらないよぉ

オナカもおっぱいもとっくにパンっパンの限界で
いつ破裂しちゃうか判らない状態なのに・・・

緊急連絡をしたいけど、試合中は無線通信できないし
このままじゃはち切れて大爆発しちゃうよぉ・・・

「ミーア、きめてっ!」

えっ・・・えっ?パス来るの?
今のアタシ、手足ほとんど動かないんだよ〜〜
ムリヤリ動かしたらパンクしちゃうんだよぉ

ほぼバンザイ状態のアタシの手の中にすっぽりと納まるボールの感覚
ルーアのパスは超一流だなぁ、なんて思ったらキャッチの勢いで全身が回転し始めた

仰向けの状態から前回転、景色が 天井が 巨大腹の地平線から昇って後ろへ流れていく
次に見えたのは・・・コールポスト!
必死の思いで両手で掴んだボールをポストのリングに押し込む

周り中から湧き上がる歓声

ふ・・・ふぇぇっ・・・
やっばアタシもアスリートなんだ
シュート決めるってサイコーに気持ちいい
頭の中が真っ白になっちゃうくらいにね

---------------------------------

先取点を取った後の流れは一方的だった
ミーアにパスが通れば確実にポイントが入る状態

ビィーーーッ! 

「ゲームセット! チーム『プロンティス』圧勝です!」

敵チームのStingが何度もミーアを狙ったものの、高さという絶対的な壁には阻まれて
うちの巨大風船姫さまにた誰一人触れられないまま試合が進んだ
途中、一八で放った中高度からのロングシュートが偶然に決まってしまったんで
パーフェクトゲームは逃しちゃったけど


「さて、面白い試合でしたね。解説の江縫定さん、いかがでした?」

「いやぁ、まさかF-Ballでダンクシュートが見られるとは思いもしませんでした。
 今までゴールポストの高さまで昇りつめた選手はいませんでしたからねぇ
 これまでの常識が覆されましたね」

「それでは、お時間もまいりましたワールドF-Ball中継
 実況はわたくし梛梨と」

「解説は江縫定でお送りいたしました」

106古株:2016/04/22(金) 00:38:50 ID:ILfaiYAI
試合が終わった、
来たパスをひたすら夢中でシュートしてた
ずっと体内のインフレーターは稼動しっぱなしだった
オナカもおっぱいもミシミシ言いっぱなしだったけど、試合終了までアタシは耐えたんだ

せめて止められないかな、体内メニューを開く

【インフレーター稼働中:体内ガスボンベ残量0】

・・・なるほど、ボンベのガス全部使っちゃってたのね
だからギリギリの所で膨らみが止まってたんだ・・・ちょっと安心

『ルーア:ミーア、降りといでよー』

あ、試合終わったからデータリンク無線通信が使用可能になったんだっけ

『ミーア:はーい、いま行・・・』

メニューからデフレータの起動をコマンドする

【ERROR:デフレーター作動不可】

な・・なにこれっ、コマンド「強制排出」っ!

【ERROR:デフレーター動作不能、内圧負荷によりバルブが作動しません】

え〜っ、もしかしてアタシずっとこのままなの?!
そりゃいつかはゴム風船同様に萎んで降りていくことは出来るかもしれないけど
そんなに待ってられないよー

『ミーア:ねぇ、デフレーターが故障して降りられないのよ、なんとかしてー』

『キャル:わかったよ、エンジニアさんに連絡つけてくるよっ』

『ジェイ:わたしが側についていてあげるよ』

ジェイはアタシより数mほど斜め下に浮かんでいた

試合終わった後、こうして浮かんでいるってのもなんか気持ちいいね
ライトが近くてちょっとまぶしいけど、身体も暖かいし
パンパンに膨らんだオナカがミシミシいうのもゾクゾクくるような気持ちよさが・・・

『ジェイ:ミーア、なんか少しずつ上昇してるよ』

「え〜〜っ! アタシのボンベはもう空っぽだから、これ以上膨らむことは無いはずなのに」

思わず通信ではなく声に出しちゃった

『ジェイ:ひょっとして、熱膨張じゃないかな』

う、うそっ・・・アタシ膨らんでるの?
もう限界まだ張り詰めていて、はち切れる寸前なのに・・・
とゆーか、いつ破裂してもおかしくないのに

巨大に膨らんだ胸の影になって直接は見えて無いけれど
ゆっくりと天井のライトが近づいてくる、これすっごく熱いヤツだ・・・

このままだとアタシのたどる運命は2つ

【熱膨張で膨らみ過ぎて破裂】
【天井まで上昇して、熱いライトに触れて破裂】

パーンって割れちゃう事自体は痛いけど怖くは無い、新人の頃にパンクした経験だってあるし
・・・でも、今いるのはF-Ballコートの天井付近

約50mから落っこちたら約時速112kmで地面に激突、
・・・多分コアも助からない

あぁ、天井が近づいてきたわ・・・オナカもおっぱいももう限界・・・
意識も薄れてきたよー
もうじきパーンって割れちゃって墜落しちゃうんだよね・・・
死んじゃうならせめて空の上がいい、飛ばない風船はただのゴム袋だ
なんだろアタシ、オナカから来る刺激で思考がヘンになってる?

「もうダメ・・・は・・・はちきれ・・・」

「ミーアぁぁっ!」

声のする方向に薄れ行く意識を向けると、十八番の2段打ち上げですっ飛んでくるルーアが見えた
・・・でも、この高さには届かない

「ルーア、わたしを足場に飛ぶんだ!」

勢いが切れて落下し始めたルーアの下に潜り込むようにジェイが移動する

「ジェイ、ありがとっ」

ジェイの大きく膨らんだ爆腹をトランポリンの様に使ってもう一度ルーアが飛ぶ

アタシの足首をルーアが掴んだ、
アタシという巨大な風船も2人分の浮力は無いからゆっくりと降下していく

「よっ、と」

ルーアが反動をつけてアタシの手を握る
爆腹のアタシはずっと仰向けでそっくり返った体勢なので、足首と手の位置は近い
距離が近くなって話しやすくなった

「ありがとうルーア、でも もし届かなくって落下しちゃったらどうする気?」

「ありえないよ、あの今にもはち切れそうな、何処かへ行ってしまいそうなミーアを見たら、どうしても捕まえたくなっちゃった」

「アタシたち、生まれたときからずっと一緒だったものね・・・」

「・・・ばか・・・」

唇が急にふさがれた・・・

「ねぇ知ってる?限界まで膨らむのって、すっごく気持ちいいんだよ
 ・・・今夜・・・ためしてみる?」

-Fin-

※他のチームメンバーは、フワフワ降りてくる間にコートから去りました(W

107古株:2016/04/22(金) 00:40:58 ID:ILfaiYAI
【蛇足】
F-Ballのコートは、長さ20m、幅15m、高さ50m(ゴール40m)
ボールは軽いガスが入っている為、持っても飛べなくなることは無い

サイズに規制(レギュレーション)があるのは、
選手が人間ではない為、手の長さ10mのような事もできてしまうから

なお気体常温1立方メートル辺り
ヘリウム 0.178kg
空気   1.29kg
ラドン  9.73kg

さすがにラドンはヤバそうなのでそれに近い比重のガスが合成されたという事にしといてください
これくらいの比重の気体の中でならボディの軽量化と爆腹サイズ程度の膨張で、ジャンプの補助位にはなると思います。

【追伸】
ブランク長すぎてSSと呼べないくらい文章メチャクチャ、読みにくくてすみません
風船といえば「膨らむ」と「浮かぶ」、浮かぶなら空高く昇るってコトでF-Ballというスポーツを思いつきました。
ちなみに、Bloom以外の選手は空中で止まれなくて、ゆっくり落ちてきてしまうよう設定にしようかって思ったのですけど、それだと高さの優劣が生かしきれないと思い、高さにより比重の違う空気(?)と コートの前後より高さの方が長いという特殊な舞台になりました。

今回、一番悩んだのは固有名のネーミング
キャラクターが量産できるタイプではないので、自分の既存キャラをもじってネーミングしてしまいました(¬▽¬;
(メイン側の)チーム名「プロンティス」はそこからの連想、もしこのチーム名のネタ(原典と由来)が判った人がいたらリクエスト絵を描いてもいいかなーって思ってます。
お目汚し失礼いたしました、本編をお楽しみください

108名無しさん:2016/04/23(土) 02:32:43 ID:/3UjAT4E
10時ぐらいになってようやく会議室の扉が開く。先に出てきたのはパールと馬鹿姉妹だ。

「マグロっちーおつー!」

「うちらーブクロでーショッピング行ってくるんでーよろしくー!」

「はいはい、夕方には帰ってこいよ」

アカメとアオメは膨らんでおらず、2人で楽しそうに会話しながら自室に戻っていた。

「はぁ…はぁ…り、リーダーお疲れさまでしゅ…す。あの、昨日はごめんなさ…ん!い…」

パールは逆にパンパンに膨らんでおり大きな胸と巨大なお腹を揺らしてよたよたと歩いてきた。

「…何があった」

「お、女の子同士も…い、良いものですね…知りませんでした」

…馬鹿姉妹に色々開発されたようだ。

「大丈夫か?破裂しそうだが…」

「あ!だ、大丈夫です!このまま…あふっ…へ、部屋に戻りますね」

そう言うとパールは気持ち小走りで自室に向かっていった。

「ふぁ…ああ…おいマグロぉ !仕事終わったんだろうな!?つーかなんでここにいんだよ!」

最後にオーナーが出てきた。ガウンはよれよれで寝癖もひどい。

「終わりました。ご報告がありまして、先程田中様が」

「田中?ああ?そうだ、バニー共を引き取って行ったか?」

「はい」

嘘はついてない。言い訳を考える必要もなかった。

「よしよし…ぼろ儲けだ…」

「儲け?」

「あ?何でもねぇよ!てめぇは俺の言うこと聞いてりゃいいんだ!」

この男の所業は田中氏から聞いた通りなのだろう。金と性欲だけで生きている男だ。横流しぐらいするだろう。

「相変わらずかわいげのねぇ鉄仮面だな、おい!」

「どうも」

「ちっ!あーそうだ。今日の夜はスペシャルマッチだ。お前が相手しろ。容赦はいらねぇからな」

「承知いたしました」

「てめぇは旧型のくせに運動スペックがいいから雇ってんだ、負けたら屑鉄以下だと覚えとけ!あー…あと俺の寝室にいつものピザ注文して持ってこい、金は…」

オーナーはごそごそとガウンのポケットを漁り、よれた一万円札を私の胸の谷間に押し込んだ。

「釣りはくれてやる!がはは!じゃ、頼んだわ!」

馬鹿笑いしながらオーナーはどこかに行った。

谷間からお札を抜き取り、天井のライトに掲げて眺める。

「…確か前回の値引きクーポンがあったな」

109名無しさん:2016/04/24(日) 23:17:37 ID:UU719REg
日が暮れてあたりが暗くなると、地下闘技場にぽつぽつと人やバルーン・アンドロイドが集まり始める。
従業員達はそれよりも少し前に出勤し、この時間でも対応できるようにしている。

「マグロっちー今日はがんばってねー」

「風船虐殺ショーかな?」

アカメとアオメが試合の準備をしていた私に声をかけてきた。なんだかんだ時間はしっかり守るのがこの姉妹の数少ない良いところだ。

「いつも通りやるだけさ…ん?その格好は…」

アカメとアオメはバニーガールの格好で体を膨らませていた。

「膨体フェチの男見つけて食べるんよー」

「貴重な人材がいっぱいくるからねぇ〜!ん?あれ?貴重じゃない?」

自分の言ったことに首を傾げるアオメ。言いたいことはわかる。

「バルーン・アンドロイド連れは食うなよ…ややこしくなるから」

「うぇーい!わかってるよー!」

「いこいこアカメ!あ!あの人ちょーいけてなーい?」

どたばたと目に入った男の方に走っていった。
何というか、あれだけ何も考えていない方が楽しいのかもしれない。

「り、リーダーお疲れさまです。今日はがんばってください」

「パールか…お前も?」

パールも同様に風船バニーガールになっていた。馬鹿姉妹よりも少し小柄なのでまん丸という感じでかわいらしさがある。

「ちちち違いますよ!今日は私達試合がないので…」

「知ってるよ。まぁ適度になら良いんじゃないか?」

「お、お客様がどーしてもって言ったらそのときは…あ、そうです。今日のスペシャルマッチって何をするんですか?」

パールは顔を赤らめてもじもじしていたかと思うと、何かを思い出したのかのように今日のイベントについて質問をしてきた。

「今日は各オーナー1体ずつエントリーさせるサバイバル形式だな。1試合8体なのはいつもどおりだが…まぁ1対7になるだろうな。あと今回はサドンデス制らしい」

「サドンデス?今までに無かったルールですね」

「全員針で割れるぐらいにまで膨らませて、槍を持って刺し合う感じだな」

「うわぁ…大丈夫ですか、それ」

一撃で終わるというルールにパールは驚いているようだ。

「私が負けると思うか?」

「はい、正直…」

パールは申し訳なさそうな顔で素直に答える。

「その考えがこの闘技場が儲かってる理由だ。参加者はプロ登録されてない素人だけ、といえば答えは変わるかな?」

「え…あー…なるほど、リーダー手加減しないんですよね?」

パールも理由がわかったようだ。自分で言うのもあれだが素人が私に勝てる要素はないのだ。

「油断もしない。全部で10試合、最後に立っているのはどの試合も私さ」

そう言って立ち上がり、パールの頭を撫でて待機場所へ向かう。

「応援してますねー!」

後ろのパールの声に対しては振り返らず、手を振って答えとした。

110名無しさん:2016/04/25(月) 00:12:21 ID:OhNIIWcg
夜も深まってくると、地下闘技場には人とバルーン・アンドロイドがあふれる。

「さぁ!お待たせしました!本日のメインイベント!スペシャルマッチの開始の時間だぁ!ルールは簡単!生き残れ!以上!最後まで立っていた奴には莫大な賞金が与えられるぞー!なおホストが勝つと賞金は次の試合に持ち越しだ!最初の試合ほど賞金は高いが持ち越せば後半試合の風船ちゃんたちもウハウハだな!さぁ第一試合開始!ホストのバルーンは当然この闘技場最強のバルーン・アンドロイド!鋼の風船…こと、マグロだぁああ!!」

だれだマグロで登録した奴、オーナーか?あとで寝顔にワンパンしてやる。
私の冷めた感想に反して、ブーイングやら声援やらで会場が沸く。

「さぁさぁチャレンジャーの7体も位置についたようだぞー?ではー試合開始!」

ジャーン!!

けたたましく銅鑼がならされ、試合が始まる。まずは様子見だな…姿を隠しておこう。
フィールドはいつもよりも拡張されて広くなっており、壁も設置されている。慎重に動けばそう簡単にエンカウントしない。



「わ、わかってるわね?まずはホストを破裂させてから…!あとのことは恨みっこなし!」

「流石に7対1なら誰か一撃いれれるよね…!」

チャレンジャー達は予想通り同盟を組んで行動している。考えなしに飛び込むのは危険だ。

「くそっ!隠れてないで出てきなさいよ!」

きょろきょろと敵を探すのに夢中になっている奴がいるな…
手に持った槍を構え…投げる!

ヒュッ

ぶすっ

「え?」

パァアアアアアアン!!!

「おっと!声を上げる暇もなくチャレンジャーが1体破裂ー!これは…マグロからの手厚い歓迎かー?!」

まず1体。

「ど、どこから?」

「あっ!でも槍を投げたから、あいつは今無防備なんじゃ!」

「チャンスよ!武器を捨てるなんて馬鹿なやつめ!」

チャレンジャーは一斉に走り出し、バラバラに行動を始めた。
1体だけ、留まり周囲を警戒している。

「だ、だめだよぉ!皆で行動しないと!」

「そうだな、君はいいセンスを持っている」

「ひっ、むぐうっ!?」

背後から襲いかかり、口を抑え槍をはたき落とす。

「破裂音は目立つから君は空気を抜いて行動不能だ…運がよかったな」

そう耳元でささやき、チャレンジャーのアソコに指を突っ込む。

「んぐっ!んっ!…んー!んんっ!」

シューと空気が抜けていく音。逆流弁を押し込むと空気が抜ける構造だ。バルーン・アンドロイドは完全に空気が抜けると動けなくなる。スレンダーな体型のときも最小限の空気が入っているだけでゼロではない。フレームはあるが、空気ありきの構造のため自立すらできなくなるのだ。あと本人達も気づいていないが空気を抜いてる最中は力が入らない。そのためこうしてやると無防備になる。

ゲルとフレームだけになり、完全にしぼみきったチャレンジャーを丁重に床に置く。

「あ、う…た、助け」

「行動不能になったら、発声禁止だ」

「うう…」

「おおっと!いま静かに2体目が行動不能!暗殺者かー!?」

実況によって2体目のダウンがフィールド全体に伝わる。チャレンジャー達は混乱していることだろう。

残り5体。

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112名無しさん:2016/04/30(土) 02:37:50 ID:dQQ70vVA
「うそっ、もう3人やられたの!どうなってるのよ!」

ぷんすこ怒りながら槍を構え周囲を警戒するチャレンジャー。大きな胸とお腹、それに比例しむちむちに膨らんだ体ではどうしても死角が生まれる。

「そもそも相手は旧型なのに何で新しめの私達より性能いいの!?」

喚きながら槍を振り回す姿は端から見ると滑稽だが、彼女は大まじめなのだ、笑ってはいけない。

「あれ…いきどまり…」

「ここは北エリアの壁だな」

「あ、そうなの?…って」

振り向く前に後ろからチャレンジャーを突き飛ばす。
 
「ぴゃっ!ままま、ゆっ、有刺てっ」

ぶすっぶすぶすぶす!

チャレンジャーの胸や腹に壁一面に張り巡らされた有刺鉄線が襲いかかる。

「うぎゃあああ!」

パァァァァアアアアン!!

複数箇所にダメージを受けたため、チャレンジャーは派手に四散した。これであと4体。

「おおっとチャレンジャー!マグロ一体に半分やられてしまったぞ!単なる風船とバルーン・アンドロイドの戦いだったかぁ〜!?」

実況がチャレンジャーを煽る。いつものことだが。

「くそっ!くそう!何なのよ!どうなってんの!?」

「単独行動はまずい!」

「あと1体は?」

「知るか!すぐ破裂するだろ!」

3体は単独行動の危険さに気づき、一カ所に集まっていた。

「3人集まれば文殊の知恵ってやつかな?頭空っぽの風船でも同じことが言えるかはわからんが」

やや遠目から3体を挑発する。

「い、いた!」

「一斉に襲えば倒せるかも!」

「旧型のくせに!破裂させてる!」

3体まとめてこっちに向かってくる。仲良しだな。

バルーン・アンドロイドの死角の一つは足下だ。隠し持っていたロープを思いっきり引っ張る。

ピーンと伸びたロープが3体の足をすくう。

「ひゃっ」

「え?」

「あ、あ、ああああ!!!」

1体は転んだ先に何があるか気づいたようだ。

「ま、まきびしぃ!?」

ぶすっぶすっぶすっ

パァンパァンパァアアン!!

仲良く3体同時に破裂した。
あと1体だな。

「チャレンジャー!一気に破裂してしまったぁ!もうこれで1対1だぁ!徒党を組んでも何もできずぅ〜!」

実況がチャレンジャーを追いつめていく。そもそもこれは多対一ではなく個人競技のはずなのだが…

「はひっ…や、やめましょうよオーナー!私こんな相手に勝てるプログラムありません!」

無線でオーナーと話してるようだ。そのおかげで位置がまるわかり。

「う、うそっ、オーナー私にな、なに!あ!あう!か、からだが!」

様子がおかしい。オーナーが無茶苦茶な指示を出したのか?…楽にしてやるか。

「う、うぐうううう!」

残ったチャレンジャーが突然膨らみ始める。この試合形式ではインフレーターは不要のはずだが…

「あぐっ…う、うごけない」

一気に膨らんだせいでバランスを崩したのか、尻餅をついて身動きが取れなくなったようだ。パニックになって槍も落としてしまっている。チャレンジャーはパンパンに膨らんでおり巨大な腹に巨大な胸と圧巻である。

「仲間割れか?手間が省けた、すぐに…」

「だ、だめ!違うの!このガスは…」

違う?ガス?

「おおっと!チャレンジャー自爆かー!?自ら破裂しにい、ちょっ何だあんた!あだっ、な、や」

「ぎゃはは!おい!マグロよぉ!そいつを破裂させるなよ!会場が吹き飛ぶぜぇ!」

実況の声が変わった、誰だこいつ。それに会場が吹き飛ぶ?

「お、オーナー…!やだ!私、爆発したくない!」

爆発?何を…

「そいつの体に詰まってるのは爆発性のゲルと水素だ!どうなっかわかるか!こらぁ!」

会場が悲鳴に包まれる。
逃げまどう人やバルーン・アンドロイド。観客席の騒々しさとは違いフィールドは静まりかえっていた。

「…どういうことだ」

「お、オーナー…借金で…もう負けられなくて…だったら…だから…ぐすっ…負けたら皆殺しだって」

正気じゃない。

「おいこらてめぇ!マグロこら!自分で腹刺して自爆しろ!そうしたらそいつは大爆発しなくて済むぜ!簡単だろ!俺は金がほしい!お前は壊れずに済む!うぃんうぃんうぃん!!!」

狂ってる。しかし…言いたいことはわかった。
私は今、究極の2択を迫られている!

113名無しさん:2016/05/02(月) 00:56:20 ID:T8krVlNY
爆弾と化したバルーン・アンドロイドの破壊力は未知数だ。少なくともこのフィールドはただでは済まないだろう。

「おら!早くしろ!起爆スイッチを押すぞこら!」

スピーカーから犯人の馬鹿でかい怒鳴り声がする。興奮しすぎだ。

「やだぁ…やだよぉ…たすけてぇ」

とうの爆弾は泣き始めてしまった。オーナーとバルーン・アンドロイドに絆なんてない。所詮、私達は道具に過ぎないのだ。

「オーナー!オーナー!

聞こえているか!試合どころじゃない。そこのおっさんにファイトマネーを渡せ!こちらの安全を条件に!」

いるはずであろうオーナーに向かって叫ぶ。

「も、もしもしリーダー…」

返ってきたのはパールからの通信だ。

「どうしたパール」

「あの、オーナーが金庫のお金を持って…消えました」

はぁぁ…本気か…なんだよこれ。

「あー…でも、どうしよ、もういいかな」

パールは特にあわてた様子もなく、私に何かを伝えるか悩んでいる。

「神山オーナーはもういいからこの状況をどうにかする知恵を貸してくれ…」

「神山はじきに捕まります。今頃本隊に包囲されてるでしょう」

…パール?

「リーダー、私は警察の潜入捜査官です。」

こんな時に何を言ってるんだ、お前は。

「ここを爆破されて証拠物件が消えるのは避けたいです。もう少し粘って貰えますか?」

「粘るって…私が破裂するのをか?」

「そうです。もう少し時間をいただければ…位置につけるので…では、お願いします!」

「何ちんたらしてやがる!はやくしろこら!!」

パールの通信が切れると共に犯人が私の破裂を急かす。

粘ると言われても…
槍ではすぐに破裂してしまう。何か他に…

目に入ったのはディルド型の噴水。…自分でこれを入れる時がくるとは…

「わかった!破裂する!ここの噴水の水で破裂するから少し待て!」

自分で言葉にするとめちゃくちゃな会話だとわかる。

これ以上の刺激は危険だ。
すぐに噴水の上に立ち、ゆっくりと腰を下ろし穴に挿入する。

「ん…」

ごぼごぼとお腹の中に水が溜まっていく。何分持つだろうか…

114名無しさん:2016/05/02(月) 19:17:13 ID:???
シューッ…
地下闘技場には爆弾と化したアンドロイドに水素が注入される音が響いている。
お腹は地下闘技場の天井にまで達し、十分爆弾という見た目をもっている。
「こらマグロぉ!」
そんななか、犯人の興奮した声が再び私を名指しする。
「要望通り破裂するために噴水の水を入れているのだ。なんの文句がある。」
「あぁ!?俺は言ったよな、自分の腹を刺して自爆しろと!チンタラ水なんかで膨らみやがって。」
しまった。パールの時間稼ぎのことばかりを考えて、そこに気が付かれるとは思っていなかった。
「お前まさか・・・着火する前に水素の圧力で割ろうとか平和ボケしてねぇだろうなぁ?」
予想はしていたが、犯人が自らの犠牲もいとわないようならそれも狙えたんだが。
「無駄だぜぇ!そいつが割れた瞬間、爆発性ゲルに着火するようにセットしてあるからな。」
まぁ、それは予想済だったが。
「あと俺が逃げる時間稼ぎでなんとかする時間があるとか思うなよ?俺はもうどうなったって怖くねぇんだ、交渉決裂ならまとめてドカンさ!」
万事休す。私はこれまでの対戦で得た戦闘記録の中に対策になるものがないか検索をする。
「おい、聞いてんのかマグロ!言うこときかねぇとなぁ!!」
「キャァァァァァ!」
目の前にいるバルーン・アンドロイドが叫び声をあげる。
「オラオラ、チンタラやってると水素で爆発させっぞ!」
どうやら、体内に注入する水素の量を増やしたらしい。これはマズイ。
「いや、聞いてくれ。このボディの型は09式といって、もともと水で膨らますのを前提に設計された旧型なんだ。」
大嘘である。これで犯人がバルーン・アンドロイドに詳しい場合はジ・エンドだ。
「09式?聞いたことねぇな、んでも水で膨らもうと空気で破裂しようとかわんねぇだろ!」
「そうでもないんだ、これくらいの旧式となるとな。あと、これでもこの地下闘技場では無敗の華なんだ、これくらい選ばせてもらっても構わないだろう?」
「んなこと言って、結局は時間稼ぎなんだろうが!!」
「焦るな、このお腹とそっちのお腹、中身が違うとはいえどっちが破裂に近いか見てわかるだろう。」

115名無しさん:2016/05/02(月) 19:19:41 ID:???
検索して見つけた時間稼ぎ。それは噴水という立地を活かすことだった。
爆弾アンドロイドはおそらく犯人から見て若干の死角、それゆえに犯人は叫び声やこちらから聞こえる内容で判断をしているようだ。
一方、私は目立つ噴水にまたがって水を注入している。
膨らみ方が重量に伴うので水素と比べると上半身は膨らんでいる感じが無いが、その分下半身の張りがすごく見える。
実況のマイクを取ったということはレシーバーから離れられないだろうから、おのずと私の下半身が見えていることになる。
そうすれば実際、まだ余裕のあるお腹に対して破裂間近を”演出”することができる、というワケだ。
まぁ、それも時間の問題だけど・・・・・。
気づけばパニック同然だった爆弾アンドロイドが静かになっていた。
ということは増やした注入量は戻したということだろう。
しかし流入音が消えていないということは依然、状況の変わっていないことは確かだ。
「おっと、忘れていたぜぇ!」
「!?」
「こっちもスイッチオーン!!」
シューッ…
別の方向からもガスの流入音がする。犯人の考えることだ、なにかに水素を注入しているのだろう。
しかし、この地下闘技場に他に膨らませられるアンドロイドなんて・・・・
「う、うわわわわ、何、どういうこと!?」
声からするに2体目に空気を抜いてリタイアさせたアンドロイド。しかし、あちらはオーナーが違っていたハズ。
「おーマグロぉ!不思議だと思うだろぉ?違うオーナーのアンドロイドが突然膨らんでるんだからな!」
確かに。
「アイツな、オーナーの指示で俺とヤッてお金もらって来いって言われていたんだぜ?だから、ヤッてる時に最中仕掛けたってワケさ!!」
うっ・・・あとでここを打開したら手を洗おう。
「さーて、こんな狭い会場に爆弾2体!もうこれで限界爆破したら会場どころかこの街ごとドカンだぜぇ!」
とりあえず、時間はソコソコ稼げても、危機的状況は変わっていないようだ。

116名無しさん:2016/05/03(火) 03:00:22 ID:xBjn1DhY
「時間稼ぎありがとうございます。すぐに済ませますので」

パールからの通信だ。準備ができたのだろう…いやそもそも何の準備

ズドンッ!!

何かが破裂したような大きな音、しかしフィールドでは誰も破裂していない。

「ぎゃああああ!!俺の手が!手があああ!!あぎぃ!?」

……

犯人が悲鳴をあげたと思うと、突然静かになった。

「…あーあーマイクマイクてすてすー、ハローマグロっちーアカメちゃんだよー」

アカメ!?マイクからまさかの声が聞こえる。

「パールちゃーん。手首ふっとんでるんだけど。まぁ、最近の医療すごいからねー大丈夫っしょ」

吹き飛んだ…?まさかさっきの破裂音は…

「リーダー、犯人は沈黙しました」 

パールからの報告。なんと言うべきか、冷静すぎではなかろうか。

「死んでない…よな?」

「高圧エアライフルで手首だけ狙ったので、アカメさんが殺してなければ」

「へーきへーき、人間案外丈夫だし」

気づいたらアカメも内線に参戦している。

「それよりマグロっち、そのままだと破裂するよ?」

みしっみしっ…

ああ…自分の体を忘れてた。
立ち上がれないしこれは…

……ん?水が止まった?

「アオメちゃん、ファインプレー。水止めたよー褒めてね」

アオメが止めてくれたらしい。破裂せずに済んだ…。

「はぁー助かったよ皆、ありがとう。…それでこの爆弾たちはどうするんだ?」

巨大な風船爆弾の危険がまだ残っている。

「あー…それなんですけど」

ズドンッ!

再び破裂音

「いぎぃ、ば、爆発す」

バァァアアアン!!

先に膨らんだ爆弾が破裂した…だけで終わった。

「ここまで膨らませられる内蔵水素タンクなんて無いんですよ」

…確かに。いや爆発性のゲルは?着火装置がついていて…

「爆発性のゲルってのも大嘘、あるにはあるけど動きが鈍くなったり、重くて弛んだりするんよ。その子たちはフッツーのゲル詰まってるから安心してねー」

アオメから壮絶なネタバレ。
何だ…全部ブラフだったのか…

「え?え?爆発しないの?私、助かるの?」

残った爆弾がキョロキョロしながら自分の身が安全であることを理解していた。

「らしいぞ、良かったな」

「よ、よかったー」

ズドンっ!

「あえ?」

バァァァァァアン!!

パールの無慈悲な一撃で巨大爆弾もどきの風船は破裂した。

「はーい、マグロっちの勝ちー!本日のイベントしゅうりょー!解散!」

アカメの適当な実況で試合は終了した。

「とりあえず、皆に聞きたいことがある…各位このあと会議室に集まってくれ」

「了解しました」

「ういっすー」

「りょっ!」

意外にも皆、私の指示に従ってくれたようだ。パールは自分が捜査官と言っていたが、アカメとアオメも何か隠しているだろう…一度落ち着いて確認をしておきたい。

「…と、その前に誰かデフレーター持ってきてくれ、身動きできない」

久々に膨らんだ水風船腹を撫でながら救助を待つことにした。

117名無しさん:2016/05/04(水) 00:43:22 ID:V4gnX68k
会議室に4体のバルーン・アンドロイドが集まる。Bキラーズのメンバーは色々と隠し事が多いようだ…。

まず、パールが口を開いた。小柄な体に対して大柄なライフルを持っており、ライフルの銃底はチューブによってパールのヘソと繋がっている。

「私はこの施設の違法性を探るために潜入していました。本来は警察で狙撃手やってます」

「パールっちカッケー!」

「狙撃手とかまじすげー!」

アカメとアオメが素直に感心している。

「人間を撃ってもいいのか?」

「許可されてますから…。あ、もちろんアンドロイドにもです」

私の質問に笑顔で答えてくれた。要するにパールは何でもありの狙撃手だ。

「それで…アカメとアオメはこの事を知っていたのか?」

「さっき知ったのよねー」

「ねー」

「アオメさんは爆発物にお詳しいようですね。アカメさんは体術に覚えがありそうで…普段はそんな様子なかったのに。私の協力願いに抵抗なく聞き入れる時点で普通ではないと思っていましたが」

パールが私が考えていたことをそのまま聞いてくれた。

「あー…うん、この話やめよ?アカメちゃんねー。マグロっちもパールっちも気に入ってるんよ」

普段の口調と同じだがアカメの目つきは鋭くなり、パールを睨む。

「この世界にはもーっと深い闇があるんだよ」

アオメはにこにこしているが、その目は笑っているようには見えなかった。

「…神山は警察が確保しました。今回はそこから何かわかるでしょう」

「神山は好きにしなよ。私達の目的はここの監視だ。そもそも地下闘技場の汚職は神山の単独行動だしね」

睨みあうアカメとパール。敵対組織みたいな関係なんじゃないかこいつら…。

「あーあー、そうそうマグロっち!次の職場って決まってる?」

アオメが強引に話を変えた、しかし、次の職場?

「え?いや、次の職場と言われても」

「地下闘技場でこんだけ事件山盛りで大騒ぎなのに、オーナーも失踪でー…ねぇ?」

「チャンプ生活は無理じゃん?うちらもパールっちもBキラーズにいられんしー」

あぁ…そういうことか…確かにかこの生活を続けるのは無理そうだな。

「無職になるな私は」

「マグロっち、なんか嬉しそうじゃね?」

アカメが私の鉄仮面から何を感じたかはわからないが正解だ。

「あ、リーダー。それなのですが、私に良いコネクションがあるので任せて貰っても良いですか?」

パールからの提案だ。まぁ悪いことにはならないだろう。

「パールに任せよう。私には何もあてがないからな」

118名無しさん:2016/05/04(水) 01:17:36 ID:V4gnX68k
「またお会いしましたな」

数日後、パールの紹介で会うことになった人は田中氏だった。あまりに早い再会に恥ずかしさがこみ上げてくる。

「なんか、ここまで格好付かないと笑えますね」

私の顔は笑っていないがな。

「まぁまぁ、そんな日もありますよ!それで…どうします?何か希望の職種とこはありますかな?」

「希望…ですか…」

ファイター業は向いていたが…向いていなかったな。ほかに何かあるかと言われると…

「田中…さん。なぜバルーン・アンドロイドのリクルートの仕事をされているのですか?」

「バルーン・アンドロイド達の幸せのため、ですかね」

迷いのない真っ直ぐな答え。それだけで十分だった。

「…私は、田中さん、あなたのために働きたい。あなたの手足となり…迷いなく、自分のため、他のバルーン・アンドロイドために働きたい」

田中氏は私の返答に少し驚いたようだが、すぐに笑顔にもどった。

「良いでしょう。私と共に行きましょう。老い先短いジジイですがな」

田中氏は私に右手を差し出す。

「ありがとうございます」

私は田中氏と握手を交わし、新しい旅立ちのチケットを手にすることができた。

「おっと…お名前はなんとお呼びすればよろしいかな?」

「オーナーに任せます」

「ほほっ、あとで正式な手続きをしないといけませんな!」

「名前は、そう…アセビなんてどうです?」

「アセビ?」

「花の名前ですが、お気に召さないかな?」

「花…ふふ、いや良い名前です。アセビ、アセビか…」

マグロなんかより数倍も良い名前だ。

「ではアセビくん、改めて…よろしく」

「よろしくお願いします、オーナー」

再度、握手を交わす。
それは私が生まれ変わったことを意味する大事なものだった。

119名無しさん:2016/05/04(水) 01:23:14 ID:V4gnX68k
地下闘技場の話はここまでです。
田中さんとアセビの話はいずれ続きを書きたいと思います。次回はまたモモカと井上さんにスポットを当てていきたいです。エッチでフェチな感じに戻ると思います、この2人は平和なので。

120名無しさん:2016/05/07(土) 00:30:48 ID:eYhRkb9w
書いてる人その1です。
現在シナリオをいくつか考えてます。
順不同で筆が乗ったら書いていこうかと。
他にもアイディアがあれば募集中です。

BATRPG:色々あって井上さんの体がバッティング。モモカ、アオイ、フミコ、レナで井上さんの体を賭けて勝負をすることに。フミコの作ったバルーン・アンドロイド用のTRPGで勝ち残ったバルーン・アンドロイドが井上さんを自由にして良いことになった。GMになった井上さんとプレイヤーのバルーン・アンドロイド達の運命はいかに…。

井上妹とモモカ:井上さんが外出中のため留守番をするモモカ。そこに突然の訪問者、聞けば井上さんの妹とのこと。バルーン・アンドロイドと同棲する兄を馬鹿にしながら、モモカにも喧嘩を売る始末。しかし、どうにも妹の様子がおかしい…

プールトイ:ある日、田中さんからプールのチケットが何枚か送られてくる。なんでも人とバルーン・アンドロイドの両方が楽しめる施設とのこと。都合のついたカリンちゃんとレナ、井上さんとモモカの4人で行くことに。しかし、楽しめるという言葉の意味は性的な方も含まれており…

121名無しさん:2016/05/26(木) 01:50:38 ID:p3cloxlc
性行為目的のバルーン・アンドロイドがなぜ世間に浸透しているのか、不思議に思っている方もいるだろう。様々な要因が考えられるが、生活を便利にする道具として開発されたタイプの登場が大きく割合を占めている。今回はその一例をご紹介しよう。


ピンポーン

「はーい、どちらさま?」

こちらは一般的なご家庭、子供は大学に進学して一人暮らし、今は旦那様と奥様だけの一軒家。夫婦はひとまずの休息中といったところでしょうか。

「すみませーん、丸山様のご自宅でしょうか?アクエリアスプロジェクトのものです」

インターホンからは女性の声。浮気相手、では無さそうですね。

「あなたー?知ってます?」

「ほらウォーターサーバー買っただろ?その会社だよ」

奥様もあぁ、と思い出された模様、2人で玄関に向かいます。

旦那様が扉を開けると、そこには水色の風船…いえ、風船と言えばそうですが水色のボディのバルーン・アンドロイドではありませんか。バスケットボールぐらいの大きな胸に負けずにバランスボールサイズの大きなお腹が目立ちます。基本的にラバーのような光沢の服ですが、デリケートな部分は青色のプロテクターが守っています。

「あ、初めまして丸山様!わたくし、本日より丸山様のご自宅でウォーターサーバーをさせていただきます、シズクと申します!アクエリアスプロジェクトとのご契約、ありがとうございます!」

シズクと名乗ったバルーン・アンドロイドは深々とお辞儀をしました、夫婦もつられてお辞儀します。

「あらぁ…その…色々とご立派ね」

奥様はシズクのパンパン膨らんだあらゆる部位に対してそう仰ったようです。

目線に気づいたのか、シズクはちょっぴり恥ずかしそうに両手で胸を抑えました。

「えーっと、色々説明してくれるかな?初めてなのでね。まぁ中に入りなさい」

旦那様は冷静にシズクを中に迎え入れます。奥様のスレンダーな体型を見るに、そっちの趣味はないのですかね。

122名無しさん:2016/05/26(木) 01:51:23 ID:p3cloxlc


リビングに集まり、シズクが夫婦に自分を説明するようです。

「えっと、はい!冷たい水から熱湯まで…ご命令とあればいつでもご提供できます!メンテナンスは私自身でやりますので、お二人の手は煩わせません!お水の補給は定期的にアクエリアスプロジェクトからタンクが届きますので、受け取りだけお願いします。搬入等は私がやりますので、ご安心を!あ、充電が必要ですので私を常駐させるところにスタンドを設置してください!」


「ええっと…シズクさん?その…どこからお水がでるのかしら…まさか」

奥様が考えてるのはおっぱいとか、下の穴とかそういうところですかね?


「はい!右手が冷水、左手がお湯になってます!」

シズクは両手の手の平を広げて夫婦に見せます。


確かに手の平の中央には穴が空いており、右手は青の枠、左手には赤の枠がついています。

「冷たいのを」

旦那様がシズクにグラスを差し出します。
シズクはそれを左手で受け取り、右手から冷水を注ぎました。

「ど、どうぞ」

シズクもどことなく緊張しています。気に入られなかったらリコールされてしまいますからね。

奥様がグラスを受け取り、恐る恐る口を付け、そのまま飲み干しました。

「あら、おいしい」

「はい、確かな品質をお届けします!ご契約では日本の名水を選ばれていましたね」

旦那様がコクリと頷きます。

「おでぶちゃんが来たときはどうしようかと思ったけど…、あ、ごめんなさい。その、確かにウォーターサーバーね。これからよろしくね、シズクちゃん」

奥様はにっこりと笑顔でシズクを家族として迎え入れてくれたようです。

「はい!ふつつかものですが!よろしくお願いします!」

「あら、もうこんな時間!お買い物行ってくるわね、あなた」

「あぁ、気をつけて」

どたばと支度をして、奥様は買い物に向かわれました。

リビングはシズクと旦那様だけ
になりました。

「よ、よかったです…初配属でリコールされなくて」

シズクも緊張の糸が溶け、少しだけリラックスしているようです。

「充電するばしょだが…キッチンにそのまま…というのもあれだと思ってね。部屋を用意したよ。ついてきなさい」

旦那様はシズクを二階の部屋に連れて行きました。

「わぁ、ベットもある!いいんですか?個室なんて!」

「元は物置だった部屋なんだがね…」

「そうなんですか。あ、私、下からスタンド運んできま」

ドン!とシズクはベットに押し倒されました。

「ま、丸山様…?」


シズクは突然のことに驚きを隠せません。寡黙で優しそうな旦那様が豹変したかに思えたからです。

「すまない…家内には秘密にしてくれ」

旦那様がシズクの胸のプロテクターを外すとぷっくりとした乳首が現れました。

「ど、どうしてこれを…ひゃう!」

旦那様はシズクの胸にしゃぶりつき、そして吸いました。
シズクは抵抗しません。なすがままに旦那様に身を委ねています。

「ふぅ…いい水だ。行為をしながら補給できるのはこの年だとありがたい」

「あう…あの…私…その、性行為は…研修プログラムになくて…その」

「私が教えてあげるよ…ゆっくりとね」

そういいながら、旦那様はシズクのアソコの部分のプロテクターを外しました。当然パイパンです。

シズクの顔は真っ赤です。バルーン・アンドロイドですが、彼女はあくまでウォーターサーバー、エッチのことは何も知りません。

旦那様のビンビンな息子様が、そんな処女ちっくな、バルーン・アンドロイドの穴につきささ…


おっと、これ以上はまずいですね。とにかく、バルーン・アンドロイドが一般家庭に広まっているのがよくわかったと思います。あなたもいかがですか?一家に一台、バルーン・アンドロイドというのは…

123名無しさん:2016/05/26(木) 01:52:50 ID:p3cloxlc
本編の前に別のネタが思いついたので読み切りで一本書きました。今後も単発で書くことがあるかもしれません。

124名無しさん:2016/06/06(月) 02:04:13 ID:???
ところ変わって場所はとある都市の駅前。
かつてはレトロな雰囲気のビルが立ち並ぶ街ではあったのだが、それらのビル群の老朽化が進んでいることから
再開発が行われている地域である。
そんな再開発が行われる地域に立つ老朽化したビルのそば、作業服にヘルメットというおなじみの姿の作業員に
指示を受けるバルーンアンドロイドたちの姿があった。
彼女たちの姿は工事現場に似つかわしくない、まるでスクール水着のようなコスチュームで、バルーンボディと
いうそのボディはモモカたちが装着するバルーンボディと異なり、若干膨らみにかけた容姿である。
このバルーンアンドロイド、これまで出てきたモモカやアオイたちとはいくつか違う点がある。
ひとつはこの場所に20人近くいるバルーンアンドロイドがすべて同じ顔をしているということ。
もうひとつ、モモカやアオイたちは頭部の破損さえしなければ問題ない、逆に頭部を破損してしまうとこれまで
記録してきた人格・記憶などのデータを失ってしまう。しかし、ここにいるバルーンアンドロイドたちは普段は
モモカやアオイたちのように会話したり行動したりするが、事実上の『本体』は作業員が出入りする作業小屋に
置かれたパソコンであり、万が一バルーンアンドロイドのボディが頭部を含めてすべて失損してもネットリンク
を介してパソコンにデータが転送され彼女たちの各種データは保護される。
察しの良い読者ならば、彼女らがどういうバルーンアンドロイドなのか分かったであろう。

125名無しさん:2016/06/06(月) 02:05:29 ID:???
「では、今回はこれまでの東地区解体データベースを参考に配置についてください。」
「「「「「はい!」」」」」
「では、配置開始!」
そういう現場監督の声を聞いたバルーンアンドロイドたちは、それぞれこれまで解体したビルの情報を記録して
いるデータベースにアクセスし、必要なデータを収集しながら目の前のビルの中に入っていく。
あるバルーンアンドロイドは1階のトイレに入り、筋交い構造に近いふたをしたままの便座に腰掛ける。
あるバルーンアンドロイドは、別のバルーンアンドロイドの手を借りて、4階の外れたダクトから潜り込んで、
梁に近い場所まで移動する。
4階で手を貸したバルーンアンドロイドは、そのまま階段を6階まで上がり、ビル中心の太い柱の横に座る。
バルーンアンドロイドたちが入ったビルから少し離れた作業小屋では、先ほどバルーンアンドロイドのデータが
記録されていると説明したパソコンにビルの見取り図が表示され、移動中のバルーンアンドロイドたちが赤の点
で表示され、配置についた順から緑の点に変わっていった。

126名無しさん:2016/06/06(月) 02:07:58 ID:???
「あ、監督。配置号令お疲れさまです。」
「あの子たちは順調に配置についているか?」
「最上階の子と地下階の3人を除いては全員配置についています。」
「うむ・・・一番肝心の子が遅れているのか。まー失敗するよりは配置完了を待つか。」
そんな監督のつぶやきの直後、最上階の赤い点が緑色に変わる。
「了解です。B1-1、B1-2、B2、それから配置に問題があるのか?」
「B1-1、B1-2、雨水の影響で迂回したため配置遅れました。まもなく配置につきます。」
「B2、階段に破損を発見。データベースの照会で配置変更不要と判断。こちらもまもなく配置につきます。」
「B1-1、B1-2、B2報告ありがとう。君たちが配置次第、セッティングを行う。」
「「「「「了解!」」」」」
しばらくして地下階の赤い点も緑色に変わり、作業員がバルーンアンドロイド全員に声をかける。
「ではセッティングを開始する。配置のみんなはペインモードと安全装置を解除すること。」
「「「「「了解!」」」」」
この声と同時に緑色の点灯が徐々に緑色の点滅に変わり、やがてすべての点灯が点滅に変わった。
「では、セッティング開始。」

127名無しさん:2016/06/06(月) 02:12:53 ID:???
1階トイレ。真っ先に配置についたバルーンアンドロイドがお腹をなでながらセッティングを待つ。
『カチッ・・・シュー』
「んんっ!入ってきた♪」
彼女の胎内で機械音がした後、気体の放出音がし始めたかと思うと、彼女のお腹がゆっくりと膨らみ始める。
彼女たちの胎内には高圧ガスの詰められたボンベが内蔵されており、安全装置が解除された状態でこのように
本体パソコンからボンベを開放することができる。
「んあっ♪」
「あはぁっ!」
他階のバルーンアンドロイドのボディも同様に膨らみはじめ、4階のバルーンアンドロイドは排気ダクトの中で
膨らんでいるので、すぐにつかえて排気ダクトを押し広げて丸く膨らませ、それでも間に合わないため配管方向
へダクト内をみっちり膨らませながら胎内の圧力も高まっていく。
「ん・・・あはぁ!圧力気持ちいい〜ガスもっと注入してぇ!!」
作業用のパソコンのほうではすべての点滅が早くなり、セッティングが順調に始まっていることを確認すると、
パソコンの横にある「注入」コントローラーを「弱」から「強」に切り替える。
これで彼女たちの胎内にあるボンベが全開になった。

128名無しさん:2016/06/06(月) 02:13:35 ID:???
「あぁっ!」
「んあぁ♪」
彼女たちのお腹が妊婦サイズを超えて、姿勢が固定された子以外は後ろへのけぞるような格好となっている。
もうすぐで胎内のガスがすべて放出される頃である。
『シュー・・・・・』
ガスの放出が止まり、彼女たちのお腹の膨らみも止まる。
しかし、彼女たちは胎内のガス圧力に喘ぐのを止めず、どの子もアソコからローションを垂れ流している。
そうしているうちに・・・
『カラン!』
彼女の胎内にガスを放出したボンベがアソコから排出される。
これはこの後の安全性を考慮したものである。
彼女たちはただガスを入れられて喘いでいたわけではない。
ボンベの落下音はビルの外、作業小屋にも響き渡り、ここまで行ったバルーンアンドロイドの点滅は店頭に戻り
オレンジ色に変わっていた。
「よし、点火開始。」
「点火開始。」

129名無しさん:2016/06/06(月) 02:14:20 ID:???
監督から指示を受けた作業員が「注入」コントローラーの横にある「点火」コントローラーをONに切替える。
「あはぁ!イっちゃう♪」
「あっあっあっ・・・くるくるくる!キちゃう〜〜〜」
プスッ
ボカーーーーーン
ドカーーーーーン
バーーーーーン
彼女たちの胎内に注入されたガスは空気に触れると急激に反応する気体で、「点火」ONによって針で彼女たち
のお腹に穴が開けられて、破裂すると同時に一気に反応を起こし、次々と爆発したのである。
それによって・・・
ズゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・・・
バルーンアンドロイドたちが入っていったビルは重力のかかる柱を次々と破壊され、内側に包み込まれていった
かのごとくきれいに崩れていった。

130名無しさん:2016/06/06(月) 02:15:39 ID:???
「では、最上階の子から順番に確認する。」
最後に問題なく今回の爆破で蓄積されたデータと人格がパソコンに戻っていることを順番に作業員が確認する。
「B2もお疲れさまでした。地下の奥なのにずいぶん気持ちよく叫んでたね〜。」
「いえ、反応はいつもと一緒なのですが・・・その・・・」
「ん?なんかあったの?」
「いえ、いつもはセッティング開始からミュートモードになって私たちがその・・・イってる声は外に漏れない
 はずなんですが、今回はパソコン設定でミュートモードが入らなくなっていまして、あの様なはしたない嬌声
 をあげてしまって・・・・・。」
この言葉を聞いた作業員は大学で得たITスキルを発揮して設定ログを見て、何かに気づく。
「ははーん。そういうことか、監督ぅ?」
「いや、そのなんだ。どうせ作業に影響しないなら問題ないかなぁって・・・たはは・・・」
この後、作業員に説教される監督の傍で相変わらずバルーンアンドロイドのインターフェース画面が恥ずかしい
声を聞かれてモジモジしていたのであった。

131名無しさん:2016/06/09(木) 09:28:40 ID:KtMGxPqM
「さぁ今夜もやってまいりました!
BBショーの時間です!
今日も高額賞金を求めて大勢のバルーン・アンドロイドがエントリーしております!
果たして高額賞金を手にする者は現れるのか!?
それとも全員破裂かー!?
答えは最後までみればわかります!
では早速、始めていきましょう!
ファーストステェエエジ!
「スパイクアスレチック」!!!
もはや説明不要なこの番組の顔!ふるい!
風船ちゃんには一撃必殺なトゲトゲ満載のアスレチックだ!毎月コースが変化するぞ!スタッフの努力に感謝しよう!
破裂しないでゴールにたどり着ければクリアー!単純だね!足場を踏み外すと敷き詰められたスパイクが待っているぞ!もちろんそれ以外にもトラップはあります!かといって慎重に進みすぎてタイムアップになるとその場で限界破裂だ!スピーディかつ慎重に進めよう!
ではでは!チャレンジャーの登場だ!エントリーナンバー1!」

スタート位置から勢いよくドライアイスの煙が噴き出し、床から弱い力のカタパルトでバルーン・アンドロイドが射出された。

「ひゃあ!」

着地に失敗したバルーン・アンドロイドは尻餅をついてしまった。
ほとんど隠せていないピンクのビキニはパンパンに膨らんだ体に食い込んでいる。左胸には1と書かれた丸いプレートが付いている。髪型はポニーテールで、頭にサンバイザーをつけており、スポーティな雰囲気を出しているが、顔よりも大きい胸とその数倍の大きさはあるお腹がそれを打ち消している。

「最初の名誉あるチャレンジャーはバーディーちゃん!起動から3年目!今日は大好きなオーナーのためにがんばります!とのことだ!バーディーちゃん、意気込みをどうぞ!」

「が、がんばります!」

「それでは位置について〜、よーい…スタート!!」

息つく間もなくスタートのブザーがなる。
バーディーは戸惑いながらもスタートを切った。
ゆっさゆっさばるんばるんと胸やお腹を揺らしながら最初のアスレチックに到着した。

バーディーの前には巨大な大穴が現れる。所々に小さな足場があり、それらを使えば対岸を渡れそうである。

「さぁ、初めの難所はジャンプストーン!飛び石だね!そこそこ離れた石と石をジャンプで繋いでゴールを目指せ!落ちたら針地獄が待っているぞ!」

飛び石の配置を観察すると、少し遠回りだが石の間隔が短いルートと近道だが石の間隔が離れているルートがある。バーディーは少し悩んだが、どちらのルートで行くか決めたようだ。
バーディは助走のため、後ろに下がり、勢いをつけて駆ける。

「おっと!バーディーちゃんは少ない飛び石を選んだようだぞ!」

崖のギリギリのところでバーディーは遠めに設置された飛び石を目指して跳んだ。

「たあああ!」

バーディーの右足が飛び石を捉え着地する
しかし、

「あ!ちょっ!あわわっ!」

バーディーはバランスを崩し、次の飛び石に跳べず、片足で止まってしまった。
こうなるともはや時間の問題である。

「いやっ!あ?あ!だめ、だめぇ!!」

巨大な胸とお腹を制御できず、前のめりの状態でバーディーは奈落に吸い込まれていく。

「バーディーちゃん落ちたぁ!!ショートカット失敗!!」

「キャアアアアア!!」

バーディーから悲鳴があがる。無慈悲にも底で待ち受けていた針地獄がお腹と胸を貫く。

ブスッブスッブスッ

パァァァァァアアアン!!!

バーディーの体は破裂し、スキンとゲルが飛び散る。

「バーディーちゃん、バースト!しかしご安心を頭部はネットで保護されていますので安全です。バルーン・アンドロイドの皆様は気兼ねなく破裂してください!」

よく見ると針地獄の上にはネットがあり、バーディーの頭部は針の脅威に晒されることなく、転がっている。ネットの上には頭部の他に、持ち主を失ったビキニやシューズ、サンバイザー、千切れた腕や足、大きく千切れたスキン、萎んだ胸などいくつかのパーツが引っかかっていた。

「破裂した残骸は番組終了までそのままです!頭部パーツはリタイア席で晒し首です。さぁ、今日は何個の首が並ぶのかな?」

スタッフによってバーディーの頭はどこかに運ばれていった。

「ではでは!次のチャレンジャー!どうぞ!」

132名無しさん:2016/06/10(金) 01:08:32 ID:MNgwQfdc
暗がりの部屋の中でテレビだけが光源になっており、無意識に内容が目に入る。

「あ、あのあの…私、下手ですか?」

ベットの上で仰向けになっている僕の上にはファッティタイプのバルーン・アンドロイドのフミコがまたがっている。
前に暴走して襲われた時とは違い、普段のフミコのエッチはゆっくりねっとりと長い時間をかけて行なうタイプらしい。破裂が苦手なため瞬間的な快楽よりこちらが良いとのこと。

「いや…なんか落ち着いちゃってね…モモカはほら、激しいから」

フミコのテクニックは長い時間をかけること前提のため、爆発力より継続力のほうが強い。僕の下半身が快楽で徐々に気持ちよくなっているので下手ということはないだろう。

「は、破裂は本当にやめてくださいね…、そのフリとかじゃないです…んんっ」

少し怯えたフミコのお腹を優しく揉む。
直径1メートルぐらいはあるお腹はまだ柔らかく、ファッティタイプの余裕を感じる。本当はまだ大きくできるのだろうが、僕が息できなくなるので抑えてくれている。胸もかなり大きくなっているが、重力に逆らわず、柔らかさを保っている。

「あっ、ん…きもちいい…い、イッちゃう」

「僕もだ…よし」

フミコの腰の動きが少し速くなり、それに合わせて僕もお腹を撫でる速度を速くする。

「あ、あ、あ!んん!ん…ふぅ…ふひ…」

息子が何かの液体で覆われたのを感じる。フミコがイッてローションを出したのだろう。その温度変化をトリガーに僕もフミコの中に熱いものを出した。

「ん…あったかい…」

フミコは優しく自分のお腹を撫でる。
なんというか普段はギーグやオタク色の強いフミコだがこの時ばかりは女性の色気が強い。もともと美人顔ではあるし、ゆったりしたセックスが好きな人には堪らないタイプだろう。
モモカの客を奪ったという話は何かの間違いだと思っていたが、この一面を見ると嘘ではなかったのかもしれない。

133名無しさん:2016/06/12(日) 01:57:23 ID:Viq7QFbU
バルーンポップに来たのはフミコの様子を見に来ただけだったのだが、フミコが結構溜まっていたらしく、襲われる前に発散させる流れになった。

「す、すみません。こんなこと…お願いしちゃって…」

フミコは僕の体からおりて、申し訳なさそうにこちらの様子を伺っている。

「気にしなくていいよ、なんというか…モモカ公認だしね、バルーン・アンドロイドの性欲処理」

フミコはモモカから正式な許可はでていなかったような気がしたが、まぁ、良いだろう。

「あ、ありがとうございます…ホームページから、こんなことまで…お世話になりっぱなしで…井上さんには頭が上がらないです…」

「僕はちょっと力ぞえしただけさ。
商品の質が良いから上手くいってるんだよ」

「え、ふひひ…て、照れちゃいます…」

頬を両手で抑え、もじもじしている。
あまり褒められたことがないのだろうか。

「そうだ、店長さん。何か新しい商品はない?折角だから何か買ってこうかと」

「し、新商品で、ですか?あ、あるます!あります!ちょっと趣を変えたモノを作ってたんですよ!」

急に滑舌が良くなった。フミコは好きなものについて話すときだけ元気になるのでわかりやすい。

「バルーン・アンドロイド用ティーアールピージー!略してBATRPG!その第一弾!バーストダンジョン!です!」

「TRPGとは…凝ったものを」

「バーストダンジョンはプレイヤーが風船人間、バルーンレイスとしてダンジョン最深部のお宝を求めて冒険するファンタジーです!ダンジョンはトラップだらけで、か弱いバルーンレイスは簡単に破裂しちゃうんですけど、バルーンレイスは3つのソウルがあって2回までは復活できるんです!なので、3回目はバルーン・アンドロイド本人が破裂してゲームオーバーです!プレイヤーは様々な職業を選べます。ステータスはダイスで決めますので、職選びが勝利の鍵です!単独勝利が目的ですが協力も可能、裏切りもオッケー!」

目を輝かせながら一気に説明される。

「に、人間は何をすれば良いの?」

「ゲームマスターとしてバルーン・アンドロイドをあのてこの手で妨害してください!事前にマップを作ってトラップの配置とかを決めておくんです。あ、大変だと思ったでしょ?じつはじつは、私もパソコンの勉強をして作りました!自動マップ生成ツール!ゲームマスターはマップを予習してプレイヤーを導くだけ!まぁ、そこが大変なんですけどね…」

「は、はぁ…すごいのは何となく分かったよ」

「…あ、ふひひ…すみません…つい熱がはいっちゃって…」

フミコの良いところでもあり、悪いところでもあるのだろう。僕は彼女の個性として受け入れているが。

「じゃぁ、それ買っていこうかな」

「はい!ありが…あ、えっと、そうだった…すみません、まだ最終調整中で…今はまだ、お出しできなかった、です…」

「あ、そうなの」

「で、でも!でもでも!次の日曜日には!遊べる形になると思います!完成したら井上さんに直接お届けしますから!そ、それと!テストプレイということで、お代は結構です!」

フミコが僕にぐいっと詰め寄る。きっと僕に何かしらのお礼をしたいのだろう、お代を払うと言っても、グダグダになってしまいそうだ。

「うん、わかった。次の日曜日だね。アオイちゃんとかも誘っておくよ」

「はい!ありがとうございます!」

にっこりと満足げに笑うフミコ。なんだかんだで悪い子ではないのが分かってきた。モモカを怒らせた過去は何かの事故だったのだろうか、それとも、まだ隠している一面があるのだろうか…

「あー…モモカいるけど、大丈夫?」

「あ…う、うう、だ、大丈夫です…その、説明したら、帰りますんで…破裂させられる前に…」

まだモモカのことは苦手のようだ。
そのうち解決しないといけないな…

134名無しさん:2016/06/16(木) 00:37:07 ID:nw6rei/2
長編中に他のストーリーや短編などを投稿しやすいように、長編にはタイトルとナンバリングをつけたほうが良いですかね?

135名無しさん:2016/06/29(水) 00:01:47 ID:zrcdsTsU
バルーンポップをあとにし、家に着いたのは22時頃になっていた。モモカには遅くなることと夕飯はいらないことを伝えてあるが、何時になるかまでは伝えていなかった。日付は変わっていないし、スリープモードにはなっていないだろうけど。
そんなことを考えながらドアを開けようとすると、しっかりと鍵が掛かっていた。
僕は鍵を取り出して無意識に扉を開ける。チャイムを鳴らせばよかったことに気づいたが、一人暮らしが長ったせいか、まだその発想に慣れていない。

「ただいまー」

と、主人の帰宅を知らせるも返事はない。

「あ…すごい…いっぱい入ってる…」

代わりに耽美な声がリビングから聞こえる。浮気か?
そんなことは無いと思いつつもモモカを喘がせている奴の正体を確かめるため、ひっそりとリビングに近づいていく。

「あん!あん!もっと!もっと!足踏み式エアポンプくん!風船みたいに!もっと膨らませて!」

目に入ったのはバランスボール用の黄色いジャバラの空気入れにまたがり、自分の体重で空気を入れているモモカの姿だった。どうやら浮気相手は足踏み式の空気入れのようだ。

モモカの体はパンパンに膨らんでおり、胸は頭よりやや大きく、お腹は直径1.5mぐらいだろうか。よくもまぁ、このポンプでここまで膨らませたものだ。

「アンドロイドが浮気とはいいご身分だなぁ?」

僕の中でモモカをどうするかの方向性が決まったので、そういうことにしておく。

「ひう!え、あ…おかえりなさ…い?」

オナニーに夢中だったモモカがようやく僕の帰宅に気づいた。

「僕よりもそいつがいいんだな…」

「え?あ、あの井上さん違うの、その、これはね?」

モモカはオナニーを見られて顔が真っ赤だが、僕の態度にかなり焦っているように感じる。
おもむろに道具をしまっているクローゼットを開け、手押しポンプを取り出す。

「こんなところにも男を隠してやがったな、このビッチ風船め!」

モモカがきょとんとした目でポンプを見つめる。

「あ…えっと」

僕の意図に気づいたようだ。

「違うの!井上さん!手押しポンプくんは私を慰めてくれただけなの!」

「おいおい、まだ男がいるのか、とんでもねぇビッチだな」

モモカの反論を無視して、クローゼットからエアコンプレッサー、ボンベをモモカの前に並べる。

「おい、お前ら、この風船に皆騙されてたみたいだな。こいつは…許せないよなぁ?このビッチにはお仕置きが必要だと思わないか?」

「ひっ、ちょ、皆、誤解よ!わ、私は、その!全員愛してるの!」

「皆、お前を許さないってよ」

「えええええ!?」

モモカの反応を確認してから、クローゼットからあるものを取り出す。

「全員愛してるって言ったな?じゃぁ、証明してもらおうか」

モモカの顔に取り出したものを突きつける。

「複数のチューブを繋げて一箇所から出るようにするやつ…え、ちょちょちょ!まって!」

「全員分の愛を受け止めてもらうからな」

なんというか擬似的な集団レイプの完成である。

136名無しさん:2017/03/27(月) 23:19:41 ID:3auxO.0.
アタッチメントに電動ポンプ、足踏みポンプ、手押しポンプ、ヘリウムボンベを接続し、出力用のチューブをセットする。

それなりに膨らんで身動きの取れないモモカはその光景を見守るしかないようだ。

「さて…と、それっ」

「はうっ!んんっ!」

モモカを仰向けにし、チューブをあそこに差し込む。
仰向けになっても胸やお腹は重力に負けず、立派な風船として佇んでいた。

まずは出力を最小にした電動ポンプのスイッチを入れる。ブブブとそれなりに大きな音を出しながらモモカに空気が送り込まれる。

「ん…んん…!あ、あ、んん!」

少しずつ膨らむ体に感じるモモカを見ながらヘリウムボンベの栓をゆっくりと回す。

「ヘリウムさんのも入ってくるぅ…ん!」

この2つのセッティングが終わったタイミングでモモカのヘソにちょっと前にバルーンポップで買った道具を差し込む。

137名無しさん:2017/03/27(月) 23:21:59 ID:3auxO.0.
「ふわぁ!?へ、ヘソに何かいれました?」

「リミットアラーム、破裂する前に警告してくれるんだって」

説明をしながら、足踏みポンプでさらに空気を送り込む。

「はぁ!んん!色んな空気が体に入ってくる!すごい!んっ!ああん!」

モモカのお腹はすでに僕のお腹の高さまで膨れ上がっており、胸も相応に大きくなっている。頭の2倍はあるだろうか。

「んぐっ、んぷっ!」

大きく膨らんだ胸とお腹でモモカの顔が埋もれ、アンドロイドでなければ窒息しそうな状態になってしまった。
すでにパンパンに張り詰めており、些細なことで破裂しそうになっているモモカをゆっくりと立ち上がらせる。

「ん…んしょ、はぁ…はぁ。すごい…体パンパン…」

前のめりになり体をお腹で支えた姿勢でモモカは優しく自分のお腹を撫で始めた。


「ふふ…まだまだ入るわ。みんなの愛を受け止めてあげる」

みちっ、みしみしっ

体は正直で、余裕のない軋む音が頻繁に聞こえる。
腕や足もいつもの倍の太さに膨らみ、関節を曲げるのも苦しそうである。

「まだ膨らむのかこの淫乱風船は」

「愛に限界は無いのね!」

ビー!ビー!ビー!

と警告音。どうやら破裂寸前まで来てしまったようである。急いで電動ポンプとボンベを止め、破裂するのを防ぐ。落ち着いたところで、モモカのヘソの装置を
抜く。

138名無しさん:2017/03/27(月) 23:22:41 ID:3auxO.0.
「はぁはぁ…!あ、んん!すごい!敏感に感じちゃう!でも!もう、風船として命を全うしちゃうのね!」

モモカを無視して、アソコに刺さったチューブを抜き取る。

「ああぁはぁん!んぅ!な、何するの?」

ギンギンに勃起してしまった自分のペニスをモモカのアソコに一気に挿し込む。

「んぎっ!あ!そうね!井上さんも!愛してあげなきゃ!」

ぐちゅ!ぐちゅっ!ぐちゅっ!と愛液でいやらしい音がストロークするたびに部屋に響く。
同時にみしっ!みしっ!みしっ!とモモカの体が悲鳴をあげる。

「いくっ!いくっ!破裂しちゃう!あ!あ!あ!」

「いくっ…!」

モモカの中に精子が流れ込む。

「……はぁはぁ」

「はぁはぁ…熱い…の中に感じるぅ」

さすがに自分の精子だけでモモカは破裂しなかった。

「破裂しなかったかぁ」

「んふ、ふう…みんなの愛、受け止めたよ…。ねぇねぇ、これはご褒美もらえるんじゃ無い?」

浮気を棚に上げてご褒美を要求する立場を理解していない風船がいる。

「おっと何か忘れてないか?」

「え?」

「手押しポンプくんがお怒りだ」

「あ」

足元に転がった手押しポンプのチューブを愛液で濡れ濡れのモモカのアソコに突き刺す。

「あひっ!あ!まって、て、手押しポンプくん!」

しゅこしゅこしゅこ!

みしっ!みちみち!びちっ!

「許して手押しポンプくん!あ!あ!だめ!手押しポンプさん!止めて!」

わずかな量だか確実にモモカの体は破裂に向かっている。

しゅこしゅこしゅこ!

ばつっ!ばつっ!みちっ!

「あ!あ!だめ!手押しポンプ様!手押しポンプ様ぁ!お許しを」

しゅこっ!

バァァァァアアアン!!

モモカの体がついに耐えきれず爆散した。
限界破裂のためかスキンもゲルも激しく飛び散った。
手首と手足の形は残っていたが、それ以外は原型を残さず散り散りである。

「手押しポンプくんの勝ち、だな」

139名無しさん:2017/04/14(金) 22:34:05 ID:HDy34LMw
バルーンハンティング(短編)

バルーンハンティングとはその名の通り、バルーン・アンドロイドを狩る競技である。
閉鎖された広いエリア内でバルーン達は破裂させられないように制限時間まで逃げ回る。
ハンターは人間の男性。ただし武器の類、バルーンを直接破裂させるような行為は禁じられている。ではどのようにして彼女達を破裂させるのか?

「はぁ、はぁ、あ!うそっ!行き止まり!?」

このバルーンは入り組んだ地形に逃げ込んだは良いが、行き止まりに当たってしまい、追い詰められたようだ。

「追い詰めたぞ、風船ちゃん…さぁいい事をしようね」

男性は全裸に手袋と膝当て、そしてウエストポーチのみの格好。変質者そのものだ。股間のものは大きく勃起し、我慢汁が少し出ている。

男性はバルーンを押し倒すと一気に挿入した。
前戯をしてる暇はない。

「あぐぅ!や、やめ!」

バルーンの悲鳴を無視し、男性はがむしゃらに出し入れを繰り返す。

ぐちゅぐちゅ!みしっ、ぎゅっ!ぎゅっ!

「あ!あ!イクぅ!イク!あ、あぁぁあん!破裂する!破裂しちゃううう!!!」

バルーンがビクンビクンと軽く痙攣する。どうやらイッてしまったようだ。

「う!あ!か、体が!中から、ふ、膨らむ!」

バルーンは男性と繋がったまま、むくむくと急激に膨らみ始める。急速な膨張に、バルーンのスキンはミシミシと嫌な音を発している。

「や、いや!は、破裂」

バァァアアアアアン!!!!

ぼとっ、びちゃ、びちゃっ

バルーンは耐えきれずに破裂してしまった。
周囲はバルーンだったものが飛び散り、男性の体にはゴムやらゲルやらがこびりついている。

この競技に参加するバルーン・アンドロイドは特殊な装置を体内に取り付けており、イクと限界破裂するようになっている。これがバルーンを破裂させる手段の1つである。

「ふぅ…すぐイク風船でよかった…さてポイントはと…」

男性がバルーンの残骸からキラキラと光る玉を手に取る。

「たったの10ポイントかよ!次だ次!」

男性はポイントを確認すると玉をポーチにしまい、次の風船を探しにその場を後にした。

破裂したバルーンは時間切れまで放置。
風船ですらないゴミには当然の待遇である。

140名無しさん:2017/04/14(金) 22:35:47 ID:HDy34LMw
シュチュだけ凝縮した短編

141名無しさん:2017/04/14(金) 22:37:11 ID:HDy34LMw
シュチュだけ凝縮した短編のほうが良いですかね

142名無しさん:2017/04/15(土) 16:15:00 ID:???
今までの全部好きなのでこのままで居てくれると嬉しいですが、ちょっと思いついたの書きたいなって時は短いの書かれるとかいかがですかね?

143名無しさん:2017/04/15(土) 18:56:10 ID:OYw7U9Wg
>>142
今後も長編は続けていきますが、性欲に負けたら短編で発散したいと思います

144名無しさん:2017/04/16(日) 09:24:21 ID:???
>>143
頑張ってください。とてもとても楽しみにしています。

145名無しさん:2017/04/17(月) 22:23:20 ID:BxBUsvtE
バルーンハンティング(短編2)

「あん!あん!あっ!あっ!あぁぁ!んん!」

ゲームも終盤である。
なんとか逃げ延びたこのバルーンも立ちバックを決められ、ここで終わってしまうだろう。
両腕を背中に押し付けられ、お腹と足だけで体を支えている。突かれるたびに張り詰めた胸がブルンブルンと揺れる。

「うっ、くそっ!おら!早くいけ!」

男性も限界のようだ。バルーンハンティングは男性有利のルールだがもちろん男性側にも敗北条件はある。

「いや!いや!あ!だめ!で、でも!あなたも限界なんでしょ!だったら…!」

バルーンは何を思ったか自ら腰を動かし始める。緩急をつけられペースを乱された男性のペニスは快楽に踊らされる。

「ぐっ!あ、やべっ!あああ!」

男性がぶるっと震え、動きが止まる。
それと同時に男性の手袋からブザー音が鳴り響く。
射精して達したことを感知する機能が手袋にはあるのだ。

「ふ、ふふ、私の勝ち、ルールはわかってるわよね?」

「くそー、イッたらバルーンへの干渉は禁止だろ!」

男性は動きを止め、腕を頭の後ろに組んだ。
それと同時に2人の背後にスーツを着込んだ男女2人がどこらともなく現れた。
女性は体の膨らみ方からバルーン・アンドロイドのようだ。

「ハンター番号3番、失格です。お疲れ様でした」

「控え室に案内しますので、ついて来てください」

「はいはい」

男性はスーツの二人組の指示に従い、バルーンに挿入されていたペニスをゆっくりと…

「ひぅ!あ、まっ、ぬ、ぬかない…」

抜いた。

「んんんん!」

抜けた拍子にバルーンはイッてしまったようだ。

「おっと」

「あらら、逃げますよ」

男性とスーツ達はそそくさとその場から立ち去った。

「あ!あ!う、うそ!かっ、勝ったのにぃいい!?」

バルーンに容赦なく空気が注入される。
大きく膨らんだお腹に押し上げられ、ばたつかせる足が地面につくことはなかった。

「は、破裂!破裂しちゃう!こ、こんなの!」

みしっ!びっ

「いやぁああああ!!」

パァァァァァアン!!!

四肢がバラバラと空中を舞い、同時にゲルとスキンが周囲に飛び散った。

「ポイントBの6でバルーンが自爆しました。ポイントは早い者勝ちです、ハンターの方はどうぞ」

スーツのバルーン・アンドロイドがピンマイクでアナウンスを流す。

「お仲間が破裂したのに冷静だねぇ」

「仲間?安物と一緒にしないでもらえます?」

「冷たいねぇ…」

スーツの男女に連れられ、ハンターの男性は闇の中に消えて行った。

146名無しさん:2017/04/17(月) 22:50:31 ID:BxBUsvtE
こんな目にあっているバルーン・アンドロイドが見たい!とかがあれば是非ご意見をください

147管理者権限削除:管理者権限削除
管理者権限削除

148名無しさん:2017/04/18(火) 21:48:02 ID:???
>>146
モモカちゃんに一山いくらの激安古着を着せて着衣破壊膨張プレイとかいかがですかね?

149名無しさん:2017/04/19(水) 01:41:52 ID:XZ1xN12c
「TRPG?フミコの?ふーん」

自分の残骸を片付けるモモカにフミコの話をしてみたが、反応はいまいちだった。

「バルーン・アンドロイド用らしいから、知り合いのバルーン・アンドロイドを呼ぼうと思ってるけど、良いかい?」

「まぁ構いませんけど、フミコも別に来て良いし。わたし、子供じゃないし!」

そういう事言うと子供っぽいんだよなぁ。

「あ、そうそう。バルーン・アンドロイド用で思い出した。下着とか服を買ってきたんだよ」

部屋の隅に置いておいた買い物袋はゲルで少し汚れていたが中身は無事だった。モモカに大きめの下着を何着か見せる。

「わー!どうしたのこれ!」

「この前行ったバルーン・アンドロイド用の服を売ってるお店で安売りしててね。あと、服もセール品をいくつか…セール品だからデザインイマイチなのしかないけどね」

「こんなに買ってきたの!?ありがとう!デザインは…えっと、あー部屋着にするね!」

素直な感想で助かる。だが、部屋着のために買ってきたわけではないのだ。

「着衣プレイ用だよ。破れたり壊れても良いように安いやつにしたんだ。いつもプレイする時は全裸だしな、モモカ」

「あ、なるほどぉ…」

モモカも理解してくれたようだ。
衣服と同時に体が弾け飛ぶのも良いものだ。

「うふ、お部屋の片付け、まだ良いよね?井上さんのおちんちん、やり足りないって顔してる」

着衣プレイを想像して興奮したのか、先程から全裸のモモカが体を揺らしながら動いていたのを見て興奮したのかわからないが、股間の僕はまだまだ元気そうだ。

「二回戦目、しよ?」

残骸の腕を持ちながらモモカが笑顔で提案する。
当然僕はその提案を飲んだ。

150名無しさん:2017/04/20(木) 21:20:12 ID:rO2Xvtns
「これより、クライアントからの依頼である衣服の耐久試験を行う。サンプルM、準備はいいかね」

「はい!着衣完了です!」

モモカことサンプルMは下着を着用し、上は赤い長袖のぴっちり縦セタ、下は黒の膝上レギンスだ。室内だが赤のヒールを履いている。
胸は頭と同じぐらい、お腹はバランスボール程度か。
胸の形がブラで少し圧迫され段になっており、その形がセーター越しからもはっきりとわかる。
セーターはお腹を包み隠しているが、お尻は隠せなかったようだ。

「うむ、標準サイズでの耐久力に問題ないな」

「あの」

「なにかね、サンプルM」

「今回の耐久試験は破裂有りですか?」

「いい質問だ。今回は衣服の耐久試験だから、君が破裂することは試験内容に含まれていないよ」

「ほっ」

「では試験を開始する」

開始の合図とともにエアコンプレッサーのスイッチを入れる。
ホースの先は当然モモカのお尻に繋がっているわけだが今回は服を着てるのでレギンスの腰あたりから侵入し、お尻の割れ目に沿って挿入されている。

「んっ!あ!締め付けられる!」

サンプルMの膨張に衣服が抵抗するため、サンプルMは少し苦しそうな表情を見せる。レギンスのゴムの締め付けによってお腹の綺麗なラインがくびれ始め、
胸もブラのカップからあふれ、歪んだ形になる。

「は、破裂しちゃう…」

ぶつっ、ぶつっ、ぶちぶち
と嫌な音がサンプルMから聞こえる。
服のゴムが切れ始めている。胸、腹、尻と大きさが目立つところは余裕のある設計のようだが、腕や脚の膨張にはあまり強くないらしい。レギンスはすでに縫い目がほつれ始めている。

151名無しさん:2017/04/20(木) 21:22:09 ID:rO2Xvtns
「サンプルM、状況を報告したまえ」

「く、苦しいです」

バツン!!

「ひうっ!?」

何かが弾けた。が、それはサンプルMではなく、レギンス側面の縫い目が膨張に耐え切れず千切れたようだ。レギンスはお腹周りのゴムだけが生き残り外側はモモカの太ももが露出し、前掛けのような状態になっている。セーターはまだ形を保っているが、胸の正面は伸びきって生地が少し透けており、隠れていたお腹が露出し、レギンスとスキンの境目が分かるまでになっている。

バツッ!

レギンスのゴムが限界を超え切れてしまった。サンプルMの足元にヒラヒラと落ちる。
ピンク色のパンティーが姿をみせる。すでにかなり伸びているが千切れそうな様子はない。

「はぁ、はぁ、お、お腹周りが楽になったかも…」

「レギンスの耐久力はCだな、さて…」

ヘソが見え始めたのでリミットアラームを挿し込む。

「あひっ!へ、ヘソって敏感だから、もっと優しく…」

「ふむ、まだイエローゾーンか。よし」

エアコンプレッサーの電源を落としサンプルMの膨張を止める。

「お、終わりですか?」

「何を言っとるのかね。これよりヒールの品質テストを開始する」

「ヒールのテスト?」

「ここから、あそこまで歩くだけだ。簡単だろ?」

サンプルMの立ち位置から壁まで3メートルほどだ。

「え?結構膨らんでるし…それにヒールだとバランスが…」

「このヒールは破裂寸前に満たないバルーン・アンドロイドの歩行を保証している!壊れることはない!バランスを崩して転んだ場合、君は不良品として即処分する!」

「処分?!」

「このボールペンで君の腹を突き刺してパーンだ!破裂した君は当然そのまま廃棄される、良いね?」

「そ、そんなぁ…」

152名無しさん:2017/04/20(木) 21:23:32 ID:rO2Xvtns
「開始!」

サンプルMは恐る恐る一歩を踏み出す。

みしっみしっ!
みち、みち

サンプルMのあらゆる場所から軋む音。破裂寸前ではないが、パンパンに膨らんでる上に服で締め付けられている。アラームの判定外のところでの破裂はありえるかもしれない。ヒールも足の膨らみで幅が少し大きくなっているように見える。

「うう、慎重に慎重に…」

お腹の揺れを両手で抑えながらゆっくり一歩ずつ進むサンプルM。なんとか3メートルを5分かけて歩き抜いた。

「つ、着きました!」

「よろしい、ヒールの耐久に問題はないな。空気の注入を再開!」

一息も入れずにエアコンプレッサーを再起動する。

「んぷぅ!」

セーターの縦ラインは胸や腹の部分が最初に比べ幅広くなり、所々裂け始めてきている。

びりっびっびっ

徐々に限界が近づく。

「あ、あ、あ、だめ!破裂しちゃう!」

バァァァアン!!

「キャア!」

サンプルMの悲鳴!しかし、それはセーターが縦に真っ二つに裂け飛んだ衝撃に驚いたものだった。
それまでセーターに押さえつけられていた胸と腹がバルルンと飛び出す。セーターはすでに貧相なジャケットのようになっている。
サンプルMのバストは伸縮性のあるブラでも収まらず、今にもこぼれ落ちそうなサイズだ。すでにビーチボールクラスを超えている。
お腹の大きさはバランスボールを超え、直径1.8メートルあるかないかぐらいのサイズだ。

「いいいいい!?空気が一気に入ってくるぅ!」

押さえつけるものがなくなり、空気のロスがなくなったのだろうか、膨らみが速まったようだ。

「あ!あ、だ、だめ!胸が苦しい!お腹じゃなくて!おっぱい!おっぱいが爆ぜちゃううう!」

ビー!ビー!ビー!

サンプルMの悲鳴に近い喘ぎ声とともにアラームが鳴る。

バンッ!

ブラが千切れ、サンプルMの胸がバルンバルンとダイナミックに揺れる。かろうじてブラで隠れていた乳首も露出し、かなり立っていたことがわかった。

「ストップ!よし、基準通りの耐久値だ!セーターとブラはランクAだな!」

アラームとエアコンプレッサーを止め、サンプルMが破裂するのを止める。

153名無しさん:2017/04/20(木) 21:24:33 ID:rO2Xvtns
「はぁ…はぁ…あ、危なかった…でも、締め付けがないから、まだ大丈夫かな…」

「サンプルM、ベッドまで来たまえ」

「え?ベッド?」

「衣服や下着が破壊された衝撃でボディに損傷がないかをチェックする」

「あ、はい。ゆっ、ゆっくりいきますね」

ヨチヨチとベッドに歩み寄るサンプルM。あまり激しく動くと危ないのか、ヒールで歩きにくいのか…。
大きく膨らんだ胸と腹が邪魔をして床が見れないのもあるだろう。

「よいしょ、よいしょ…」

「よし、ゆっくりベッドに登って…そうだその位置で止まりたまえ。少し足を開いて、そうそう」

「あれ?試験管?どこに?」

「そのまま、ゆっくり腰を下ろして、スクワットするみたいに、そう!」

「ん?これって」

「パンツはまだ残ってたか、ちょっと失礼」

パンツをずらしサンプルMのアソコを露出させる。

「んひ!?ちょ、ちょっと!」

「挿入!」

「んううううつつ!!?」

ずちゅっと、僕のペニスとサンプルMのアソコが合体する。不意を突かれたサンプルMは座り込んでしまい、さらに深くペニスが突き刺さる。
サンプルMが膨らむことで感じる変態風船であることは前回の実験で明らかだ。突然の挿入にも全く問題ない。

「し、試験管!?な、何を!?んっ!」

「締め付けがすごいな。試験に合格したバルーン・アンドロイドなら破裂寸前でも騎乗位が可能なはずだ。破裂すれば君が不良品だということになる」

そんなことを言いながら腰を動かしサンプルMを攻め立てる。騎乗位は男性から動くことはあまりないが、風船相手ならあまり苦ではない。

「んむっ!そんなぁ、あはっ!あ!あ!あぁん!気持ちいい!気持ちいいよぉ!」

サンプルMも本性を現し自ら腰を動かし始める。胸と腹が激しく揺れ、遠心力で千切れそうなほどだ。

みしっ!みちみちみち!ばつっ!

軋む音を無視し、激しく体を揺らすサンプルM。
こ、これは、たまらない!

「あ、あ、あ!ん!んんんんんん!!」
「で、出る!!」

ぶびゅっ!

2人で同時に果てた。ローションと精液がぶつかりあい、サンプルMのアソコから勢いよく吹き出す。

154名無しさん:2017/04/20(木) 21:25:25 ID:rO2Xvtns
「はぁ、はぁ、合格だ…サンプルM」

「んっ、ありがとう、ございます…これで、終わりですか?」

「いや、そのパンツがね。まだ計測できてないんだよ。かなりの耐久力だよ」

「確かに、すごい伸びてますけど苦しくないんですよ」

「ふむ…失礼するよ」

ちゅっぽん!

「あふぅ!」

モモカを持ち上げ、アソコからペニスを抜き、ベッドを降りる。

「とりあえずパンツが壊れるのを測定したいな、付き合ってくれるね?」

「え?良いですけど…どうやって」

エアコンプレッサーの電源を入れた。

「んひぃいい!?ちょちょちょ!何やってるんですか!破裂しちゃいますよ!私の破裂は試験に含まれてないって言ったじゃないですか!嘘ついたんですね!?」

「いやいや、パンツが壊れるのを見たいだけだよ。君が破裂するかしないかは関係ないんだよ。パンツが壊れたら止めるから」

「ず、ずるいいい!」

ばちっ、ばつん!ボン!

サンプルMの腕に残っていたセーターが弾け飛び、ブラの肩紐も千切れ、上半身は丸裸だ。

「あぷっ、は、破裂しゅる!破裂しちゃうのぉ!」

「警告、警告、このバルーンは間も無く破裂します」

リミットアラームがビープ音ではなく音声ガイドを流し始めた。

「ぱ、パンツ!パンツ壊れてぇ!破裂しちゃううう!!」

ミシミシミシミシ、ブッブッ、バツ、ミチッ!

「5秒前」

「ちょっとぉおお!?」

「4」

「いや!いや!待って!もうちょっと!ほら!パンツが破れそう!」

「3」

「あ!あ!だめよ!こんな!破裂はいや!」

「2」

「いや!壊れてぇ!破れてよぉ!じゃないと」

「1」

「私が破裂しちゃううううう!!!」

バァァアアアアアアアアン!!!

サンプルMは跡形もなく破裂した。
飛び散ったゲルとスキンの中には伸びきってはいるが形を残したピンクのパンツ。足首のスキンが少し残ったヒール、所々に犠牲になった衣服の破片が点在している。

「ふむ、このパンツはSクラスだな!安価なのに素晴らしい!サンプルM!次回も頼むよ!」

155名無しさん:2017/04/20(木) 23:54:09 ID:MC5oZQIU
>>146
横からですが、数日から長期間かけての擬似超多胎妊娠プレイなんていうのはありでしょうか?
お腹と胸中心の時間をかけて実生活の中での膨張で、わざわざ2人で外出したり電車に乗ったり、人目を集める羞恥プレイ的なのもありで。(もちろん最後は限界破裂で)

156名無しさん:2017/04/21(金) 07:39:36 ID:???
プレイの時いつもノリノリなモモカちゃんと井上さん好きだし、破裂前で素の反応が出ちゃうモモカちゃんめっちゃ好き

157名無しさん:2017/04/21(金) 21:25:57 ID:UxhoU9hc
あまりレスを消費するのもあれなのでツイッターアカウント作りました。たぶん更新した時とコメントあった時しか呟きません。バルーン・アンドロイドでたぶん引っかかります

158Random_English_Person:2017/04/24(月) 00:05:59 ID:vamKlcEs
Hi. I've been reading your story using Google's Translator. Your story is amazing an I hope to see more of it soon.

Are you going to be posting this story to the Twitter account you made?

こんにちは。私はGoogleの翻訳者を使ってあなたの話を読んできました。あなたの話はすばらしいです。私はすぐにそれをもっと見たいと思っています。

あなたはあなたが作ったTwitterアカウントにこのストーリーを投稿しようとしていますか?

159名無しさん:2017/04/24(月) 07:29:38 ID:???
>>158
Twitterアカウントはこの掲示板でストーリーを更新した時に呟く程度のものとして使う予定です。
なので、あなたはこの掲示板が更新されるのを待っていれば常に最新のストーリーを楽しむことができます。

160名無しさん:2017/04/24(月) 22:32:55 ID:9mYDZUSI
ピエロのキャンディ(1)

盛り上がるサーカスのテント内、凶暴な肉食獣を操り芸をさせ、人が宙を舞い、奇跡のようなテクニックが人々を魅了している。
大掛かりな芸には準備が必要だが、お客を退屈させてはいけない。そこで登場するのがピエロだ。

このサーカスの華であるイリュージョンの前に、ステージ上に1人のピエロが箱を乗せた台車と共に登場した。カラフルなピエロ帽子の下には真っ赤なボブカットらしい髪、頭と同じ大きさの風船のような胸は乳首が隠れるような大きめの星とハートのシールが貼られているだけだ。お腹はかなり大きく、バランスボール程ある。大きなお尻はわかりにくいがエナメル的な赤いパンツに包まれている。お尻には尻尾のようにホースが生えていて、地面を引きずっている。手足は左右非対称になるように赤と白の手袋とハイサイソックスを履いている。
彼女の名前はキャンディ。バルーン・アンドロイドのピエロだ。

キャンディはまず、お客を驚かせようと箱から小さな風船を取り出し、全体に見えるようにアピールしてから針で突き刺した。

パァン

破裂する風船。しかし、あまり大きな音が出ず不満げなジェスチャーをするキャンディ。
今度は箱の中から一回り大きい、キャンディのあたまぐらの風船を取り出した。同じようにアピールしてから、針で風船を突き刺す。

パァァァアン

先ほどよりも大きい音になったが、まだまだ物足りないというアクションをするキャンディ。
今度は箱から萎んだ風船を取り出す、かなりの大きさだ、空気が入れば直径2メートルにはなるだろう。キャンディはさらに箱からホースを取り出し、風船に取り付ける。と、その時、キャンディは大きなくしゃみをして風船とホースを地面に落としてしまう。
気を取り直して、箱から自転車の空気入れを取り出すと、それをホースに取り付けた。が、そのホースの伸びている先は自分のお尻である。会場から笑い声が聞こえる。

シュッコシュツコシュッコ

何度かポンピングするも、当然バルーンは全く膨らまない。なぜか自分のお腹が膨らんでいることに気づいたキャンディ、お腹を撫でながら考えるも原因はわからない。と、何か閃いたジャスチャーをしたキャンディ。箱の止め金を手際よく外し、箱に入っていたものを観客に見せつける。中には中型のエアコンプレッサーが入っていた。キャンディは出力不足だと判断したようだ。

空気入れからホースを取り外し、エアコンプレッサーに繋げる。もちろんそのホースは自分に繋がっているのだが、キャンディは全く気づいていない。

勢いよくレバーを倒すキャンディ。勢いがよすぎてレバーが折れてしまう、それと同時にキャンディの体に大量の空気が注ぎ込まれる。

「きゃあ!わ!わ!?え?なにこれ!うそ!どうなってるの!?」

プクーッと自分の体が膨らんでいってること、レバーが折れてしまったことにキャンディは驚いて声を出してしまった。
声を出さないのはピエロの暗黙のルールだ。キャンディが悲鳴をあげたと言うことは予想外の事態が起きているのだと、観客は察する。

みしっ!みしっ、ボンッ

キャンディの体は見る見る膨らみ、お腹は身長よりも大きく、胸はバランスボール並みの大きさで、貼られていたシールが小さく見えるほどになっていた。お尻も胸よりやや小さい程度まで膨らんでいる。手足もパンパンに膨らみ手袋とハイサイソックスは裂けてしまっている。

「だれか!助けて!破裂しちゃう!破裂しちゃうう!!」

ミヂッ!ミヂッ!ミチミチ!

助けの声がテント内に響く、しかし助けは誰もこない。観客は事態が飲み込めず騒然としている。

「あ、あ、ああああああああ!!!!」

バァァアアアアアアアアン!!

キャンディの体はついに破裂した。
飛び散る手足、スキン、ゲル。しかし、宙にはキラキラと光沢のある紙吹雪が舞う。ライトアップの効果か少し幻想的でもあった。

「あだっ!キャハハハッ!うそっ!うそだよー!驚いた?キャハッ!驚いたでしょー!バルーン・アンドロイドだから平気だよー!へへ、でもね!これからもっとみんな驚くことが起きるから!楽しみにね!キャハハハ!!」

地面に落ちたキャンディの頭が賑やかに喋りだす。
観客が拍手をすると、すぐにライトは消された。
キャンディの出番はこれでおしまいだ。暗がりの中スタッフに頭を回収され終わると、奇術師にライトがあたりイリュージョンの開始を伝えた。

161名無しさん:2017/04/24(月) 22:33:56 ID:9mYDZUSI
ピエロのキャンディ(2)

サーカスの公演は連日行われるが、当然休みの日もある。今日はそんな貴重な休みの日だ。鍛錬をするもの、体を休めるもの、団員の過ごし方はそれぞれだ。
バルーン・アンドロイドのキャンディにも休みは与えられている。ここでは皆平等だ。様々な経緯の団員が沢山いる、そのためかバルーン・アンドロイドだからとキャンディを虐めたりする輩は1人もいない。彼女のAIはやや狂っているが、問題なく団に溶け込んでいる。団長として彼女をスカウトしてよかった。色々と問題や悩みはあるけどね…

団員達は休日なのだが、団をまとめる身として私は事務に追われていた。資料の中身を確認しながら判子を押し、パソコンに向かって文字を打ち込んでいたらあっという間に夕方だ。これでも早く終わった方だ。外で夕飯でも食べに出るとするか。

コンコンコンコンコンコン

と適当なノックが私の部屋に響く。

「だーんちょーさーん?部屋にいるー?キャンディだよ!」

キャンディだ。休みの日に何の用だろうか。
軽く伸びをしてから、ドアを開けると、肌色の風船が目の前にいた。

「こ、こら!キャンディ!服はどうした!服は!裸で歩き回っちゃ、その、ダメだよ!」

「キャハハハ!裸じゃないよ!やだなー!帽子かぶってるしー!おっぱいのさきっちょもほらほら!」

乳首をギリギリ隠せる程度の大きさの星とハートのシールが確かに貼られていた。本当にそれだけだ。

「こ、こら!見せなくていい!あー、もう!入りなさい!みんな優しいけど、こういうのは、ほら、守らないと!大事なんだよ!」

「わーい!おじゃましまーす!」

私の了承が出ると同時に部屋のベッドにダイブし、ボヨンボヨンとお腹で弾むキャンディ。…パンツも履いていない。

「なんで裸なのかね…」

「ちぃちゃんがねー、ナイフ投げでギリギリせめすぎちゃってねー、キャンディパァアアアアアン!キャハハハハハ!」

ちぃちゃんとはナイフ使いの女の子で、他の団員にはチエと呼ばれている。キャンディとチエは特に仲が良い。

「キャンディ、お休みの日は破裂しないようにって言ったじゃないか!」

「バルーンは破裂してなんぼでしょー!パーンパーン!」

「キャンディ、君はペインモードがオフにならないんだ、痛いんだろう?なら…」

「痛いからいいのー!痛いから楽しいのー!だんちょーさんわかるー?キャンディ大人だからー、ねー!」

キャンディはこんな感じでハイな性格の上、ペインモードの切り替えが壊れてしまって常にオンになっている。キャンディの前の持ち主がオフ設定を消去し、殴ったり蹴ったり、最後には無理やり破裂させるなど乱暴に扱い、キャンディが怯えるのを楽しんでいたらしい。気づけばキャンディは狂って破裂や痛みを恐れなくなり、反応が悪いとのことで捨てられてしまった。そんなところを私に拾われたのだとキャンディは教えてくれた。悲壮感などはなく、笑いながらだ。私はその光景がとても悲しかった。

162名無しさん:2017/04/24(月) 22:35:08 ID:9mYDZUSI
ピエロのキャンディ(3)

「それにーキャンディは破裂しないとーこの団にいられないからー、だから、破裂するのは、キャンディのアイデンティティ?そんなの?それだよ!」

狂っているが、頭は悪くない。こうなる前は優秀な子だったのだろう。
キャンディの破裂芸はインターミッションの中でも特に優秀で、最高の場つなぎだ。キャラや容姿、パフォーマンスのおかけでキャンディのファンもかなり多い。うちの団はキャンディだけで成り立っているわけではないが、大事な収入源だ。…複雑な気持ちではあるがね。

「キャンディねーみーんなの役に立つの!破裂して、破裂してー!役に立ってるでしょー?ねーねー!」

「うん、そうだね。キャンディはとても頑張り屋だ。役に立ってるとも」

「えへへー!うれしいなー!」

褒めてもらうためにここに来たのだろうか。普段から褒めているつもりだが、褒め足りなかったか。

「じゃあ、じゃあ!なんでなんで!だんちょーさんはー!へんだよねー、おかしいよー、なんでなんで?」

「何か聞きたいことがあるのかい?」

「なんでキャンディを団から追い出そうとしてるの」

空気が凍った。キャンディが壊れた人形のように顔を傾け私に迫る。怖い、こんな表情もできるのか…
どうして、そんなことを…

「役に立ってるのに?褒めてくれるのに?なんで?なんでどうして修理に出そうとしてるの?」

修理の話を誰かから聞いようだ。キャンディにはまだ話すなと団員には言っておいたのだが…チエからか。

「キャンディ、君は、壊れてるんだよ。今はまだ元気だけど…このままでは君は…」

「壊れてるから!壊れてるからみんな優しいの!壊れてるキャンディがみんな好きなの!知ってるもん!治しちゃったら、ふつーになったら、みんな、キャンディのこと!虐めるんでしょ!」

「そんなことはない!私が保証する!それにキャンディを追い出そうだなんて考えてない!」

「いいの!壊れたままで!ねぇ、お願い!修理にださないで!キャンディ一生のおねがい!」

ここまで引かないキャンディは珍しい。なんだかんだで言うことは聞いてくれていたのだが…

「キャンディ、私はね…」

「いいよ、キャンディ、こういうとき、どうするか、知ってるもん」

キャンディは言葉を遮り、私をベッドに押し倒した。

「キャンディ!何をするんだ!やめなさ…」

股間を強く握られ、言葉が止まる。握られてわかったが、私のペニスはギンギンに勃起していた。

「知ってるよ、知ってる知ってる!団員に女の子いっぱいるのに、おっぱいもおしりも大きい子いるのに!だんちょーさん紳士なのー!でもでも、キャンディを見る目は、誰も知らないけど、獣の目なの。うふふ、キャハハハ!だんちょーさんはー!私みたいな風船が好きー!変態さーん!キャハハハッ!ボッキ!ギンギンだもーん!すごいすごーい!」

言葉責めと一緒にいつの間にか服を剥かれ下半身が剥き出しになっていた。

「キャンディの体が目的でキャンディをひろったんでしょ?エッチなことしたくて、拾ったんだ!」

「ち、違うよキャンディ!それはごか」

強引な口づけ。舌を絡めつけ、クチュクチュといやらしい音が部屋に響く。

「ぷはっ、でも、それでいいよ、キャンディ、だんちょーさん好きだもん、だから…」

キャンディは私を押さえつけていた腹を持ち上げ、態勢を変える。馬乗りに近い形。これは…。

「うふっ、自分からは初めてかも、ん、んんんん!!!すごいっ!だんちょーさんのおっきいい!!」

キャンディは腰を落とし、私の勃起したペニスをアソコに差し込んだ。

「うっ、キャ、キャンディ!やめなさ…くっ!」

激しく腰を振るキャンディ、快楽に飲まれ声が出なかった。

163名無しさん:2017/04/24(月) 22:36:14 ID:9mYDZUSI
ピエロのキャンディ(4)

「だんちょーさん!だんちょーさん!気持ちいい?ねぇ?気持ちいいでしょ?キャンディもだよ!ん!ん!ん!」

ゆっさゆっさと揺れる胸と腹、普段は見せないキャンディの艶めかしい表情、我慢できるはずがなかった。

「うくぅっ、す、すまん」

「いいよ!だんちょーさんの!受け止めるね!」

ドプッビュルっ

キャンディの中で出してしまった。量的にキャンディもローションを出したようだ。同時にイッたということか…

「きゃ、キャンディ…すまない」

「なんで謝るの?悪いのはキャンディだよ、悪い風船にはおしおきしなきゃ、んふ、はい、これ」

そう言って手渡されたのは私の万年筆だ。いつの間に。

「どうしろと言うのかね?」

「キャンディのお腹にぶすーっ!パーン!気持ちいい!おわり!はやくはやくぅ!」

「降りなさいキャンディ!私にはできない!」

「降りないよー、破裂しなきゃ、気持ちよくないでしょ?風船好きの人間はみんなそう、だんちょーさんもそう」

「そ、そんなことはない!破裂しなくても君は愛されて…うぐっ、キャっ、な、なにを…」

キャンディは突然私の首を絞め始めた。本気だ。本気で絞め殺そうとしている。

「ほら、キャンディ割らないと、だんちょーさんの頭が割れちゃうよ?ほら、ほら!」

「うっ、くぅ…きゃ、キャン…」

意識が朦朧とする。まずい、キャンディ、君は、君は!

ブスッ

「あはっ」

パァアアアアアアアアン!!

「んぎゃァアアア!!」

破裂音とキャンディの断末魔。
スキンやゲルが部屋中に散乱し、書きかけだった書類の山も吹き飛ばした。キャンディの下半身だけが私に跨っていた。

「きゃ、キャンディ!大丈夫かね!痛かっただろう!?」

「…うふ、キャハハハ!うそうそ!へーきへーき!普段からやってるのにぃ!死ぬわけないじゃんじゃん!痛いけどー死なないからねー!お得だよね!だんちょーさんってば、うっかりやさーん!キャハハハッ!」

ごろりと床に転がるキャンディの頭が普段のように明るく喋り出す。

「ねぇねぇ?どう?気持ちよかった?ね?だんちょーさんの役に立ったよ?毎日してもいいよ、だから、だからね?キャンディ、壊れてもいいよ?だから…」

なにも言わず、キャンディの頭を抱きしめる。
なんて可哀想な子なんだ…気づけてあげれなかった…

「あれ?だんちょーさん?泣いてる?ほら、笑って笑って!キャンディ生首だよ!風船だから体がパーンってなくなって首だけ!ね?ね?」

「すまない…すまない…」

「…へんなだんちょーさん」

164名無しさん:2017/04/24(月) 22:39:08 ID:9mYDZUSI
ピエロのキャンディ(5.終)

「きれいな服ー!キャンディに似合ってないと思うけど!」

翌朝、団員を集めてキャンディの今後について話すことにした。
キャンディは普段のボロ着ではなく、チエがコーディネートした可愛らしいチェックのワンピースを着ている。団内でバルーン・アンドロイドでも着れる服を探してきたので、少々古臭いが。

「今日はみんなに話がある。いや、もう、すでにしていたが。みんなにだ」

「みんなー?どういうこと?」

団員が黙っている中、キャンディだけが私を囃し立てる。

「キャンディ、やはり君を修理に出す」

「へ?」

「昨日決めた。そうだ、昨日のことで決めた。キャンディ、大丈夫、今よりも良くなる。大丈夫だ」

「うそっ!うそうそうそ!うそつき!バカバカ!バカ!必要ないんでしょ!キャンディのこと、もうみんな飽きたんでしょ!だから捨てるの!がんばってもがんばっても!そうやって…」

パァァアン!

私は…キャンディの頰を打っていた。
団員達からは驚きの声。そうだ、これはタブーだ。暴力を受けて壊れてしまったキャンディのトラウマを回避するために皆避けてきたことだ。
それでも私はキャンディの頰を打つ必要があった。
状況が理解できず固まっていたキャンディも徐々に私に打たれた事実を理解し始めた。

「あ、あ、あぅ、うぅ…」

キャンディは普段の勢いを失い、目も焦点が合っていない。今にも泣き出しそうだ。

「キャンディ」

「ひうっ!」

キャンディの両肩を掴み、目と目を合わせる。
怯えるキャンディ、当然だ。しかしだ!

「ワガママを言わないでおくれ。それに誰も捨てるなんて言っていないよ」

「うっ、うう…?」

「そうだぞ!キャンディ!ここはお前の家だ!」
「キャンディがいなかったら誰が風船役やるんだい!」
「な、ナイフの練習で殺人しちゃうかも…」
「チエ、そりゃまずいだろ!」

団員が皆で励ますなか、チエが変にボケたため。どっと笑いが起きる。

「うぅ…あれ…なんで?」

「みんなお前が好きなんだよ、大事な家族なんだ。捨てるとか役立たずとか、そんなの誰も思っちゃいないよ。だからキャンディ、君が悲しいことを言うとみんな悲しくなってしまう」

「う、うう、ああああああん!!」

涙腺が決壊し、泣きじゃくるキャンディ。アンドロイドでも泣くということは聞いていたが、キャンディを見ていて疑心暗鬼だった。しかし、それも真実だと知ることができた。

「あのね!だんちょーさんが殴った時、すごく痛かったんだけど、でも、痛くなくて…でも、なんか、他のところが痛くて…こんなの知らなくて…わかんなくて…ごめんなさい…ごめんなさい…」

「良いんだよ、それで良い…大丈夫かい?修理に行けるね?」

キャンディをギュッと抱きしめる風船のような体なので優しく、それでも力強く。

「…うん、でも、わたし、みんなのこと忘れない?テレビでね、頭を治してもらったら記憶がなくなるって…だから、怖くて…」

「そういうこともあったのか…気づけなくてごめんよ。でも大丈夫。安心なさい…。田中さん!入ってください!キャンディは大丈夫ですから!修理について説明をお願いします!」

田中という男は信頼できる。初対面で私はそう思った。バルーン・アンドロイドに精通しており、コネクションも本物だ。何よりも熱意があった。彼ならきっとキャンディを良い方向に導いてくれる。また、皆でサーカスを始められる。私はそう信じている。

165名無しさん:2017/04/27(木) 00:02:15 ID:2ue9ZV4A
ピエロのキャンディ(エピローグ1)

1週間ほどでキャンディは修理から帰ってくることができた。恐れていた記憶の喪失などはなく、綺麗に元の状態に戻れたようだ。ペインモードの切り替えも治り、付属のリモコンでオンオフを操作できるようになったと喜んでいた。もちろんリモコンはオフにして机に閉まったがね。あと、変わったことが結構多い。

「キャンディー!逃げないでよー!ナイフ投げの練習できないよー!」

「ちいちゃん今までこんな小さい的に当てたことないでしょ!私で練習する前に壁で練習してよー!」

「本番に近い方が良いの!というか次の公演までに完成させたいから、大人しく破裂、じゃない!的になって!」

「やっぱり自信ないんじゃない!」

ドタバタと膨らんだ体を揺らして逃げ回るピエロ帽のキャンディ、それを追いかけ回すチエ。
キャンディの2つの大きな胸には的が水着のようにくくりつけらており、大きなお腹にもヘソが隠れるように的がついている。胸についてる的は一般的なビキニサイズだが、ヘソにあるのは小皿程度だ。チエの技術ではどうなるか目に見えている。

キャンディの口調がなんというか…普通になった。それと破裂したがらない性格に変わった。いや、もともとそういう性格だったのだろう。

「ほらほら、やめなさい。キャンディが嫌がってるだろ」

「うー…はーい。じゃあ壁でやって3回に1回当たるようになったら良い?」

「百発百中にしてね…」

ブーブー文句を言いながらもチエは練習場に戻っていった。

「団長さん助かりました…チエちゃんの気持ちもわかるんですけど、その、結果が見えてて…」

「まぁ…チエはあれでもナイフ投げは団内一だ。何とかなるさ。それでキャンディの方はどうかな?」

「うう、その、前のような演技は無理だと思います…自分で言うのもあれですけど、あれ、別人みたいで…」

申し訳なさそうに俯くキャンディ。やはり過激な演技はできなくなってしまったようだ。

「気にすることはない、しばらくはチエのパートナーとして頑張っておくれ。それに今は事務仕事も手伝って貰って助かっているよ。あまり破裂しないからボディ代も節約できてるしね」

頭が悪くはないと思っていたが、正気に戻ったキャンディのAIはかなり優秀なものだった。今では私よりも事務仕事の処理が速い。計算も速いので経理なんかも手伝っている。

「この団のためなら、私、何でもできます!ピ、ピエロも!そのうち!なんとか…なると、いいなぁ…」

一瞬跳ね上がった声もすぐに小さくなっていく。

「気長に待つさ。さて、私は溜まった書類をやっつけに行くよ。キャンディはチエの様子を…」

振り向いて部屋に戻ろうしたが、キャンディが恥ずかしそうな表情で私の袖を引っ張り食い止める。

「あー、溜まってるのかい?」

「ごめんなさい!この機能も治ったので、その、定期的に消費しないと…その…」

「わかってるよ。私の部屋で良いかな?」

「はい、お願いします…」

修理をしたら性欲ゲージたるものも治ったらしく、定期的に発散させなくてはいけなくなった。

166名無しさん:2017/04/27(木) 00:06:05 ID:2ue9ZV4A
ピエロのキャンディ(エピローグ2)

部屋に入り、すぐに鍵を閉めるとキャンディは身につけていた的を取り外し、そのまま私に抱きつきキスをする。

「んちゅ、ちゅ…ちゅぱ、ん…んう…」

優しいが官能的な音が口の中から聞こえる。
舌の絡めつけ方に強引さは無いが、テクニカルに絡みつく。

「んぷぁ…ぁぁ…団長さん…好き、好き好き!んっ!」

キャンディは普段こそ大人しいがエッチの時はとても積極的になる。キスを続けながら、私の股間を撫で回す。徐々にベルトを外し、キスが終わる頃には私の下半身は剥き出しになっていた。

「んっぷはっ、ん、団長さん、ここ、かき混ぜて…」

私の指を自分のアソコに入れておねだりをするキャンディ。それに応え、手マンでキャンディを攻める。

くちゅくちゅくちゅ、ぬっちゅぬっちゅ

「ふぁ…あ…んんっ…あ!んん…!」

指がキャンディの愛液で押し返される。正確にはローションらしい。

「いやらしい風船ちゃんだね。手マンでイッてしまうなんて…もう満足かな?」

「はぁ…はぁ…団長さんの欲しい…団長さんの大きいの…」

キャンディはベッドに座り、M字開脚でアソコを見せつけ私を誘う。当然パイパンである。

ゆっくりと破裂しないようにキャンディを抱きながら
キスをし、目を見つめながらアソコに私のペニスを挿入した。

「んぁ!あぁあっ!おっきいい!団長さんのおっきいいよぉ!」

キャンディは腹を撫でるよりも乳首が弱い、パンパンに張った胸の先についた突起物を割れない程度に吸いながら下で弾く。たまに甘噛みもすると喜ぶ。

「んんん!あ、あ、あ!いい…!いいです!とっても!」

正常位で互いに腰を動かし激しく絡み合う。

みしみしと風船が軋む音はするがキャンディはこれぐらいでは破裂しない。構わずストロークを続け、キャンディのアソコをかき回す。

「ああああ!団長さん!団長さん!!あ、あ、あ!あん!んんんっ!」

互いに動きが止まり、私の精液とキャンディのローションがキャンディの中で混ざる。

「ん…ん…あふっ…イッちゃった…」

「ふぅ…満足したかい?」

「ううん…」

まだ足りないと首を振るキャンディ。

「今日はすごいね…」

167名無しさん:2017/04/27(木) 00:07:39 ID:2ue9ZV4A
ピエロのキャンディ(エピローグ3.終)

「破裂しないと収まらないかもです…あ、でも、その前に1つ聞いていいですか?」

「なんだい?」

「団長さん、どうして私のエッチに付き合ってくれるんですか?膨体フェチでは無いと、昨日、副団長さんに教えてもらいました…」

「…太った女性が好きなんだよ。秘密だよ。君の風船たがパンパンに膨らんだ胸や腹や尻は私には刺激が強すぎた。良く理性を保ててたと思うよ」

「…それで私を見る目だけ…んっ!?」

話をしている隙にベッドの裏に隠してあったガスボンベのチューブをキャンディのアソコにしっかり挿し込む。
枕元のリモコンを押すとボンベから空気がキャンディに流れ込んだ。

「あ、あ、あ!膨らむ!破裂しちゃう!破裂しちゃう団長さん!」

仰向けでジタバタするも既に大きくなった胸と腹でキャンディは起き上がれない。腕もアソコには届かないだろう。

「最近はバルーン・アンドロイドも悪く無いと思ってきたよ。サイズが自由自在だからね」

「そ、そうですか?あ、あっ!こんなに…破裂しちゃう!破裂!破裂するぅ!」

みしっみしっと着実に破裂に向かうキャンディ。胸はバランスボールサイズに、腹は…天井に付きそうだ。

「ああん!お腹が、天井に、潰されて!パーンっていく!破裂していっちゃうう!!」

ギュッギュッ
みしっみしみしっ

少しの衝撃でキャンディは破裂するだろう。
このタイミングガスボンベを止め、チューブを、抜き取る。

チュポン

「ふぁあああ!?な、何するんですか?」

「これだけ張ってると、さぞかし締めつけもよいのだろう。試して見たくてね」

「え?あ…団長さんのサイズで?あ、待って、そんなの気持ちよすぎて…」

ギンギンで硬くなったペニスをギュッと締まったキャンディのアソコに無理やり挿しこもうとする。

ギュッギュッみしっ

「待って!あ!あふぁ…あっ!あっ!駄目!破裂するこんなの!破裂したくない!破裂したくないけど…」

ギチギチギチギチ

「イクゥうううううう!破裂してイクうううう!」

ずんっ!

パァァァアアアアアアン!!!

無理やりねじ込まれたことに体が耐え切れずキャンディは破裂してしまった。キャンディの体を構成していたあらゆるものが部屋中に飛び散っている。掃除が大変そうだ。

キャンディの頭は破裂と絶頂でトロンとしている。
さぞかし気持ちよかったのだろう。人間にはわからない感覚だが、キャンディが良いなら…

「…団長さん!団長さん!も、もう1回!今の!お願いします!」

やれやれ、ボディの消費は前と変わらないかましれないな…まぁキャンディが本当に望むなら、ボディぐらいいくらでも買ってあげるさ。私の性欲発散も兼ねているしね。何より、キャンディの笑顔、ようやく手に入れた本当の笑顔を守るために…

168名無しさん:2017/04/29(土) 05:37:20 ID:VUvEh8s2
日曜日、自分が呼んだとはいえ、4体のバルーン・アンドロイドが同じ部屋にいることに驚く。テーブルを囲んで談話してる様子はさながら女子会のようだ。そんな事を思いながらベッドの上でその様子を覗いている。

「初めまして、レナです。普段はメイド的な事をやってます」

「レナさん初めましてー、アオイです!アイドルやってます!風船役ばっかですけど」

「は、初めまして…ふ、フミコです。その、バルーン・アンドロイド用の…アイテムを売ってます、バルーンポップってお店なんですけど」

レナさんは非風船体型で赤いタンクトップに黒ジャケット、デニムのホットパンツとラフな格好。金髪のロングヘアーは外人のようだ。耳には前に会った時と同じく大きなレシーバーを装着している。
アオイちゃんも非風船体型で白のTシャツと赤いチェックのスカートで部屋着スタイル。今日はツインテールだ。2人とも細身だがバルーン・アンドロイドの特徴なのか細身の体にしては胸が大きく見える。
フミコは黒のニットに白のスカート、黒タイツ。
こちらは風船体型でパツパツだ。いや、ファッティタイプだからこれで普通なのか。長いはねっけのある黒髪と服装のせいで相変わらずオタク女子みたいな雰囲気だ。

「バルーンポップ!私!ネット通販でよく買ってます!バルーン・アンドロイドが店長さんだったんだ!バルーンスレイヤーくんがすごく良いです!」

アオイちゃんの部屋はバルーンポップの品で溢れかえっている。バルーンポップにとってはお得意様だろう。というかバルーンスレイヤーって30万ぐらいしたような…アイドル業でお金はいっぱいあるとは言っていたが…

「あ、バルーンスレイヤーを買ったアオイさんってご本人だったんだ…い、いつもお買い上げありがとうございます」

フミコのお店を軌道に乗せたのはアオイちゃんかもしれない。フミコの深々とした礼で何となくわかる。

「バルーンスレイヤーって何です?」

「バルーン・アンドロイドを無理矢理犯すマネキン戦車的な機械だよ。ストロークとポンピングが連動してるの」

レナさんの質問になぜかモモカが答える。そう言えばお店でコントロールしたり、通販で買おうとしたりで結構モモカもバルーンスレイヤーを気に入ってるな。モモカは破裂以外の乱暴なプレイは好まないと思っていたが、節度があれば別に良いのかもしれない。
モモカはいつも通りの風船体型でピンクのゆったりしたワンピースを着ている。

「なるほど…しかし、あんまり激しいと華鈴様に迷惑をかけてしまうし…」

「あれ?華鈴ちゃんと一緒なの?」

「結局華鈴様と一緒に住むことになったよ、華鈴様は…その、危なっかしい…」

「そうなんだ…」

察するに華鈴ちゃんはドジっ子か何からしい。足の怪我は治ったみたいで良かった。レナさんは性欲処理やら華鈴ちゃんのお世話で大変そうだが。

「フミコさん、てぃーあーるぴーじーって何ですか?あんまりよく分かってないで来ちゃったんですけど」

「バーストダンジョンはプレイヤーが風船人間、バルーンレイスとしてダンジョン最深部のお宝を求めて冒険するファンタジーです!ダンジョンはトラップだらけで、か弱いバルーンレイスは簡単に破裂しちゃうんですけど、バルーンレイスは3つのソウルがあって2回までは復活できるんです!なので、3回目はバルーン・アンドロイド本人が破裂して…」

フミコがすごい早口で説明を始める。彼女のAIはどうしてこうもオタクよりなのか…

「フミコ!長い長い!あとTRPGそのものの説明しなさいよ!」

「あう、ごめんなさい…」

モモカに叱られしょげるフミコ。この2人の関係も実はよく分かってない。モモカがしっかりして見えるのは貴重である。

「TRPGは簡単に言うと、決められたルールと会話で遊ぶゲームだよ。フミコの用意したセットだと簡単な駒もあるし、駒の気持ちになるって感じかな」

「なるほどー」

アオイちゃんにわかるよう説明をする。

「ところで、テーブルにあるダイスとか盤面とか駒はわかるんだけど…フミコのそのでかいトランクには何入ってるの?」

フミコが部屋に来てからずっと気になっていたがTRPGの道具を入れるには大きすぎるトランクがフミコの背中に置いてある。

「コスプレ用の衣装が入ってるんです、バルーン・アンドロイド用の」

「バルーンポップは服も扱っているのか、すごいなフミコさん」

雰囲気作りのためだろうか、悪くは無いと思う。
コスプレ衣装をよく分かってないレナさんが感心しているが、フミコの店はそういう店なのでコスプレ衣装も、恐らくは…

「とにかく始めましょうよ!演技の練習に良いかも!」

「じゃ、じゃあまず好きな職業を選んで…」

各々、フミコの説明と渡されたルールブックを読みながらキャラクターメイクが始まった。
人間の僕はしばらく暇だ。彼女達をどう料理するか、しっかりシュミレーションしておこう。

169名無しさん:2017/04/29(土) 21:51:44 ID:VUvEh8s2
1時間ほどで全員のキャラメイクが終わり、
各自、職業のコスチュームに着替え始める。誰も僕の存在を気にせずに服を脱ぎ始めたのはどうかと思う。
空気を入れてなかったフミコとレナさん、アオイちゃんにも空気が程よく注がれ、全員が風船体型になった。


「モモでーす!職業はプリースト、みんなを癒してあ、げ、る!」

モモカはプリーストだ。白いローブの上に青をベースとしたエプロンのようなものを着ている。金の十字架が刺繍されたそのエプロンは胸や腹を隠せず、あまり役割を果たしていない。頭には青と金のナース帽子的なものを被っている。

「回復役!ポーションタンク!パーティの必需品!地味だけど、私がこのメンバーの中心!」

「このゲーム、即死多いけど。いや即破裂ね」

回復役としては致命的な仕様である。
厳しい現実を伝えるとモモカは固まってしまった。

「え?フミコ?」

「ちゃ、ちゃんと活躍できるから…多分」

多分。

「はいはーい!アオです!ファイターやってます!魔物でもなんでも引き裂いて臓物千切り投げる覚悟です!」

物騒な発言はアオイちゃん。赤いビキニアーマーは露出が多く、風船体型丸出しだ。頭はツインテールを赤のリボンで留めている。

「こういうゲームは殴るのが強いんですよ!マネージャーが良く言ってます!」

「バルーンレイスは回避できないとほぼ破裂だからダイス頑張ってね」

「ん?がんばります!」

初心者向けなイメージのファイターだが、種族が噛み合ってない気がする。アオイちゃんのダイス運に期待しよう。

「フミ、です。シーフで鍵とかトラップ解除やります」

フミコはシーフ。フード付きの濃い緑のマントの下にはパツンパツン白のチューブトップ、ギチギチの黒のホットパンツだ。衣装がすでに悲鳴を上げているように見える。

「フミコがシーフ?その体で?」

モモカの疑問は最もだ。普通シーフは俊敏さが求められる。フミコはファッティタイプなので、残念ながらシーフらしさがない。見た目だけの話だが。

「ほ、ほら、手先が器用…大丈夫!ゲームだから!」

開発者だから、何とかするだろう。

「れ、レナ!ナイトだ!守るぞ!」

不慣れなロールはレナさんだ。1人だけ名前を弄らなくもファンタジーっぽいとのことでそのままでエントリー。風船体型が収まる鎧を身につけており、股や太ももあたりは黒のレギンス剥き出しだが、それ以外は装甲で守られている。頭はティアラを乗せているだけ。

「うわー、この鎧すごいですねー!本物ですか?」

アオイちゃんがレナさんのお腹の鎧をコンコンと叩く。金属的な音は出ていない。

「プラスチックです。流石に金属は破裂した時危ないから…」

「え、危ない?」

フミコの不穏な発言から考えるに、この鎧破裂と共に弾け飛ぶな。

「う、うう、なんか、恥ずかしいなぁ…」

レナさんが普段見せないような表情をしていて、そそるものがある。くっ殺せ…が似合いそうだ。

全員自己紹介が終わったところで、席に着く。
テーブル中央にはコマと盤面がセッティングされている。

「よし、みんな準備できたね。僕はこのゲームの進行役だ。ゲームマスター略してGM。話を始める前にこのゲームのルールだけど、ダンジョンから持ち帰ったアイテムの点数で評価する個人戦だ。1位の人にはメンバーを自由にできる権利が与えられる。
ただ君達は一人一人だと弱いから協力しないとすぐ破裂しちゃうよ。ルール上裏切りも可能だけど、タイミングには十分注意。さて、何人が破裂せずに生き残れるか…バーストダンジョン、開幕だ!」

170名無しさん:2017/04/30(日) 13:26:52 ID:nwqiTuzA
息抜きで短編です。
本編の続きも書いてますが、性欲に従います…

けじめ(1/3)

眼が覚めると、俺は暗がりの中にいた。
椅子に座らされてるようだが、腕は後ろで縛られ体には別の違和感がある。
体が張っている感覚?これまでの人生で体験したことがないものだ。

「おっはー神山、元、オーナー」

「体はどうかなー?」

赤い眼と青い眼が暗闇に現れる。アカメとアオメだ。
なんでこいつらが。

「ここはどこだ?ん、なんだこの声、変だぞ?」

「可愛い女の子の声選んでよかったねぇアオメ」

「大正解だねアカメ」

ボイスチェンジャーか?なんのために?

「神山ちゃんはさー、自分がどうなったか覚えてる?」

「ちゃん付けするな!えーっと、サツに捕まって、取調べ受けて、それで、ゲロって…んで、他の場所に移動ってなって…そうだ!そこでサツだと思ってた奴らが組織の連中でそのまま逃げだせたんだ!はははっ!助かったぜ!」

「本当に?」

「マジで助かったって思ってる?」

「なんだよ、現にこうやって生きてるだろ」

「アカメ、どうする?見せちゃう?」

「その方が早いか、アオメ」

意味深な会話をした双子は、
俺の座っている椅子を別の方向に移動させた。

「ライトー、オーン!」

アオメの声で部屋の明かりが点いた、眩しい!

「んぐっ、眩しいぞ…あ?なんだ鏡の前だったのか…?あ?なんだこのデブ…いや、顔は俺好みだな…ん?俺どこだ?…え…こいつ、俺と同じ反応して…椅子に座って腕を後ろで…な、なんだこれ…な、何したお前ら!!」

鏡に映ったのはハンサムな自分ではなく、太った女の姿だった。いや、パンパンに膨らんだ体は、そうだバルーン・アンドロイドだ!!

「いやね、神山ちゃんってば警察にゲロったからさ」

「組織が激おこでね?」

「いや、それより俺どうなってんの!?」

「蜂の巣になりましたー!はいこれ記念写真!」

アカメが俺に写真を見せつける。
その写真には…銃弾を体中に受けて血塗れで倒れる男…お、俺だ…

「し、死んでる…俺が死んでる…」

「そうそう!いやー死体隠す場所確保するまで一旦かくまえって、ここに来た時はびっくりしたよー!」

「んでんで、これいらないなら貰っていい?って言ったら組織の人が本当にくれちゃってさー」

「まっ、まって、待て待て…」

アカメとアオメは笑顔だがその奥の目は全く笑っていない。こいつら…悪巧みしてる時はいつもこんなだ…

「脳味噌は辛うじて無事だったからー、博士にお願いしてデータまるまる移動してー」

「バルーン・アンドロイドのAIにしてみましたー、結果的に安上がり?だったよね」

「そ、そんなことが…お、俺はバルーン・アンドロイドになったのか?」

脳の記憶をデータ化だと?そんな、できるのかそんなこと、だが自分が生き証人だ。…生きてるのか?

「そーそー、わかってもらえた?」

「ご名答ー、パチパチー」

雑な褒め方をされるとイラッとするな。

171名無しさん:2017/04/30(日) 13:28:23 ID:nwqiTuzA
けじめ(2/3)

「そ、そうか…お前らは俺を助けてくれたんだな…」

「ははは!んなわけないじゃーん!」

「へ?」

「虐めても罪悪感がわかないおもちゃが欲しかったんだよねーアカメ!」

「そゆこと」

どういうこと。

「神山お前、バルーン・アンドロイドを道具としか見てなかっただろ。近くにバルーン・アンドロイドの部下がいるのに」

「マグロっちもさ、顔は仏頂面だったけど傷ついてた思うよ。お前の態度、やり方」

アカメとアオメの声色が変わる。ドスの効いたヤクザのような…こいつら何なんだよ!

「な、なんだ!お前ら、当然だろ!バルーン・アンドロイドは人間が作った人間の道具だ!俺はうまく使ってやっただけだ!客もそれを求めていただろ!」

「ほうほう、自分の今の姿忘れてるねぇ」

「…あ」

「この特大ガスボンベのホースの先はどこに向いてるでしょーっか!」

アオメの方を向くと、身長ほどの高さがあるガスボンベがあった。ホースを目で追っていくと…俺の股に繋がっている。

「や、やめろ!お前ら何してるかわかってるのか!俺は…」

「「バルーン・アンドロイドでしょ」」

双子がハモって現実を突きつける。やめろ、俺は、違う!

「もち、ペインモードオンだからね」

「初破裂を楽しんでねー」

「やめてくれ!は、破裂なんかしたら死んじまう!」

「死なないって」

「死ぬほど痛いと思うけど、ね!」

アオメが勢いよくガスボンベのバルブを回す。
シューッという音が聞こえ、体の中にガスが…あ…

「あ、あ、ガスが!身体にふ、膨らむ!い、痛い!」

「うそうそー感じちゃってる癖に、お股濡れてるよん」

みしっみしっ

鏡に映る自分の体が前よりも大きくなっている。股は濡れてる感覚があるが…腹で見えない。

「んぎっ、やだ!は、破裂する!破裂はいやだ!」

「乳首立ってるじゃん?ほらほら」

「んひっ!あへっ!?や、やめ、すげー敏感だから…んん!」

アカメとアオメに乳首を弄られ頭が惚けるき、気持ち良い…

みしっ、みちっ!みしみし!

「ああああ!体が!体がぁ!風船みたいにぃ!」

「おっと、そろそろ離れますか」

「んだねー。神山ちゃん、離れて見てるからねー」

アカメとアオメが俺から離れ、2人でいちゃつき始めた。そんなことより、か、からだが、

びち、みしっ、みしっ…みしみしみし!

胸がでかすぎて、自分の姿は見えない。だが、腹も胸も限界で…あ、あ、あ

「は、破裂するぅうううう!!」


パァァァアアン!!!

172名無しさん:2017/04/30(日) 13:29:32 ID:nwqiTuzA
けじめ(3/3)

「カミヤマちゃーん?生きてるー?あー落ちたかー、仕方ないね」

「派手に飛び散ったねー。人間だったらどんな感じなんだろ」

「起きたらもっと良いことしようね、カミヤマちゃん」

「ふふふ、楽しみー」

アカメは苦悶の表情で転がるバルーン・アンドロイドの頭を抱きかかえ、部屋から出ていった。
アオメはガスボンベのバルブを閉め、部屋に飛び散ったゲルとスキンしかないことを確認し明かりを消して、アカメを追った。
心は体に支配される。神山もきっとバルーン・アンドロイドとして性格が矯正されるだろう。アカメとアオメの調教で普通の性格になるかは別の問題だが。
神山には第二の人生を謳歌してもらいたいものだ。

173名無しさん:2017/05/01(月) 20:02:57 ID:NOwHXZKk
バーストダンジョンは簡易的なマス目の盤面で行われる。
盤面はGMが好きに構築し、各マス目にモンスターやトラップ、宝物といったアクションカードを設定する。
アクションカードには1〜3の数値を必ず記載する。
プレイヤーが見る盤面には何も書かれないが、GMは写しでどこに何を設置したかを確認できる。
プレイヤーはダイスを1つ転がし、出目以内の数値で1マス以上自由に進むことができる。
進んだときに止まったマス目で余った出目による判定を行う。
基本的にアクションカードの数値以上の出目があれば良い結果になる。
シーフは判定の出目に+1されるので積極的に探索すべき職業だ。
モンスターに運悪くエンカウントした場合は戦闘になる。
踏んだプレイヤー以外はダイスを降って自分の位置から発生マスまでに足りる出目が出れば参戦できる。
戦闘ステータスは攻撃、回避の2つ。ナイトは回避失敗後に致命判定を行う。
致命判定を回避できれば回避成功扱いとなる。
回避失敗でそのプレイヤーは破裂、その戦闘は退場となる。
プリーストが先頭に残っていれば終了後に判定を行い、破裂したプレイヤーの残機を1つ戻せる。
ファイターは特に能力はないが攻撃力が高く戦闘時に有利だ。
残機がない状態でプレイヤーが破裂した場合は、バルーン・アンドロイド本人が破裂する。
そのプレイヤーはゲームオーバーとなる。破裂の方法は状況で変わる。
固まって行動するほうが比較的安全に移動できるが
ゲームは個人戦であるため、どこかしらで差をつけなければならない。
ダイスを降るまでは自由に他プレイヤーと交渉できるので宝物を譲って守って貰ったり、
裏切って他プレイヤーを不利にするなど、自由にロールして良い。
ゲームの終了は目標の宝を誰かが獲得するか、全員破裂するかである。
残機2つをうまく使って、自分が破裂しないように最後まで生き残るのが鍵。

「そんな訳でお宝目当てでダンジョンに入った4人の愚かなバルーンレイスは
入り口を閉ざされ、奥に進む以外の道を閉ざされました」

「言い方ひどくない?とりあえず、えいっ」

「あー、モモ!シーフの私が最初に転がした方が…」

フミの忠告を聞く前にモモはダイスを降ってしまった。
降る順番は1週毎に好きにして良いといったが、一度降ったらもう駄目だ。


「1」

「1ですね」

「1だ」

「あわわ…」

「モモ、好きなマスに一歩前進ね」

「え、え、これって…はい」

モモは強制的に1マス進む。


「えーっと、そこは判定1のトラップだな。回避失敗。
馬鹿なモモは不用意に一歩進んでトラップを踏んでしまった!床から飛び出すスパイク!
避ける暇もなく、スパイクは容赦なくモモの柔肌を貫いた!」


「ぎゃあぁ!?」

パァアアアアン!

演出用のゴム風船を割る。モモの残機が1つ減った。


「も、モモさぁああん!?」

「モモが爆発した!」

「1ターンで破裂しちゃう可能性あるんだ…」

モモ以外がモモの破裂に驚く。僕も正直驚いている。

「えーっと…モモの頭とか皮とか衣服とかが周囲に飛び散りましたが、
不思議な光と共にそれらが集まり、モモをもとの形に戻しました」


「…ただいま」

「おかえりなさい…」

「おかえり…」

「気をつけようね…」

「うん…」


このパーティ大丈夫だろうか…

174名無しさん:2017/05/02(火) 16:17:36 ID:UeurYewQ
「じゃ、じゃあ、シーフの私が先行するから、何かあったら守ってね」

「はーい」

「お願いします」

「よろしく、フミー」

各メンバーから同意を貰ったフミがダイスを転がす。

「6、幸先が良い…じゃあ、モモと同じ方向に4マス進んで判定2プラス1で3スタート」

「フミさん手馴れてるね!」

「シーフだからね…」

「このゲームだと6が出ても判定3が出る行動が安定なんだね」

「なるほど」

「出目と状況次第だけどね。フミは慎重に移動してあたりを探索すると、宝箱があったぞ。判定2の宝箱なので開けることもできたな。フミは金貨10枚と巨大化の秘薬を手に入れた」

「宝箱に金貨と巨大化の秘薬って言うのがあったよ、ふひひ、皆で分けよう」

金貨はこのゲームの勝利点になるアイテムだ。多く所持していると最終評価で優位に立てる。
巨大化の秘薬は…

「巨大化の秘薬と書かれた薬瓶の効果を知っているか判定するよ、ダイスを2個転がして6以上でその薬が何かを知っていることにするよ。

全員がダイスを転がして判定を行う。

「モモが5、出目悪いな…、フミとアオとレナは成功。なのでこのカード読んでいいよ」

3人に巨大化の秘薬の説明が書かれたカードを見せる。

「うわ、これやばいやつだ…」

「私いらない!」

「私も遠慮しとくよ…」

3人の反応に対し、モモは…

「じゃあ私が貰うね!なんか良くわからないけどきっとすごい効果があるのよ!」

誰かがモモに効果を教えても良いのだが、個人戦なので皆黙っている。

「あ、金貨は私が4でみんなに2あげるね」

「わーい!」

「ありがとう、フミ」

「金貨は半分にできないから、仕方ないか。ありがとうフミ」

フミがお手本になるようなプレイングをしてくれたのでアオとレナもどうすれば良いか分かっただろう。

175名無しさん:2017/05/02(火) 16:18:13 ID:UeurYewQ
「アオ行きます!」

アオがダイスを転がす。

「4だ。えーっと…アオイとして発言します、他キャラクターのいるマスを踏んだらどうなりますか?」

「はいはい。何も起きないよ。良くも悪くも」

「よし!じゃぁフミと同じマスまで進むよ!」

アオは序盤のムーブを理解したようだ。

「アオはフミの通った安全なルートを辿ってフミと合流したよ」

「じゃあ、特にやることないので次の人!」

「私だな、それ」

レナさんがダイスを転がす。出目は6。

「うーん、合流しても良いけど…3マス進んで、判定3かな」

「レナはフミの手前のエリアをを用心深く見回すと…なんと天井からゴブリンが降ってきたぞ!
 が、着地に失敗しこちらを見失っている、先制攻撃できるな」

「ここで倒さないと危ないか、攻撃する。不意打ちだし皆は呼ばないよ」

「ダイス2つを転がして攻撃判定どうぞ…まぁファンブル以外当たるね」

「ファンブル?えーっと、4と6で10だな」

「両方ゾロ目のことだね。攻撃成功、レナの槍がゴブリンの体を貫く」

「てやぁあ!」

攻撃成功と同時にレナが掛け声で場を演出する。

「レナ!?あ、ゴブリンがいたのか!」

「流石レナさん!」

「おお…」

「ゴブリンは不意を突かれ、何もできないまま絶命した。亡骸を物色すると金貨が1枚だけ手に入った」

「命に比べて安いものだが…貰っておこう」

レナのロールは普段とあまり変わらないような気がするが、
普段から華鈴ちゃんのナイトみたいなものだし違和感がないのはそのせいだろう。

それぞれ1巡し、感覚をつかめただろう。次からが本番だ。何度も余裕のあるマス目では進めないからね。
モモが残機1、他は残機2。残機の回復アイテムもあるし、スタートしては上々だろう。
モモは調子に乗りやすいので要注意。アオはまだわからない。フミとレナは安心して見ていられるな。

176名無しさん:2017/05/04(木) 17:26:27 ID:SW8QlFG.
ショタと風船(1)

たかし君は今年小学四年生になったばかりの男の子です。
地方のとあるマンションで暮らしています。
運動も勉強もそこそこ、クラスにも馴染み、学校生活はとても充実してます。お父さんもお母さんも優しく、時には厳しいけれどもたかし君はご両親のことが大好きです。ご両親もたかし君に愛情をたっぷり注いでいます。しかし、たかし君には悩みがありました。
ご両親にも友達にも言えない悩みです。
今日はたかし君のお父さんとお母さんがお仕事で遅くなるため、たかし君は隣に住む親切なお姉さんのところにお邪魔してます。

「たかし君、味見お願いしてもいい?たかし君好みでいいよ」

「うん、…大丈夫、このままでおいしいよ」

「そう?ふふ、じゃあもう少しで出来上がるから居間で待っててね」

「わかった」

お姉さんはジーンズと白いTシャツの上に黄色のエプロンを着けています。胸は頭より少し小さい程度でとても大きく、お腹も3フィート風船より少し大きいぐらいに膨らんでいます。ジーンズも大きなお尻でパツパツです。髪は茶色のポニーテール、長さは首元ぐらい。パッチリとした目で健康的な可愛らしいお顔です。お姉さんは人間ではありません。バルーン・アンドロイドでした。
居間にいるたかし君はキッチンにいる風船お姉さんの動きに夢中です。些細な動作も仕草も、たかし君に刺激が強いものでした。たかし君の股間は勃起してます。しかし、たかし君はこれがなぜ起きるのかよく分かっていません。風船お姉さんを見るとドキドキして、おちんちんが硬くなって痛むのです。お母さんやクラスの女子を見てもこんなことにはなりません。
それがたかし君の悩みです。

「お待たせー、カレーライスだよー。私は食べれないけど多分おいしいよ」

たかし君の前に美味しそうなカレーライスが運ばれてきました。

「い、いただきます!」

先ほど味見はした時は美味しかったのですが、今はおちんちんが硬くなってズボンに擦れてしまい気が気でなくなってしまい、たかし君は味がよくわかりませんでした。

「おいしい?」

「おいしいよ!お母さんのに負けないぐらい」

「なら良かった。味覚かぁ、本とかで表現はよくみるんだけど、よく分からないんだよね」

少し残念そうな表情で風船お姉さんは話します。
風船お姉さんは図書館で司書をやっています。
とても優秀で図書館にある本を全て把握してるそうです。地域活動にも積極的に参加し地域の方からの信頼も厚いです。たかし君のご両親も風船お姉さんを信頼しており、こうして夜が遅くなる日はたかし君を預けて行く間柄です。

「ご、ごちそうさま!」

「はやいねぇ、お代わりいる?」

「だ、大丈夫!お、お風呂入ってくる!」

「はいはーい」

たかし君は風船お姉さんが空いたお皿を持ってキッチンに向かったのを確認して、お風呂場に駆け込みました。
たかし君は脱衣所で服を脱ぐ時は慎重に脱ぎましたが、パンツを脱ぐ時おちんちんの先っぽが擦れてしまいました。

「ふわっ、な、なにこれ…」

ギンギンに硬くなったおちんちんを擦ると気持ちいいのでは?たかし君は考えついてしまいした。

戸を閉め、お風呂場のバスチェアに座ってたかし君はおちんちんを左手で握り、シコシコと上下させました。

「んっ!くぅっ!あぐっ!?」

しかし、たかし君にはまだ刺激が強く声が漏れてしまいます。

「たかし君!?大丈夫!?」

声を聞いて風船お姉さんがお風呂場に駆けつけて来てしまいました。

177名無しさん:2017/05/04(木) 17:27:30 ID:SW8QlFG.
ショタと風船(2)

ガラガラっと容赦なくお風呂場の戸が開かれます。
何も考えずにシコっていたたかし君は戸の方を向いていました。
風船お姉さんの目に勃起した子供のおちんちんとそれを握って感じているたかし君が映ってしまいました。

「あ…」

風船お姉さんもどういう状況かわかったようです。
たかし君はまだ小学四年生。風船お姉さんは性への目覚めがこんなにも早くから来るとは思っておらず、驚いています。
たかし君はオナニーを本能で行いました、しかし、人に見られると恥ずかしいということは理性で判断できました。
ましてや他人の家のお風呂場、見られたのは大好きな風船お姉さん。

「えっ、あ、あの、その!これは違くて…!おちんちんが勝手に!大きくなって、その…!」

たかし君のお顔は真っ赤です。

「う、うん…た、たかし君、もしかして…私の体を見て興奮してたの?」

風船お姉さんはまさかと思いながらも、優しくたかし君に問いかけます。

「……うん、シオリお姉ちゃんを見てると…おちんちんが大きくなって…」

たかし君は観念して素直に風船お姉さんに告白しました。風船お姉さんの名前はシオリと言うんだね。
図書館で働いてるからかな?

「お姉さん、ほら、まん丸だから…、
普通ならウエストが引き締まって、おっぱいとかお尻が大きい女の子が好きになるんじゃない?」

「ううん、シオリお姉ちゃんが良い!パンパンで大っきい、太ってるけど、太ってないの!
おっぱいもお腹もお尻も…うくっ」

困った顔のシオリお姉さんを見てたかし君のおちんちんはさらに硬くなりました。先っぽからは透明な粘液が出ています。
それを見てシオリお姉さんは悩みました。たかし君のためにこの場で手コキをして楽にしてあげるか、何事もなく出ていくか。
しかし、たかし君が膨体フェチの貴重な人材だとわかったシオリお姉さんは決心しました。。

「うん、わかった。たかし君、お姉さんお布団で待ってるから。体を洗って水気を拭いて裸で来てね」

そう言ってお姉さんはお風呂場から出て行きました。
たかし君はお姉さんが何を言っているのかわかりませんでしたが、ドキドキしながら急いで体を洗いました。おちんちんはできるだけ刺激しないように洗いました。シャワーで泡を流し、お風呂場を出てタオルで体を拭きます。おちんちんは勃起しっぱなしです。たかし君これから何が起きるのかはわかっていませんが、雰囲気で興奮しています。

178名無しさん:2017/05/04(木) 17:29:31 ID:SW8QlFG.
ショタと風船(3)

たかし君が居間に戻ると、テーブルは片され、布団が敷かれていました。
布団の上には裸になったシオリお姉さんが正座していました。シオリお姉さんの横にはドレッシングの容器のようなものが置いてあります。

「お姉さん、今だけはたかし君の風船…単なる風船だから…たかし君、好きに使って良いよ?」

そう言いながらシオリお姉さんはドレッシングの容器からトロッとした液体を体にかけました。
シオリお姉さんの表情はとても艶かしく、普段見せるものとは別でした。
たかし君は我慢できずシオリお姉さんに抱きつきました。

たかし君はまず、シオリお姉さんの胸の谷間とお腹が接している場所におちんちんを入れました。
三か所の風船から刺激を早くもたかし君はイってしまいそうです。

ちゅっぷちゅっぷちゅっぷ

それでもたかし君頑張って腰をふりました。

「いきなりパイズリと腹ズリしちゃうなんて…エッチなたかし君」

そう言うとシオリお姉さんは胸をギュッと寄せたかし君のおちんちんを締め付けました。

じゅぷっじゅぷっじゅぷっ!

「あ、あうっ!うっ…ああああ!」

びゅる、とシオリお姉さんの谷間からたかし君の精液があふれ出しました。

「な、なにこれ…はぁ、はぁ…気持ちいいよ…シオリお姉ちゃん…」

「ふふ、風船で精通しちゃったのね…あら?まだ硬い…」

たかし君のおちんちんは1回の射精では力尽きませんでした。まだまだ硬さを保っています。
たかし君はおちんちんをシオリお姉さんのお腹に押し付けながら自分の頭よりも大きいおっぱいを吸い出しました。

ぎゅっぎゅっ
ちゅぱちゅぱちゅぱ…

「ん…上手よ…たかし君」

シオリお姉さんも感じてきたのでしょう。乳首がぷっくりと立ってきたようです

ちゅぷちゅぱちゅっちゅ
ぎゅっぎゅっ…ちゅるん!

「あん!」

シオリお姉さんが突如喘ぎ声を上げました。
たかし君が押し付けていたおちんちんがおへそに入ってしまったようです。
たかし君は突然の全方位の締め付けに驚きを隠せません。

「あ!あ!な、シオリお姉ちゃん!おちんちんが吸い付かれる!あ!」

「あん、んん…!たかし君…おへそ攻めなんて、本当に小学生?お姉さん、とっても気持ちいいわ…」

じゅぷじゅぷじゅぷ!

たかし君の腰が再び激しく動きます。性欲に脳が支配されているようです。気持ち良いことに対してとても貪欲です。

「ん…ふっ…んんん!」

シオリお姉さんがびくんびくんとちょっと震えました。敏感なところを責められちょっとイってしまったようです。

「で、でちゃう!さっきと同じの…んん!」

ぶちゅ

たかし君はシオリお姉さんのおへその中で射精しました。
じわじわと精液がおへそから漏れてきました。

「はぁ…はぁ…」

「ふぅ…ふぅ…たかし君、どう?おちんちん、落ち着いたかな?」

ちゅっぽん

「ん…うそ、まだおっきいの?すごいねぇたかし君」

「はぁ…もうだめ…」

たかし君はおちんちんを勃起させたまま仰向けになってしまいました。
小学4年生には少し早すぎたかもしれません。ですが、おちんちんだけは一人前まだまだ元気です。

179名無しさん:2017/05/04(木) 17:30:17 ID:SW8QlFG.
ショタと風船(4)

「動けなくなっちゃった?じゃぁお姉さんサービスしちゃうぞ」

シオリお姉さんは仰向けのたかし君に馬乗りなって、勃起したおちんちんを自分のアソコにゆっくりと挿し込みました。

「ん?あれ?入ってる?」

こんなに立派でもやっぱり小学生、大人のシオリお姉さんには小さすぎたようです。

「んー…そうだ」

シオリお姉さんはそのまま立ち上がって、部屋の奥から身長ほどあるガスボンベを台車で運んできました。

「危ないから布団からは距離を離して…ホースは…届くね、ん、んん!」

シオリお姉さんはガスボンベに繋がったホースをお尻の穴に差し込みました。
抜けないことを確認して、シオリお姉さんはバルブを回して自分の体に空気を入れ始めました。


「んん…あはっ空気が入って体が張っちゃう…でも、これなら…」

膨らむお腹を支えながら、再び馬乗りになってたかし君のおちんちんを自分のアソコに挿し込みます。

じゅぷ…ちゅぷ…じゅぷ

「あああん!いい!子供のおちんちんで感じちゃう!」

シオリお姉さんは体を膨らませることでアソコの幅を狭め、たかし君のサイズでもキツキツになるようにしたのです。

「あ…だ、だめ、もうでないよ!はぁ…んん!だ、おちんちんが壊れちゃうよぉ」

「こんなにビンビンガチガチのおちんちんなのに?う、そ、つ、き。えいっえいっ!」

じゅっぷじゅっぷじゅうぷ

シオリお姉さんは何度も何度腰を上下させてたかし君のおちんちんとピストン運動をします。

みしっ、みちっ、みちち…
じゅっぷ!じゅっぷ!じゅっぷ!

シオリお姉さんの体はみるみる大きくなっています。
おっぱいは3フィート風船サイズ、お腹は直径2mはあるでしょうか。
腕や足もぱつぱつに膨らみ、上下するたびにみしみしと風船が破裂に向かっている嫌な音がしています。

たかし君はお腹に押しつぶされ、まともに声も上げれません。

「んぷ…ぷへ、し、シオリお姉ちゃん、破裂しちゃ…」

「たかし君が射精するまで割れないわよー、それ…ん!んんん!あぁん!」

じゅっぷ!じゅっぷ!じゅっぷ!

「んんん!!で、出るぅ!」

「あ、あ、私も、イッちゃう!子供ちんぽで!イッちゃうぅ!」

こぽっ…


シオリお姉さんのアソコから、少しだけ粘液が漏れました。
しかし、ほとんどがシオリお姉さんのものでした。
たかし君は本日3度目の射精、流石に量は少なかったみたいですね。

180名無しさん:2017/05/04(木) 17:31:15 ID:SW8QlFG.
ショタと風船(5.終)

「はぁ…んん…も、もう…無理だよ…」

「んふ、お疲れ様、じゃぁ…空気止めるね…」

流石に疲れ果てた、たかし君に無理はできないと、シオリお姉さんはここで終わりにしようと思いました。
立ち上がってガスボンベを止めようとします。

「んしょ…ん…んん?抜けない?ちょ、ちょっとたかし君?まだおちんちん勃起してるの?!」

たかし君の強大な精力は体力を越えました。勃起したおちんちんがしっかりシオリお姉さんのアソコに嚙み合ってしまいました。

「あ、あ、んん!ぬ、抜けない!たかし君!ぬ、抜いて!止めないと本当に破裂しちゃう!」

「んん…!んん、んんん!?」

たかし君はお腹に押しつぶされそれどころではありません。

みしみしみしみし…みちっみじっ…みっぢ…

シオリお姉さんの体には容赦なく空気が注がれます。
パンパンに膨れ上がりもう破裂寸前です。

「あ、あ、だめ!破裂しちゃう!ああぁ!たかし君!こ、これが!
子供おちんぽに負けたエッチな風船の末路よ!目に焼き付けて!ああああ!破裂しちゃう!パァアアンって!
お部屋に私の体飛び散っちゃうぅ!!」

みぢみぢみぢ

「は、破裂するぅうううううう!!!」


パァアアアアアアアアアアアン!!!


シオリお姉さんは限界を超えて破裂してしまいました。
皮やゲル状の物体がそこら中に散乱し、辛うじて形の残った手足のパーツも萎んでしまっています。
ごろっとシオリお姉さんの生首がたかし君の顔の横に転がります。

「あ、あああ…ぼ、ぼく、シオリおねえちゃんを殺しちゃ…」

「大丈夫大丈夫…ふふ、アンドロイドだからね、ふふ、どう?おちんちんは落ち着いた?」

シオリお姉さんの生首が怖がるたかし君に優しく微笑みます。
シオリお姉さんはバルーン・アンドロイドなので破裂しても平気なのです。
たかし君のおちんちんも破裂のショックでようやく静まったようです。

「す…すごいね…シオリお姉ちゃん…」

「また遊んであげるね?おちんちんが我慢できなくなったらいつでも声をかけてね」

「う、うん…ありがとう」

「じゃぁ、すっきりしたところでお掃除しよっか。お父さんとお母さんが帰ってくる前にね。
あ、もちろんこの事は2人だけの秘密。誰かに言ったらもうしてあげないからね」

「わかった、約束するよ」

「うん、良い子だねたかし君。それじゃ…クローゼットに替えのボディあるから、私を運んでくれる?」

「うん」

たかし君はシオリお姉さんの体の虜になってしまいました。普通の性癖には戻れないかもしれません。
シオリお姉さんはたかし君に運ばれながら、私好みのおちんちんをどう育てようかと考えがいっぱいです。
たかし君はそんなお姉さんの考えも知る由もなく、これから先のあらたな性体験にワクワクしています。
2人の日常が変わることはないでしょう、ここは2人だけの世界、2人だけの秘密なのですから…

181名無しさん:2017/05/15(月) 00:19:38 ID:Lv5tkH8U
バルーン・アンドロイドの世界設定をピクシブに掲載しました。スレのど真ん中に書くような内容ではなかったので…
基本的にスレには最新版、ピクシブには修正した話と短編を掲載していきたいと思います。

‪ttps://www.pixiv.net/novel/show.php?id=8171202‬

182名無しさん:2017/05/19(金) 21:16:05 ID:rsYenZSo
短編「バルーンショップ」を投稿しました。
ttps://www.pixiv.net/novel/show.php?id=8187603

短編はピクシブにあげていこうと思います。
過去掲載の短編もいずれ向こうにまとめていきます。

183名無しさん:2017/05/22(月) 22:15:19 ID:rmUwjS1c
短編「サーカスのアルバイト」を投稿しました。
ttps://www.pixiv.net/novel/show.php?id=8200950

いつぞやのバーディーとキャンディが登場します。

184名無しさん:2017/05/30(火) 23:59:46 ID:25vrVaXQ
短編「ミルクタンクアオイちゃん」を投稿しました。
ttps://www.pixiv.net/novel/show.php?id=8232837

アオイちゃんが主役です。

185レディーボーイ:2017/11/15(水) 15:42:25 ID:4n12s.4g
ああ....風船爆弾になりたい....
ムチムチぷよぷよの風船体型のふたなり型アンドロイドな風船爆弾....
豊満なお腹がつつむ危険この上ない爆発性の気体
アセチレンをおなか一杯つめこんで
むちむちフワフワに豊満さんしちゃった男娘が
フワフワに広がるスカートのドレスにつつまれてますます豊満に可愛らしく膨らんで
大空にうかぶのよ。スカートからはロープがつながれてフリフリのゴンドラが
つられてゴンドラに置かれたガスボンベが二本つまてれてペニスにつながれたホース
を通して、美しい男娘にアセチレンガスと酸素がもっとも危険な比率で
注入されるの。ボクはその男娘よ....
ボクの周辺に雷雲がまきおこり、ボクのまわりで空中放電がおきはじめたの
ああ....たまらない....ボクどうなっちゃうの?

186レディーボーイ:2017/11/15(水) 15:47:07 ID:4n12s.4g
ああ....風船爆弾になりたい....
でもアセチレンじゃ大空に浮かべないから...
しかたがないから危険性は1段低い水素にするわ
水素+酸素のパンパン男娘じゃ、爆弾にはなれないわね
せいぜいヒンデンブルグちゃん程度で、あまり華やかな最後は
飾れないけれど

187名無しさん:2018/04/18(水) 03:07:59 ID:.sHj0nrU
ある日、いつもの通りモモカとおしゃべりをするために井上の家を訪ねたアオイちゃん
一見すると、いつも通りの素振りで過ごしているのだが、モモカが一瞬流しでつけているテレビに気を取られたり、井上から時折くるLINEに返信しているスキをついてアオイちゃんの視線は井上家のリビングにあるウォークインクローゼットの様子を伺うのだった。

188名無しさん:2018/04/18(水) 03:12:47 ID:???
実は以前から井上、モモカとの3人で、あるいは井上が仕事の日に家にいるモモカと2人で街に(お忍びスタイルで)出かけているアオイちゃん。
そんなお出かけを重ねる折り、ある違和感に気づいた。
「大きなウォークインクローゼットがリビングにあるのにモモカはいつも自室やリビングのカラーボックスから服を出している。」

189名無しさん:2018/04/18(水) 07:51:44 ID:???
第一にアオイちゃんがモモカにスーパーバルーンボディを勧めた頃、あとでよく見たら気づいたのだが、ソファーの足元、テレビ裏、窓際etc.にリビングには相応しくないガスボンベの数々が転がっていたのだが、今日改めてみてみればそれらが一様に無くなっていた。アオイちゃんは井上宅の隣に住んでいるのでモモカがガスボンベで破裂するようなことがあれば分かるわけで、あのときのガスボンベをすべて消費するほどのガスを使っていたかと言われると、おおよそそんなに破裂していた記憶がない。とすればあのガスボンベの数々はどこに消えたのか。アオイちゃんは井上さんとモモカが自分の前で決して開かないウォークインクローゼットを疑っていた。

190名無しさん:2018/04/18(水) 07:55:18 ID:???
実はアオイちゃん、今日はそのためにいつもなら夕方、そろそろ仕事から帰る井上を出迎える準備をする頃合いを察して解散を言い出すところ、あえて言わずに井上宅のリビングに居座っていた。
モモカはモモカで、そんなアオイちゃんの企みを知らない、どころか・・・
「あ、いっけない!」
「うん?どったのモモカ?」
「井上さん帰ってくるから夕ご飯の準備しなきゃ。買い物行きたいんだけど、アオイちゃん買い物一緒に来る?」
チャンス!
「いいえ、買い物をしにいくような人の多いところで顔バレしちゃっても面倒ですので、今日は留守番をさせてくださいな。」
アオイちゃんは言ってモモカに『えー!普段買い物とか一緒に行ってるのに今日に限って?』と突っ込まれるのかと失言に冷や汗ものだったが・・・
「そっか、アオイちゃんアイドルでテレビ出てるもんね〜。」と気づいた様子はなかった。
買い物に出かけるモモカを玄関先とベランダから確実に見送ったアオイちゃん、井上宅のリビングに戻った。
「やれやれ普段のモモカ、もうすっかり同棲彼女か若奥様のそれよね…。」と嘆息気味につぶやきつつ「さて、と。」
これからいよいよ、と怪しい笑みを浮かべた。

191名無しさん:2018/04/18(水) 08:11:21 ID:???
アオイちゃんが意を決し、開かずのウォークインクローゼットの扉に手をかけ、観音式に開く扉を思いっきり開けると・・・
「わぁぁ・・・・・!」
比較的小さな風船用、自転車用空気入れ、エアコンプレッサーなどもあったが一番アオイちゃんの目に留まったものは・・・
「ヘリウムに酸素、窒素、二酸化炭素にすごい、こっちは亜酸化窒素に六フッ化硫黄って書いてある!」
毒性や可燃性のあるものこそなかったもののそれ以外で言えば全部あるんじゃないかと思えるほど数々のガスボンベが所狭しと並べられていた。
「モモカ良いなあ…私でもこんなに揃えたらギャラが全部無くなっちゃうよ。」
そう言いながら、数多くのガスボンベを前にアオイちゃんの右手は自らの少し湿り気を帯びはじめた股間に伸びていた。

192名無しさん:2018/04/18(水) 08:53:00 ID:???
ブルブルブル!
不意にアオイちゃんのスマホが震えた。
トリップしかけのアオイちゃんはそれにビックリしながら、おそるおそるスマホを見てみると・・・
モモカ:ごめん!今日17:00〜タイムセールあるのわすれてたよ…。ちょっと帰るの遅くなっても大丈夫?
・・・とあった。
アオイちゃんはやりかけた興奮を抑えつつ、平静を装って
アオイ:それじゃ帰ってるまでリビングの漫画でも読んでるね(^^)v
と返信した。
モモカ:分かった!帰る頃また連絡するね〜
と返信を貰った。モモカはこういうところが丁寧な性格なのかこういう返信をすればまず間違いなく帰るときに連絡が来る。モモカの口振りから察するに井上さんも帰ってくることはないだろう。結論・・・
「ちょ、ちょっとくらいガス使ってもモモカ怒らないよね…。」
もう誰にも止められない、テレビではお見せできないエロモードのアオイちゃんがそこにいた。

193名無しさん:2018/04/19(木) 04:15:38 ID:???
アオイちゃんはウォークインクローゼットに並ぶガスボンベのうち、以前モモカと2人で使った大型は灰色ガスボンベを引き出した。
それなりの重量物ではあるが、オナニーに全力を傾けているアオイちゃんにとっては円筒形で転がせば簡単に出せることは簡単に理解できた。その先までもう少しCPUの演算能力を割り振って欲しかったのだけれども。

194名無しさん:2018/04/19(木) 04:21:50 ID:???
もはや待ちきれないといった様子のアオイちゃん、ガスボンベにチューブが繋がっていないことに嘆息すると、ウォークインクローゼットから転がりだしていたエアステップポンプのホースを外すとガスボンベにそれを取り付けようとする・・・が、もともと接続が考慮されているものではないので全く繋ぐことができない。アオイちゃんはやきもきしながらリビングを見渡し、たまたま置いてあったガムテープで無理やりガスボンベとポンプの青色ホースを繋いだ。これでガスボンベ側の準備は整った。

195名無しさん:2018/04/19(木) 04:49:18 ID:???
青色ホースの先端に持ったアオイちゃんはこれまでの準備ですっかり潤いきった自らの股間に手を伸ばし、これからヘリウムガスを注ぎ込む穴を探す。
「今日は誰も見ていないし、こんなにビショビショになんだから、もう前でいいや…」
と、探しあてた前の穴にホースの先端を差し込んでいく。
「あぁっ・・・くぅ!」
ホースを差し込む刺激とこれから訪れる快感が相まって、アソコから滴るローションの量が増した。そうこうして、アオイちゃんはなんとかガスボンベと股間を繋ぎ終えた。
「えーっと、確かヘリウムガスのボンベは左だったよね…と、んしょ…」
アオイちゃんは、モモカとオナニーするときにモモカがさり気なく準備でしていることをすっ飛ばして、意気揚々にヘリウムガスボンベのコックを開いた。

196名無しさん:2018/04/19(木) 05:04:21 ID:???
バシュゥゥゥゥゥ!!!!!
突然にあがる大音と跳ね上がるホースに驚いた直後、100気圧を軽く越えるヘリウムガスがアオイちゃんの胎内めがけて一気に充填されはじめた。
「キャッ!?」
そうなるとアオイちゃんのお腹は爆発したかのように一気に膨らみだし、最早その制御はアオイちゃんの手に負えなくなっていた。
そう、モモカといてオナニーする場合、以前の経験からガスボンベの取扱いに慣れているモモカはボンベにレギュレーターとホースを繋いでからホースの先をアオイちゃんに渡していたのだが、今日の場合ボンベの繋ぎ方を知らないアオイちゃんが素人判断で繋いだため、ボンベの内気圧を胎内に直接うける形になってしまった。
人間の女性ならいくらお腹が膨らむようにしていたってのたうち回るだろうこのシチュエーション、だがそこはアオイちゃんも膨らむことに特化したバルーン・アンドロイドであることに変わりはなく、
「あっ…あっ…あっ…き、気持ちいい♪」
自らの少しモモカよりも控えめな乳房に手を添えて、この異常な膨腹オナニーにのめり込んでいった・・・・・。

197名無しさん:2018/05/07(月) 06:52:46 ID:???
実はアオイちゃん、今日はオナニーできるんじゃないか、と期待してたことに加えテレビなどでバルーンアンドロイドとしての仕事(要するに膨腹や破裂)が仕事のとき用のボディではなく、バルーンアンドロイドの風俗嬢(※モモカの前職)でよく使われる膨腹プレイ用ボディを使ってここに来ていた。というのも・・・
「いくら本気で…んっ…感じないと…んはぁ!乳首が立たない…ああぁぁ…ボディでも…うんっ…これだけお腹膨らませれば………」
アオイちゃんが呟いたようにボディの乳房のてっぺんはお腹にヘリウムガスが注入されるに従ってムクムクとアオイちゃんの快感度を示すかのように立ち上がり始めていた。
「これで乳輪の周り…うんっ…をっと……ふぁっ!?」

198名無しさん:2018/05/15(火) 03:32:18 ID:???
乳首から得た快感にボンベと繋がった膣口が弛緩したのか、アオイちゃんのアソコからはボンベに入ってた圧力ほぼそのままのヘリウムガスが減圧も、まして止められるものもなく子宮内に飛び込んでいき、アオイちゃん自身の興奮によって高まったCPU熱が身体全体に放熱されていることから、膨らんだ子宮内でヘリウムガスは温められ、注入されるガスと加熱により体積を増すガス、二重の拡張、増圧によってアオイちゃんの子宮からは本人のCPUがシャットダウンしかねないほどの快感が次々と襲いかかる中、アオイちゃんはすでに快感に身をよじることしか出来なくなっていた。時間はスーパーのタイムセールの時間をとっくに過ぎ、おそらくモモカも帰途についていることだろうが、快感しか捕らえることのなくなったアオイちゃんのCPUではそこに考えが至ることすら不可能になっていた。


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