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【企画立案】オリスタ会議室【イベント進行】

1名無しのスタンド使い:2014/12/13(土) 15:52:30 ID:NHDwTZos0
企画やイベント立案や話し合い告知等にお使い下さい

535名無しのスタンド使い:2023/05/13(土) 22:23:52 ID:NzrmqEo.0
言い方ものすごく悪いけど
発議者さん当人が寄せられた反対意見に凹んで発議を引っ込めるのであればもうどうしようもない

であるならば残念だけどそうなっちゃいますね

536名無しのスタンド使い:2023/05/13(土) 22:41:59 ID:LIr1iUmI0
お疲れ

537名無しのスタンド使い:2023/05/14(日) 00:12:09 ID:EVSM6SbI0
いやいや、自分は別に責めてはいないですけどね
オリスタって昔から新しい企画に厳しいんですよね…
今回はセンシティブな問題だったから特に、ですね
これに懲りず、これからもオリスタ活動を楽しんでください

538名無しのスタンド使い:2023/05/14(日) 00:43:38 ID:dSYhwAsc0
マジでただの愚痴だけどなんかもやったから書くね

イラストAIは禁止で文章AIは黙認ってなんでなん?
LoRaとかスクレイピングを問題視するなら文章も同じでしょ
各オリスタの

539名無しのスタンド使い:2023/05/14(日) 00:44:46 ID:dSYhwAsc0
途中投稿ごめん
案師・SS書きにも権利はあるじゃろって話でした

540名無しのスタンド使い:2023/05/14(日) 01:47:08 ID:iwz2hR260
アバターツールの先例があったから絵が(先に)明文化されただけで
どうなのこれ……と思うようなものが目立つようなら文章もそうなるでしょ

誤解を恐れずに言えばどっちも究極的には第三者に判別出来るもんじゃない
現時点だと「これめっちゃAIっぽい絵だな」とは言えるけどね

541名無しのスタンド使い:2023/08/17(木) 00:13:23 ID:X2Cmv/SI0
新しい組織について考えてみたので書き込んでみます
組織【飴蜘蛛家】
インフィルエンサー・イラストレイター・ストリーマー『あまくもさま』によってイラストを描いてもらったストリーマーなどの集団
しっかりと何かやってるわけでなく『あまくもさま』の中の人が良くスタンド使いと引かれやすい体質らしくスタンド使いが大量に集まっている

企画内容
配信者のスタンド使いを作る、
配信者は視聴者数に植えたハングリー精神満点の人物だらけだと思うのでその歪んだ精神性から出るスタンド使いがいたら面白そうだなと思って企画しました

ちゃんとした構想はまだ構想中ですがZ1プロダクションのように配信者、スタッフやマネージャー、ファンなどに分かれて募っていけたらいいなと思っています
とりあえず元凶として設定している『あまくもさま』の中の人雲龍 飴(うんりゅう きゃんでぃ)も載せておきます

【スタンド名】Dead or Like
【本体】雲龍 飴(うんりゅう きゃんでぃ)
不健康そうな地雷系ファッションの少女、蜘蛛をイメージさせる服に身を包んでいる 
”超”大人気インフィルエンサー・イラストレイター・ストリーマー『あまくもさま』の中の人
人に褒めてもらうのが子供のころから好きでイラストの才能が有ったので絵師の道を進んだ
ほめてもらうことで満たしていた承認欲求が肥大化していきSNS中毒になって不登校からの退学しひきこもりになってイラストや配信の収益や欲しいものリストで生きている、

【タイプ】■一人歩き型 ■人型
【特徴】SNSの初期アイコンみたいな模様の入った球体に丸っこい手足が直接生えている、顔の部分は表情系の絵文字が張り付いていて感情によって変わるデフォルトはピエン顔
【能力】
描いた絵をほめてもらうとスタンドの姿にしてほめてもらった分だけスタンドが強化される
現在は承認欲求から自分の代理キャラを書いてそれが人気Vとしてばずったのと中の人アバターとしてアイコンを模したクリーチャーを書いてしまったために本体とスタンドが入れ替わるぐらい力がついてしまっている

絵を出していないと一般女性と同じぐらいの筋力やスピードしか出ないが絵を出してバズったタイミングだとすべてAランクになるただしそれを維持できるのは1〜2時間程度の上タイミングはネットに左右されるのでタイミングを計りずらい

今は”超”大人気インフィルエンサー・イラストレイターのためツイートして数分でスピードB破壊力Bになるが少しずつその勢いも落ちている

破壊力A〜C スピードA〜C 射程距離A〜C (能力射程E)
持続力A〜C 精密動作性A 成長性E(ほぼ完成)

542名無しのスタンド使い:2023/08/18(金) 01:25:32 ID:v1KBTWDA0
ネガティブな意見と取られてしまうかもしれないけど

そこまで決まってると「みんなでやろうよ!考えようよ!」って感じではないし
(言い方悪いかもしれないけど「僕の考えたこれをみんなの共有コンテンツにしてよ!」って風に見える)
まずは個人としてその案を投下して描いてもらえるの待つしかないのでは
んで描かれたら関連案を出しつつその世界に追随してくれる人を待つって形にするしかないのではないかしら

今までのやつは
みんなの共通コンテンツに出来る組織作ろうよ!

いいね!どういう組織にする?

こんなんどうよ

ぼくはこんなんがいいな

ケンケンガクガク → 有耶無耶化することも

出来た!

ってパターンだと思う
動物園くらいかな?「動物園」ありきだったのって
ただそれも「動物園なんです」って以外なんもなくてみんなでアイディア出し合ってった結果ああなったって記憶

543名無しのスタンド使い:2023/08/18(金) 09:50:57 ID:IVDn2Jyo0
質問スレでも言ったけど、
構想が出来上がってるなら個人の組織として本スレに投下すべきだったと思う
というか、企画として成立しないからって意味だったけど流石にそれは伝わらないか
多少はあのレス後に意見交換があるかと思ったけどこんなに早く暴走するとは…w

残念ながら、その中心人物の案をここで出してしまった以上
これから先で本スレに投下すると「この案を描かれないと進まない」みたいな半強制が生まれて
絵師さんにデザインしていただけても心象悪いものになっちゃうんですよ
今までも何度かあったやつです(雑談スレで『ホワイトワールド』検索どうぞ)

wikiの組織欄に自分の考えた組織も並んで欲しいと思ったのかもしれないけど、
自分のやりたい事や目指してるものだけしか見てないのはちょっと違うんじゃないかと思う

544名無しのスタンド使い:2023/08/20(日) 20:53:51 ID:SKsA0H.U0
アイディアとしてはよいと思います
が、構想が既に出来上がっている状態だと、オリスタでは受け入れられづらいんですよね
飽くまでも、皆で一緒に作る、が主眼なので
これまでも組織の名前や概要やボスなどは、オリスタ民から募集して作られていたし

とりあえず、組織名とかボスとかを一旦リセットして、皆から募集するのはアリかもですね
出来上がったものは発案者さんが考えたものとは別物になってしまうと思うけど、それでもいいなら
組織が作られるとそれでしばらく盛り上がったりもするし
このところオリスタも低調だし…皆が企画に乗ってくれればいいカンフル剤になるかも

545名無しのスタンド使い:2023/08/22(火) 23:18:38 ID:MPYX4ECA0
わかりました組織は全部白紙化して

企画内容
配信者のスタンド使いを作る、
配信者は視聴者数に植えたハングリー精神満点の人物だらけだと思うのでその歪んだ精神性から出るスタンド使いがいたら面白そうだなと思って企画しました

この部分だけで再提案させてもらいます、
もともとこの部分が重要だったので、それ以外はなり茶のノリである程度形を作ってみんなで参加するものだと思い込んでました

546名無しのスタンド使い:2023/09/05(火) 21:44:58 ID:LMhk2hK20
オリスタ15周年記念兼皆様と一緒に遊べるような企画を考えてみました。

企画案(仮)『オリスタ+ディアボロの大冒険コラボリレー小説』

目的
ジョジョの奇妙な冒険第5部黄金の風の登場人『ディアボロ』とフリーゲーム『ディアボロの大冒険』の世界観・設定を借りて、オリスタ掲示板に投稿された8000を越えるスタンドを活躍させて、オリスタ15周年を祝える流れを作りたい。

Q.なぜディアボロの大冒険なのか?
A.三次創作となりますが、予め完成された世界観(不思議のダンジョン)を借りて、ディアボロという原作登場人物を主人公にする事で設定を考える労力を省ける。
不思議のダンジョンの踏破という分かりやすいゴールがある。先に結末だけ考えて、本筋の階層攻略なり、各々書きたいスタンドバトル、今日のボス、ネタスタンド回、組織・オリスタキャラの交流も書こうと思えば書けるかもしれない。投稿された話が1本筋に繋がらなくても分岐したIFの話が書きやすく敷居が低いかもしれない。場合によってはオムニバス形式でもいいかもしれない。

問題点
・そもそもディアボロの大冒険の作者様に許可をとっていない(人様の二次創作物の扱い方)
・何でオリスタ15周年を記念して書くリレー小説の主人公がディアボロなのよぉぉぉおおお!!
・参加者はいるのか?
・言い出しっぺは物書き素人、ついでに馬鹿。

皆で決めることが必要そうなこと
・この企画の賛否
・ルールの考案・整備
・世界観・設定の追加
・階層は何階まで(ゴール)?
・1人何文字まで書けばいいの?
・文章の書き方、統一した方が良いか?
・オリスタに付随する本体設定の扱い
・物語の展開上不遇になったオリスタの救済措置
・主人公はディアボロでいいのか?
・etc

よく分からないので取り敢えず必要そうな情報をまとめてみました。ご意見・アドバイス・賛同・改善案・別案・突っ込み・反対意見何でもお待ちしております。返信は1〜2週間後を予定しておりますので気が向いた方はご協力宜しくお願いします。なければそっと蒸発します。

547名無しのスタンド使い:2023/09/05(火) 23:53:18 ID:g9CEf76Y0
「問題点の一行目」が強過ぎるような気がする

二次創作の三次創作を全体企画としてやるのはリスク高すぎなんじゃないかなあ
個人が(言葉悪いけど)勝手にやるならアリかもしれんけど

やりたい事はなんとなく分かるし上手く走れば面白そうだけど
どーしてもディアボロの大冒険の名前と設定を借りなきゃダメ?

548名無しのスタンド使い:2023/09/06(水) 20:10:06 ID:HA8M8N7I0
返信は1〜2週間後を予定していると言ったな。あれは嘘だ。
冗談はさておき、企画の賛否に関わる重要なご意見をいただきましたたので、早急に対応させていただきます。

>>547
「どーしてもディアボロの大冒険の名前と設定を借りなきゃダメ?」

返信有り難うございます!
ディアボロの大冒険の名前と設定を借りなくても、オリスタ独自の設定に変更(パロディ化とか?)できるならそちらの方が断然良いと思います。
ディアボロの大冒険の名前と設定を借りる案は設定の簡略化を目的にしていましたが、自分の中でやりたい事を上手く言語化できなかったので企画案の叩き台として提案していました。
ディアボロの大冒険というか、不思議のダンジョンの設定を上手く落とし込めればリレー小説の物語が書きやすいかと思ったのですが、どうでしょうかね?

皆様と一緒に遊びながらオリスタ15周年を祝うにしても、人様の二次創作物を扱うのはグレーゾーンを超えてそうなので、私も代替案の設定を1〜2週間のうちに考えておきます。引き続きこの企画の賛否、不思議のダンジョン系の代案、まったく別系統のリレー小説案・その他色々なご意見を募集してます。分からない点・不明な点があれば回答しますし、企画進行に携わる上で注意点やアドバイス等があれば非常に有難いので、気が向いて協力してくださる方がいれば力を貸してくださいm(_ _)m

549名無しのスタンド使い:2023/09/06(水) 21:51:39 ID:fIiiWuQ.0
横槍失礼。
個人的に一つのアドバイス的な意見(?)としてみてもらうならいいですけど、雰囲気を「(初代)真・女神転生」をイメージした感じにしたらどうですか?
ドットを打つのは難しいですけど3Dマップ採用したらどうですかね、採用しただけでもゲームの雰囲気ややりごたえは結構変わるかと。

550名無しのスタンド使い:2023/09/06(水) 21:54:15 ID:fIiiWuQ.0
>>549 ゲームでも作るかと勘違いしてたようなので無視してください。

551名無しのスタンド使い:2023/09/07(木) 22:43:32 ID:DM4qOTWM0
>>550
「ゲームでも作るかと勘違いしてたようなので無視してください。」

返信有り難うございます!
いえいえ、こちらこそややこしい企画で申し訳ないです。
ただ、勘違いでも個人的には無視できないアイデアを戴けたと思います。
真・女神転生の仲魔という概念なら困難に立ち向かう同胞・盟友というスタンスでオリスタを扱う事が出来て、スタンドをアイテムとして扱うディアボロの大冒険のディスクという概念とは差別化出来そうです。

勝手ながら個人的な代替案の参考にさせていただきます。有り難うございました!

552名無しのスタンド使い:2023/09/11(月) 01:55:06 ID:t/EWSn560
ふと思いついたので書き捨てていきます。

題して『ジョジョの奇妙な問題集(仮)』

ジョジョ本編でもいきなり敵のスタンドはその全貌を明かしません。日常の中でいきなり奇妙な状況に陥られ、気がつけばどんどん追い詰めていくのがセオリーです。

そしてそれを知恵と勇気とスタンド能力で攻略するのが醍醐味、それを再現できないかと

イメージとしてはTRPGのシナリオっぽい感じです。

以下例題

スタンド使いのあなたはとある理由でレンタルオフィスの一室にいます。

中には椅子と机、出入り口のドアは一箇所です。建物中心部にあるため窓もないです。

ドアを閉め、待っていると突如として焦げ臭い匂い、見れば机の影で何かが燃えています。

炎は小さいのですが出てくる煙は本能的に危険なものと判断したあなたは脱出を図りますがドアが開きません

仕方ないのでドアをぶち破ろうと拳を叩き込んだところまるで時間が巻き戻るかのように再生しました。

生き残ってください。

その後に敵スタンド能力、この場合は『殴ったものを固定化し、動かしてもすぐに戻るようにする能力』など、細かな設定載せます。

その上で各々自慢の能力者を用いてこの問題をどう解くのかを競う、というものです。

ただスタンド書くより難易度かなり高いと思いますが、どうでしょう?

553名無しのスタンド使い:2023/09/11(月) 21:51:57 ID:VSMbD/K60
>>552
新たな企画案ご投稿有り難うございます。
面白そうな企画案ですね!
お題として提示されたシュチュエーションに対して、各々好きなオリスタを活躍させる手法は、私が企画してるリレー小説よりもシンプルでとっつきやすいと思います。
難易度に関してもリレー小説よりも個人が各々動きやすくて良いと感じました。お題に対して活躍させたい既存のオリスタを探すのが少し大変かもしれますんか、やり方次第で大喜利みたいなノリで皆でワイワイ楽しく遊べそうな気がします。

あと1週間くらい様子を見て企画案を再度整理したいと思います。

554名無しのスタンド使い:2023/09/11(月) 22:20:50 ID:NSTFSb7k0
みんなオリスタを動かしたいんだな
それはものすごくよく分かる

・課題となるステージを設定する人
・特定オリスタを使ってそのステージを解決する話を書く人

の最低2人いれば出来るやつならいけそうかな
とりあえず2人で始めても面白そうなら人集まってくるだろうし

トーナメントが上手くいった理由を考えたんだけど
あれって「推薦キャラを他人が動かしてくれる」ってのもあったと思うんよね
いやそれ自体は他力本願ではあるんだけども
その辺を上手く盛れれば食いつきもよくなるかなあって

555名無しのスタンド使い:2023/09/12(火) 00:23:18 ID:y1O8h6lU0
問題に出てくるスタンドは書き下ろしでもいいんじゃないかと。
すでに知ってる相手よりも初めての、初見を相手にどう思考し、攻略するかがジョジョ本編の醍醐味の一つだと思うので。
それに汎用性効かない使い捨ての方が自由にできるかと思います。

556名無しのスタンド使い:2023/09/12(火) 01:16:43 ID:bjsAdpUw0
連載中のSSですら
「案として出されそれがデザインされたものでなければ登場はまかりならん」
みたいなルールなかったっけか

557名無しのスタンド使い:2023/09/12(火) 20:33:37 ID:4.Hz/yt20
皆様ご協力有り難うございます。

>>554
企画運営のアドバイス有り難うございます。
企画そのものが代わっても言い出しっぺとして責任は果たすつもりですので、並走して協力してくださる方が1人でもいてくだされば本当に助かります!
取り扱うオリスタを推薦する案は前向きに検討したいです。8000を越えるオリスタを選定するのは1人だけの力では大変というのもありますが、どんな形でも皆様に企画に関われるような入り口を用意してみたいです。

>>555
>>556
端からSS板の規約で極力控えた方が良いこと(ディアボロ)をしようとしていた私が言うのも非常に心苦しいですが、ルールブックで決められている事は遵守していきたいです。
あと、一応まだ企画選定の段階なので、企画用のキャラを絵師さんに描いてもらうのは少し早急すぎるかなと思いました。
個人的な意見になりますが、絵師さんのご好意や協力を仰ぐのは企画がもっと軌道に乗ってからでも良いかなと考えています。試作段階まで企画が進むとは絶対に保証できないので、まずは既存のオリスタ設定をお試しで取り扱って評価したいです。
問題集(仮)は上手くアイデアを組み立てられれば三組織・学園・商店街・動物園の設定を活かせるかもしれない素敵な企画なので、慌てず皆様のアイデアを借りながら企画案をじっくり煮詰めていきたいなーと考えています。

引き続き皆様のご意見お待ちしております。

558名無しのスタンド使い:2023/09/19(火) 21:53:17 ID:K7y0S83s0
最初の投稿からそろそろ2週間くらい経つ頃なので企画のお話を取り纏めたいと思います。
まず最初にやる事はアンケートでしょうかね?
この2週間で皆様から頂いた貴重なご意見・掲示板の雰囲気を元に、これからの方針を投票によって決めたいと思います。

選択肢は以下の通りです。

①ディアボロの大冒険リレー小説に代わる代案リレー小説、仮題は【オリスタ DE インセプション】構想している簡易的なあらすじは以下のとおり↓
夢を操るスタンド使い(ドリームマスター・ドリーム・アカデミー等)の能力を利用したスタンド能力開発実験の被験者が主人公。
夢世界の階層で出逢う様々なオリスタたちと契約して共闘しつつ、敵対するオリスタたちを掻い潜りながら夢世界の走破を目指す死にゲーをイメージ。
夢だから攻略回・やられ回・ネタ回好きな話を書きつつ完結を目指す。

②ジョジョの奇妙な問題集(仮)
詳しくは>>552を参照。

③何だか分からないから様子見。何をするにしてもデモ版を見てからじゃないと評価できません。(①〜②の選択肢のうちいずれかのデモステレーションを行います)

④ソロプレイで勝手に遊んでくれ!(自家発電して満足しつつ興味を持ってくれる人がいればいつでも大歓迎スタイル)

⑤沈黙は金なり(やばそうな雰囲気ならそっと蒸発します)

⑥その他何かあれば!

個人的には②〜③の選択肢が理想的ですが、現実的には④⑤の選択肢が有力そうですがどうなんでしょうかね?
私の目的はオリスタ15周年を祝いつつ、 皆様と一緒に遊びたいだけなので手段は別に何でもいい派です。④を実行して後から興味を持ってくれた方が参加してくれる形でも一向に構いませんし、私の目的と同じか近しい別案があれば協力します。

また1〜2週間くらい様子を見てみようと思いますので、投票やご意見・意味が分からないからしっかり説明しろなど何かあれば教えてください。

559名無しのスタンド使い:2023/09/25(月) 22:37:32 ID:v9dQ7CKE0
うーん個人的には②かな

560名無しのスタンド使い:2023/09/26(火) 04:27:42 ID:QczE3rAY0
今更ながら問題集、別に相手がスタンド使いである必要ないんですよね。

なので思いつきの例題2問目を

あなたは狭い道を歩いています。
幅は車一台がやっと通れるほど、左右は工事中なのか金網とビニールで遮られていています。
そこを20mほど進み、もうすぐ抜けられるといったところで正面から車が突っ込んできます。

生き残ってください。
車種、ドライバー、暴走の原因、周囲の状況、その他全て自由に設定してかまいません。

こんな感じでシチュエーション並べてったら色々できるかと思います。

それと問題書くようのテンプレートもあれば便利かもしれません。

561名無しのスタンド使い:2023/09/26(火) 16:07:09 ID:1fQ90fBA0
課題ステージ設定とチョイスしたオリスタの組み合わせかなあ

562名無しのスタンド使い:2023/09/26(火) 21:03:07 ID:6Q.I1pvk0
皆様レスポンス有り難うございます。
言い出しっぺの進行役ですが、私自身の意思表示も兼ねて一応投票しておきます。
選択肢は②を選ばさせてもらいます。

とりあえず10月3日頃まで様子を見ながら慌てずじっくり進行していきたいと思います。
投票以外のご意見も散見されていますが、今後の進行&方針の参考になりますので引き続き大募集中です。有り難いご配慮に心から感謝します…!

563名無しのスタンド使い:2023/09/30(土) 18:48:14 ID:e7mn0MiQ0
とりあえず②寄りの③で。

564名無しのスタンド使い:2023/10/03(火) 21:16:50 ID:XGovG13M0
期日になったので話をまとめたいと思います。
まず企画案の投票ですが、3票が②(うち1票は②よりの③)を選択しましたので、「オリスタ問題集(仮)」を正式に採用させていただきます。
素敵な企画案を提示してくださりました>>552さんには改めてお礼申し上げます。

それでは、次に企画のすり合わせをしたいと思います。デモ版を作成する前に皆様の企画の捉え方を確認して歩調を合わせていきたいのです。
まずここまでの案・ご意見をまとめます。

企画の原案は>>552
>>554の分担作業案&登場キャラの推薦。
>>555の登場スタンドの書き下ろし募集。
>>560の問題の相手はスタンド使いでなくても可
問題作成用のテンプレートの立案
>>561の課題ステージ設定とチョイスしたスタンドの組み合わせ。

次に私個人の見解は述べさせていただきます。

「課題となるステージを設定する人・特定オリスタを使ってそのステージを解決する話を書く人」の案自体は賛成ですが、現段階ではまだ固定化しないで、企画参加者でお互いに課題ステージを考案して、解答話を書けばデモプレイも兼ねていいかなとも考えています。
課題攻略まで考えるのが難しい場合、まずは自分が設定した課題を自分が選んだオリスタで解答を示すテストプレイをして評価するのも良いと思います。

>>555の登場スタンドの書き下ろし募集に関しては1度>>557で私が解答していますが、この企画はもう私1人だけの企画ではなくなりましたので、>>552さんが公募して協力してくださる絵師さんがいればいいかなとも考えを改めています。ここまで話が進んでいるからには、何かあれば私もフォローに入ります。

>>560は是非とも取り入れたいご意見です。登場オリスタを推薦して募集する場合、そのオリスタたちが攻略できるステージを設定しなければいけないので良い案だと思いました。>>561さんが少し触れていた話に通じると思います。
問題テンプレートの作成も賛成です。

あと解答話の内容ですが、クオリティに拘らず各々が楽しく企画を遊ぶ事をまずは第一優先にしたいです。トンチの効いた短い大喜利のような小話でも、ネタオリスタが活躍する笑える回、ほのぼの回、問題でバトル回、推理物・ホラーでも、色々な話を皆で書いて読みたいなぁと考えております。

個人的にNo8787の弾幕シューティング強制プレイ、No8814から極秘情報を引き出そうとする歴代組織の面々、学園や動物園内の騒動とか面白いかなーと今から妄想しております。

とりあえず投票してくださったお二人様の見解を求めています。まったり1〜2週間待ちながら問題やテンプレートをどうするか考えようと思いますが、返答が返り次第、進行を再開したいと思います。
その他、何かあれば教えてください。

565名無しのスタンド使い:2023/10/17(火) 21:04:40 ID:3/K2s4zA0
期日になったので企画の進行を再開します!
投票以外の返答はないようなので、この状況を推し量り、まずは私が企画のデモプレイを先行したいと思います。
自作の問題も考えたので、その解答話を書きます。期限は引き続き1〜2週間後、解答話を投下後に実際に動いてみて企画が面白いか、他にもっとこうした方がいい等を評価する事を目指します。

次のレスで自作の問題案を発表します。
問題に登場するスタンドはオリスタ図鑑に掲載されている案を使用していますのでご確認お願いします。
問題のテンプレは簡易的ですが、【あらすじ】【使用オリスタ】【補足情報】の3点を用意してみました。他にも必要そうなら追加します。

飛び入りで問題の解答話を書いてみたいという人は大歓迎です。問題の内容や企画に興味を持ってくださる方がいれば、問題で活躍させたいオリスタの推薦・問題そのものも募集していますので、何も気にしないで書いてくだされば幸いです。
ただし、募集をかけてもそれを私が上手く活かせられるとは限りませんし、最悪の場合は募集しておいて私が予め選んだキャラ・問題しか書けない場合もあり得ますので、その辺は予めご了承お願いしますm(_ _)m

その他にも引き続き企画に対するご意見・アドバイス・突っ込み・その他諸々何かあれば対応しますので引き続き宜しくお願いします!

566名無しのスタンド使い:2023/10/17(火) 21:05:29 ID:3/K2s4zA0
問題1
【あらすじ】
スタンド使いの貴方は行方不明になった知人を捜索しています。

目撃証言を頼りにとある森を散策していると、知人と思わしき人物を発見しましたが、呼び止めても返事はなく、どんどん森の奥に逃げようとします。

不信に思いながらも追いかけていると突然、足に激痛が走り貴方は躓いてしまいました。

足元を見ると片足にトラバサミが食い込んでいます。激痛に耐えながら何とか取り外しますが片足は骨折しているのか酷く痛み、上手く歩けません。

都会の喧騒から隔絶され、閑静で穏やかな雰囲気に包まれていたはずの森は、どうやら得体の知れない「何か」が潜んでいるようです。

「知人だったもの」は、背中を縦に引き裂かれたような痛ましい傷を曝しながら木の枝に吊るされていました。
その死体は奇妙なことに既に血抜きされていて、内臓も処理されているのか、血の跡は一切なく、引き裂かれた傷口をよく見てみるとファスナーのような物がついているのを発見しました。

こうしているうちに、人でなしの獣じみた鬼畜は、何かに潜みながら貴方をじっと見つめています。

得体の知れない「何か」を掻い潜りながら森を脱出してください。

【使用オリスタ】
No.5358、ファー・アンド・ローシング
【補足情報】
ステージは郊外の森、ハイキングコースから外れた手付かずの場所を想定しています。電波は悪く森を脱出しないと電話等は通じません。
トラバサミはスタンド能力とは別にNo.5358本体が仕掛けた罠です。狩りを楽しむ為に他にも何かを仕掛けている可能性があります。


問題2
【あらすじ】
スタンド使いの貴方は現金1万円札を持ち歩き、知人が経営するレストランに向かうところです。
街中はいつも通り人混みで賑わっており普段と変わらないハズでしたが、何やら様子がおかしいようです。

「オ賽銭チョーダイ」

そいつは紅白色をした……と言うか、身体がウルトラマンみたいなカラーリングでかなりマッシブで筋肉質、頭部は何故かお賽銭箱のような形状をしており、道行く人にお賽銭を支払うよう求めているようです。

「オ賽銭チョーダイ」
「え、なにお前?」
「オ賽銭チョーダイ」
「いや……無理」
「オ賽銭チョーダイ。プリーズ・マニー!」
「わ、わけわかんねーよ!なんだコイツぅ!」

一般男性にお賽銭を求めていたそいつは、男性がその場から逃げようとした途端、彼の行方を遮るように瞬間移動しました。
走って逃げようとしていた男性は、そいつの分厚い胸板に激突して尻餅をつくように倒れてしまいます。

そいつはそんな一般男性を見下ろしながら再三同じ発言を繰り返していますが、その手にはどこから取り出したのか、鋭利な針と謎めいたお札を持ち出して身構えています。

それはもう恫喝と変わりありません。しかし、どうやらそいつは男性と貴方にしか見えておらず、街中を行き交う人々は一人でパニックになっている男性を不信そうに一瞥するだけで、それ以外の異常事態を認識出来ていない様子です。

何かただならぬ雰囲気を察した一般男性は財布を投げつけて、そのまま一心不乱に逃げ出しました。

お賽銭を手に入れたそいつは、それ以上男性を追い詰める様子はなく、財布の中からお札と小銭を取り出すと、頭部の賽銭箱に投げ入れ、不必要になった財布は逃げ出した男性めがけて投げ返します。

ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド

貴方は嫌な予感がします。そいつはあの男性と自分にしか見えていない。つまり次があるとすれば……

「 オ 賽 銭 チ ョ ー ダ イ 」

貴方は気がつきます。
そう言えば財布の中に小銭を入れてこなかった。

1万円札を守りながら、知人のレストランに向かってください。

【使用オリスタ】
No.5173、プリーズ・マニー!
【補足情報】
ステージはどこかの市内、それなりに人がいそうな場所をイメージしています。
一般男性にスタンドが見えているのは、スタンド側がお賽銭を貰うために限定的に介入している為と解釈しています。いきなり攻撃してお賽銭を強奪するのは、何か違うかなと思い設定をアレンジしていますのでご了承お願いします。

567名無しのスタンド使い:2023/10/22(日) 01:27:30 ID:PbWPbIdw0
状況説明のあらすじとクリア条件の問題とは別々に記述した方が読みやすいかも

568名無しのスタンド使い:2023/10/23(月) 00:36:15 ID:F9/GyzUw0
567
テンプレへのアドバイス有り難うございます!
その方が見やすそうですね。次の更新時、テンプレに【クリア条件】みたいな項目を追加しようと思います。
その他にも何かあれば対応しますので引き続きご意見等募集してます。

569名無しのスタンド使い:2023/10/31(火) 21:09:48 ID:0gF7rWOM0
期日になったので企画の進行を再開します。
まずはテンプレートの件ですが、新たに【課題名】と【クリア条件】を加えた様式に変更&解答話用のテンプレを用意したました。内容は以下の通りです。

〜問題用テンプレ〜
【課題名】
【あらすじ】
【クリア条件】
【使用オリスタ】
【補足情報】

〜解答用テンプレ〜
【課題名】
【使用オリスタ】
【解答】


使用例は以下の通り。

〜問題用テンプレ〜
【課題名】
昏い森からの脱出
【あらすじ】
省略
【クリア条件】
スタンド使いの殺人鬼が潜む森の中から脱出せよ。
【使用オリスタ】
No.5358、ファー・アンド・ローシング
【補足情報】
省略

※解答用テンプレは本題のデモプレイ公開の時に使用します。

クリア条件は>>567さんのアドバイスを受けて追加しました。課題名は問題を取り扱う際にあれば便利かな程度の思い付きで加えております。様式の変更にあたり何かあればアドバイス宜しくお願いします。

次は企画のデモプレイについてです。
2週間前に問題を2つ用意しましたが、私の執筆速度では1問目の解答話しか書くことしかできませんでした。サンプルを1つしか用意できなかったことをお詫び申し上げます。
次のレスで問題1の解答話を投稿した後、実際に動いてみて感じた私見・評価をまとめつつ、今後の方針を定めたいと思います。

570名無しのスタンド使い:2023/10/31(火) 21:12:17 ID:0gF7rWOM0
【課題名】
昏い森からの脱出
【使用オリスタ】
No.6632 ムーヴィングジュエルズスカイ
【解答】

 紅葉に染まる郊外の森、暖色に包まれた閑静なハイキングコースは紅葉狩りにくる来訪者もちらほらいるようだが、整備された路から外れた手付かずの深奥は、昼間だというのに薄暗い。そんな所で一般的と呼んでも差し支えない、どこにでもいそうな高校生は、落ち葉まみれになりながら座り込んでいる。

「ううぅぅぅ……」

 高校生は脂汗をかきながら痛みに呻く。右足に履いている白いスニーカーは血が滲み出ており、立ち上がろうとした瞬間、痛覚が人体に更なる警報を鳴らす。
 恐らく骨折している。本来ならば、その場を動かずに救急車でも呼べればいいのだが、生憎ここは電波の届かない森の中、自分から動かない限り誰も救いの手は差しのべられないだろう。

 高校生は右足を庇いながら立ち上がると、落ち葉に覆い隠されていた何者かの手により仕掛けられた悪意を忌々しそうに睨み付ける。

 トラバサミ……人や動物を無差別に捕まえて大怪我を負わせる狩猟用の罠は鳥獣保護管理法により、使用が禁止されている。戦地に取り残された地雷のように、先人の忘れ形見だと思いたいが、そのトラバサミは雨風に曝されたりして錆び付いているなど経年劣化しているようには見えなかった。

「クソ、一体何のつもりなんだ……」

 高校生は今まで自分が追いかけていた知人……同級の女子高生の事を思い返す。数日前から行方不明となっており目撃証言を頼りに郊外の森まで探しにきたというのに、いざ発見したら呼び止めても無視して森の奥へと逃げていくのだ

 状況証拠的に考えるとまさか……高校生はその推理を否定する。

 彼女がこんなトラバサミを仕掛ける理由が思い付かない。彼女から怨みを買った覚えも高校生にはない。誰かに脅されて罠にはめようとしたのか……そんな思案を巡らせている高校生の行方を、無情な現実が遮る。

 ついさっきまで追跡していた彼女は、物干し竿にかけられたボロ雑巾のように、落葉樹の枝に力なくぶら下がっていた。四肢と頭は完全に脱力した状態で垂れ下がっており、よく見えないが背中は縦に引き裂かれているのか、痛ましい傷痕が晒しものにされている。

 あれは、もう……

「う、ううぅぁ、うわぁぁぁぁぁぁああああああ!!!!」

 理性が決壊した高校生は絶叫を上げられずにはいられなかった。なぜ彼女はこんな惨たらしい最期を迎えなければならないのか?高校生の脳内に溢れ出る記憶の中に彼女の死を肯定する理由は何一つ見当たらない。

 放心状態の高校生はその場から崩れ落ち、落ち葉と腐葉土にうずくまるが……首の皮一枚で繋ぎ止められていたなけなしの理性が、残酷な現実の中に紛れ込む辻褄の合わない奇妙な違和感を発見する。

 なぜ背中から引き裂かれているのに、血溜まりが出来ていない。一つの違和感に気がつけば、他の違和感も連鎖的に気がつく。なぜ背中から引き裂かれているのに衣類が血で汚れていない。ぱっくり割れた背中からは背骨や臓器も見えない……思わず目を背けてしまったが、よく観察して見れば傷痕の縁はファスナーのエレメントのように変形している。こんな状態でどうやって先ほどまで動けていたのか?

 これは偽物なのか?淡い希望が高校生の脳裏に過るが……彼女の顔を改めて見た瞬間、そんな都合の良い期待を抱いた事を後悔する。血の気の引いた蒼白の顔は人形のように硬直していようとも、紛れもなく彼女自身の素顔だった。

 生前の彼女を知る高校生は直感的にこの死体が本物の彼女だと察し、彼女の虚ろな瞳と目が合った瞬間、吐き気を催しそうになるが必死に我慢する。
そんな時、どこからともなく声が聞こえた。

「死ネ」

 高校生は声のした方向に顔を向けるが、そこには誰もおらず、風に吹かれて紅葉の木々が寂しそうに揺れるだけ。

 ストレスによる幻聴か?いいや、間違いなくはっきりと聞こえたのだ。

 一般人であるならこの状況下、恐怖を感じて動けなくなるか、或いは錯乱して闇雲に逃げ出すかもしれない。しかし、その明確な殺意込めた言葉は、高校生を逆に冷静にさせてしまった。もう絶望している暇なんてない事を気がつかせてしまった。

 この森の中には得体の知れない〈何か〉が潜んでいる。

571名無しのスタンド使い:2023/10/31(火) 21:14:41 ID:0gF7rWOM0
全容は掴めていないが、何者かが彼女を殺害して死体を弄ぶように利用した。森の中にはトラバサミがあり、恐らく他にも罠があると考えた方がいいだろう。
 高校生は自分自身の名前とは異なるもう一つの名前を叫ぶ。それは己の精神力の発露、超能力をもう一人の自分として呼び起こし、困難を共に立ち向かう為の掛け声。

「ムーヴィングジュエルズスカイ!!!」

 高校生の姿が陽炎の中にいるかのようにブレたかと思えば、ブレは次第に人のような姿を形成、高校生と並び立ち身構えるような仕草をする。
 両手首から先が独立するように浮遊しているのが特徴的な彼の特殊能力・スタンドだ。

「来るならこい!ぶっ殺してやる!!」

 高校生は攻撃的な言葉で〈何か〉を挑発しつつ、〈MJS(ムーヴィングジュエルズスカイ)〉に辺りを警戒させる。空中に浮遊する両手は能力をいつでも発動できるように、指で対角を作りながら身構え続ける。

 まずはこちらがスタンド使いという情報を開示して、相手の出方をうかがうが能力までは晒さない。相手がただの異常者ならそのまま叩き潰すが、スタンド使いならこのまま牽制しながら森を脱出する。
 彼女の敵討ちもしたいところだが、怪我をした右足を庇いながら正体不明の敵を深追いするのは現実的に難しい。だが相手が積極的にこちらを攻撃してくるならこちらも迎え撃つ。
 行動指針を定めた高校生は、しばらく注意深く辺りを警戒するが……何も起こらない。スタンド使いと戦闘するリスクを相手側も避けたいのならこちらも乗っかりたいが、あまり希望的観測に偏り過ぎれば足元をすくわれてしまうだろう。

 高校生は決心したように木の枝にぶら下げられた彼女の遺体を見つめる。彼女の帰りをどんな形であれ待ち続けている者たちがいる。中には残酷な現実に耐えきれず、行方不明という曖昧な幻想のままで良かったという者もいるかもしれないが、一番重要なのは……誰かの反応ではなく彼女自身が生まれ育った故郷に帰り、せめて安らかに供養される事だ。このまま放置すれば何をされるか分からない。
 何より彼女の遺体としっかり対面できなければ〈何か〉の正体は掴めない。背中の傷に沿うように出来ているファスナー、空洞のように見える中身を確かめる事で相手の能力を探れるかもしれない。

 高校生は〈MJS〉の両手を飛ばし、彼女の遺体をそっと抱き抱えようとした。その刹那―――

「クフフ、クフフフフフフ」

 彼女の遺体が不意に笑い声を上げる。
 否、彼女の中で何かが高校生を嘲笑している。

「ダカラ、死ヌ」

572名無しのスタンド使い:2023/10/31(火) 21:15:10 ID:0gF7rWOM0
高校生が考える間も無く、そいつは彼女の背中の傷痕から飛び出てきた。何かと思えば野鳥の雛鳥……否、その背中を突き破るように暴れ狂う野犬が飛び出てくる。
〈MJS〉は咄嗟に片手を飛ばして野犬の首を締め上げるように捕縛するが、呆気なさ過ぎる―――

「キィコェェェェェェェェェェェェェェェェエエエエエエエエエエエエッ!!!!」

 奇声を上げながら本命が彼女の中から飛び出てくるや否や、鋭利な刃物のようなもので〈MJS〉の左顔を縦に引き裂かれる。
 それに連動するように高校生の左顔に激痛が走り、左目が潰される。さらに―――ぐさりと、この混乱に乗じた追撃が高校生の右肩を穿つ。

 高校生は苦悶の表情を浮かべながら咄嗟に振り向くと、そこにはどこから湧いて出てきたのか分からない不気味な顔……人の顔の皮で作成したような恐ろしいマスクを頭に被る大男が、高校生の右肩にナイフを突き刺していた。

 大男は当然、ナイフに力を込めて高校生の肉体を引き裂こうとするが、その前に〈MJS〉は、なりふり構わず野犬を大男めがけて投げつけて、高校生と大男を引き剥がす。
 さらに彼女の遺体も手放し、浮遊する両手が指で対角を作るように構える。指に沿った範囲内にガラス板を十数枚具現化された途端、ガラス板は時計回りに動きだし、断面が大男の方に向けられた瞬間、ガラス板は手裏剣の如く射出される。

 その時、大型犬くらいの大きさの〈何か〉が茂みから飛び出しくるや否や、大男に体当たりをぶちかまし、生身の人間であるならば一溜りもない斬撃の集中砲火を間一髪で回避してみせた。

 そいつは右腕が鎌のようになっているアライグマみたいな姿をしている。あれが大男のスタンドで間違いない。

〈MJS〉はガラス手裏剣の掃射を継続、〈アライグマのようなスタンド〉は軽やかな身のこなしで茂みに潜り込み逃走を図る。一方の本体と思わしき大男は地面にうつ伏せになったまま動けないでいる……否、彼女の遺体と同じように、その背中はファスナーに変形しており、既に中身は逃げた後らしい。
 取り残された大男のマスクを〈MJS〉を使い引き剥がしてみると、充満していた悪臭が外気に解き放たれる。そいつは見るも無惨な腐乱死体だった。

どうやら大男……謎の殺人鬼のスタンド能力は……死体にファスナーを取り付けて、中に入り込み着ぐるみのように着用出来るのだろう。雛鳥の中から野犬を放出して意表を突くような事もしており、着ぐるみの大きさは恐らく関係なく、小型生物に潜伏して隠密行動等もとれるのかもしれない。奇襲を仕掛けてくるという事は真向勝負は苦手なタイプなのだろうが、スタンド能力に頼りきりではなく、本体も積極的に攻めてくるのは能力も相まって厄介だ。

573名無しのスタンド使い:2023/10/31(火) 21:16:55 ID:0gF7rWOM0
「あぁ、クソ…能力は理解できたけど……仕留め損ねたのはしんどいなぁ」

 高校生は頭をかきむしりながら苛立ちをみせる。
 右肩に突き立てられたナイフは引き抜こうとすれば、たちまち血がほとばしり大量出血は必至。左目も潰されてしまい遠近感や平衡感覚が乱れる。殺人鬼のスタンド能力をおおよそ看破できたかもしれないが、それにしても高校生の方が被害は甚大であり、手痛い授業料を支払ってしまった。
 自分の甘さが招いた結果だ。頭では最善の行動を選択していたつもりでいても、相手の方が一枚も二枚も上手だったのだ。彼女の遺体を回収しながら森を脱出する以前に、高校生自身が自分の命を守りきれなければ話にならない。

「ごめん……必ず戻ってくる」

 高校生は倒れ伏せる彼女を見つめて〈MJS〉の能力を発動する。せめてこれ以上、傷つかないように……ガラス板の防御壁で彼女を囲い、その場を後にする。血塗れの拳は小刻みに震えながらも力強く握りしめられており、右足を庇いながら前進を続ける。
 殺人鬼も先程の強襲以降、高校生の様子をうかがっているのか姿を見せない。手負いの獲物を付かず離れず追跡して、瀕死になりかけた頃合いに再び畳み掛ける算段か、或いは……すぐに殺すのではなく獲物を弄びながら狩りを楽しむサディスト志向があるのかもしれない。高校生が〈アライグマのスタンド〉に気を取られていた際、殺すつもりならいくらでも急所は狙えたハズだ。
 殺人鬼の能力を踏まえれば、こうしているうちに何か仕込みを入れていてもおかしくはない。負傷した高校生側から積極的に攻めることは出来ない以上、選択できる戦術は迎撃ぐらいしかできないが……それならまだ勝算があると高校生は共に並び歩く〈MJS〉を見ながら次なる手を打つ。
 どれくらい森の中を歩いたか高校生にも分からないが、彼女の遺体が戦闘の影響が及ばなさそうな位置まで来たところで立ち止まる。

574名無しのスタンド使い:2023/10/31(火) 21:18:09 ID:0gF7rWOM0
「イージーモードはつまらないよな、おい?」

 高校生が自虐的に笑うと、〈MJS〉は指を対角に構えて無数のガラス板を具現化し、自分の回りに次々と衛星のように周回させる。
〈MJS〉は近距離パワー型に分類されるスタンドだが、破壊力は人並みぐらいしかなく、スピードも接近戦闘に特化した同種のタイプには一歩及ばないが……ガラス板の具現化を基本能力に、A判定の精密動作性・成長性からなる柔軟な応用力は、他の近距離パワー型とも互角以上に闘えるポテンシャルを秘めている。

「MJSのガラスの衛星は攻防一体!僕の周り半径5メートルを旋回しながら近づくものを弾き飛ばして切り刻む!ぶちのめしてやるからお前のとっておきを見せてみな!」

 相手が攻めて来ないならこちらの情報を敢えて開示して誘い込む。勿論、相手がこちらの誘いに都合良く乗ってくるとは限らないが、高校生は体力を消耗しきる前に、この膠着状態をどうにかしたかった。その為なら手段は選ばない。

「……ハンティングゲームを楽しみたいなら今がチャンスじゃないか?僕はこのままだったら血が流れすぎて失血死するかもしれない。今が一番活きが良いから、きっとひりつくような楽しい狩りができるかもしれないね。……でも、まぁどうせ絶対反撃してこない死体のケツを掘るのが大好きな変態野郎ならずっとイモる事しかできないか。あぁ……イモるって言うのはね。攻撃されるのが恐くて安全な場所に引きこもって動かない腰抜けのゲームプレイヤーの事を言うんだ……こんな辛気臭い森の中で死体とお着替えごっこなんてしてたらきっと知らないよね?」

 高校生は相手の感情を逆撫でするような言葉を思い付く限り吐き捨てる。確信ではなく、ただの推測だが……強盗・強姦・殺人、様々な社会的タブーを破ってきた犯罪者は、往々にして自分の感情に正直で自制心の欠片もないだろう。人目の多い場所ならまだ演技なり取り繕うかもしれないが、自分が支配する有利なテリトリー・狩り場で、今まで散々いたぶってきた獲物に突然好き放題、罵詈雑言を浴びせられたら?

 分からせてやろう……と、付け入る隙を勝手に晒してくる。

 もっとも相手の異常性や実力を見誤れば自分の寿命を縮める自殺行為でしかないが……高校生の瞳に迷いや余計な感情は宿っていない。既に覚悟しており、生死を賭けた博打に挑むだけだ。
 そうこうしているうちに、木々の隙間からそいつは……ぬっと現れるや否や、四肢を力強く躍動させながら少年に向かって猛進してくる。

「いやいやいやいや……マジか」

 さすがにこれは高校生も想定していなかった。

 森の中に仕掛けられていたトラバサミは、狩りのサポートの為だけではなく、この〈切り札〉を確保する為に仕掛けられていたのかもしれない。

 高校生は呆けたように目を丸くしながらそれを見つめる。恐らく生まれて初めて現物を見たのだろう。
 体長はゆうに2メートルは超えている。黒みがかった褐色の毛皮は防弾チョッキのように硬く丈夫、その中も分厚い脂肪と筋肉で保護されており、急所を猟銃で撃ち抜かない限りその暴走を止められない……日本国内最大最強の野生生物ヒグマだ。
 その発達した肩の筋肉は盛り上がってこぶになっているが、その正中線にはやはりと言うべきか、お約束のファスナーがついている。中身が何かは定かではないが……問題はあれが着ぐるみに宿るスペックを活用できるかどうかだ。

〈MJS〉は空中に漂わせていたガラス板を一斉に射出するが、ヒグマは直撃を受けてガラスがその身に突き刺さろうとも怯む様子はない。この程度の攻撃では、分厚い装甲を身に纏う屍の重戦車を足止めする事は不可能。
 ヒグマの前足が容赦なく高校生目掛けて振り下ろされるが、〈MJS〉は空中に待機させていた残りのガラス板を重ね合わせて一点集中の防御を図る。
 合わせガラスと強化ガラスの特性をイメージしたのガラスの防御壁は、ナイフのように鋭利なヒグマの爪の直撃を受けても完全に砕け砕け散る事なく、高校生を致命傷から守りきるが……剛腕の凪払いまでは押し返す事は叶わず、力負けしてガラス板ごと高校生は吹き飛ばされてしまう。
 ヒグマの中身が何にしろこの異常なパワーはヒグマの着ぐるみそのものに宿る固有の剛力なのかもしれない。高校生は木陰に激突するが、すぐさま起き上がり逃げ出す。脳内のアドレナリンは全身に駆け抜ける痛覚の警報を無視して疾走させる。

 すぐ後ろには猛追するヒグマが迫りくる。

 そんな緊迫した危機的状況下、足元を注意深く洞察できる余裕は高校生にはなく―――ガシャン。
 落ち葉に紛れて仕掛けられていたトラバサミ、今度は高校生の左足をガッツリ挟み込んでいる。

575名無しのスタンド使い:2023/10/31(火) 21:18:36 ID:0gF7rWOM0
「―――っ?!クソ!またかよぉぉぉぉぉぉおおおおおお!!!!」

 同じ日に二度繰り返される理不尽な不運。ヒグマに襲われていようとも、冷静に立ち回っていた高校生も流石に感情を爆発させた。辛うじて近くの木に捕まって転倒こそしてないが状況は最悪過ぎる。
 かかさず〈MJS〉は高校生とヒグマの間に割って入り、宙に浮かぶ両手を対角に引き延ばすと、ヒグマと同じくらいのサイズはある巨大なガラスを具現化する。その時、姿を見せずにいた伏兵が茂みから飛び出ててきた。

「キィコェェェェェェェェェェェェェェェェエエエエエエエエエエエエッ!!!!」

 耳をつんざくような喧しい奇声をあげながら〈アライグマのスタンド〉は右腕の鎌を〈MJS〉の脇腹に突き立てようとする。高校生と〈MJS〉の周りを旋回していたガラスの衛星はヒグマの強襲で既に使いきっている。ガラスの防壁でヒグマの猛襲を凌ごうとする高校生の一瞬の隙を突こうするが……殺人鬼は獲物の意図を見誤ってしまった。
〈MJS〉は具現化した巨大なガラス板を片手を使い上空に押し上げながら放り投げると、自由になったもう片方の手を力強く握りしめながら、襲いかかる〈アライグマのスタンド〉の頭部に渾身の裏拳をぶち当てて吹き飛ばす。さらに迫りくるヒグマに対して蹴りの連打をお見舞いする。
 友人の死、自分自身に迫りくる生命の危機、リスクを減らす逃げの思考をかなぐり捨てた生死を賭けた直接対決、その全て経て高校生の精神力が成長してもなお〈MJS〉のパワーではヒグマを一瞬足止めするのがやっとだが……その一瞬で十分。

 無数の蹴撃を受けてもまるでダメージを受けていないヒグマは、そのまま〈MJS〉を強引に押し退けて前進しようとするが……上空から落下してきたガラス板のギロチンに避ける間も無く胴体を真っ二つに切断される。ヒグマを屠ったガラス板は地面に接触するや否や悲鳴あげながら粉々に砕け散った。

〈MJS〉の真骨頂はガラス板の具現化、本体の高校生が逆境に立ち向かいながら精神的に成長した結果、具現化するガラスの強度をより強固なものとなり、一瞬ではあるがガラスを操作する能力射程も劇的に伸びたのだ。

 偽物とはいえ大自然の暴威の権化を退けた高校生は思わず安堵の笑みを浮かべた時―――高校生の腹部にいつの間にか忍び寄っていたトカゲ、そのファスナーのついた背中は、ナイフを握りしめた筋肉質な腕により突き破ぶられる。

 スリラー映画〈ソウ〉の黒幕よりもずっと獲物の近くに潜み込み、高校生の一挙一動を一番の特等席で観察していた殺人鬼は、自身のスタンドのように喧しい声を出すことなく、高校生の喉元にナイフを突き立てようとする。ここまで懐に入られてしまっては〈MJS〉で防ぐ事も間に合わず―――

 グサリ

576名無しのスタンド使い:2023/10/31(火) 21:20:08 ID:0gF7rWOM0
「やると思ったよ」
「!?」
「クマは切り札を装ったワンチャン狙いのブラフ、お前が直接クマの中に入り込んでいたなら、ガラスのギロチンを察知して難なく避けられていたかもしれない」
「ごふっ……!」
「でもあのクマは馬鹿の一つ覚えみたく襲いかかってくるだけ。飼い慣らしたか……或いは狂犬病にでも罹った野犬でも仕込んでいたんだろう?」
「うううぅぅぅグギギギギ……!」

 殺人鬼の手からナイフがこぼれ落ちる。その腕が伸びる根元のトカゲは、高校生が隠し持っていたガラスの破片が突き立てられており、トカゲの器には収まりきらない量の赤黒い血液が溢れ出てくる。

「発想のスケールを見誤らなかった僕の勝ちだ」
「……キィコェェェェェェェェェェェェェェェェエエエエエエエエエエエエッ!!!!」

 高校生の勝利宣言に殺人鬼は苛立ち、唯一自由に動かせる己の〈アライグマのスタンド〉……〈ファー・アンド・ローシング〉に意識を集中させて高校生を襲いかかろうとするが、隠れて攻撃する鈍いスタンドに、真向勝負で〈MJS〉は遅れを取らない。

「無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄ッ!!!!」

 空中に独立浮遊する〈MJS〉の両拳から繰り出される殴打のラッシュ、避ける間も無い〈ファー・アンド・ローシング〉はなす術なく吹き飛ばされ、地面に倒れ伏せる事しかできなかった。

 いたぶって遊びながら殺害しようとしていた獲物に、逆に見下ろされる殺人鬼。もしも彼がプロの殺し屋ならば謙虚に振る舞い、最初の強襲で確実に高校生を始末していたかもしれない。最後の瞬間もそうだ。高校生の希望に満ち溢れた顔を絶望に染めてやろうと、彼の顔色がどんな風に変化するのか見るために、敢えて背後に回り込もうとはしなかった。      
 人殺しを趣味嗜好としてしまった殺人マニアの悪癖が、そのまま勝負の分かれ目てなってしまったのだ。
 殺人鬼に自分の落ち度に気がつく猶予は残されていない。ただ今際に……生意気な獲物に向けて呪いの言葉を吐き捨てる。

「クフフ……あの女の具合、クフフ……最高だったぜ。バラバラにして犬の餌にしてやった。あの場に捨て置いて……見捨てたお前のせい。クフフ、クフフフフフ、せいぜい犬の糞を探し回れ」
「……つまらない嘘つくね。死体はお前にとって大事なリソースじゃないのか?お前は最低最悪の屑の大馬鹿野郎だが妙に小賢しい。殺し合いの真っ只中で自分が切れる手札を悪戯に浪費する?自分の一張羅を無駄遣いするほど余裕あるの?腐った死体を着続けるギネス記録でも狙ってるなら知らないけど」

 高校生は一瞬だけ苦虫を噛み潰したような表情をするが、すぐに平静さを取り戻すとつまらなさそうに一蹴する。それこそ彼女の死体を残酷に再利用でもされていれば、高校生の精神は揺さぶられ勝負はどうなっていたか分からなかっただろうが。

「クフ、フ……シ…………………………」

 全てを見切られた殺人鬼は完全敗北を惨めに実感しながら事切れる。強がりで吐き捨てた虚言は、高校生の脳髄に巣くい、呪い続ける力など残されていない。同様に〈ファー・アンド・ローシング〉の能力は解除され、トカゲを突き破り血塗れの死体が飛び出てくるが……もうそいつの事は心底どうでもよかった。

577名無しのスタンド使い:2023/10/31(火) 21:21:26 ID:0gF7rWOM0
 そんな事よりも高校生は日が暮れる前に森を脱出するべく……まずは自分の右足に挟み込む憎たらしいトラバサミを解除する。
 幸いトラバサミは難なく外せたが、両足がトラバサミに潰されてしまった高校生は、最早歩くことすらままならず、這いつくばりながら移動する事しかできない。依然として危機的状況は継続している。

「……いやいやいやいや……まさかね?まさかだよね?せっかく森の中のババ・ソーヤー(亜種)みたいなサイコ野郎を倒したのにさぁ!遭難&失血死エンドはないよね……いやいやいやいや!クソ、冗談じゃないぞ!畜生!」

 森を脱出するうえで、最大の障害は取り除けたまでは良かったが、ここまで積み重ねてきたダメージが満身創痍な高校生の肉体に重くのしかかる。口では軽口を叩いているが、時間だけが無情に過ぎて辺りは赤橙に染まりかけてきた。

「……絶対に帰るんだ。絶対に生きて帰る!絶対に生きて帰って、ここに戻って、迎えに来るんだ……!家に帰るんだ……!」

 高校生はうわ言のように自分を鼓舞する言葉を呟き続ける。もう喋り続けていないと意識が飛びそうになっていた。その時―――

「そっちじゃないよ、こっちこっち」

 どこからともなく聞き覚えのある声がした。
声のした方を見れば……明らかに声の主とは程遠い、大柄な体型をした壮年の男性が立ち尽くしている。

 いや誰?高校生は見知らぬ男の出現に困惑するが……その屈強な体格だけなら見覚えがあったかもしれない。そして、彼の背後に隠れていた見覚えのある少女は、ひょっこりと顔を出してイタズラそうな笑みを浮かべていた。彼女たちは道を開けるように二手に分かれると同じ方向を指差す。
 その先には血塗れの高校生を発見して、慌てて駆け寄ってくる人物がいた。

「じゃあね。ありがとっ」

 それだけ言うと彼女と大男の幽霊は夕焼けの光と共に消えてしまう。高校生が死にかけだったから見えたのかもしれないが、或いは……彼の言葉は意図せずして、この地で無念の最期を遂げて、眠りについていた人々の魂を呼び覚ましたのかもしれない。
 生死の境目で奇跡的な再会を果たした高校生は、感傷に浸る間も無く、喧しい友人の声と共に現実に引き戻される。

「おーい!!一体何があった!?ボロボロじゃねーか!新手のスタンド使いにでも攻撃されたのか!?」
「……まぁ、そんなところだね。ご覧の通りかなりヤバかったけど奇跡的に何とかなった。ところでどうして君がここに?」
「こっちのトラブルが早めに解決できたからだよ。手伝おうと思って連絡しても電話が繋がらないから心配になって来てやったんだぜ。そしたら何か森の中で怪我している人がいるから助けてやってくれって……時々すれ違った人たちに教えてもらってここまで来たんだ。いやぁマジ感謝だな」
「……そうか、そうだったのか……本当にお節介焼きのお人好しは敵わないね。ありがとう本当に助かったよ」
「何だか妙に素直じゃねーか気持ち悪いな」
「こっちは死にかけなんだ。無理言うな」
「あぁ〜悪い悪い、もう少ししたら電波も繋がるところに出るから救急車呼んでやるからな。持ちこたえろよ!しょうがね〜からおんぶしてやる!ほらおんぶ!」

 血塗れの格好で背負われるのは申し訳ないと高校生は遠慮するが、青年は「終わらねーから早くしろ」と、わざとらしく急かしながら言いくるめる。
高校生も言い返す余力もなく、大人しく背負われる事にした。
 
 こうして底知れぬ邪悪が潜んでいた森は、一人の若者の奮闘により静寂を取り戻した。森の中に取り残されていた者たちはそれぞれの帰路、向かうべき場所にようやく歩み始める。物言わぬ家族の帰りを迎え入れる者たちは、きっと深い悲しみに打ちのめされることだろう。その痛みをどうやって癒せばいいかなんて誰にも分からない。幻想や呪いに囚われたまま、前に進めなくなる者もいるだろう。しかし、時は何も語らぬまま進み続け、世界は新しい明日を迎え続けるように、残された者たちは否でも応でも生き続ける。どのような選択をするかは人それぞれだが―――去ってしまった者たちに報いられるように、若者たちは己の意思で歩み続ける事を選択する。

578名無しのスタンド使い:2023/10/31(火) 21:23:55 ID:0gF7rWOM0
解答話のサンプルは以上です。
文字数制限を失念しており、連投する事になってしまい申し訳ありませんでした。
解答話に採用したオリスタは本スレの【完成品サンプル】からお借りしました。
登場人物を命名していないので、少し読みにくいと思いますが、そこら辺は読み手・原案の人・絵師が各々好きに解釈してくれれば良いかなと思っていますので、読み流してくだされば幸いです。

本題である企画の評価に入りたいと思います。
問題の内容がバトルものだった事もあり「……これってもしかしてトーナメントでもよくない!?」と言う危惧がありましたが、問題に組み込まれたオリスタは条件次第でスペックをフル活用しやすく、問題を解決するオリスタは不利な条件で動かなくてはならないので、ランダム条件という公正さが売りのトーナメントとは違う方向性で、良くも悪くも贔屓してオリスタを扱えるかなと思いました。
ただ、あまりやり過ぎると私の解答話のようにバトルに注力し過ぎて、森からの脱出という本題をご都合主義の力技で解決するハメになってしまいますので匙加減は気を付けたいです。或いは問題を全て解決できなかったビターエンド風のパターンが有ってもいいかもしれません。

その他でトーナメントと明確に差別化できる強みは、やはり1つの問題でifの解答話の製作を楽しめそうな点です。問題に登場したファー・アンド・ローシングの本体設定は割かしシンプルだったので書き手の解釈次第で、お決まりの単独犯から、イカれた殺人鬼ファミリーが被り物をした死体の着ぐるみを着用して不死身の殺人鬼を演出しているとか、臓器売買を秘密裏に行うギャングと結託しているとか……問題の設定から逸脱しない程度に上手く盛れば、書き手が選んだ解答オリスタと合わせて色々な話がつくれそうかもしれません。
懸念点を挙げるとすれば、オリスタを組み込んだ問題ばかりだとバトル系の解答ばかりになりそうなので、問題にオリスタを組み込む事に拘らず、事故や災害救助・テーブルゲーム等のシチュエーションを加えたパターンも考案してみたいですね。
あと私も1人で同じ話を違うパターンで繰り返し解答できる余力はなさそうなので、企画に興味を持って遊びにきてくれる書き手さんがいる事が前提になりそうです。

問題を解答するオリスタについては、当初は推薦してもらうという案がいいかなと思っていましたが、あまり条件をガチガチに固めすぎると書き辛くなりそうな気がしてきたので、書き手さんが活躍させたいオリスタを好きに選んでもらった方が良いかなと思いました。
推薦は書き手がどのオリスタを使用するか迷っている場合、予め活躍させて欲しいオリスタを募集しておいて、迷っている時にその中から選ぶ程度で止めようと考えています。

問題の作成については、こちらで作成しつつ、面白そうなオリスタがあれば推薦してもらったり、問題そのものを募集して上手く扱えそうなら各々解答話を書くようにすればいいかなと思ってます。

企画自体の進行については、現状書き手が私一人だけなので引き続き先行して問題と解答を作成しつつ、書き手や問題作成・活躍させたいオリスタの推薦を随時募集する自由参加型の企画にしようかなと考えています。参加者がいなさそうなら最初から一人でやればいいかもしれませんが、オリスタ15周年を祝う大義名分を掲げた企画の方がモチベーションが俄然上がるので、誠に勝手ではありますがご容赦お願いします。このままのペースなら16周年も祝う事になりそうですが、それもまたよしです。

それではまた2週間ぐらい様子を見ながら、今度は必要になりそうなルールを考案・整備・明文化して本格的に企画を開始する準備に移行したいと思います。
現状の方針・進行に何か問題があれば、遠慮なくご指摘お願いします。その他ご意見・アドバイスも随時募集していますので宜しくお願いします。

579名無しのスタンド使い:2023/11/04(土) 00:22:22 ID:WYRLp11w0
うーん……正直このボリューム&クオリティは相当にハードルが高い気がする……

そして、この場合は【完成品サンプル】から書いてくれたとのことですが
これだけのものを僕は書けるよ!書くよ!って人が「確実に」複数人いるって状況にならない限り
もう普通のSS単作品と大差が無いというかなんというか
いやSS作品は意欲のある人がどんどん書いてくれて増えてってくれた方が嬉しいんだけど

なんというかそのォ…オリスタ記念企画を謳うのであれば、もうちょっと多くの人が気軽に参加出来る形にならんかなあ……と思った
サンプルとは言え力作を書いて頂いた後で批判気味な感じでなんか申し訳ない

580名無しのスタンド使い:2023/11/04(土) 05:48:16 ID:APpO.E0U0
横から失礼します。

拝見してるとどうやら初っ端の問題からして複雑すぎるのかなと。
最初の最初なので長い文章問題よりかは単純な計算問題みたいなのが良いのではないかと思います。

本編でいうところのラーメンにコショウぶちまけたのを取り除くーみたいな感じで大喜利やれれば盛り上がれるのかなと。

それでちょっと思ったので問題、出してみます。

【課題名】
ドアに置かれた鍵
【あらすじ】
スタンド使いのあなたはコレから用事があって出かけなければなりません。
そのための準備を済ませ、いざドアを開けようとするもの僅かな隙間しか開きません。
その隙間から覗いてみるとドアの前にはなんでか巨大な金庫が置かれてあります。
【クリア条件】
出かけよう。
【補足情報】
金庫がなぜ置かれてるか等の謎解きは不要です。今は用事のため、一刻も出かけたい心境、だと思ってください。
手段は問いません。極論、ドアを使わなくても構いません。
その他細かな設定は一任します。

この程度でならどうでしょう?

581名無しのスタンド使い:2023/11/04(土) 22:24:02 ID:P1f4QAp60
>>579 >>580
アドバイス有り難うございます!
自分では気がつかない点をこうしてフィードバックして貰えるのは凄く助かります。
確かに参加を募る企画なら、もっと気軽に参加できそうな雰囲気・イメージが沸いてくるようなサンプルの方が良かったですね。問題の設定の仕方と解答方法も今一度考え直してみます。
ルール考案と平行して、>>580さんが作成してくださった問題への解答もサンプルとして用意してみようと思います。

その他アドバイスやご指摘等何かあれば対応しますので引き続きご協力宜しくお願いしますm(_ _)m

582名無しのスタンド使い:2023/11/14(火) 21:37:15 ID:vaR4k3ss0
期日になったので企画・ジョジョの奇妙な問題集の進行を再開します。
まずは前回いただいたアドバイス&問題を元に回答案のサンプルを二つを作成しましたので投稿します。


【課題名】
ドアに置かれた鍵
【使用オリスタ】
No.6947 カシミール
【解答】

 雲1つない清々しい青い晴天、こんなお出かけ日和の素敵な昼前、休日なら誰もがどこかに出掛けたくなるかもしれない。

 亜麻色に染めた髪をハーフアップにまとめ、オーバーサイズのニットをワンピースのように着こなす垢抜けたギャルっぽい少女も、友達とショッピングに出かける為、朝のうちから準備を済ませ、いざ出かけようとドアを開けようとするが……ドアの前に重たい何かが置いてあるようで、僅かな隙間ができるぐらいしか開く事ができなかった。

 隙間から外を覗いてみると、黒い鉄の塊、巨大な金庫のようなものがドアを塞いでいた。

「置き配?……にしては規格外のサイズ。新手の嫌がらせ?」

 身に覚えのない現象に少女は首を傾げながら打開策を思案する。

 ここはマンションの上階、窓から脱出するのは……能力を駆使すれば出来なくはないかもしれないが、悪目立ちしてしまうのは良くない。

 女子高生がハリウッドアクションばりのパルクールに挑戦している所を、ご近所さんに目撃された日には奇異の目で見られてしまい、今後の日常生活に支障をきたすかもしれない。

 両親は仕事の真っ最中、友達をわざわざ自宅に呼び出して迷惑をかけるのもしたくない。誰かを当てにする前に、少女は己の内に秘められた力を奮い立たせる。

「力を貸して、カシミール」

 少女の姿が二重にぶれたかと思えば、もう1人の自分と呼ぶべき異形の鏡像が表面化する。体の所々から綿のようなものが飛び出ている女性特有の柔らかいシルエットをした人型のスタンドが出現した。

「さてと、色々やり方はあるけど、自宅を破壊するのはNG、映え重視の派手な演出も今はいらない。その前提を踏まえた上で私ができる事……一番シンプルな解答はこれじゃない?」

 少女は少しの思案をした後、〈カシミール〉と顔を見合わせて頷き合う。彼女のスタンドは言葉こそ発しないが、一心同体である本体の意図を実行するべく動き出す。

〈カシミール〉は壁を通り抜けるとドアを塞ぐ金庫に触れる。人並みのパワーしかない〈カシミール〉には鉄製の巨大金庫を押し退けのは難しいが……彼女たちの真髄はパワーに非ず。

 あらゆる外的驚異から保管するものを保護する事を目的とした鉄塊は、瞬く間にモコモコ・ふわふわ・やわら〜い綿繊維に変化した。

〈カシミール〉の能力で重たい鉄製の金庫も、まるごと綿に変えてしまえば重量も変化し、押し退けるのも容易になる。

 障害物を排除したドアは、ガチャリと軽快な音を鳴らしながら開かれた。

「何か分からないけど、楽勝じゃな〜い?」

 トラブルを解決した少女は颯爽と外に出て、いざ友達と約束した待ち合わせの場所に向かおうとするが……脱出した先には予期せぬ伏兵が待ち受けていた。少女はそれと目が合いギョッとする。



 ドドドドドドドドドドドドドドドドドド!!!



「ちょっま―――」

「ママーッ!!となりのおねーちゃん、まほーつかいッ!!!じつはエスパーだったんだーッ!!!」

 偶然その場に居合わせたお隣りさん家のこーすけくん(5才・非スタンド使い)は全てを見ていた。

(To be continued Bgm: roundabout)

※おしまい

583名無しのスタンド使い:2023/11/14(火) 21:39:16 ID:vaR4k3ss0
【課題名】
ドアに置かれた鍵
【使用オリスタ】
No.7169 スクエア・ダンス
【解答】

 二階建てのモーテルの一室、中は乱雑に散らかっていた。

 多種多様な嗜好品・物がジェンガのように際どいバランスで積み重ねられており、中にはトロフィーや表彰状等も散見されるが、あるべき場所に飾られているのではなく、物で散らかった部屋の中で忘れられているように見えるだろう。

 この部屋の主はというと、タブロイド紙をアイマスク代わりにベットで眠っていたようだが、不意にムクリと起き上がったかと思えば、何かを閃いたのかのように指を鳴らす。

「そうだ冒険に行こう。南米のアマゾンで遺跡巡りの旅がいい。石仮面に柱の男?そそるんじゃーないの?ついでに新種の生物なんかも発見できたら素敵だなぁ」

 突拍子のない与太話を言っているように聞こえるかもしれないが、この男は至って大真面目。真夏の太陽のように瞳をギラギラ輝かせながら今後の展望を思い描きつつ、早速身支度を進めるべく己のスタンドを発動する。

「スクエア・ダンス」

 男に呼び出されたスタンドは、纏衣装着型に近しい性質なのか、見た目はフードに顔の名残がある長袖の服で、男が袖を通さず肩に羽織る形で発現した。袖口からスタンドの腕が伸びており、見た目は四本腕の様に見える。

〈スクエア・ダンス〉が両腕を伸ばし、部屋の中を埋めつくす物を次々に掴み取ると、瞬く間に袖の奥に引き込んでしまう。

 百科事典にアイロン・観葉植物・金属バット・自動小銃・カメラ・ゲーム機・ダンベル・天体望遠鏡……袖口よりも明らかに大きい物だろうと関係なく、袖の奥に瞬く間に隠してしまう。その癖、袖は膨れ上がる様子もなく、まるで袖の中に隠した物を消失させたように見える。

 神隠しならぬ袖隠し、袖の奥に引き込んだものをこの世から完全に消し去り、異空間に隠し置く。これが〈スクエア・ダンス〉の特筆すべき能力だ。

 神憑り的な速さで10分もしないうちに、物で散らかったモーテルの一室は小綺麗に片付けられた。

「うーん、いいねぇ。飛ぶ鳥跡を濁さず、されど旅は身軽が一番」

 スタンド能力を駆使して身支度を終えた男は、本気で南米に向かおうと部屋のドアを開けようとするが、ドアの前に何か重たい物が置いてあるのか開かない。

「チッ……何だこりゃ」

 ドアの隙間を覗き込むと巨大な何かが入り口を塞いでおり、身に覚え……がないこともなさそうな男は首をかしげる。

「……こんなの持ってきたっけ?」

 男が思案するよりも先にドアの向こう側から答えが帰ってきた。

584名無しのスタンド使い:2023/11/14(火) 21:40:41 ID:vaR4k3ss0
「おはよう、間抜けなルパンくん」
「あぁ?何だテメー?」

 声の主はブラックスーツを身に纏いサングラスをかけた厳つい大柄な黒人男性だった。

「自分がやらかした事を俺にわざわざ説明させたいのか?」

「いや、どーでもいい。野郎のツラとそれに関連する事柄は記憶できなくてね」

「ブワハハハハハハ、タフガイ気取りの軽口なら今のうちにいくらでも叩いていいぞ」

「その口ぶり、何かサプライズでもあるのか?」

「俺はお前の足止め役、所謂前菜だ。メインディッシュはすごいぞぉ。拷問マニアの殺し屋がこれからやって来るんだ。アート・ザ・ピエロを知ってるか?業界の中でも一番イカれたサイコ野郎がお前の為だけに来てくれるんだぞ」

「いや知らねーし、随分と悠長な話だなぁ」

「まぁな、残念だよ。お前がゆっくり朝寝坊でもしてりゃドッキリ企画として成立したのに」

 ドアの隙間から見える黒人男性は、ニヤニヤとゲスそうに口元を緩めている。彼には男のスタンドが見えていないのか、まるで警戒するような様子はない。相手はカタギではないが、スタンド使いでもないと判断した男は面倒くさそうに溜め息を吐く。

「しゃらくせー、もっとデカイことやろーぜ」

 男は状況を打開すべく〈スクエア・ダンス〉の袖口から隠した物を取り出す。ゲーム機・金属バット・百科事典・観葉植物・アイロン・スコップ・何かが入ってる鞄……色々な物が袖の中から出てくるが、お目当ての物ではないらしい。拳銃やマチェーテ・ダイナマイト・自動小銃も引き当てるが「これじゃねぇ」と投げ捨てる。

 もっとも一連の様子をドアの隙間からこっそり眺めていた黒人男性は、何もない虚空から次々と物を取り出す男を見て酷く狼狽し、自動小銃を取り出した辺りで「おい待てっ!!こんなの聞いてねぇぞっ!!!」と、尻尾を巻いて逃げ出してしまった。

 そんな外野の事など気にも止めず、男は次々と物を出していくが……ふと触り心地に違和感があるものを引き当てると、即座にドアに向けてそれを取り出すのではなく放出する。

ズゴシャーーーーーーーーンッ!!!!

 凄まじい轟音と破壊と共に現れたそれは……ドアも巨大な鉄製の金庫も部屋の壁も丸ごと、全てお構い無しに吹き飛ばす10tトラックだった。

「……こんなの隠してたっけ?」

 飛ぶ鳥がなんとやらと言っていた男は、〈スクエア・ダンス〉の能力で隠して持っていた10tトラックに、記憶がないのか目を丸くしながら驚いていた。


サンプルは以上で終了です。
最初のサンプルよりも、オリスタの能力・設定を端的に紹介できる内容に仕上げられたと思います。こんな感じの解答話が作成できるように、>>580さんが作成した例題を参考に問題を考案していこうと思います。
勿論こればかりじゃなくて、最初のサンプルみたいな難易度の高い問題や違うパターンも取り入れて、飽きがこないような工夫も考えていきたいです。

585名無しのスタンド使い:2023/11/14(火) 21:42:23 ID:vaR4k3ss0
次は考案したルール・概要を紹介したいと思います。

【企画タイトル】
ジョジョの奇妙な問題集

【概要】
日常の中で遭遇する奇妙な状況・スタンド使いとの遭遇、様々なシチュエーションが問題として提示され、その問題を好きなオリスタを活躍させて解決していく自由参加型の短編集企画です。

【目的・目標】
オリスタの設定を借りて楽しく遊びつつ、15周年を向かえたオリスタを祝福したいです。企画者の勝手な目標はオリスタ企画で考案された組織を何かしら形で活躍させる事を目指したいと思います。
※ストイックに目標だけを遂行するのではなく、話を思い付いた時に書くような緩い縛りだと思ってくだされば幸いです。

【開催場所】
オリスタSS板

【使用テンプレート】
〜問題用テンプレ〜
【課題名】
【あらすじ】
【クリア条件】
【使用オリスタ】
【補足情報】

〜解答用テンプレ〜
【課題名】
【使用オリスタ】
【解答】

【ルール】
①オリスタSS板にて開催、スレタイは【ジョジョの奇妙な問題集〜】としてスレッドを立てます。

②本企画は冒頭でも触れている通り自由参加型の企画です。興味を持ってくださる方がいれば、問題の作成&投稿・問題の解答話の投稿・活躍させて欲しいオリスタの投稿・その他質問等を受け付けております。気が向いたら気軽に遊びに来てください。

③上記のテンプレートを使用して問題を作成して本スレッド内に投下します。問題のシチュエーションはお任せします。問題にオリスタを使用しない場合、問題用テンプレの【使用オリスタ】の項目は無視してください。
※問題は難しく考えすぎず、シンプルな条件でも大丈夫です。
※問題設定やクリア条件が難しい場合、書き手が選べない可能性もありますので、その辺はご了承お願いします。

④解答となる話は、投稿された問題の中から自由に選択して、活躍させたいオリスタを選び、問題で提示されたクリア条件解を決する短編のお話を書きます。
解答話も上記のテンプレートを使用して作成してください。大喜利みたいな小話でも、もっと短いショートショート、ちょっと長いSSでも大歓迎です。
問題の設定内容からあまりにも逸脱しない限りは拡大解釈も大丈夫だと思います。オリスタの設定を借りて楽しく遊びましょう。
場合によってはクリア条件に満たせなかった話もアリですが、手段の一つとしてたまに活用する程度でお願いします。

⑤活躍させて欲しいオリスタも募集しています。最終的にどのオリスタを選択するかは書き手の人によりますが、どのオリスタを使用していいか迷っている時など、いくつかの候補があれば選びやすいので、気が向いたらご協力宜しくお願いしますm(_ _)m

⑥問題を解答するオリスタが他の人と被るのはOKです。Ifの話として許容しましょう。

⑦使用オリスタ本体の名前を設定するのもOKです。解答文の冒頭に補足して書いてくだされば読みやすいかもしれません。逆に名前を設定しないのも可です。

⑧他のオリスタSSで設定が固められたオリスタキャラを使用するのも良いと思います。ただ、お借りする場合は最大限リスペクトしましょう。取り扱い注意です。

⑨ネタやチートオリスタを使用するのもOKです。せっかくだから活躍できそうな問題があればネタ話として割りきって投稿するのも面白いかもしれません。

⑩その他何かあれば、質問や確認したい事があれば対応しますので気軽にレスしてください。


ルール発表は以上となります。全体的に何かふわふわした表現をしてそうかもしれませんが、ガチガチの決まりごとを設定したと言うよりは、必要最低限な決まりごとを明文化した感じとなっております。
ルールを確認して分からない点、もっとこうした方がいいんじゃないかというアドバイス?追加したい内容があれば教えてください。
それではまた2週間ぐらい様子を見ながら問題を作成しつつ、ルールに修正・追加があれば報告したいと思います。何事もなければSS板で開催したいと思いますので、全体を通して何かあれば遠慮なく言ってください。

586名無しのスタンド使い:2023/11/28(火) 21:37:59 ID:92x3Be2.0
期日になったのでそろそろ企画を開始したいと思います。SS板に本スレを立てましたので、気が向いたら遊びにきてください。
何か企画の事で確認する事があれば、今後は向こうのスレッドでお願いします。

https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/13086/1701173885/l30

それでは行クゼ!ディ・モールト グラッツェ!


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