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皆鯖候補投下スレ

355名無しさん:2024/08/03(土) 11:09:19 ID:nEetYoKs0
【真名】:王恭廠
【元ネタ】:史実
【クラス】:アーチャー、キャスター、バーサーカー
【解説】
 明朝の中国に存在した火薬庫及び武器工場。
 防具、銃砲、弓矢、火薬の製造と保管を主な用途としていた。
 1626年5月30日、この場所で原因が今もって不明な大爆発が発生し、2.25平方キロメートルが壊滅し、2万人以上の死者が出る大惨事となった。
 当時の王朝はこの事件を腐敗した政治に対する天からの戒めと考え、皇帝が自己批判の詔である罪己詔を発布した逸話があるが、これは計六奇という小説家が残した記録で信憑性は低い。
 事件後にこの施設は安民廠と改名したが、1638年に再び大爆発が発生、武器庫の太監や局監を含む1万人以上が死傷した。

【備考・アピールポイント】:
・クラスは銃砲や弓矢製造の逸話からアーチャー
 道具作成及び自分自身を陣地と解釈してキャスター
 大爆発で大惨事をもたらした逸話からバーサーカー

・スキルは道具作成(武器)、爆炎の魔力放出、罪己詔発布から無辜の怪物とか

・宝具は爆発のエネルギーで形成された魔力炉心とか

356名無しさん:2024/08/08(木) 10:22:59 ID:OK2WXJiA0
【真名】:ダンテ・アリギエーリ
【クラス】:キャスター、アヴェンジャー
【元ネタ】:史実、『神曲』
【解説】
 13世紀のフィレンツェに生を受けた、イタリア文学史上最大の詩人。
 故郷フィレンツェで勃発した政争によって永久追放を宣告されたダンテは、各地を放浪する生活の中で
 世界文学史上に残る傑作として讃えられる『神曲』の執筆を成し遂げる。
 『神曲』の内容は暗い森に迷い込んだダンテが古代ローマの詩人ウェルギリウスに案内されて地獄、煉獄を巡礼したのち、
 若き日に死別した初恋の女性であるベアトリーチェの導きで天国へと到達するというもの。
 『神曲』はルネサンスの先駆となり、圧倒的な想像力で表現された死後の世界の描写は後世の西洋芸術に多大な影響を与えた。
 また、当時のトスカーナ方言で綴られた文体は現代イタリア語の基礎になったという。

【備考・アピールポイント】:
・『神曲』には史実でダンテを失脚させた政敵の他、
 アキレウスやパリスにトリスタン、アレクサンドロス大王にイスラム教の開祖ムハンマドといった
 ダンテに悪とみなされた神話や歴史の人物が地獄で責め苦に合う「逆FGO」とでもいうべき描写が存在する

・クラスは作家系サーヴァントの慣例に従えばキャスターだけど、
 『神曲』における数々の実在人物が地獄で責め苛まれる描写からアヴェンジャーの適性もありそう

・宝具は『神曲』の地獄や煉獄を相手が背負った罪に応じて具現化する対罪宝具とか

・モナ・リザの外見で現界したダ・ヴィンチちゃんを参考にして
 自分にとって最も尊く美しい存在であるベアトリーチェの姿を象ったTS鯖として作れそう?

357名無しさん:2024/08/16(金) 14:25:16 ID:dP0BTgr.0
【真名】:グリームヒルド
【クラス】:キャスター
【元ネタ】:北欧神話
【解説】
 北欧神話に登場する魔女。ギューキ王の妻。
 自身の娘であるグズルーンを英雄シグルドと婚姻させる為に忘却の魔術を掛けた酒をシグルドに飲ませ、
 ブリュンヒルデの事を忘れさせた。
 更にシグルドを自身の息子グンナルの姿にし、ブリュンヒルデの元に向かわせグンナルとブリュンヒルデの婚約を成立させる。

 ブリュンヒルデとグズルーンの口論から始まった騒動でシグルドが亡くなると、
 グズルーンに忘却の飲み物を飲ませた後、ブリュンヒルデの兄アトリと結婚させた。

【備考】
・シグルドとブリュンヒルデの悲劇の大体元凶。宝具は忘却の魔術になりそう。
 宝具の真名を忘れさせたりとかできそう。

・スキル候補はルーン呪術、蜘蛛糸の果て、高速神言辺りだろうか

358名無しさん:2024/08/16(金) 14:26:42 ID:dP0BTgr.0
【真名】:カルナボ
【クラス】:バーサーカー、キャスター
【元ネタ】:アルデンヌ地方民間伝承
【解説】
 フランス・ベルギー領アルデンヌ地方で知られる怪物。Karnabo。
 曰く古代に生きた旅人の魔術師と悪魔の間に生まれた子であり、
 人間に似た姿をしているが、鼻は象、目はバジリスクのようだという。
 息、あるいは鼻歌は人を麻痺させ、動物を殺す事ができるが、通常は人間を襲わないとも。
 親である魔術師はカルナボに自身の力の一部を伝え、治癒の術、癒しの力も学んだという。

 採石場、洞窟を棲家としていたとも言われ、ある時巣穴に近づいた少女を捕らえ引きずり込んだ。
 それ以来、少女もカルナボも姿を見せないが、嵐の夜に少女の鳴き声、カルナボの唸り声が今でも聞こえるという。

【備考】
・日本語検索だとまるで出てこないが、「Karnabo」だと出てくる。
 魔術の心得のある怪物サーヴァントにできそう。

・宝具、スキルとしては息、鼻歌、バジリスクのような瞳、魔術、洞窟辺りだろうか。

359名無しさん:2024/09/02(月) 11:10:26 ID:gvwqt4dY0
【元ネタ】:史実
【真名】:ログネダ・ログヴォロドヴナ
【クラス】:アサシン・アヴェンジャー
【解説】
 ポロツク公ログヴォロドの娘で、キエフ大公国の「聖公」ウラジーミル1世の妻の1人。
 ウラジミール1世との間に4人の息子と2人の娘を成し、その中でも第1子のイジャスラフは
 ポロツク・イジャスラフ朝の創始者となったとされる。

 ログネダはポロツク公国の公女として父であるポロツク公ログヴォロドと共に暮らしていた。
 ある時、ノヴゴロド公であったウラジミール1世がログネダに求婚する。
 しかし、ログネダはウラジミールの母が奴隷身分であったことから、
 新婦が新郎の履物を脱がすスラヴの婚姻の儀礼について絡め、
 「奴隷の息子の履物を取るのはいやです」と評してその求婚を拒絶した。
 ログネダ自身はキエフ大公であるヤロポルク1世との結婚を望んでいたという。
 後にウラジミールがポロツクを侵略すると、ログネダは捕えられ、両親の前で強姦された。
 ついでログネダの2人の兄弟と父を殺し、キエフを攻めてヤロポルク1世を殺し、
 キエフ大公となったウラジミールはログネダを強制的に妻とした。
 この時にログネダは「悲しみ」を意味するゴリスラヴァの名を授かったという。

 ウラジーミルには多くの妻と妾がいたが、ビザンツ公女アンナと結婚した際にログネダは捨てられてしまう。
 家族を殺して祖国のポロツクを滅亡させた上に自分を捨てたことに対する復讐か、
 或いはウラジーミルと他の女との関係への怒りか理由は定かではないが、
 ログネダはウラジミールを殺害することを決意する。
 しかし暗殺の企ては失敗し、激昂したウラジーミルはログネダに剣を向けたが、
 両者の間の第一子であるイジャスラフが駆け寄り、剣を手に母を庇った。
 ウラジーミルは息子の前でログネダを殺すことができず、
 ログネダとイジャスラフはポロツクの地にあるシヴィスラチ川上流の街に幽閉された。
 この街はイジャスラフの名にちなみ、イジャスラヴリと名づけられた。
 イジャスラフは後にポロツク公となり、母を救おうとするが果たせず、ログネダはイジャスラヴリで亡くなった。

 ログネダはその悲劇的な生涯から、詩やオペラ、絵画・小説・バレエなど
 近現代の複数の芸術家・作家によって作品のモチーフに取り上げられている。

【備考】
・求婚を拒絶する際の態度も原因とはいえかなり悲劇的な生涯を辿った人
・クラス候補としてはウラジミール暗殺を企てた荊軻やコルデー系のアサシン、家族や国を奪われたアヴェンジャー
・スキル候補はプランニング(失敗したあたりでたらめプランニングの方かも)や後の王朝の祖を生み育てたことから英雄作成
・宝具は息子イジャスラフによりウラジミールから守られたことから息子を召喚し危機を脱する感じだろうか……

360名無しさん:2024/09/19(木) 11:28:28 ID:5D/mtuGU0
【真名】:エッツェリーノ三世・ダ・ロマーノ
【元ネタ】:史実
【クラス】:バーサーカー、(塔を槍に見立てて)ランサー
【解説】
 中世イタリアの人物であり、神聖ローマ皇帝フリードリヒ二世派の代表的武人。
 人の姿をした悪魔とも言われ、戯曲『エケリニス』では悪魔の子とされている。

 皇帝派の先鋒として進軍し、自身の支配都市だったヴェローナを奪還したり、
 皇帝を助けてマントヴァを降伏させ、皇帝の娘と結婚し、名実ともに皇帝派の中心人物となっていった。

 エッツェリーノは牢獄塔「マルタの塔」を造り、捕虜を幽閉し残虐な扱いをしたという。
 また自分の領土で恐怖政治を行い、暴君として語り継がれていった。

【備考】
・宝具はマルタの塔(トッレ・ディ・マルタ)だろうか。

・スキルは無辜の怪物及びそれによって得たスキルが主になりそう。
 拷問技術、怪力とか得たり?

361名無しさん:2024/09/19(木) 11:29:42 ID:5D/mtuGU0
【真名】:ミダス
【クラス】:キャスター、バーサーカー、アルターエゴ
【元ネタ】:史実、ギリシャ神話、『王様の耳はロバの耳』
【解説】:
 紀元前8世紀のフリギア王であり、先代王ゴルディアスと大地母神キュベレーとの間に産まれた息子。
 ギリシャ神話において神々から禍福を与えられた逸話でよく知られる。

 ディオニュソスの養父にして教師であるシレーニを歓待したミダスは、その報酬として触れたものを全て黄金に変化させる力を酒神に要求した。
 初めのうちは賜った力を喜んでいたが、飲食物や実の娘までもが黄金に固まる様相を前に愕然とする。
 力を捨てる事を懇願する彼に対して、ディオニュソスはパクトーロス川での行水を提言。
 ミダスが言い付けを守ったことで黄金化の力は川へと移り、川砂から砂金が多く採れる様になった。

 その後ミダスは富と贅沢を忌避して田舎へと転居したが、そこで田園神パーンを信仰するようになる。
 しかしパーンは自身の笛で、無謀にもアポロンの竪琴に演奏勝負を申し込む。
 ミダスはパーンの演奏を支持した為にアポロンに呪われ、耳をロバの耳に変えられてしまう。
 耳を隠す為に大きなターバンを被ったが、王の理髪師だけはただ一人秘密を知っていた。
 口外無用に耐えかねた理髪師が穴の中へ耳の秘密を吐き出した結果、理髪師の言葉を語る葦が生えてきて国中に秘密が知れ渡る。
 ミダスは理髪師を処罰しようとしたが取りやめ、自身のロバの耳を衆目に晒す。
 王の勇気と正直さを見たアポロンは、彼の改心を認めて耳を元に戻したという。

【備考・アピールポイント】:
・ギリシャ神話恒例の神に振り回された人間だが、その中ではかなりマシな扱いを受けた人

・クラスは消去法でキャスターとバーサーカー、
 史実のミダスの別側面が独立した存在と解釈してアルターエゴもいけそう?

・スキルは神性、神々の禍福とか

・宝具は触れた対象の黄金化、拡大解釈として様々な情報を集める葦とか?

362名無しさん:2024/09/19(木) 11:32:56 ID:5D/mtuGU0
ttps://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/995/1719220171/547

実験スレ21から
>>61のジンガ女王の推薦文の改訂版

【真名】:ンジンガ・アナデ
【元ネタ】:史実、ポルトガルの伝承
【クラス】:ランサー・バーサーカー
【解説】:
 ンドンゴ王国とマタンバ王国の女王。
 コンゴ川流域はポルトガルの奴隷貿易の拠点となっていた。
 ンジンガはローマで留学してきた兄に反乱を起こして王位を奪取し、ンドンガとマタンバの権力を手にした。
 ポルトガルと条約を結ぶ際、平等条約を強調するために彼女はキリスト教の洗礼を受けてアンナ・デスーザと称した。
 しかしポルトガルは条約を守らず、奴隷貿易を続けたため、ンジンガはオランダと同盟しポルトガルと戦争を始めた。
 ンゴレメの戦いでポルトガル軍を破ったものの後が続かず、カヴァンガでポルトガルに敗れた。
 それでも彼女は16年にわたってポルトガル軍と戦争を続けた。
 最終的に彼女はポルトガルとの平和条約を結び、戦いで荒れた国を再構築しようとしたが殺されてしまった。

 しかし、ポルトガルが全世界に流布した物語に寄れば、アンゴラ帝国のンジンガ女王は人食いを好み、
 時には2日で130人の子供を殺して喰ったという。
 また戦いで血が流れるのが好きで、血を見ると性的に興奮し
 剣闘士奴隷のチャンピオンとベッドを共にして飽きたら殺して喰った。
 彼女が国内の視察に出たところ、その村の農民が彼女を怒らせたため、連帯責任で600人の村人を捕らえ、
 巨大な粉轢器で一人一人身体を粉々に砕き、喰ったという。
 この逸話が世界中に流布され、彼女に関する逸話は例えば日本語では下記の人食いの逸話しか存在していない。

【備考・アピールポイント】:
・最大級の無辜の怪物を持つであろうサーヴァント
・宝具は巨大な粉轢器に変化する槍
・エリザに非常に近い感じがする

363名無しさん:2024/09/21(土) 07:38:37 ID:ZvHPiYCg0
ttps://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/995/1719220171/512

21スレ目で投下された解説文に加筆

【真名】:ガトートカチャ
【元ネタ】:『マハーバーラタ』
【クラス】:アーチャー、ライダー
【解説】
 父をパーンダヴァのビーマに持つ羅刹の戦士。
 彼が生まれた経緯を辿れば、クル族の老王ドリタラーシュトラが父ビーマの兄であるユディシュティラに王位を譲られた事に発する。
 これを知ったドリタラーシュトラの実子ドゥルヨーダナは奸計を巡らせ、パーンダヴァをヴァーラナーヴァタに追放した。
 しかも彼等を良く燃えやすい漆の家に住まわせたという。
 時期を見計らい、ドゥルヨーダナは家に火をつけて暗殺しようと目論んだがそれは失敗した。
 難を逃れたパーンダヴァ一行はガンジス河の対岸の持ちを彷徨い、その果てに疲れて休息を取った。
 偶然にそこに居合わせた羅刹のヒディムバが彼等を食おうとしたが、ヒディムバの妹であるヒディムバーがビーマに一目惚れしてしまった。
 ビーマがヒディムバを八つ裂きにしてもこの想いは変わらず、ユディシュティラの提案でビーマとヒディムバーは子を儲けるまで共に過ごす事となった。
 こうして生まれたのがガトートカチャである。
 成長したガトートカチャがパーンダヴァと別れる際に、ヒディムバーは「あなたはパーンダヴァの血筋であるから彼等が窮地に陥った際には助けなければならない」という言葉をガトートカチャに言った。
 それ以来パーンダヴァが困った際にビーマがガトートカチャを呼び掛けると、直ちに自らの配下である羅刹と共に姿を現したという。
 ある時には疲れ果てて動けないパーンダヴァ達を、背中に乗せて飛翔し運んだ話もある。
 クルクシェートラの大戦でもガトートカチャは参戦したが、カウラヴァ軍のカルナによって殺されてしまう。

【備考・アピールポイント】:
・マハーバーラタ四巻(山際素男訳)からガトートカチャの武装や技を以下に抜粋

・車輪を象った軍旗

・幻術を用いた戦闘
 棍棒や鎚矛に槍、戦斧や岩石や鉄の車輪を出現させる
 巨大化や縮小、青い雲に変化して、縦横無尽に動くように見せることもできる
 虎や獅子、蛇や怪鳥といった獣を使役する
 炎の如き赤い雲を現出させ、強烈な稲妻と火炎を放出させる

・物凄い神弓パウラスタ
 様々な種類の矢を火のような勢いで大量に射掛ける
 弓弦の響きはインドラの雷に例えられる

・悪鬼ラーヴァナの乗り物のように、自在に何処へでも飛んで行ける馬
 
・52〜200ヤード程もある巨大な戦車
 百個の鈴が付いた熊皮で覆われ、軍旗には沢山の真紅の機織りがはためく
 攻撃、防御用のあらゆる種類の武器を装備
 八つの車輪を持ち、雷雲のような轟音を上げて走る

・武装したラークシャサの大軍

364名無しさん:2024/09/25(水) 03:45:54 ID:HNAznV7k0
【真名】:サウル
【クラス】:セイバー、ランサー
【元ネタ】:旧約聖書
【解説】
 旧約聖書に登場する、イスラエル王国初代王。
 士師サムエルがイスラエルを指導していたころ、民の中から王を求める声が強くなり、
 神の指示により王になるべき者を探すことになる。
 背が高く美しい若者であったサウルをサムエルは見つけ、神が選んだ人物だと悟り油を注いだ。

 サウルは最初の戦闘で活躍し、民に王として歓迎された。
 それ以後もイスラエルを率いて、ペリシテ人や周辺民族と戦い活躍。
 しかしアマレク人との戦いで「アマレク人とその属するもの一切を滅ぼせ」という神の命令に従わず、神の心はサウルから離れた。
 サムエルもこれ以降サウルに会うことはなかった。

 サムエルはダビデに油を注ぎ、ダビデは竪琴の演奏で神から遣わされた悪霊により苦しむサウルを救った。

 またダビデはゴリアテを討ち有名となったが、サウルはダビデの人気に嫉妬しその命を狙った。
 ダビデは何度もサウルを殺害する機会を得たが、神の選んだ人を手にかける事をしなかった。

 サウルの最後はペリシテ軍との戦いの中で、ギルボア山で息子たちと共に追い詰められ、剣の上に身を投げて自害したという。

【備考】
・神の心が離れる前は絶好調だったが失って以降は落ちぶれていった。サーヴァントとしては神の心に添った頃が全盛期か。

・サウルのwiki英語記事を読むと後世の伝承ではサウルは神から剣を授かっているらしい。(ふさわしい他の剣が見つからなかった為)
 自害にも剣を使っているようで、神から授かった逸話を採用しなくても、セイバーにできそう。
 その場合神の加護が具現化した宝具?

・ダビデに槍を投げつけた逸話からランサー適性もあるかも。

・スキル候補は神の加護、カリスマだったりしそう。

365名無しさん:2024/09/25(水) 03:47:05 ID:HNAznV7k0
【真名】:トバルカイン
【元ネタ】:旧約聖書
【クラス】:セイバー、キャスター
【解説】:
 創世記に登場する、鉄や銅によって全ての刃物を鍛造したと伝えられる人物。
 鍛冶という技術を人の世に齎した刀匠の祖として知られる。

 アダムとイヴの息子であるカインの子孫であり、異母兄に牧畜の祖ヤバルと音楽家の祖ユバルを持つ。

 一説には実妹ナアマとの近親相姦によって、アスモデウスを儲けた魔王の父親とも言われている。

【備考・アピールポイント】:
・スキル候補は刀匠、刀剣審美、様物あたりか

・宝具は王の財宝を参考に全ての剣宝具の原典を鍛造して扱えるとか?

・妹のナアマは同名の女悪魔がユダヤ教神秘主義の文献に登場したり、
 グノーシス主義の英雄ノレアと関連付けられることもあるとか
(ノレアは実験スレでアーチャーとして作成済み)

366名無しさん:2024/10/08(火) 07:05:06 ID:i324VmwY0
>>301のジョゼフ・フーシェの推薦文を読みやすく修正・改行した

【真名】 ジョゼフ・フーシェ
【元ネタ】史実
【クラス】アサシン
【解説】
 フランス革命、第一帝政、フランス復古王政時代の政治家。
 近代警察の原型となった警察機構の組織者にして、秘密警察の創始者。
 「サン=クルーの風見」「リヨンの散弾乱殺者」「冷血動物(カメレオン)」、「千里眼」などの異名をとる。

 平民出身で船乗りの家系であったが体が弱く、30歳まで教会で物理と数学の教師をしていた。
 社交クラブで出会ったマクシミリアン・ロベスピエールと交友を深め、一度はロベスピエールの妹と婚約を結ぼうとするほど仲が良かった。
 還俗して選挙に当選し、パリの議会で最初に座った席は多数派である穏健派ジロンド党であり、急進派のロベスピエールとは対立する立場にあった。
 しかし、ルイ16世の処刑では死刑票に投じて堂々と急進派に鞍替えし、一層ロベスピエールに睨まれた。

 政争を逃れて総督とし派遣された地方では共産主義的訓令を発布し、
 富裕層、教会、市民達から一滴の血も流すことなく集められた大量の金銀財宝や
 鉄、食料、2万の新兵は議会に送られ、急進派の最先鋒として知られるようになる。
 また、議会の要望でリヨンに派遣され、リヨンの市民を虐殺する任務を預かる。
 死刑対象者のあまりの多さから、受刑者自身に墓穴を掘らせ、
 200人に纏めて大砲の散弾を浴びせるという方法を取り2000名を虐殺したことから、
 「リヨンの散弾乱殺者」と恐れられるようになる。

 パリに帰った時には議会のメンバーが半分消え、ロベスピエールが独裁権を握っており、リヨンでのことを議会で猛烈に批判された。
 これに対しフーシェは、ロベスピエールが所属するジャコバンクラブの総裁に選ばれることで、彼の議会での発言権もを握る立場となった。
 しかし、直後にクラブから除名され、粛清リストの最上段に名前が上がることになる。
 フーシェは裏で隠れて議員達を説得してまわり、熱月9日、テルミドールのクーデターを成功させ、フランス革命を終わらせる。

 この後、議会を追われて明日の食べ物にも困る極貧生活を送っていたが、
 バラーに密偵として雇われてクーデターを支援、見返りとして警務大臣の地位を得る。
 同時に秘密警察を組織し始め、またたく間に国内外に緻密な情報網を敷き、あらゆる党派、権力者、有力者を監視し、
 フランスのことで彼に知らない秘密、陰謀は無かった。

 クーデターを企むナポレオンにドッキリを仕掛けて彼らに冷や汗をかかせるものの、クーデターを支援してナポレオン政権下でも警務大臣を務める。
 ナポレオンの妻や秘書なども買収し、公私ともに監視していたことから、危険視されていた。

 外務大臣タレーランとは犬猿の仲であったが、遠征中、二人が宴会で仲良く談笑していたところ、
 それを聞いたナポレオンが最前線をほっぽりだして全速力で帰ってきた。
 一度の敗戦より、彼らの結託の方が恐ろしい。

367名無しさん:2024/10/08(火) 07:06:32 ID:i324VmwY0
 再び遠征中、ナポレオンが不在のフランスにイギリス軍が進行してくるも、国民兵を動員してこれを退却させ、フランスを救った。
 皇帝の名を騙ってイギリスとの和平交渉を勝手に進め、
 ナポレオンに激怒されるが、公爵位を貰ってオトラント公爵となる。
 この時、再び警務大臣の地位を追われるが、職務引き継ぎの際に秘密の書類を処分したりして
 秘密警察機構を破壊して行ったのがバレて、再び激怒される。
 見つかったらマズい手紙を隠し持っていたフーシェはイタリアを必死に逃げ回り、捜査の網を逃れた。

 ナポレオンが敗戦し、復古王政の時代、ナポレオンがエルバ島から脱出した報を受けた政府はフーシェに助けを求めるが、これを拒否、
 書類を整理すると称して自宅の窓からはしごで降りて逃走した。

 百日天下の際、警務大臣として再び復帰する。
 しかし、フーシェは裏でイギリス、オーストリア、王党派、議会らと結託してナポレオンを退位に追い込んでいた。
 これに気付いた彼は「このナイフを手に取って余を刺せ!それでもお前がやってることよりまだ忠義というものだ!」と激怒した。
 結局、フーシェがナポレオンの手から退位宣言書を受け取った。

 フーシェはインチキで臨時政府の首班となって戦後処理を行い、ナポレオンをパリから追い出し、
 重臣、元老院、民衆、軍部の反対を押し切ってルイ18世にフランスを売り渡した。
 このことで、結果的にフランスを救うこととなった。

 警務大臣に就くが、マリー・アントワネットの娘がキレて、
 タレーランに引導を渡される形でフランスを永久追放された。
 死ぬまで敵対者の情報を握り続けることで、保身に成功した。

 ナポレオンからは、「同時に何カ所にも存在することができる特技の持ち主」と称され、
 「完全無欠な裏切り者」だと一度も信用されたことはないが、
 同時に「裏切り者からだけ本当のことを知ることができた」とも供述している。

【備考】
・ナポレオン、ロベスピエール、カルノー、バラー、タレーランや、フランスのあらゆる党派にボロクソに非難され、
 後世からは、「過去において最も罪深く、将来においても最も危険な人物」、
 文豪バルザックからは「知る限り最も強い頭脳」、
 「当代における最も優れた桁外れの人物であると同時に、また最も見誤れた傑物」と称されている。
 ツヴァイクの伝記が有名。

・アサシンと言うよりは、裏からあらゆる情報を操り、相手を陥れる策謀家。
 情勢を見極めて扇動するだけで、自身では決定的なことは何一つしない。

・酷く痩せていて運動は大の苦手だが、隠れることと逃げることは得意。
 三度の飯よりも集めた情報の書類に埋もれて分析することが好きらしい。

・戦闘力は皆無だが、リヨンの件から、自身は動かず大砲をぶっぱなす世にも珍しいアサシンになるかもしれない。
 「同時に何カ所にも存在することができる特技の持ち主」というナポレオンの評が再現されたらとんでもサーヴァントになりそう。

・宝具は秘密警察の情報網か、サーヴァントをボッシュートできる退位宣言書かもしれない。

368名無しさん:2024/10/19(土) 05:27:51 ID:SaJkfYos0
【真名】:方相氏
【クラス】:ランサー、シールダー、アルターエゴ
【元ネタ】:『追儺』
【解説】
 中国発祥の厄祓いの行事である追儺(ついな)の主役。
 4つの目を持つ四角い面と、右手の戈と左手の楯を身に付けた姿で表現される。
 自身の従者である侲子(しんし)と共に魔除けの舞を踊り、疫鬼を都の外へと追い払うことが儀式での役割である。

 時代の流れと共に追儺での方相氏や侲子の役割は武人や鍾馗などに取って代わられた他、
 日本に伝来した追儺では方相氏自身が打ち払われる鬼として扱われるようになったという。

【備考・アピールポイント】:
・日本でいうナマハゲとかに近そうな厄除けの守り神

・スキル、宝具候補は追儺という厄祓いの儀式そのものの再現とか?

369名無しさん:2024/10/20(日) 10:42:01 ID:Uolf5dsc0
実験スレ21から>>96のオワイン・グリンドゥールの加筆修正版テンプレ

ttps://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/995/1719220171/714

【真名】:オワイン・グリンドゥール
【元ネタ】:史実
【クラス】:セイバー・キャスター
【解説】
 ウェールズ人としては最後にプリンス・オブ・ウェールズと称したウェールズの統治者。
 イングランド王国によるウェールズ支配に抵抗する、長期にわたる反乱を煽動し続けた。
 中部ウェールズにあった小国ポウィスの王族につらなり、エドワード1世に滅ぼされたサウェリン・アプ・グリフィズの末裔にもあたる。

 元々は優秀な若者で、リチャード2世から騎士に叙せられ、王のスコットランドやアイルランド遠征に参戦するほど、イングランドに忠実な臣下だった。
 しかし、リチャード2世から無理やり王位を奪った ヘンリー4世の登場で、状況は一変する。

 北東ウェールズの領地に帰郷したオワインを待っていたのは、隣地の主、グレイ侯による領土のかすめ取り。
 宮廷に申し立てるも聞き入れられず、領地の一部を奪われ、さらに幽閉されていたリチャード2世餓死の報も届き、
 ヘンリー4世の非道な仕打ちに耐えかねたオワインはウェールズ諸侯を呼び集め、グリンドゥールの反乱を起こした。

 当初、この蜂起は相当にうまく行き、たちまちウェールズのかなり広範囲を支配下に収めるまでになったが、
 反乱側に大砲がないことで防御を固めた城塞の奪取が困難なこと、
 艦船を保有していないことで海岸線の防御が脆弱なこと、など諸々の弱点を抱えていたため
 結局のところ、物量に優るイングランド勢によって圧倒された。
 グリンドゥールは最後の拠点から追い落とされるも捕縛から免れ、
 1412年を最後に彼を目撃したとする記録は途絶え、1415年にかつての部下によって彼の死が記録された。
 
 その後、オワイン・グリンドゥールは民衆を解放するために呼び返されることを待ち続ける英雄、
 国家存亡の危機の際に姿を現す王として、かのアーサー王のような神話的な存在となった。

【備考・アピールポイント】:
・ウェールズでアーサー王に匹敵、もしくは凌駕するほどの支持を集める英雄。

・シェイクスピアの『ヘンリー四世 第1部』において、オウエン・グレンダワーという名で、魔術と感情に支配された野蛮でエキゾティックな人物として登場する。

・「復活する救国の英雄」というアーサー王と同じ属性の英雄。とりあえずスキルにカリスマ持ってる。
 
・クラスは剣を持ち馬にまたがる姿が描かれる為セイバー、
 『ヘンリー四世 第1部』から魔術を扱う為キャスターの適性を持つ。

・宝具は民衆の思いが託された剣とか天候を操る大魔術。もしくはアヴァロンみたいな復活由来

370名無しさん:2024/10/30(水) 06:54:13 ID:tXVSxDt20
【真名】:セバスティアン・ル・プレストル・ド・ヴォーバン
【元ネタ】:史実
【クラス】:キャスター、シールダー
【解説】
 ルイ14世に仕えたフランス軍人。
 要塞の築城や攻略を専門とする技術将校であり、また建築家や都市計画家としても功績を遺している。

 出生はブルゴーニュ地方の貧乏貴族であり、10歳にして孤児となって困窮の日々を過ごす中でカルメル会に保護され、修道院での教育から数学や幾何学についての知見を得る。

 成長した彼は軍人貴族であるコンデ公ルイ2世の部隊に配属され、貴族たちの反乱であるフロンドの乱に要塞の築城家として参戦。
 国王軍に捕縛された後はルイ14世の傘下に鞍替えし、スペインやオランダを敵に回した数々の戦役に携わる。

 彼の要塞設計は防壁を低く厚みがある形状によって砲弾の衝撃を減らす稜堡式城郭が主であり、独創性よりも既存の設計理論を洗練させた堅牢さが特長。
 城郭都市ヌフ=ブリザックに代表される12箇所が現在では世界遺産に認定されている。
 
 碁盤割の構造を取り入れた最初期の都市設計、教会や官邸、造兵廠といった数々の建物の設計及び城の修復など、軍事以外の分野においても建築家としての辣腕を振るった。

 著述家としても幾つかの作品を書いており、軍事理論や農林業、金融や植民地経営に関する著作のほか、王室の税制を批判した評論を著してルイ14世の怒りを買ったこともあったという。

【備考・アピールポイント】:
・クラスは陣地作成でキャスター、要塞を盾と拡大解釈してシールダー

・宝具は自分が築いた要塞もいいけど築城に関する技術を宝具にしても面白そう
 後者の場合は戦況に合わせて構造物の生成を繰り返すファイトスタイルになるかも

371名無しさん:2024/10/30(水) 06:55:45 ID:tXVSxDt20
【真名】:墨翟
【元ネタ】:史実
【クラス】:キャスター
【解説】
 墨子の尊称で知られる春秋戦国時代の思想家。
 論理学・幾何学・光学・兵器工学・戦術学といった実践的な学問にも造詣が深く、中国における科学技術の先駆者という側面も持つ。
 出生についての詳細は不明だが、「墨」という字から墨を頻繁に扱う手工業者、入れ墨を施された罪人、墨のような褐色の肌をしていたなど諸説ある。

 墨子は儒教が説く「仁」の思想と戦乱の絶えない実社会の矛盾を目の当たりにし、これを解決する為に
 汎ゆる人々を敵や味方といった別け隔てなく愛する「兼愛」、
 他国への武力侵攻を否定し、兵や技術は防衛の為にのみ用いるべきだとする「非攻」といった、
 当時としては極めて斬新な数々の思想を説いた。
 戦争を指導する立場にある権力者たちからは忌避されたが、それでも多くの弟子たちが彼の思想に惹かれて結集した。

 墨子を開祖とする墨家は諸子百家の一つに数えられた思想家集団にして、平和を尊ぶ信念を実践する為に各地の守城戦に協力する傭兵勢力でもあった。
 一時期は儒家に匹敵する勢力を誇ったものの、中国が秦によって統一された後に教義の解釈の違いから三つの派閥に分裂、やがて消滅したという。

【備考・アピールポイント】:
・紀元前に活動していた早すぎる平和主義思想家

・墨家の掲げた十の教え「十論」がスキル候補になるかも

・宝具は武装勢力としての墨家召喚とか

372名無しさん:2024/11/07(木) 17:31:10 ID:xE4mu5Yg0
【真名】:アラクネ
【元ネタ】:ギリシャ神話
【クラス】:キャスター
【解説】
 ギリシャ神話に登場する人間の女性。
 女神アテナによる呪いによって蜘蛛に姿を変えられた逸話で有名。
 元々はリュデュアで染織業を営んでいて優れた織り手であった。
 その卓越した技術は機織りを司る女神アテナすらも凌ぐと豪語するほどであった。
 その噂を聞きつけたアテナはアラクネの態度に怒りを覚え忠告を与える為に老婆の姿に変じてアラクネの元を訪ねた。
 しかしアラクネはアテナの忠告をそれを聞き入れず神々との勝負を望んだ。
 勝負を受諾したアテナは正体を現し織物勝負をする事になった。
 アテナは自身がポセイドンとの勝負に勝ちアテナイの守護神に選ばれた物語をタペストリーに織り込んだ。
 対するアラクネは大神ゼウスの浮気を題材にしその不実さを糾弾したタペストリーを織り上げた。 
 アラクネのタペストリーはアテナも実力を認めざるを得ない物であったがアテナはそのタペストリーの出来栄えに怒りを覚えアラクネのタペストリーを破壊しアラクネの頭部を打ち据えた。
 アラクネはその行為に恐怖を覚えたのか首を吊り自らの命を絶った。
 アテナは彼女の行動に対して憐れみを覚えたのかトリカブトの汁を撒いてアラクネを一匹の蜘蛛として蘇らせたという。

【備考・アピールポイント】:
・変身物語に登場する蜘蛛に変じた人間の女性。
・クラス候補はキャスターなど
・宝具候補は神々を嘲笑ったタペストリーの逸話か女神すら凌ぐ程の作品を作る事が出来る技術そのものが宝具だろうか

373名無しさん:2024/11/14(木) 04:07:34 ID:tiHtRLAY0
【真名】:フェルナンド3世
【元ネタ】:史実
【クラス】:セイバー・ルーラー
【解説】:
 13世紀のカスティーリャ王。
 叔父のカスティーリャ王エンリケ1世が嗣子無くして死去すると、
 その甥であることから、カスティーリャ王に即位することとなった。
 彼が即位した頃には北アフリカのムワッヒド朝を始めとするイベリア半島南部のイスラム勢力は
 後継者争いの内乱の勃発により分裂・弱体化し、衰退の一途をたどっていた。
 そこでフェルナンド3世は、ムスリムの分裂に付け込んで、イスラム教勢力を服属させ、
 キリスト教勢力を大きく拡大する再征服活動……レコンキスタを積極的に推進した。
 カスティーリャの宮廷で母と諸侯にムワッヒド朝攻撃を宣言すると、
 調略と武力を巧みに使い分け、コルドバ攻略を始め、
 カディス、ハエン、セビリャなどの諸都市を攻略して勢力を拡大し、レコンキスタを完遂した。

 フェルナンド3世のレコンキスタは大成功であったが、急速な勢力拡大に対して、
 支配体制の基盤は脆弱になった上、軍事における多大な戦費における経済破綻、
 イスラム勢力撤退による産業衰退などの悪影響も発生し、皮肉にもカスティーリャ王国は
 領土の拡大の代償に国力を減退させてしまうこととなる。

 軍人・政治家として優れた指揮能力と政治的センスは年代記作家たちの認める所であり、
 国王軍・騎士団などの混成軍を纏め上げ、近隣諸国や貴族たちとの争いもほとんど起こさずにレコンキスタを戦い抜いた。
 王権の象徴として伝統的な杖の代わりに『ロベーラ』という剣を帯びていたとされ、
 教皇インノケンティウス4世は、彼を「イエス・キリストの無敵の擁護者」と称したという。
 後世フェルナンド3世はレコンキスタ成功の功績を讃えられて列聖、「聖王」の称号を与えられた。

 一方で宗教に寛容な一面もあり、キリスト教・ユダヤ教・イスラム教の上に君臨する
 「三宗教の王」たることを理想とし、自称もしていたという。
 息子のアルフォンソ10世が造らせた墓廟には、カスティーリャ語のほかにアラビア語、ヘブライ語、ラテン語で墓碑銘が刻まれた。
 これは多民族・多宗教からなる国家を理念として、その継承を後世の国王に向けた遺言となっている。

【備考・アピールポイント】:
・功罪はあるけど総合的に見て名君や傑物と称すべき王様

・スキル候補は聖王の凱旋、国略、信仰調停とか

・宝具は宝剣ロベーラ、多言語の墓碑銘が刻まれた墓廟とか

374名無しさん:2024/11/14(木) 04:11:51 ID:tiHtRLAY0
【真名】:張献忠
【元ネタ】:史実
【クラス】:セイバー・バーサーカー
【解説】:
 明代末期の農民反乱軍の指導者。
 もとは軍籍にあったが法を犯して除籍されたとされ、民衆反乱の初期の指導者・王嘉胤が  朝廷に反乱を起こすと、張献忠はこれに呼応し八大王を自称した。
 反乱指導者である高迎祥の下で転戦するが、同じく高迎祥配下の武将の一人・李自成との反目から高迎祥の敗死を招く。
 李自成と袂を分かち、四川に侵入して独立勢力を形成するも、
 明軍の女武将・秦良玉の攻撃により張献忠の軍は大きな損害を受け本人も負傷した。
 一時は官軍に降るも、再度明朝に対して反旗を掲げ四川省との境界付近を転戦した。
 四川に入った張献忠は60万の大軍を称して四川省の大半を制し、
 成都府に陥落させ大西皇帝を称し、大西政権を成した。
 大西政権は明朝の残存勢力も併呑し、明朝の官制に擬した官僚組織を有したが、
 軍事的要所である漢中の攻略を目指して行った度重なる無理な行軍と
 それに伴う政権の締めつけの影響を受けて、四川各地で張献忠に対する反乱が勃発した。
 こうした反乱は政権の内部崩壊につながり、政権上層部の多くの者たちが張献忠により殺害されることになった。
 李自成を滅ぼして勢いに乗る清軍の圧迫を受けて、張献忠は四川を放棄。
 清の皇族・粛親王ホーゲの軍勢と交戦中に射殺された。

 多くの記録で張献忠は残酷な殺戮を好み、「屠蜀」もしくは「屠川」と呼ばれる
 無差別殺戮により、四川の人口を著しく減らしたとされている。
 張献忠の反乱を記録した『蜀碧』によれば

「四川の人間はまだ死に尽くしておらぬのか。俺が手に入れたのだから、俺が滅ぼしてしまうのだ」

 と宣言したとされ、また何もすることがなかったある夜に、
 突然「今夜は誰も殺すべき奴はおらんのか」と言い出し、妻、愛妾数十人、子供も殺したという。
 また、人々を石碑の前に連れて来て殺すためとして石碑を建てたという伝説も存在する。、
 この石碑は「天生萬物與人(天は万物を生み人に与え) 人無一物與天(人は天に一物も与えず)」
 と書かれており、石碑の中央には「殺殺殺殺殺殺殺」の文字が7つある。
 この石碑は故に「七殺碑」と呼ばれているが、
 「七殺碑」に関しては同時代の資料にも記載がないため、これはあくまで伝説と考えられている。

 「屠蜀」が事実であるかについては南明軍の罪を張献忠に着せたものも多い
 と考えられているが、四川侵攻時における破壊、政権内部の反乱に対する鎮圧、
 四川を離れる際の組織的虐殺など、実際にかなりの規模で行われたことは間違いないと思われる。

【備考・アピールポイント】:
・中国史どころか世界史全体でも類を見ない大虐殺の主犯
 一応誇張は混ざってるらしいが

・適性クラスは殺戮の所業からバーサーカーだが、刃物に纏わる逸話の豊富さからセイバーも一応いける

・スキルは殺戮技巧、無辜の怪物、反乱のカリスマ、皇帝特権あたりか

・宝具は自身の暴虐の象徴としての七殺碑か

375名無しさん:2024/11/14(木) 06:41:12 ID:tiHtRLAY0
【真名】:グレムリン
【元ネタ】:イギリス妖精史
【クラス】:ライダー、アサシン
【解説】
 イギリスに伝わる、機械に悪戯する妖精。
 かつてはベンジャミン・フランクリンやジェームズ・ワットといった名だたる科学者に発明の手掛かりを与えていたが、
 人間がグレムリンたちを蔑ろにしたことで次第に悪戯するようになったという。
 科学技術や気象学、航空力学に造詣が深く、工場や航空機に住み着く。
 作家ロアルド・ダールによってアメリカにも広まり、第一次及び第二次世界大戦時のイギリスやアメリカの空軍では、
 計器や座標を狂わせる、ガソリンを飲む、機体に穴を開ける、ケーブルを齧る、更に機械の原因不明の異常動作もグレムリン効果と呼ばれ悩ませていた。
 一方でパイロットが無事基地に帰還できるように誘導するともされ、一般的にはそれほど邪悪な妖精ではないとされる。
 現代のアメリカでも航空機部品の納入時にグレムリンの悪戯防止として飴玉をお供えする風習が続いている。
 また、近代に成立した妖精であり世界大戦時の逸話などから欧米から見た黄禍論の象徴とする説もある。
 
【備考・アピールポイント】
航空機に忍び込むことからクラスはライダーかアサシン
スキル候補は妖精眼、黄禍の兆し、あと発明のきっかけを与えた逸話とかも使えそう?
宝具は起源弾参考に機械をバグらせるとか?

376名無しさん:2024/12/19(木) 05:58:10 ID:oebXKd9A0
【真名】:マリナルショチトル
【クラス】:キャスター、アヴェンジャー?
【元ネタ】:アステカ神話
【解説】
 蛇、サソリ、砂漠の昆虫を操る女呪術師であり女神。Malinalxochitl。
 ウィツィロポチトリの姉妹。
 アステカ族が北の故郷アストランからメキシコ盆地への移住の中で、アステカ族は彼女が寝ている間に出発し置き去りにした。
 理由はマリナルショチロルは美しいがキツイ性格で従わない者に蛇やサソリをけしかけたからだという。
 彼女とその一派が住み着いた場所が、マリナルコである。
 またマリナルコ王チマルクアウトリとの間にコピルという息子をもうけたが、コピルは母の仕返しに向かい斬首された。

 マリナルコは神々と魔術師が集まる場所だとされ魔術、呪術に関連付けられていたという。
 マリナルコは1470年代にアステカの支配下に入り、鷲の戦士やジャガーの戦士などの軍人の居住地となった。

【備考】
・アステカ神性らしく人間の体に宿った状態でなら召喚可能か?

・スキル候補は魔術のスキル(高速神言など?)、蛇、サソリ、砂漠の昆虫を操る(使い魔(有毒生物)?)、神性、美貌のスキル化辺りか。
 後は息子が復讐に向かった所から復讐心を他者に吹き込むとか?

・宝具候補はマリナルコだろうか。効果は魔術効果ブーストだったり変形して蛇蝎ロボみたいな感じだろうか。

377名無しさん:2024/12/19(木) 05:58:57 ID:oebXKd9A0
【真名】:シャフルバラーズ
【クラス】:(十字架を長物に見立てて)ランサー、(猪化して)バーサーカー
【元ネタ】:史実
【解説】
 サーサーン朝の将軍にして簒奪により王になった人物。
 「シャフルバラーズ」は名誉称号であり、「帝国の猪」を意味する。
 猪は英雄神ウルスラグナに結びつけられた勝利の象徴であった。
 タバリー曰く本名は「ファルハーン」だという。

 シャフルバラーズが歴史に登場するのはホスロー2世の軍司令官としてであり、
 ビザンツ帝国との戦争ではビザンツ軍に重大な被害を与え、
 聖地エルサレムを占領し聖十字架を戦利品として運び去った。

 しかしビザンツ皇帝ヘラクレイオスの反撃がアナトリアで始まり、対抗の為派遣されるも敗退。
 その後もヘラクレイオスに苦戦させられ、時には単身で逃亡を余儀なくされる事もあった。
 そしてコンスタンティノープル包囲戦でも敗北し、失望したホスロー2世はシャフルバラーズの暗殺を命じる手紙を軍に送ったが、
 この密使は東ローマ帝国に捕らえられた。
 ヘラクレイオスはその手紙を会談の席でシャフルバラーズに見せた。
 シャフルバラーズはホスロー2世とヘラクレイオスのどちらを支持するべきか、
 状況に応じて決断できるように自分の軍勢を北部シリアへ移動させた。

 その後、ホスロー2世の王子カワード2世はホスロー2世を投獄し、自らがサーサーン朝の王であることを宣言。
 ヘラクレイオスと講和を結ぶも猛烈な疫病の流行の中で人口の半分が失われ、カワード2世も死亡した。
 その跡はアルダシール3世が継いだものの、ヘラクレイオスに促されシャフルバラーズはクテシフォンを占領。
 多くの貴族たちと共にアルダシール3世を処刑し、サーサーン朝の新たなシャー(王)となった。
 しかし即位から40日後、式典の最中に投槍により命を落とした。

【備考】
・言葉通り猪になりすぎてバーサーカーもできるかもしれない。(その場合狂化ではなく獣化持ちか)

・宝具として聖十字架を持っていそうだが反転しているかもしれない。(実験産ヘラクレイオスが参考になるか)

・スキルは十字の加護(反転版?)、「帝国の猪」のスキル化、低ランク諸王の王辺りか。

378名無しさん:2024/12/19(木) 06:00:23 ID:oebXKd9A0
【真名】:シャラ
【元ネタ】:シュメール神話
【解説】:
 古代シュメールにおける穀物と思いやりの女神。
 シュメール神話において豊富な収穫は神々の思いやりの結果であるという信仰を象徴している。
 雌ライオンの上で生まれたとされ、双頭のメイスあるいはライオンの頭が装飾された曲刀(シミター)を持つという。
 シャラはおとめ座に関連付けられており、文化ごとに神の名前が変わっても
 手に持つ麦穂などの星座の表現が彼女の象徴性、その痕跡として残っている。
 他にも金星の山であるシャラ山(Shala Mons)は、彼女の名前に因んでいる

 また、伝承では、豊穣の神ダゴンの妻とされる。

【備考・アピールポイント】:
・豊穣神にしてダゴンの配偶神。
・ゴッホちゃんの霊基のブラックボックス領域には安全装置として弟のテオ(テオドルス・ヴァン・ゴッホ)がいたが、皆鯖既製のフォーリナー:ダゴンの霊基のブラックボックス領域にも関係が深い彼女を仕込んでいたことに出来そう?
・適正クラスはメイスからランサー、シミターからセイバー、夫に合わせてフォーリナーあたり?

379名無しさん:2024/12/19(木) 06:01:09 ID:oebXKd9A0
【真名】:ディーヴ・エ・セピド
【クラス】:キャスター、バーサーカー、アサシン
【元ネタ】:『王書』
【解説】
 『王書』にて英雄ロスタムが「七道程」の最後に戦った存在。Div-e Sepid、すなわち白鬼。
 マーザンダラーンに住まう怪物ディヴの一人であり、強大な肉体と優れた魔術の力を持つ。
 ディヴの起源はインド神話のデーヴァにあるとも言われている。

 始まりはイラン国王カーウースが悪魔に唆され、ディヴや魔術師が住まう国マーザンダラーンを侵略しようとした事だった。
 マーザンダラーンの王は白鬼ディーヴ・エ・セピドに助けを求めた。
 軍隊を率いた白鬼がイラン軍の頭上に黒い煙の天幕を広げるとすべての光は隠れ、
 闇の中で空から石と矢が降り注ぎ、イラン軍は逃げ惑った。
 そして王と戦士たちすべてが盲目になり、捕虜となった。

 これを助けに向かったのがロスタムだった。
 ロスタムは第六道程でディヴの陣営の指揮者を倒し、ディヴの軍隊は壊滅した。
 ロスタムは王と戦士たちの目を白鬼の血液で治す為に、日が昇りディヴたちが眠る時間を待った。
 そして洞穴でロスタムが起こした白鬼との戦いが始まり、ロスタムは白鬼の片脚を斬った。
 それでもなお白鬼はロスタムと格闘したが、
 死に物狂いの戦いの末ロスタムは投げ技でこの白鬼を地面に叩きつけ、短剣でとどめを刺した。

【備考】
・無理やり暗闇にして奇襲するアサシン、素直に魔術を使うキャスター、怪物としてバーサーカーになれそう。

・イラン軍が盲目になった理由が日本語wikipediaでのロスタム記事だと牢の暗闇になってるが恐らく版の違いからか
 どちらにしろ暗闇を宝具にできそう。

・宝具は周囲の光を隠す暗闇で時間経過で盲目になるとかそんな感じだろうか。

・スキルは魔術系スキル、怪力、天性の魔(もしくは変転の魔?)、戦闘続行辺りだろうか。

380名無しさん:2024/12/22(日) 08:34:32 ID:j31EHSkM0
【元ネタ】:フロールヴ・クラキのサガ
【真名】:ボズヴァル・ビャルキ
【クラス】:セイバー、バーサーカー
【解説】
 熊の子 ベズワル=ビャルキ:北欧最強の英雄とその伝説
 ボズヴァル・ビャルキは、北欧神話と伝説の中で最も名高い英雄の一人。
 彼はデンマークの伝説の王、フロールヴ・クラキが率いる十二人のベルセルクの「第一の者」としてその名を轟かせた。

 ボズヴァルは北ノルウェーの王シグルドリングの息子であり、父ビョルンは巫女の呪いによって灰色の熊に変えられてしまった。
 ビョルンとその幼馴染であるベラとの間に生まれた三兄弟の末子がベズワルである。
 他の兄弟には長兄フロシがおり容姿は腰から下が狼や鹿の脚を持ち、次兄トリールは足首が犬に変異していました。
 だがボズヴァルだけは人間の姿を保ちながらも、生まれながらに熊の如き膂力を備えていました。
 幼い頃ボズヴァルは父の仇討ちを果たし、兄たちが抜けなかった岩盤に突き立てられた選定の魔剣「スニュルティル」を引き抜いた。
 この魔剣は「生涯に三度のみ使用可能」とされ、ボズヴァルに無敵の力を与える武器となった。
 その後、他の兄弟達からさらなる力と魔法の鞘を授かり彼は主君を求めてデンマークへ旅立ちます。

 デンマークに到着したボズヴァルは、フロールヴ・クラキ王に仕える事になった。
 彼の武力と忠誠心はすぐに王に認められ、宮廷の戦士の中で「第一の者」としての地位を確立した。
 宮廷につかえたボズヴァルは巨人や竜種の退治を初め数々の武勇を周囲に示した。
 特に宮廷を脅かした竜種の討伐の際には従者となったホートに竜種の血を飲ませ、彼を一人前の戦士へと成長させた。

 ある時、フロールヴ王の妹スクルドの謀略によって、彼らの栄光は終わりを迎える事となる。
 スクルドはスウェーデン兵を引き連れてデンマークの宮廷を襲撃し、多くの戦士たちが泥酔して無防備な状態で討伐されました。
 最後の戦いの中でボズヴァルは魔剣スニュルティルを抜いて奮戦したが大神オーディンが現れ彼の魔剣をグングニルで粉砕した。
 それでもボズヴァルは最後まで戦い抜いたがその最中、彼は神々の理不尽さを痛烈に憎み、自身がかつて信仰した存在を激しく呪いながらも、主君フロールヴ王や仲間達への恩義を胸に戦い続け、壮絶な最期を遂げた。

 逸話によって結末は違うがある逸話では彼の兄弟がスクルドに対して復讐を果たしたという。

【備考・アピールポイント】:
・北欧の英雄ボズヴァル・ビャルキ
・宝具は魔剣スニュルティルだろうか。
・スキルは戦闘続行、勇猛、神秘殺し、兄弟から授かった祝福、従者ホートに竜種の血を飲ませた事から他人に対して魔獣を因子を授ける逸話辺りだろうか?
・解説にはないがゲスタ・ダノールムでは彼の睡眠中に突如として戦場に熊が現れ敵軍を蹂躙したが彼を起こしに来た従者によって起こされた事から戦場に現れた熊が消えたという逸話がありそこからボズヴァルの睡眠中のみ熊が出現する宝具かスキルに出来そう。

381名無しさん:2024/12/22(日) 20:46:04 ID:j31EHSkM0
【真名】:フロームンド・グリプスソン
【元ネタ】:北欧神話、『フロームンド・グリプスソンのサガ』
【クラス】:セイバー
【解説】
 アイスランドの叙事詩『フロームンド・グリプスソンのサガ』に登場する英雄。
 フロームンドはデンマークの王オーラヴに仕える戦士で並外れた武力と冷酷な判断力を併せ持っていた。
 彼は兄弟たちと共に育ち、壮年に至るまで多くの戦いに参加。
 特に狂戦士フロングヴィズを打ち破った一戦は彼の名声を確立させた。
 フロングヴィズとの戦いでは、敵の首領を三度の打撃で粉砕し、敵軍を崩壊させるという偉業を成し遂げる。
 その後フロングヴィズの弟ヘルギを見逃すという矛盾した行為を見せたがこれが後に新たな因縁を生む事になる。
 ある時フロームンドはスラーイン王が眠る墳墓の探索に行く事になった。
 この冒険の最中、恐るべき幽鬼と化したスラーインとの死闘を繰り広げ、
 その結果、魔剣ミスティルテインを手にした。
 この魔剣は彼の勝利を支える象徴的な武器となるが同時に数々の苦難が舞い込む事になる。
 この冒険によって名誉を得たフロームンドだが、王の奸臣ビルドルとヴァーリによる陰謀によって宮廷から追放される。
 仲が良かった王の娘スヴァンフヴィートとの関係も断たれ、彼は孤立しながらも故郷に帰還する。

 ある時、スウェーデンのハッディンギャル王率いる軍勢がデンマークを襲撃する中、
 フロームンドは再び戦場に立つ。宿敵ヘルギとの戦いでは、兄弟達を失いながらも、ミスティルテインを振るい勝利を収めた。
 ヘルキを討ったフロームンドだが戦場から消えていたヴァーリが現れる。
 彼は氷と水を操る魔術の使い手であり、過去の因縁からフロームンドは彼を討つ事にしヴァーリに向かって魔剣を振りかざしたがヴァーリの魔術によって魔剣は吹き飛ばされた。
 武器を失い窮地に陥ったがフロームンドは持ち前の怪力でヴァーリの首をへし折りその場を後にした。
 戦闘によって兄弟と魔剣を失い呆然と立ち尽くすフロームンドだったが虚しさを感じながらも戦場を後にして拠点で休んだ。
 帰還の最中にスヴァンフヴィートに出会い戦いによって負った傷を治して貰った。
 療養中にフロームンドが世話になっていた漁師が釣りを起こった際に巨大なカワカマスを釣り上げた。
 帰って来てその魚を切り開いてみるとその口の中からミスティルテインが出て来た
 漁師は急いでフロームンドの元へ魔剣を持ってきた
 愛用していた魔剣の姿を見るとフロームンドはたちまち元気になった。
 その後、ハッディンギャル王の刺客を返り討ちにしオーラヴ王と共にハッディンギャル王の居城を襲撃して討ち滅ぼした。
 そしてスヴァンフヴィートと結婚する事となり数多の子供達をもうけて幸せに暮らした。
【備考・アピールポイント】
・解説にあるように北欧の英雄にしては珍しいハッピーエンドを迎えた人物。
・素手で敵対者を葬っているところから筋力は高そう。
・スキル候補はスラーインを倒したことから魔性に対して特効を持つスキル、ヴァイキングというところからラグナルのヴァイキングの勇猛、王の娘スヴァンフヴィートの援助に由来するスキルだろうか
・宝具候補は愛用の魔剣ミスティルテイン、一度無くしても戻って来たことから壊れた幻想をしても時間経過で戻ってくるとか出来そう

382名無しさん:2024/12/23(月) 21:39:00 ID:Rpp67CJU0
【真名】:ソスラン
【クラス】:セイバー、アーチャー、ライダー
【元ネタ】:『ナルト叙事詩』
【解説】
 コーカサス地方に伝わる口承文学「ナルト叙事詩」に登場する人物。
 岩から生まれた英雄であり膝以外は鋼鉄に覆われた不死身の英雄として知られている
 
 ある時に川で水浴びをしていた美女サタナが全裸を見た羊飼いがサタナ欲情し岩に向かって射精してしまう。
 不思議な事にその岩が身籠ってしまいサタナは時期が来ると知り合いの鍛冶師クルダレゴンに頼み件の岩を金槌で割ってみると中から赤子が出て来た。
 サタナはその赤子の義母となり名前を「岩から生まれた」を意味するソスランと名付けた。
 
 サタナはソスランを鋼鉄のような硬さを持つ身体にするべく行動を起こす。
 まず必要なのは雌狼の乳とそれを満たす事の出来る深い浴槽であった。
 雌狼の乳を手に入れるためにサタナの夫であるウリュズメグに取ってくるように依頼し彼はその依頼を無事達成する事が出来た。
 次に必要な深い浴槽は鍛冶師クルダレゴンに依頼したが偶然に通り掛かったシュルドンの意見によって膝までにしか浸からない浅い浴槽になってしまった。
 こうしてクルダレゴンの手によってソスランは膝以外は全身が鋼鉄に覆われる事になった。
 成長したソスランは弓の腕前など初めとした様々な技能を身に付け他の若い戦士達を圧倒する人物となった。
 ソスランは冒険、狩猟、音楽、宴会を愛する人物として他の戦士から崇敬を集める存在にまでなった。
 ある時、ソスランは太陽神の娘であるアチュルフスに恋をし結婚を申し込んだが結婚する為の条件として数々の難題を要求された。
 ソスランは難題を達するべく冥界にしかないアザの樹の葉を入手する事を含めた全てを難題を義母サタナの援助も度々あったが達成する事が出来た。
 冥界に帰還中の際にペドゥカという人物に「落ちた物があっても拾ってはいけない」と忠告されたがソスランは油断した事から帽子を拾ってしまった。
 帰り道の際に不意に自身の弱点を口にした事を愛馬に指摘されたソスランだったが気付いた時には拾った帽子が消えていた。
 ソスランは拾った帽子はシュルドンが姿を変えた物だという事に気付いてしまった。
 
 アチュルフスとの幸せな結婚生活を送っていたソスランであったが死は突如として訪れる。
 ある時に狩りに出掛けたソスランであったがそこで出会ったバルセグの娘と出会い求婚されるがソスランは彼女を振ってしまった。
 振られた娘は父バルセグの元に行くとソスランの行為を訴え、それを聞いたバルセグは激怒し彼が持つ車輪にソスランを殺すように命じた。
 不死身の英雄ソスランは殺害を命じられた車輪の猛攻を撥ね退け逆にバルセグの車輪を打ち負かした。
 ソスランからの情けを得る事によって逃げ延びる事に成功した車輪であったが主人の命令を遂行出来ずに途方に暮れていたが偶然にもシュルドンと出会い、ソスランの弱点を聞き出す事に成功する。
 不死身の英雄を打ち負かす術を得た車輪は狩りのために腹ばいになっているソスランを発見し膝を引き裂いて足を切り落とした。
 瀕死の重傷を負ったソスランはなんとか村へと辿り着き仲間に三つの窓がついた墓に葬るように指示し息を引き取った。

【備考・アピールポイント】
・ナルト叙事詩に登場する最大の英雄。
・太陽の娘との求婚譚や死に関するエピソード以外にも幸運と知恵を駆使して巨人を討伐する話もあったりする。
・ソスランは大剣を用いてバトラズとやり合った事もある
・宝具候補は鍛冶師クルダレゴンに鍛えられた鋼鉄の肉体、女神ゼラゼを屍姦して産ませたソスランの愛馬、アツィルフスとの婚姻の条件として出されたあらゆる傷を治す伝説の葉、コーカサス地方の虹は「ソスランの弓」と呼ばれた故事から虹に由来する弓矢、義母サタナから授けられた黒い指輪など
・スキルは巨人退治に発揮された知恵から窮地の智慧、膝を切断されても村まで辿り着いた事から戦闘続行、楽器が得意な事から演奏系のスキルだろうか

383名無しさん:2024/12/24(火) 19:44:24 ID:0uTX5Hwc0
【真名】:アフラースィヤーブ
【クラス】:ライダー、キャスター
【元ネタ】:『王書』『アヴェスター』
【解説】
 ペルシャの民族叙事詩『王書』に登場するトゥーラーンの王。
 叙事詩内ではイランと幾度となく戦争を繰り広げ、時にはイランの首都を手中に収めて数十年間にも渡り同地の統治して見せた。
 だがザールの息子ロスタムがイラン軍の将軍となるとトゥーラーン軍は敗走する事が多くなり遂にはイランから撤退を余儀なくされ和平を結ぶ事となる。
 それでもアフラースィヤーブは軍隊を率いてイランを侵攻するもロスタムを筆頭とするイランの勇士達を攻略する事は出来なかった。
 ある時にトゥーラーンに逃げ延びたイランの王子がいたがこともあろうに自身の娘と恋仲となり更には子供を身籠ってしまう。
 事を知ったアフラースィヤーブは以前から占星術師から警告されてた内容を思い出しそれは自身の孫によって全てを奪われるというものだった。
 王権を奪われることを怖れたアフラースィヤーブはイランの王子を処刑。
 次に子を身籠った娘を捕縛し城に幽閉する事に成功するもそれを良しとしないあるトゥーラーンの将軍の手によって娘は逃がされる事になった。
 そしてアフラースィヤーブの魔の手が届かない場所で子を出産し名前はカイ・ホスローと名付けられ近場にいた羊飼いに預けられる事になった。
 またその王子はロスタムが義育した存在であり事件を知ったロスタムはこの行為に激怒し軍隊を率いてトゥーラーンへと向かった。
 復讐に燃えるロスタムの手によってトゥーラーンの首都が灰燼に帰す事となりアフラースィヤーブは中国まで敗走する事になる。
 だが自らの命運は尽きてはおらず再起を胸に秘めたアフラースィヤーブはロスタムがトゥーラーンから去った知らせを聞くとすぐに祖国に帰還し灰燼と帰した祖国を復興させた。
 それからもイランとの戦争に身を投じるがイラン王となったカイ・ホスローによる猛攻によって追い詰めらる事となる。
 頼みの綱である要塞都市に閉じこもるもロスタムを筆頭とした勇士によって都市を攻略されてしまう。
 軍隊を捨て、国を捨て、逃走を余儀なくされたアフラースィヤーブであったがとある洞窟まで逃げ落ちる。
 だが再起を図ろうと計略を練っていた所にイランの勇士達が現れ捕まってしまう。
 そしてカイ・ホスローの前まで引っ立てられてしまう。
 以前からカイ・ホスローは自身の父であるイランの王子を殺めたアフラースィヤーブに対して復讐心を抱いていた。
 宿敵を前にしたカイ・ホスローは父の仇を取るべく剣でアフラースィヤーブの首を刎ねたのであった。
 こうしてイランの敵として立ち塞がったアフラースィヤーブの生涯は閉じる事になった。

【備考・アピールポイント】:
・解説に書かれている事以外にもロスタムの息子ソホラープを惑わしてイランと対立させたりロスタムの孫を宮殿に幽閉したりと色々と悪い事をやっている。
・他にも善良な心を持つ弟を剣で真っ二つにするなど『王書』では明確な悪役と言えるだろう。
・負けが目立つが最初の頃は勝利を重ねており決して弱い訳ではないが相手が悪かったんだろう。
・敗走しても立ち直って軍隊を作っている事から仕切り直しは所持出来るだろう
・アーリマンの代理人であり彼から魔法を授けられているとの事だが型月だと悪神に由来する魔術を所持しているだろうか
・またイランを滅ぼすために遣わされた三人の魔王の内の1人で他の二人はイスカンダルとザッハークであるらしい
・アヴェスターでもイランの敵として描かれている。
 啓典内では神の栄光を獲得するために暗躍していたが確保には失敗している。
 ヤシュト書によるとハンカナで百頭の馬、千頭の牛、一万頭の羊を女神アナーヒターに捧げヴォルカシャ海に浮かぶ栄光を得ようと試みたが失敗した。
 またアヴェスターでアフラースィヤーブの破滅に関与したのはハオマであり彼女はアフアースィヤーブを捕縛し湖のほとりで彼を殺した。 
・アフラースィヤーブはハンカナと呼ばれる地下宮殿に住んでいる。
 宮殿は百本の巨大な柱に支えられていて太陽、星、月によって照らされていたがそれはアフラースィヤーブの魔法によって生成されたもの
 更には水、ワイン、牛乳、酸っぱい牛乳の四つの川が流れている。
・デーンガルドではアフラースィヤーブは悪魔の性質を帯びており飢餓や旱魃など引き起こすとされている。
 他には風を地中に閉じ込めて壊滅的な自身を引き起こすなども出来たようだ。
・スキル候補は仕切り直し、魔力放出(厄災)、アーリマンに由来する魔術、軍隊を指揮したことから軍略orカリスマだろうか
・宝具候補は地下要塞ハンカナかな

384名無しさん:2024/12/25(水) 22:20:10 ID:fAYFfN.A0
【真名】:パイケア
【元ネタ】:ポリネシア神話
【クラス】:ライダー
【解説】
 海神であり鯨の姿を取る神でもあるタンガロアの血を引く英雄。
 元々の名はカフティア・テ・ランギ。

 カフティアの父ウェヌクが異母兄のルアタプよりもカフティアを高い地位とした事が始まりだった。
 ルアタプの母は奴隷であった為であり、それで腹を立てたルアタプは翌日カフティアとウェヌクの息子たちを誘いカヌーで海に連れていった。
 十分に離れたところでカヌーの床に用意した穴を開け、カフティア以外の者たちは溺死した。
 カフティアは先祖タンガロアに祈願し、ザトウクジラ(マオリ語でパイケア)を呼び出し陸に運んでもらう呪文を唱えた。
 そうしてカフティアは生き残り、名をパイケアと変えた。
 伝説のバージョンによってはカフティア自身が鯨に変身したケースも存在する。

 そしてパイケアはニュージーランド(アオテアロア)にたどり着いた最初の人間になったとされている。

【備考】
・スキル候補は神性、変化、動物会話、鯨としての力で怪力なんかも持たせれたり?

・宝具候補は窮地を救った鯨だろう。タンガロア由来の鯨という事で強力にできそう?

385名無しさん:2024/12/26(木) 01:37:34 ID:ueUzAOpk0
>>127のズラトロクの過去スレで上がった追記案

【真名】: ズラトロク
【元ネタ】:スロベニアの伝承
【クラス】︰アヴェンジャー
【解説】:
 金の角を持ったスロベニアをはじめとした欧州の伝説上の白い雄シャモア。
 ユリアン・アルプスにあるトリグラウ山の高地一帯を支配し、山の頂にある楽園で
 三人の乙女と共に暮らしていたとされ、楽園には宝が隠されており、ズラトロクは
 その宝の番人をしていたため、宝を手に入れようとする多くの男達に命を狙われた。
 ある日、一人の欲深い狩人が現れ、ズラトロクに背後から忍び寄り、狩人の矢が命中。
 負傷したズラトロクの流血は大地を駆け、トリグラウ山と周囲の湖を切り裂いた。
 ズラトロクの死後、世界で最初のエーデルワイスが咲き、ズラトロクに再び命を与えた。
 生き返ったズラトロクは激怒し狩人を殺した。
 その後、ズラトロクは楽園を破壊し、隠されていた宝と共に永久に姿を消したという。

【備考・アピールポイント】:
・死後に花が咲くのは虞美人を彷彿とさせるし、受肉精霊枠で提案。
・矢を受けて流れた流血が山と湖を割いた、エーデルワイスが咲いた後に復活というのも自爆技かつ再生を思わせる
・或いは真祖の光体のように自然の報復機能の一つとするのもアリか

386名無しさん:2024/12/26(木) 04:33:46 ID:sg2wmlVA0
【真名】:スィヤーウシュ
【クラス】:ライダー
【元ネタ】:『王書』
【解説】
 イラン王カイ・カーウースの息子。
 母はイランの騎士たちが狩猟中に発見した女性でカーウース王の側室。
 名は「黒馬のもの」という意味で潔白の象徴とされる。
 星占いによりその身に待ち受ける災いを知られるとスィヤーウシュを保護するため大英雄ロスタムの下で育てられる事になった。
 そして礼儀作法、戦闘、狩猟、軍隊の指揮などについて教え込まれた。

 そうしてロスタムの薫陶を得て美丈夫に成長するも、義母からの道ならぬ誘惑を拒み、姦通の冤罪を着せられてしまう。
 スィヤーウシュは身の潔白の証明の為に巨大な薪火の山を通る試練を受けた。
 神に祈りながら黒馬シャブラン・ベフザードに乗り炎に包まれたが、スィヤーウシュと黒馬は煙にも炎にもまみれる事なく出てきた。

 そうしてカーウース王の許しを得たが、トゥラーン王アフラースィヤーブとの和平に応じようとした事でカーウース王は激怒。
 スィヤーウシュはトゥラーンに亡命し、アフラースィヤーブは彼を厚遇し娘ファランギースを娶らせた。
 そうしてスィヤーウシュは与えられた土地でスィヤーウシュ・ギルドという都市を建設した。
 しかしアフラースィヤーブの弟ガルスィーワズの讒言により、スィヤーウシュには反意があると思われ、囚われの身となる。
 そうしてスィヤーウシュは処刑されたが、ファランギースは後のイラン王カイ・ホスローを産む事になる。

 尚スィヤーウシュの死後その血が地面に落ちると植物が生え、「スィヤーウシュの血」と名付けられた。
 この事からスィヤーウシュは植物の成長と関連付けられ、植物の死と再生の神としても崇拝されたという。

【備考】
・赤ちゃんの頃からこの子は不運な星の下に生まれたとされちゃう人。(結末と義母以外は良い感じだったが…)

・宝具候補は黒馬ベフザードと炎の試練の再現(潔白でない者を焼く?)、
 「スィヤーウシュの血(クネ・アシャヴシャン)」から植物化、植物操作宝具だったりするかも?

・スキルは潔白の象徴としてのスキル、ロスタムから教えこまれた技能辺りか。

387名無しさん:2024/12/26(木) 17:24:07 ID:wi4fnlI60
【真名】:ドローナ
【クラス】:アーチャー
【元ネタ】:『マハーバーラタ』
【解説】
 聖仙パラドヴァージャの息子であり、アシュヴァッターマンの父親。
 彼は聖仙アグニヴェーシャから武術や知識を学び、さらに秘法とされる神々の武器を呼び出す方法も伝授された。
 その中には、ブラフーマーシラーストラやブラフマーストラも含まれていた。

 しかし、彼の経済状況は良くなく、貧困に喘いでいた。
 施しを求めて旧友であるドルパタの元を訪ねたものの、「王者と王者でない者の間に友情は成立しない」という言葉と共に追い出されてしまった。

 旧友に拒絶されて困り果てたドローナは、パスティナープラまで辿り着き、そこでクル族の王子たちと出会う。
 ちょうど王子たちは棒を使って遊んでいたが、棒が井戸に落ちて困っていた。
 ドローナは機転を利かせて棒を拾い上げた。
 その様子を見ていた王子たちは、ドローナに武芸を教えてほしいと懇願した。
 それを知ったビーシュマは、ドローナを王子たちの師範としてパスティナープラに招いた。

 ある時、成長した王子たちを見たドローナは、自分の願いを叶えてほしいと懇願する。 アルジュナをはじめとした王子たちはそれを了承した。
 その願いとは、かつてドローナを追い出したドルパタに対する復讐だった。アルジュナたちの加勢によりドルパタは捕らえられ、ドローナの前に引き出された。
 最終的に、ドルパタが所有する土地の半分を譲渡するという条件で両者は和解したが、ドルパタは内心でドローナに復讐心を抱いていた。

 時が経ち、クル・クシェートラの戦いが始まると、ドローナはカウラヴァ側で参戦し、パーンダヴァたちを苦しめた。ビーシュマ亡き後は総司令官を務め、カルナたちと共にアビマニュの殺害を実行。さらに、ユディシュティラを捕虜にするために尽力した。
 これを見たクリシュナは、ドローナを仕留めるため、彼の息子が死んだという虚偽の報告を行わせ、ドローナの戦意を喪失させた。
 ドローナは息子の魂を探すために瞑想していたが、その隙を突いてドゥリシュタデュムナが現れ、ドローナをその手で殺害した。

【備考】
・マハーバーラタに出てくるインド版ケイローンと呼べる人物。
・ドローナは聖仙から教わった様々な技術、特にアストラと呼ばれる神々の武器を呼び出す事に長けている
 ドローナが呼び出せる武器はブラフマーストラ、ブラフマーシラーストラ、ナーラーヤナストラ、ルドラ、アグネヤ、ヴァジュラなど
・スキル候補は聖仙から教わった智慧、アルジュナ達を鍛えた事から伝授系、ビーシュマの死後、総司令官を務めた事から軍略系or軍師系スキルになるんだろうか
・宝具候補は聖仙やパラシュラーマから伝授された神々の武器だろうか

388名無しさん:2024/12/26(木) 21:02:19 ID:sg2wmlVA0
【真名】:カミラ
【クラス】:アーチャー
【元ネタ】:『アエネーイス』
【解説】
 『アエネーイス』に登場するトゥルヌス側に味方したウォルスキ族の女王。
 弓と斧を自在に操り、また非常に足が速く畑の上を走っても穂を傷めず、水面に足を触れる事すらなく海の上を駆けたという。
 また女神ディアナからの贈り物の黄金の弓を所持していた。

 父メタブスが亡命の旅をしていた頃、敵に追われたメタブスは荒れ狂う河を超える為、
 カミラを槍に括り付け、女神ディアナに娘を捧げるので従者にさせてくれと祈り対岸に向けて投げた。
 無事娘と共にその場を切り抜けたメタブスは羊飼いたちと共に野や山で暮らし、幼少のカミラを育てた。
 この経緯からカミラはディアナの寵愛深く、本人もディアナへの信仰の為弓矢に勤しんだ。

 アイネイアス率いる軍との戦いの中では女戦士たちを率いて多くの兵を屠ったが、
 最後は敵の黄金の衣装を奪おうとしていた所をエトルリア王アルンスの投槍により絶命。
 しかしディアナは従者オプスに自身の弓矢を預けカミラを傷つけた者に報復するよう頼んでいた。
 そしてアルンスはオプスの報復を受け命を落とした。

【備考】
・敏捷が滅茶苦茶高そうな女戦士。アタランテタイプか。アマゾネスのようだとも比喩されたりもしている。

・スキル候補は乱戦の心得、女神の寵愛辺りか。

・宝具候補は黄金の弓、オプスによる報復か

389名無しさん:2024/12/26(木) 21:46:58 ID:sg2wmlVA0
【真名】:アルガンテ
【クラス】:セイバー、バーサーカー
【元ネタ】:『エルサレム解放』
【解説】
 16世紀の叙事詩『エルサレム解放』に登場するムスリムの戦士。
 コーカサス人だがその軍事的能力ゆえにエジプト軍の頭目の一人になった。
 主人公の一人タンクレーディの好敵手として描写される。

 十字軍総大将ゴッフレード(ゴドフロワ・ド・ブイヨン)との和平交渉の場にて初めて登場した。
 交渉は決裂するもゴッフレードはアルガンテに黄金の柄の名剣を贈る。
 この剣でアルガンテは十字軍を切り裂いていくことになった。
 タンクレーディとは互角に戦い、多くの他の騎士も倒していったが、
 エルサレムがゴッフレードに征服された後のタンクレーディとの最後の決闘で死の間際まで戦い、戦死した。

 恐ろしい雄たけびを上げて突進する、怒りに駆られ決闘の敗者を乗馬で踏みしだく、
 深手を負わされても自身に突き刺さった武器を敵に投げ返す等、獰猛な描写が多いが純然たる武人と語られ、
 最後の決闘の前に守ろうとしたエルサレムに思いを馳せる一面も持つ。

【備考】
・作中ムスリム軍が窮地に陥ると大魔王サタン率いる悪魔たちが十字軍憎さに嵐を引き起こす等の助けを行う描写がある。
 またムスリム軍には魔王にも一目置かれる魔術師もいる。
 タンクレーディへの報復に燃える悪魔、魔術師の援護を受ける戦士として作成可能か。

・宝具はゴッフレードから贈られた名剣か。

・スキルは血濡れの蛮勇、戦士の雄叫び、戦闘続行、悪魔からの援護スキルか。

390名無しさん:2024/12/26(木) 21:47:39 ID:sg2wmlVA0
【真名】:クロリンダ
【クラス】:セイバー、ランサー、ライダー
【元ネタ】:『エルサレム解放』
【解説】
 16世紀の叙事詩『エルサレム解放』に登場するムスリムの白い肌で金髪の美しい女戦士。
 主人公の一人タンクレーディに恋慕の情を抱かれ合戦の最中で愛の告白を受けもした。
 戦士としての実力はタンクレーディとほぼ互角である。
 また無実の罪で裁かれようとしているキリスト教徒の男女を救うなど慈悲深くもある。

 幼少期より馬を駆り剣と槍、弓矢を巧みに操った。
 その出自には秘密があり、母はキリスト教を信仰するエチオピア王妃だったが、
 彼女は聖ゲオルギウスへの信心が厚く、自室にゲオルギウスが白い肌の姫君を救う絵を飾っていた。
 すると王妃は白い肌の赤子を産んだ。
 王妃は不貞を疑われるのを恐れ、召使に娘を預けたが、召使はその子をムスリムとして育てた。
 しかしゲオルギウスへの敬意として戦士としての教育を施した。

 そうして自分の出自を知らぬまま育ったが、クロリンダの最後の日に枕元にゲオルギウスが立った。
 召使からも自身の出自を明かされ困惑しつつも戦いに挑んだが、その時の武装は普段身に着けていた物とは違った。
 そしてタンクレーディと戦う事になるが、彼は相手がクロリンダだと分からぬまま刃を突き立ててしまう。
 死の間際でクロリンダはキリスト教への改宗の意思を示し、タンクレーディは悲しみながらも洗礼を施した。

【備考】
・ゲオルギウスの概念、力を信心故に組み込まれた戦士として作成できるか。

・ゲオルギウス由来のスキル、宝具はありそう。
 美貌のスキルも持たせられるか。

391名無しさん:2024/12/27(金) 21:02:01 ID:oZ8M3/NU0
【真名】:アクタイオン
【元ネタ】:ギリシャ神話
【クラス】:アーチャー、ライダー
【解説】:
 ギリシャ神話に登場する狩人。ケイローンに義育されたアクタイオンは50頭の猟犬を連れて狩猟を行いながら生活していた。
 ある時、女神アルテミスが水浴びしている所を目撃してしまい、
 その行為に激しい怒りを覚えたアルテミスによって鹿へと変えられてしまい、
 更には猟犬達に狂気を吹き込み鹿へと変えられた主人を食い殺すように誘導した。
 悲劇の狩人アクタイオンは女神の目論み通り猟犬達に喰い殺されてしまう。
 アクタイオンの死後、正気に戻った猟犬たちは自分達が食い殺した主人を探していた。 それを見かねたケイローンが猟犬達を慰めるためにアクタイオンそっくりの像を作り、悲嘆に暮れる猟犬達を慰めた。

【備考・アピールポイント】:
・クラス適性は狩人という所からアーチャー、猟犬達を操るという所からライダー。
・スキル候補は狩人に由来するスキル、猟犬達と共に狩猟をしたことからコンビネーションの亜種スキル、女神アルテミスの呪いが具現化したものなどか
・宝具は50頭の猟犬、女神アルテミスによって鹿に変えられて逸話だろうか

392名無しさん:2024/12/27(金) 21:02:38 ID:oZ8M3/NU0
【真名】:リュカオン
【元ネタ】:ギリシャ神話
【クラス】:バーサーカー
【解説】:
 ギリシャ神話に登場するアルカディア王。
 彼が生きた時代はデウカリオンの大洪水以前の人間で支配地域であるアルカディアに最初の都市リュコスーラを築き、リュカイオン山でゼウス・リュカイオスの祭祀を行い、リュカイア競技祭を創設した。
 リュカオンには複数の妻との間に作った50人の息子がおり彼等の殆どが邪悪で庶民に暴虐を強いていた。
 それを見かねたゼウスは旅人に扮してリュカオン達を元を訪れたがリュカオンは子供の内臓をゼウスの食事に混ぜて提供した。
 この行いに憤りを覚えたゼウスは稲妻を用いてリュカオンとその息子を皆殺しにした。
 だがリュカオンの娘であるカリストーと末子ニュクティモスだけは生き残った。
 この出来事がきっかけでデウカリオンの大洪水が起こった。

 別の話ではゼウスを祭るために子供の生贄を捧げたがその行為を見かねたゼウスはリュカオンを狼の姿に変えさせた。

【備考・アピールポイント】:
・大洪水以前の生きた王様、ギリシャ神話の有名な人狼。
・スキル候補は都市を築いた事から陣地作成、生贄に捧げた事からデメリット付きであるが神への供物、アルカディア王である事からカリスマ系スキル、狼に変身した逸話が由来のスキルだろうか
・宝具候補はゼウスによる報復の稲妻だろうか

393名無しさん:2025/01/04(土) 23:20:15 ID:I.6lU3Ss0
実験スレ20より修正+加筆されたリブシェの推薦文を転載

【元ネタ】チェコ建国神話・オペラ『リブシェ』など
【クラス】キャスター
【真名】リブジェ
【解説】
 チェコの建国神話における女性英雄。未来を予言する能力をもっていたとされる。
 その昔、チェコの地にやって来た人々ははじめは平和に暮らしていたが、そのうち互いに
 争うようになり、人々は問題を解決するため衆に抜きん出た存在であったクロクという男に裁定を委ねた。
 クロクには3人の優れた娘がおり、長女は病の治療に長け、次女は信仰心に厚く、
 この二人も大変尊敬されたが、末女のリブシェは思慮賢明にして公正明大な上に
 予知能力を持っていたため、人々はクロクの死後、彼女を裁定者として頼った。

 裁定者となったリブシェは「森の奥で1人の男が家の敷居を作っている、男と共に城を作りなさい」と言った。
 その城はチェコ語で「敷居」を表すプラーフ(práh)にちなんでプラハと名付けられ、
 これによってプラハとプラハ城の歴史が始まったという伝説が存在する。

 その後も聡明な彼女は善政を続けていったが
、あるとき父の遺産相続に際しての裁定に
 不満を持ったフルドシュという人物がリブシェが女の身でありながら自分たちを支配するのは
 納得がいかないと抗議し、リブシェは「鉄の統治(男性による統治)を望むのなら私は降り、
 わが夫となる人物を連れてきてその人物に統治させよう」と言い、
 透視の能力を使って、プシェミスルという一人の農夫を夫として指定した。
 彼が後のボヘミア王国のチェコ人王朝であるプシェミスル朝の伝説的な始祖であるとされ、
 以後はこの夫婦によってチェコは統治された。
 
 農夫であるプシェミスルが畑を耕し終わる前に統治者に指定されたことで
 国はしばしば飢饉に襲われ、また人々が選んだ彼の一族の支配は平時には鉄で畑を耕し、
 戦争の際にはその鉄で身を守る、まさにリブジェが予期した通りの鉄の統治であった。

【備考・アピールポイント】:
・チェコの巫女王。高位の千里眼持ってそうってことでキャスター。未来を見通す、裁定者って点でギルと被る
・陣地作成でプラハ城の逸話が使えそう、他にはスキルには千里眼は持ってるとして効き目に男女差があるノッブ的なカリスマ、プシェミスルを王に据えたあたり英雄作製とか
・宝具はプラハ城かプシェミスルによる鉄の統治に由来するものだろうか

394名無しさん:2025/01/05(日) 11:59:57 ID:2yeryGfY0
【真名】:タンクレード・ディ・レッチェ
【元ネタ】:史実
【クラス】:セイバー・ライダー
【解説】:
 シチリア王国ノルマン朝の第4代国王。タンクレーディとも。
 初代国王ルッジェーロ2世の長男ルッジェーロ3世とレッチェ伯アッカルド2世の娘エンマの間に生まれた庶子。
 祖父であるアッカルド2世から「レッチェ伯」の称号を受け継いだため、タンクレード・ディ・レッチェと呼ばれる。

 先王グリエルモ2世の治世ではレッチェ伯・シチリア軍司令官として仕えた。
 グリエルモ2世が後継者がないまま亡くなると、後継候補として叔母のコスタンツァと
 その婿である神聖ローマ皇帝ハインリヒ6世が挙げられたが、シチリア王国の国民は
 外国の皇帝に支配されることを嫌い、グリエルモ2世の重臣がタンクレードを推薦し、
 教皇領をハインリヒ6世の領土に挟まれることを嫌った教皇クレメンス3世の後押しもあり、
 タンクレードは第4代シチリア国王として即位することとなった。

 庶子であるタンクレーディの即位には不満を持つ貴族も少なくなく、
 内からは貴族の反乱、外からはハインリヒ6世の侵攻を受ける苦難の治世を送ることになる。
 ハインリヒ6世の進軍を阻み、即位直後の危機を切り抜けたタンクレードだったが、
 先王の未亡人であるジョーンの扱いを誤ったことで、今度は別の方面から危機が迫ってきた。
 タンクレードは彼女を修道院へ入れたばかりか寡婦財産、グリエルモ2世の遺産まで差し押さえたが、
 ジョーンはイングランドの獅子心王 リチャードI世の妹であり、
 十字軍遠征でシチリア島に滞在していたリチャードは妹の扱いを知り激怒。
 リチャードはジョーンの身柄と彼女の持参金を返すようタンクレードに要求するも
 タンクレードがこれを渋る様子を見せると、リチャードは武力を行使し、町を征服した。
 たまりかねたタンクレードは要求を飲みジョーンを解放、娘をリチャードの甥アーサーに嫁がせること、
 引き換えにリチャードから軍事援助を受け取ることを約束した。
 タンクレードはリチャードからアーサー王に由来する剣・エクスカリバーを贈られ、
 お返しにガレー船15隻を贈るほどの友好関係を築いたという。

 その後も神聖ローマ帝国の進軍を受け、これを撃退するも、息子と重臣を相次いで失い、
 リチャードもハインリヒ6世に捕らえられ、孤立していく中、タンクレードも病死してしまった。
 王位は次男のグリエルモ3世が継いで母シビッラが摂政となったが、
 幼少であったために統率が取れず、再侵攻して来たハインリヒ6世によって王都は陥落した。

【備考・アピールポイント】
・軍司令官時代は東ローマ帝国を脅かすこともあったが撤退、王となった後も内外から脅威に晒されたりと色々とツイてない人。
・クラスは海軍を率いたこともあることからライダー、エクスカリバーを贈られたことからセイバー
・宝具はエクスカリバー?ライダーならお返しに贈ったガレー船15隻とトレードオフみたいな性能でもいいかもしれない。

395名無しさん:2025/01/05(日) 12:11:37 ID:Rq.nbo520
【真名】:申公豹
【クラス】:セイバー、ライダー、キャスター
【元ネタ】:『封神演義』
【解説】
 『封神演義』に登場する元始天尊の弟子であり、姜子牙(太公望)の弟弟子でもある闡教の道士。
 白額虎に跨り空を飛び、宝剣と宝貝の開天珠を持つ。

 師の命令で商周革命を進めている姜子牙に対し、大任を任されたと嫉妬し自分と共に商(殷)の味方をしようと唆す。
 自身の首を切断し頭を空中へと飛ばす力を見せ説得しようとするものの様子を見ていた南極仙翁と白鶴童子により
 頭を南海に捨てられそうになり、死の危機に瀕する。
 姜子牙の命乞いにより赦されるが、兄弟子を逆恨みし、以降、幾人もの道士や仙人を唆し、姜子牙を執拗に妨害する。

 そして傷ついた姜子牙の前に現れ、止めを刺そうとしたが、懼留孫によって捕らえられた。
 元始天尊の前で「再び邪魔をすれば北海眼に閉じ込められても構わない」と誓うも、万仙陣で截教陣営に加担した。
 そうして再び捕らえられ北海眼に封じられた。
 最後は生きたまま冬は海水を凍らせ夏は氷を溶かす四季の巡りを司る神格「分水将軍」に封じられた。

【備考】
・原典的には邪魔をしてくる悪役。
 宝具を持たせるなら「分水将軍」としての力を宝剣や白額虎に付与する感じにした方が作りやすい?

・元始天尊の弟子なので思想鍵紋は高ランクで持っていそう。戦闘続行なんかも?
 多くの道士たちを唆して太公望の妨害をした逸話もスキルにできそう。

・開天珠は遠距離打撃系の宝貝のようだが相手は喰らっても致命傷には至っていないので威力はさほどでもなさそう。
 それと他にも使用者はいる。

・安能版みたいになりたいみたいなキャラ付けはできそうかも

396名無しさん:2025/01/07(火) 05:08:31 ID:672EOQ3Y0
【真名】:マダ
【クラス】:アーチャー、バーサーカー
【元ネタ】:インド神話
【解説】
 聖仙チヤヴァナがインドラ神を屈服させんと創造したアスラ。名前は「酩酊」を意味する。
 大きな歯と4本の牙を持ち、口を開けば上顎が天まで届いたという。

 『マハーバーラタ』に曰く、医療神のアシュヴィン双神は老いたチヤヴァナ仙の若き妻スカニヤーに横恋慕した。
 するとチヤヴァナを若返らせる代わりに、双神とチヤヴァナ三人の内から誰を夫にするか選んで欲しいと頼む。
 双神は若返ったチヤヴァナそっくりに化けたが、スカニヤーはチヤヴァナ本人を選んだ。

 若返ったチヤヴァナは大喜びし、双神に霊薬ソーマを捧げようとするが、
 インドラ神が人の世に長く留まっていた双神はソーマ供儀に相応しくないと反対したのだ。
 そこでチヤヴァナはインドラに対しマダを創造した。
 インドラはマダを恐れ、双神にソーマを飲む事を許した。

 そしてチヤヴァナはマダを「博打」、「女(姦淫)」、「狩猟(殺生)」、「酒(酒乱)」の4つの悪徳に分けたという。

【備考】
・サーヴァントとしては4分割された状態で召喚されるのではないだろうか。
 その場合「女」が主体のサーヴァントになるのでは。

・スキルとしては博打、姦淫、狩猟、酒乱の悪徳がスキルに?

・宝具はスキルを封印するごとに本来のアスラになっていく感じではないだろうか。

397名無しさん:2025/01/08(水) 09:57:51 ID:nP9qq9Kk0
【真名】:ジョン・モーゼス・ブローニング
【元ネタ】:史実
【クラス】:アーチャー・ガンナー
【解説】:
 19世紀後半から20世紀初頭にかけて活躍したアメリカ合衆国の銃器設計家。
 レバーアクションのライフルや、ショットガン、ポンプアクション式ショットガン、
 ガス圧利用式の機関銃など、多くの傑作を世に送り出した。

 アメリカのユタ州の都市オグデンで生まれ、父は同じく銃技師のジョナサン・ブローニング。
 兄弟の仲でも特に器用だったジョンは18歳の時には銃の修理など父の銃砲店を手伝うようになる。
 その後、父親の銃砲店を引き継いだジョンは、24歳のときには
 自らレバーアクション式単発ライフルを開発・特許を取得。
 開発したライフルを地元で販売すると高評価を得ることとなり、
 西部開拓時代から人気が高い銃器メーカー・ウィンチェスター社のセールスマンの目に留まり、
 ウィンチェスター社はジョンとの交渉の末
に、特許と在庫を8,000ドルで買取。
 その後ウィンチェスター社はレバーアクションライフルの製造を開始した。

 特許の売却により大金を得たジョンは新たに二建物を買い取り「ブローニング兄弟商会」を設立した。
 ジョンとウィンチェスター社との関係は19年間にも及び、その後も開発したライフルやショットガンを売り込んだ。
 その中でもウィンチェスター社の新型ライフルの設計を依頼した際に
 「3か月以内に完成したら一万ドル、2か月以内なら一万五千ドル支払う」と提案し、
 ジョンは「30日以内に作るから2万ドルほしい、もし一日でも開発が遅れれば1セントもいらない」と答え、
 実際にジョンはこの約束を見事達成し、このライフル銃は実に100万挺も売れ、
 ウィンチェスター社に高利益をもたらしたというエピソードが存在する。

 しかし、契約金の支払いなどの関係から拗れ、ジョンはウィンチェスター社と訣別した。
 ジョンはアメリカでの販売を諦め、渡欧した先でベルギーの銃器メーカーFN社と契約に成功。
 FN社が販売したジョンの中はヨーロッパで流通していたそれまでの銃と比べて
 小型かつ信頼性が高かったことや、陸軍が制式採用を決めたこともあり大きなヒットを飛ばした。
 また、後にFN社から販売されたM2重機関銃はアメリカ軍に制式採用され、
 現在でも各国で生産、配備が継続するほどの傑作となった。

 ジョン・モーゼス・ブローニングはその生涯でピストル、ライフル、ショットガン、マシンガンなど
 あらゆる種類の銃を設計し、近代のあらゆる銃に使用されている作動機構を発明した。
 世界の軍用銃で彼の発明に頼らないものは一つもない。

【備考・アピールポイント】:
・現代にまで通じる銃器の大幅な技術革新を一代で成し遂げたチート級のエンジニア
 数ある英霊たちの中でも間接的に奪った命の量はおそらく五指に入る筈

・星の開拓者の派生スキルを持ってそう

・宝具は自分が発明した銃を一斉召喚して弾幕を浴びせるとか

398名無しさん:2025/01/08(水) 09:59:41 ID:nP9qq9Kk0
【真名】:セシル・ローズ
【クラス】ライダー・ルーラー
【元ネタ】:史実
【解説】:
 南アフリカの鉱物採掘で巨富を得たイギリス帝国の植民地政治家。
 政治・経済の実権を一手に握り、その威風から「アフリカのナポレオン」とすら呼ばれた。

 南アフリカにおいて帝国主義政策を積極的に提唱し、デ・ビアス鉱山会社を設立。
 その後に発見されたダイヤモンド鉱山、金鉱山を独占し、南アフリカの鉱山王となる。

 当時の南アフリカにあったケープ植民地の首相となり、
 鉱山開発・採掘に必要な人員を確保するため、グレン・グレイ法を制定した。
 このグレン・グレイ法は後の人種隔離政策・アパルトヘイトの原型になったとされ、後代まで禍根を残すこととなる。
 中央アフリカを征服した際には占領地に自分の名を冠するローデシア(ローズの家)と命名した。

 ローズは熱心な帝国主義者であり「神は世界地図がより多くイギリス領に塗られることを望んでおられる。
 できることなら私は夜空に浮かぶ星さえも併合したい」と自著の中で豪語したという。
 また人種差別主義者でもあり、最も優れた人種であるアングロサクソンに
 地球全体が支配されることが人類の幸福に繋がると信じて疑わなかった。

 ローズはイギリス帝国の植民地であるカイロ 、ケープタウン 、カルカッタを
 鉄道で結ぶ植民地政策、3都市の頭文字"C"から通称『3C政策』を推進した。
 3C政策は推進者であるローズの名をとって「セシルの夢」とも呼ばれる。
 北はエジプト、南は現在の南アフリカまでをケープ・カイロ鉄道で結ぼうという構想は壮大であり、
 ローズ(Rhodes)の名からロドス島の巨像(Colossus of Rhodes)に引っ掛けた、
 巨大なセシル・ローズがアフリカ大陸を跨ぎ、鉄道用の電線を敷設する風刺画が有名である。

 現在では人種差別主義への反発感情が南アフリカ及び祖国イギリスで高まっており、
 アフリカの植民地主義の象徴として、黒人を中心にローズへの非難の声が上がっている。
【備考・アピールポイント】:
・レジライ(コロンブス)同様、現代では色々と問題があるセンシティブな人物
・アングロサクソンによる世界支配を目指す秘密結社を結成すると公言したり、生涯フリーメイソンの会員だったなど、陰謀的逸話にも事欠かない
・クラス適性は鉄道を敷いたことからライダー、ルールを制定するという事でルーラーか
・宝具候補は風刺画に描かれた巨大なセシル・ローズ(巨像の召喚、または本人の巨大化?)、未完成に終わったケープ・カイロ鉄道及び3C政策由来のもの(『C.C.C.』?)か
・「夜空に浮かぶ星さえも併合したい」という帝国主義的な野心もスキルか宝具になりそうかも

399名無しさん:2025/01/08(水) 10:01:23 ID:nP9qq9Kk0
【真名】:聖ヤコブ/サンティアゴ
【元ネタ】:新約聖書、中世の伝説など
【クラス】:セイバー、アーチャー、ライダー、セイヴァー、アルターエゴ
【解説】
 イエス・キリストに恭順した使徒にして聖人。スペイン文化圏ではサンティアゴの名称で、レコンキスタの象徴およびスペインという国家の守護聖人としても信仰を集めている。
 ホタテ貝が彼の象徴であり、フランス語ではホタテを「聖ヤコブの貝」と呼称する。

 ガリラア地方の漁師ゼベダイの息子として生まれ、兄ヨハネと共に家業を営んでいた際にイエスと出会う。
 イエスからは兄と共にボアネルゲス(雷の子ら)と呼ばれ、イエス達を歓迎しなかったサマリアの町に天から火を降らせて焼き払おうと提案した逸話を持つ。
 イエス没後も教団の幹部として中心的な立ち位置にいたが、ユダヤ人の支持を得ようとしたヘロデ・アグリッパ1世の手で虜囚となり、処刑されて殉教者となった。

 以上が新約聖書にて記述された聖ヤコブの伝承だが、9世紀のスペインにおいて彼の存在が再び民衆の関心を集め始める。
 当時のスペイン社会がレコンキスタの争乱に揺れていた中で、ガリシア州で彼の遺体が安置された墓が発見されたのだ。
 キリスト教軍の兵士たちはサンティアゴの名を叫んで敵軍に突撃したほか、白馬に騎乗したサンティアゴが各地の戦闘に馳せ参じてイスラム教軍を圧倒したという伝説もしばしば語られた。

 彼の遺体が発見された地はサンティアゴ・デ・コンポステーラの名でキリスト教の聖地となり、そこに至るまでの巡礼路を多くのキリスト教徒が歩んだ。
 また、サンティアゴの名称はスペイン語圏では都市名として数多く引用されている。

【備考・アピールポイント】:
・没後に変わった経緯で民族のカリスマとして奉られた聖人

・クラスは神の火や雷を降らせるイメージからアーチャー
 サンティアゴとして剣を携えて馬を駆るイメージで描かれることからセイバーとライダー
 サンティアゴとして集めた信仰の大きさと、聖ヤコブから独立した性質を鑑みてセイヴァーとアルターエゴ

・宝具は聖都コンポステーラ及び巡礼路とか

400名無しさん:2025/01/11(土) 22:57:13 ID:Y2FkXBgQ0
【真名】:箭括麻多智
【クラス】:セイバー、ランサー
【元ネタ】:『常陸国風土記』
【解説】
 『常陸国風土記』に登場する古墳時代の豪族。やはず の またち。

 『常陸国風土記』に曰く、箭括の氏の麻多智が行方郡の郡衙の西の葦原を開発し、新田を切り開いたという。
 その時、蛇神たる夜刀神が仲間を引き連れ妨害しに来た。
 麻多智は腹を立て、甲鎧をつけ自ら仗(ほこ)を手にとり、この神々を打ち殺し駆逐した。

 麻多智は山の入口で標識として大きな杖を境界の堀に立てて、上を神の土地とし、下を人の田とした。
 そしてその地に社を設けて、初めて夜刀神を祭ったという。

【備考】
・神の駆逐というとんでもない事してる人。

・勇猛、神秘殺し、蛇類に対しての特攻辺りがスキル候補か。

・宝具は境界に関する物だろうか。

401名無しさん:2025/01/16(木) 17:48:56 ID:/wpdQNQI0
【元ネタ】史実、『源平盛衰記』『平家物語』『火の鳥・乱世編』
【CLASS】ライダー
【真名】手塚太郎光盛
【解説】
平安時代末期、木曾義仲に仕えた武将。諏訪神社下社の祝部である金刺氏の一族。
寿永2年の篠原の戦いにおいて殿を守る錦の直垂を着用した謎の武将を討ち取る。
首実検も出来ずにいたところ、樋口兼光の助言に従い首を洗うと黒く染められていた白髪が露わになり、
かつて幼い義仲を救った名将・斎藤実盛であることが明らかになったという。
翌年、粟津の戦いにおいて義仲は源義経らの軍勢に敗れ、戦死。
光盛は最後まで義仲に従った四騎のうちの一騎であったとされる。
子孫に漫画家の手塚治虫がいる。

【アピールポイント】
『火の鳥・乱世編』では義仲に火の鳥のことを報告にする役で登場、この時は治虫の自画像で表現されていた。
これを引用するなら宝具は火の鳥に絡めることも。

吉信に対しては「貴公二十五騎も連れていけたのか、すごいな」と持ち上げる人。
逆に吉信からは「四騎で二十五騎と同等の働きをなされたとは」と賞賛される。

402名無しさん:2025/01/24(金) 20:42:26 ID:c/KGI.tQ0
【真名】:イゲイ
【元ネタ】:中国神話、『路史』夷ゲイ伝、『春秋左氏伝』
【元ネタ】:アーチャー
【解説】
 中国神話に登場する弓の名手。夏の時代の人物。
 ゲイには堯の時代での逸話と夏の時代での逸話が存在し、前者を大ゲイ、後者を「夷ゲイ」や「有窮の后ゲイ」と称して分ける事もある。
 但しあくまで同一の存在として見る考えもあり、両者の逸話は混同されたりもする。

 大ゲイの主な逸話は太陽を射落とした逸話、数多くの悪獣を討伐したものなどがある。
 女性を生贄に求める黄河の神たる河伯の左目を射抜き、その妻で洛水の女神たる洛嬪と結婚した逸話があるが、
 これはゲイが洛嬪に恋をしたゆえとも言われ、この逸話から見える性格は夏の時代のものに近い。
 (ただし人々を溺れさせたから、龍の姿に変化していたからという見方もある)

 夷ゲイの逸話は夏王朝を一時的に滅ぼしたというものである。
 ゲイは有窮氏の出身で窮国の諸侯の一族だった。
 子供の頃に親とともに山へ出かけたがはぐれてしまい、楚狐父という狩人に保護される。
 楚狐父が病死するまでの間育てられ、その間に弓の使い方を習熟し、その後弓の名手である呉賀からも技術を学び取った。
 そして弓の腕を使いゲイは勢力を拡大したという。

 さて夏の第3代帝の太康は政治を省みず狩猟に没頭していたが、ゲイは夏に対して反乱を起こし、太康を放逐。
 夏王朝の領土を奪い、王として立ち、諸侯を支配下に置いた。
 しかしその後、伯封を殺しその母である玄妻を娶り、寒サクという奸臣を重用し忠臣を退け政治を省みずに狩猟に没頭していく。
 最後は玄妻と寒サクによって相王の8年に殺されてしまった。

【備考】
・暴君になった版ゲイ。弓の腕はすごいんだろうけども…負の部分を集めた感じのゲイで作成できそう。
・スキルは千里眼、無窮の射(ランクは堯の時代のより落ちる?)、獣殺しだろう。

・ただ混同の結果から洛嬪を奪った話を夏の時代のゲイに繋げた場合、洛嬪の加護があるかも?

・宝具についても夏王朝の領土を奪った逸話に加えて
 河伯の左目を射抜いて洛嬪を奪った話で、命中させた相手から何かを奪う宝具もありかも。

403名無しさん:2025/01/29(水) 09:22:57 ID:tuFYEUcc0
【真名】:黒鳥兵衛詮任
【クラス】:キャスター
【元ネタ】:黒鳥兵衛伝説
【解説】
 蒲原郡黒埼村(現・西蒲原郡黒埼町)の的場山に砦を築き、領民たちに多くの被害を与えた凶賊として知られる者。
 くろとりひょうえあきとう。
 元々は奥州・安倍貞任の一族で、前九年の役で源頼義・義家父子に敗れ、越後に落ちのびてきた。
 妖術を扱い、大風を吹かす、五月半ばに雪を降らせるなどを行った。
 時に黒雲に乗じて天空を飛翔したとまでいわれた。
 山伏や、鳥海山を飛び交う天狗たちに兵術や魔術、天文や地理学を学んでいたともいう。

 源頼義は訴えを聞くと討伐を決意し、勅勘を受けて佐渡島に流罪となっていた次男の加茂大郎義綱を呼び戻し、討手の大将に命じた。
 義綱は討伐軍を組織し、黒鳥軍と戦いを始めた。
 しかし黒鳥兵衛の妖術、降り積もった雪に手こずり、一進一退を続けた。
 討伐軍は後に「カンジキ」と呼ばれる道具を作成し、雪の上を歩き一挙に攻め込んだのだ。

 加茂大郎義綱は自ら黒鳥兵衛を目指して進み、互いに激しく太刀を合わせて戦い、ついにその首をはねた。
 だが黒鳥兵衛の首は天高く飛び上がり、□から火炎を吐き出しつつ、義綱めがけて、飛びかからんとした。
 間一髪、飛んできた白鳥が首に襲いかかり、叩き落とした。
 そうして首と胴体を別々の石櫃に入れ、土中深く埋めその上に一社を建立して、その妖術を封じ込めたという。
 しかし時折空に轟音が轟くことがあるという。
 人々は、首を切られた黒鳥兵衛の胴が首を求めて咆哮すると言い、「胴鳴り」と呼んで恐れた。

【備考】
・スキルは妖術、軍略、戦闘続行辺りか。賊たちを纏めるカリスマなんかも?

・宝具候補は魔術による雪などの天候操作か。

404名無しさん:2025/02/18(火) 08:33:43 ID:8WhTLySE0
【真名】:ルーアンの聖ロマヌス
【元ネタ】:中世フランスの伝説
【クラス】:ライダー、キャスター
【解説】
 6〜7世紀フランスのルーアンで生涯を過ごしたとされる司教。

 ロマヌスの両親は現在のヴァル=ドワーズ県で暮らしていた貴族だった。
 母フェリシテは当時不妊に悩んでいたが、ある日父ブノワの元に天使が訪れ、息子の誕生および彼がロマヌスと名乗ることを告げたという。
 そして天使の予言通り、二人が保有していたロシェット城で585年にロマヌスは生誕した。

 幼少のロマヌスは当時の貴族の慣例に倣って、王宮へと送られて家事をこなす引き換えに衣食住と教育を与えられた。
 ロマヌスは王宮での生活で聖エリギウスおよび聖オードワンと出会った。
 王宮で暮らした貴族の子供たちは伯爵や司教の称号を与えられて地方に送り返されるが、ロマヌスは修道院長会から当時空席であったルーアン司教の座に推薦される。
 当時のフランス国王は訴えに同意し、ロマヌスに司教の笏を授けた。

 司教となったロマヌスは教会や病院の建築といった事業を手掛けたが、それだけでなく以下に記すような数々の奇蹟的な逸話で名高い。

『ヴィーナス神殿の破壊』
 司教になって間もなく、ロマヌスは信者たちから街の北部に設置されたガロ・ローマ時代の円形闘技場にあったヴィーナス神殿の撤去を依頼された。
 ロマヌスが神殿に行き、祭壇から奉納品を引き剥がすと神殿が崩壊した。

『聖油の奇蹟』
 ロマヌスは洗礼盤を奉献する準備をしていたが、聖油を忘れたことに気付いた。
 助祭に聖油の入った壺を取りに行かせたが、急いで戻ってきた彼が壺を落として割ってしまい、聖油が床に溢れてしまった。
 ロマヌスが祈りながら破片を拾い集めると、壺が修復されて聖油が中に戻っていった。

『異教神殿の破壊』
 ロマヌスは地方への伝道に赴いていたが、ある日要塞のような異教の神殿に出くわし、その上で踊っている悪魔を目撃した。
 ロマヌスが悪魔を叱責して悪魔の長を怒らせると、神殿は崩壊した。

『治水』
 当時は洪水が頻繁に発生し、農作物が甚大な被害を受けていた。
 ロマヌスが洪水被害を予見して介入した結果、川の水は引いていった。

『誘惑』
 祈りと瞑想の為に隠遁していた老ロマヌスの元に、貧しい女に化けた悪魔が訪れる。
 ロマヌスは彼女を迎え入れる事に抵抗を抱いたが、同時に歓待の義務も果たそうとした。
 髪を解いて裸になった女が家に入ってきたが、ロマヌスが神に助けを求めると天使が現れて悪魔を底無しの穴に投げ込んだ。

『恍惚状態』
 死の直前にミサを行っていたロマヌスは恍惚状態に陥った。
 ロマヌスが神から命日を告げられると、彼の肉体が地面から浮き上がった。

『ガルグイユ討伐』
 セーヌ川左岸の沼地でガルグイユという竜が出現し、土地に住む人々や動物を食い荒らしていた。
 竜の討伐を決意したロマヌスだったが、彼に付き従ったのは何も失う物を持たぬ一人の死刑囚だけだった。
 竜の縄張りに辿り着いたロマヌスがガルグイユの体に十字を刻印すると、竜は司教の足元に横たわった。
 ロマヌスは竜をストールで縛って街に連行し、大聖堂前の広場で焼き払った。
 竜の燃え残った頭部が御守りとして聖堂に晒されたことが、雨樋彫像であるガーゴイルの起源となった。
 またこの逸話に由来して、司教が毎年1人の死刑囚を赦免する特権が1790年まで続いていたという。

【備考・アピールポイント】
・ガーゴイルの起源ということで仏語&英語wikiを調べてみたら大層なエピソードが盛られてた人物
 ちなみにガーゴイル討伐は後世の後付けだとか

・スキル候補は聖人、対異教、神の加護あたりか
 竜特攻系のスキルも持たせられそう

・宝具は異教由来の陣地の破壊、竜を象ったガーゴイル像を召喚して使役するとか?

405名無しさん:2025/02/19(水) 14:58:18 ID:xzW0j/.60
【真名】:睚眦
【元ネタ】:中国の伝承
【クラス】:セイバー、ランサー、アサシン、バーサーカー
【解説】
 龍が産んだ幻獣の兄弟である竜生九子の1体。
 頭部が山犬になった龍の姿をしており、その性は極めて好戦的。
 勇猛果敢にして闘争と殺戮を好み、どれだけ強大な敵であっても徹底的に追い込んで必ず討ち滅ぼした。
 竜生九子は中華圏で様々な道具に図像として用いられたが、睚眦は主として刀の環や剣の鯉口、
 罪人を処刑する為の鎌や矛に彫られ、三国時代には軍旗の図像としても扱われた。
 その一方で竜生九子では唯一の妻子持ちであり、情に厚く汎ゆる災禍から人々を守護する英雄的な側面も併せ持つ。
 睚眦の眼力には敵を退け、また民の抱いた全ての願望を叶える凄まじい力が宿っているとされ、
 風水においては睚眦の像が魔除けにして吉を呼び込む強力な象徴として扱われている。

【備考】
・ビショーネやカヴァリーノみたいな紋章・図像に関連する英雄・幻獣

・スキル候補は竜種、血濡れの蛮勇、殺戮技巧あたりか

・宝具は眼力や自身が象られた武器の大量召喚だろうか

406名無しさん:2025/03/05(水) 01:30:14 ID:/uEFLChU0
【真名】:小野妹子
【元ネタ】:史実ほか
【クラス】:ライダー・キャスター
【解説】:
 飛鳥時代の官人であり、遣隋使として活躍した。
 姓は臣、生没年は不詳だが、近江国滋賀郡小野村の出身とされる。
 推古天皇の時代に冠位大礼で大使に選ばれ、聖徳太子の命で初めて隋に派遣された。
 この時、「日出づる処の天子」から始まる国書を持参。
 隋の煬帝に渡したが、対等な文言に皇帝は不快感を示した。
 翌608年、隋使・裴世清と共に日本に帰国したが、帰路で煬帝の国書を紛失する。
 その罪は流刑に相当するものだったが、推古天皇によって恩赦され罪に問われなかった。
 同年9月、再度遣隋使として隋に渡り交流を深めた。
 高向玄理や僧旻ら学問僧や留学生を伴い、隋の文化を日本に伝え、学問の発展に寄与した。
 また、この外交で仏教や律令制の基盤が日本に持ち込まれた。
 遣隋使としての活動は日本の国際化の第一歩として隋の政治や技術を学び、
 妹子の功績は教育や宗教にも深い影響を与えた。
 彼が持ち帰った知識は後の大化改新に繋がったとされる。

 妹子は華道の家元・池坊において「華道の祖」とされ、伝説も残っている。
 伝承によれば、聖徳太子が京都に六角堂(現頂法寺)を建立し、
 同道した妹子に太子持仏の如意輪観音を本尊としてこれを守るよう命じた。
 六角堂最初の住職となった妹子は、境内にある池の傍らに坊舎を構えて朝夕仏前に花を供えた。
 これが華道池坊の起こりであり、住職となった妹子が「小野妹子専務」と称したため、以来、代々家元は「専務」から「専」の一文字を取って受け継いできたとされる。

 「妹子」という名から女性であると誤解されることがあるが、男性である。
 当時の日本では人名の最後に「子」とつける風習が男女問わずあり、
 蘇我馬子や中臣鎌子(鎌足)など男性名についても珍しいものではなかった。
 一方で「妹」は男性からみた同腹の女性の他、恋人や妻などの親しい女性全般を指す言葉であり、
 男性名に「妹」の字を使用した理由については、現在でも詳細には判明していない。

【備考・アピールポイント】:
・教科書などでお馴染みの遣隋使。キラキラのキャスター・小野小町の御先祖ともされる。
・小野小町の実装や某ギャグマンガ日和の新作アニメの発表などで製作の機運を感じる。
・クラス候補は遣隋使として海を渡ったことからライダー、住職となったことから仏教由来のキャスター
・スキル候補は遣隋使としての航海や外交に関する技術、住職として高速読経や仏の加護あたり。
・FGOの小野小町は如意輪観音菩薩の化身だが、小野妹子も如意輪観音を本尊とする六角堂の住職であるため、関連を持たせられるかも
・曰く「太子の持仏である観音像は光明を発し、自分は七生にわたって太子を守護してきたが、今後はこの地にとどまり衆生を済度したいと告げ、太子は杉の霊木で六角形の堂を建立した」のが六角堂の始まりだという。
・名前の「妹」の字の由来が不明な点から『実は女性だった!』というTS路線もありかも

407名無しさん:2025/03/19(水) 11:18:46 ID:N52wsmfE0
【真名】:マニ/マネス/マニカイオス
【クラス】:キャスター、セイヴァー、ルーラー、プリテンダー
【元ネタ】:史実
【解説】
 3世紀ペルシア生まれの宗教家であり、拝火教・仏教・一神教等の諸宗教の教義を折衷した「マニ教」の開祖。

 彼は貴族の家に生まれ、血統から言えば「パルティアの貴公子」とも言える存在だった。
 貴族の父・パティークはユダヤ教・キリスト教・グノーシス主義の習合的宗教組織・エルカサイ教団に所属し、
 教団が女人禁制だったため、身重の母マルヤムを放り出した。
 マニは4歳まで母に育てられたが、父が迎えに来て、以後青春時代を教団で生活した。
 教団内の書物を読み漁り、ユダヤ教・キリスト教の教義や複数の言語を習得し、
 12歳のとき、自らの使命を明らかにする神の「啓示」に初めて接した。
 マニは24歳で再び啓示を受け、自らを「預言者」「光の使徒」と称して開教した。

 マニ教を創始したマニは、啓示を受けた預言者として弟子を集めた。
 彼の教えはゾロアスター教・キリスト教・仏教などの流れを汲みながら、
 グノーシス主義・ミスラ教・ズルワーン教などの影響を受ける諸教混交な宗教形式であった。
 マニ教の教団は伝道先でキリスト教や仏教を名乗ることでアジアからヨーロッパまで広がりを見せた。

 マニは世界宗教の教祖としては珍しく、自ら経典を書き残し、
 サーサーン朝の皇帝シャープール1世に捧げた著作『シャープーラカン』で教義を体系的にまとめた。
 皇帝との謁見後、マニには医術の心得があったため、医者として宮廷に召し抱えられることになり、
 シャープール1世はマニを寵愛し、しばしば遠征に同行させた。

 しかし、マニ教の教義には「善神アフラ・マズダが悪神アンリマユに敗北する」、
 「ザラスシュトラは失敗した預言者である」など、ゾロアスター教神官団にとって
 不快な内容が多々含まれており、マニは後にゾロアスター教司祭の反対で迫害を受けた。
 マニはシャープール1世の跡を継いだバハラーム1世の怒りを買い、逮捕されてしまう。
 マニの最期についてはよく分かっておらず、磔刑に処されたとも、
 生きたまま皮を剥がれ、その後首を斬られたとも、監禁され獄死したともされる。
 教祖の死はマニ教徒にとっては忌まわしいものではなく、
 西方ではイエス・キリストになぞらえて「殉教」、東方では仏滅になぞらえて「涅槃」と称された。

 マニの生涯は、苦難と信仰の旅路だったと言える。
 新たな宗教を生んだ創造力と預言者としてのカリスマ性は確かなものであったが、
 異端視され、政治的対立で悲劇的な最期を迎えるなど時代に翻弄された預言者であった。
 彼の死後も、マニ教は独自の宗教観で多くの信者を魅了し、
 東西文化交流の架け橋となり、その影響は、中世の宗教思想に及んでいる。
 マニの生涯は、激動の時代を映す鏡でもあり、彼の遺産は今日、学問的関心を集めている。

【備考】:
・諸宗教の要素を混在させて独自の新宗教を創出した開祖
 古今東西の宗教をごった煮したのが型月的にはガトーっぽさある

・クラス適性は宗教の開祖としてセイヴァー
 教義(ルール)を設定した存在としてルーラー
 マニ教が他宗教を装って布教された逸話からプリテンダー

・スキル候補は医術、教典の挿絵を自ら描いた逸話から芸術関連のスキルとか

・宝具候補は精神は光にして善、物質(肉体)は闇にして悪というマニ教の二元論的な世界観を参照したものとか

・プリテンダーで作成するなら召喚時はゾロアスターを装った状態だが
 真名判明でマニとしての正体が明らかになる演出になるかも

408名無しさん:2025/03/28(金) 00:27:01 ID:oofiVm/.0
【真名】:黒白無常(黒無常/白無常)
【元ネタ】:中国民間伝承
【クラス】:アサシン
【解説】
 黒白無常は、中国民間信仰における死神の一種。
 冥界から魂を連れ去る使者として知られている。
 「黒無常」と「白無常」の二体で一組とされ、対をなす存在であり、
 黒無常は黒い服を纏い、恐ろしい顔つきで厳格な印象を与え、
 白無常は白い服を着て、笑顔を浮かべ優しげに見えるのが特徴とされる。
 また、白無常の高帽子には「見吾生財」(我に出会えば財を成す)「天下太平」といっためでたい言葉、
 黒無常の高帽子には「見吾死哉」(我に出会えば死ぬ)といった不吉な言葉が書かれており、
 白は傘・扇子・元宝、黒は魂を捕縛するための鎖を所持している。

 冥界神のヒエラルキーにおいては下位の存在であり、
 彼らは閻魔王(閻羅王)の命令に従い、死者の魂を導く。
 元々は人間だったが、善行や悲劇的死により死後に神として祀られるようになった、
 という伝承があり、伝説では二人は生前、親友同士だったとされ、
 忠義と友情が閻魔王に認められ、死神に任命されたという。
 黒無常は悪人を、白無常は善人を連れていくとされることもあり、
 民間では彼らの姿は死の象徴として恐れられている。
 中国文化では、死と秩序を司る存在として根付いており、
 この二体のコントラストは陰陽の思想を反映しているとも言える。

【備考】:
・中国民間伝承の死神。一人二組のサーヴァントになりそう
・スキル候補は死を纏う者や境界にてのような死神系スキル、二人一組からコンビネーション、財神ともされることから黄金律か

409名無しさん:2025/05/07(水) 15:08:53 ID:TpRPEtrc0
【真名】:マハーパドマ
【クラス】:ライダー、バーサーカー
【元ネタ】:史実
【解説】
 古代インドのマガダ国に興ったナンダ朝最初の王。
 史書『マハーヴォディヴァンサ』では、ナンダ朝の始祖をウグラセーナ、「恐ろしい軍隊を有する王」と呼んでいる。

 プラーナ文献においては、北インドにおけるクシャトリヤ出身の古い王朝を次々に滅ぼした、恐ろしいシュードラの王として伝えられ、
 ヴェーダの権威を認めない自由思想家や新宗教家たちを保護し、カリユガ(破滅の時代)の到来であった、と否定的に描かれている。

 マハーパドマの治世にマケドニア王国のアレクサンドロス3世がパンジャーブ地方に進攻したが、ナンダ朝の国力を強大と判断して、戦争を避けたとされる。
 またカリンガ国を征服して戦利品としてジャイナ教のジナの像を持ち帰り、コーサラ国もマハーパドマに屈服していた可能性があるとされている。

 ナンダ朝の国制などについては、ギリシア人などの残した間接的な史料からその強大な軍事力と経済力が窺い知れるのみだが、
 ナンダ朝は20万の歩兵と3千、ないし4千の戦象を有していたとされ、これらの記録は正確さの確認が困難だが、当時その強大さが知られていた事を確認できる。
 ある伝説では「ナンダ王は9億9千万枚の金貨を持っている。」とも。

【備考】
・スキル候補は無辜の怪物(または魔王?)、身分の低い者に対してのカリスマ?、王族特攻、神性特攻スキル、黄金律か

・宝具は古い権威、秩序、ルールの破壊といった点に注目する形になるか

410名無しさん:2025/05/08(木) 22:54:06 ID:UmOYMDxw0
【真名】:ギリカ
【クラス】:アサシン、バーサーカー
【元ネタ】:アショカ王伝説
【解説】
 アショカ王の伝説に登場する死刑執行人。

 かつて残虐な行いをしていた為にアショカ王がチャンダ・アショーカ(暴悪阿育)と呼ばれていた頃。
 大臣や女官を殺したアショカ王に対し宰相が王自らではなく死刑執行人に処刑場で死刑にさせるべきだと進言した。
 そして山に住んでいた織物師にギリカという息子がいた。
 生まれついての凶悪さを持ち、弱者を縛っては殴り、動物や魚を殺し、両親に逆らっていたギリカを人々は残忍ギリカと呼んでいた。

 そこに王の使いが来て国の死刑執行人になるよう誘いが来た。
 ギリカは罪のある者すべてを死刑にすると喜んで引き受け、それに反対する両親をも殺し死刑執行人になった。
 ギリカはアショカ王に謁見し、処刑場にするための小屋を願い出た。
 入口が一つのみの立派な小屋が与えられ、更にギリカはこの小屋に入った者は二度と生きては出られないという法律を願い出ると
 アショカ王はそれを認めた。
 ギリカは小屋の中を地獄の如き状態にしていき処刑を行っていった。
 こうして美しい外観を持ち、内部には拷問器具の並べられた美しき牢獄が誕生した。

 ある時修行僧が誤ってギリカの小屋に入ってしまった。
 処刑しようとするギリカに対し、修行僧は7日間待って欲しいと懇願しその間修行を行った。
 7日間後修行僧を釜の中に入れ火をつけようとした所、火は付かず中を見てみると修行僧は蓮華の上に座っていた。
 ギリカはアショカ王に報告すると、アショカ王は小屋にやってきて修行僧と語らい、仏教に帰依した。

 しかし小屋から出ようとするアショカ王に対しギリカは王といえども小屋に入れば二度と生きて出られないと言い出した。
 アショカ王はならば先に入ったギリカから死ぬべきだとギリカを焼き殺し、小屋も破壊した。 

【備考】
・加虐体質スキル、拷問技術スキルを持ってそうなろくでもない処刑人。

・宝具はアショカ王より与えられた処刑場か。

411名無しさん:2025/05/16(金) 07:29:30 ID:c8KOnxMM0
【真名】ジョン・ホルト
【元ネタ】史実
【クラス】キャスター、アサシン、ルーラー
【解説】
 イングランドの法律家であり、イングランド・ウェールズ高等法院首席判事を務めた。
 イングランドにおける魔女狩りの終結にあたり主要な役割を担ったことで知られる。

 若い頃は放蕩三昧で、道に落ちている財布を拾って歩くのを習慣にしていたほどだった。
 やがて一念発起して法律家となり、市民と宗教の自由の保護者となった。

 ある時魔女の嫌疑をかけられた老婆が連行されてきたが、彼女が所持する“護符”というのが、彼が若いころにだまして売りつけたものであった。
 結果彼女は無罪放免の上、当時踏み倒した飲み食いの代金が支払われたという。

 このようにして魔女の疑いをかけられたものたちの濡れ衣を晴らしたり虚偽の告発をしたものを罰したりした結果、魔女裁判は下火に向かっていった。

 放蕩三昧の頃の仲間を裁くことになった際、当時の他の悪仲間の消息を尋ねたところ、「自分たち以外皆処刑された」との回答が返ってきた。

 時として王や議会に対しても臆することなく対峙する不撓不屈の人として1710年に死去するまで主席判事の座にあったという。

【備考・アピールポイント】
・イギリス版遠山の金さん
・善と悪の両方を極めた秩序の人
・宝具はアンチ魔女裁判か

412名無しさん:2025/05/16(金) 07:32:24 ID:c8KOnxMM0
【真名】パリカー
【元ネタ】ペルシャ神話・ゾロアスター教
【クラス】ライダー、キャスター(、フォーリナー、アーチャー)
【解説】
 パリカーはゾロアスター教に伝わる魔女の総称。流星に乗って地上に降りるとされる。
 その数は流れ星のように多いとされ、悪事を働く存在として恐れられた。
 代表的なパリカーには凶年を意味する名を持つ「ドゥズヤールヤー」、
 英雄クルサースパを惑わした「クナンサティー」、そして「ムーシュ」が名高い。
 元々は女悪魔として扱われたが、時代と共に魔女、呪術師、売春婦を指す言葉に変化。
 ゾロアスター教では降雨を司る善神ティシュトリヤと敵対し、雨を遮るとされる。
 パリカーは悪の象徴として様々な凶事を引き起こすと信じられていた。
 特にドゥズヤールヤーは凶作や災害を招く存在として知られ、
 クナンサティーは誘惑の力で英雄を惑わし、ムーシュもまた悪意ある行動で
 知られたパリカーの一人である。

【備考・アピールポイント】
・ゾロアスター教における女悪魔。ワルキューレのような総称と個体名がそれぞれあるサーヴァントになりそう。
・クラスは流星に乗ることからライダー、魔女由来のキャスター、やや苦しいが流星由来のフォーリナーや流星を飛び道具(メテオ)と捉えてアーチャーあたり
・雨を遮る、凶作や災害を招く、英雄を惑わすといった悪行がスキルになりそう。
・宝具は流れ星のように多いとされるパリカー達によるメテオアタックか

413名無しさん:2025/05/16(金) 09:03:41 ID:c8KOnxMM0
実験スレ22からスヴィプダグ(>>187)の修正版テンプレ
ttps://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/995/1732737780/964

【真名】:スヴィプダグ
【元ネタ】:北欧神話
【クラス】:キャスター、セイバー
【解説】
 北欧神話の『グローアの呪文』と『フィヨルスヴィズの歌』に登場する英雄。
 小人であるアウルヴァンディルを父に、白鳥の乙女グローアを母に持つ。

 ある日、スヴィプダグは継母から女神メングラッドの愛を得るように告げられ旅に出る。
 旅の途中で彼の母であるグローアをネクロマンシーによって召喚し、彼を守護する9つの呪文を授かる。

 女神メングラッドを求めて9つの世界を旅し、ヨトゥンヘイムのメングラッドの館へと辿り着いた。
 自らの正体を隠し、館の門番と18の問答を行い、スヴィプダグは見事に答えてゆく。
 最終門ではユグドラシルの枝に住むヴィゾフニルの肉を番犬に寄越せと問われ、
 「殺す武器はレーヴァテインしかありえないしそれを無傷で手に入れるにはヴィゾフニルの羽根を管理するシンモラに渡すしかない」と門番に言われたが、
 スヴィプダグは他に方法があるはずだと踏み、館の構造や待女から情報を取得し、答える時にメングラッドの運命の相手はいるのかと門番に問うた。
 門番はスヴィプダグしかおるまいと答えた。
 スヴィプダグは正体を明かし、無事に館へと入るメングラッドの愛を得たのである。

 冬の戦いでは母を辱めた宿敵ハールヴダンに戦いを挑み、冥界から手に入れた勝利の剣でトール神の持つミョルニルの柄を折って撤退させたり、
 ベリの城に囚われたフレイとフレイヤを救出したりと様々な活躍をした。
 最後には神々の呪いで海竜に化けた所をハディングに殺されたという。

【備考・アピールポイント】:
・9つの世界を旅したという逸話で、単独顕現に近い単独行動などが出来そう。

・母を一時的に復活させた交霊術をスキルに成りえるか。

・トール相手に逃げ出さずに戦っているので勇猛や神に対してアドバンテージを持つスキルがありそう

・宝具は母が授けた9つの呪文と冥界から取ってきた勝利の剣、死因である海竜化も出来そう。

・勝利の剣はフレイの剣だとか言われているが同一のものかは分からない。

414名無しさん:2025/05/17(土) 16:35:02 ID:VCeYzoFw0
【真名】:ディオニュシオス1世
【元ネタ】:史実
【元ネタ】:バーサーカー、(陣地作成特化の)キャスター
【解説】
 都市シュラクサイ(現在のシラクサ)を支配した僭主。
 古代の人々は彼を残虐で猜疑心が強く、執念深い、最悪の暴君のひとりと見なしていた。
 ダンテの『神曲』においては現世で流血と略奪にふけり、地獄で煮えたぎる血の川で苦しむ僭主として言及される。

 ディオニュシオスは役人から軍の最高司令官になり、全権を掌握し、僭主となった。
 襲撃の偽装により自分の命が狙われているとし、多くの個人的傭兵を持つようになっていった。
 自分の傭兵をシュラクサイのポリス共同体の隅々に配置し、地位を確立していき、民主政は機能しなくなった。

 カルタゴとのシケリア戦争では勝つこともあれば負けることもあったが、
 イタリア半島本土のレギオンに遠征を行えばこれを支配下に入れ、レギオンと同盟していた大ヘラスの諸都市にも攻撃した。
 またトゥリィ、クロトンの領域を蹂躙した。

 その事業としては征服活動の他にシュラクサイの周囲を囲む巨大な城壁を建設したという物がある。
 また洞窟を監獄として使い、洞窟内の反響音で囚人たちの話を聞いていたという伝説を持つ。
 その洞窟は『ディオニュシオスの耳』と呼ばれている。

 ディオニュシオスの最後としてはディオニュシオス2世の差し金で毒を盛られた、
 あるいはアテナイで行われたレナイア祭で自作の悲劇が喜びの余り死に至るまで深酒をしたという説がある。

【備考】
・最悪の暴君扱いされた人。走れメロスの暴君のモデルだとか。

・スキル候補として「ディオニュシオスの耳」、文学作品の作者として低ランク高速詠唱、傭兵の運用、無辜の怪物辺りか?

・宝具候補はシュラクサイの城壁になるだろうか。

415名無しさん:2025/05/27(火) 15:34:23 ID:d7heszUw0
>>414

誤字脱字があったから修正

【真名】:ディオニュシオス1世
【元ネタ】:史実
【クラス】:バーサーカー、(陣地作成特化の)キャスター
【解説】
 都市シュラクサイ(現在のシラクサ)を支配した僭主。
 古代の人々は彼を残虐で猜疑心が強く、執念深い、最悪の暴君のひとりと見なしていた。
 ダンテの『神曲』においては現世で流血と略奪にふけり、地獄で煮えたぎる血の川で苦しむ僭主として言及される。

 ディオニュシオスは役人から軍の最高司令官になり、全権を掌握し、僭主となった。
 襲撃の偽装により自分の命が狙われているとし、多くの個人的傭兵を持つようになっていった。
 自分の傭兵をシュラクサイのポリス共同体の隅々に配置し、地位を確立していき、民主政は機能しなくなった。

 カルタゴとのシケリア戦争では勝つこともあれば負けることもあったが、
 イタリア半島本土のレギオンに遠征を行えばこれを支配下に入れ、レギオンと同盟していた大ヘラスの諸都市にも攻撃した。
 またトゥリィ、クロトンの領域を蹂躙した。

 その事業としては征服活動の他にシュラクサイの周囲を囲む巨大な城壁を建設したという物がある。
 また洞窟を監獄として使い、洞窟内の反響音で囚人たちの話を聞いていたという伝説を持つ。
 その洞窟は『ディオニュシオスの耳』と呼ばれている。

 ディオニュシオスの最後としてはディオニュシオス2世の差し金で毒を盛られた、
 あるいはアテナイで行われたレナイア祭で自作の悲劇が競技に勝った喜びの余り死に至るまで深酒をしたという説がある。

【備考】
・最悪の暴君扱いされた人。走れメロスの暴君のモデルだとか。

・スキル候補として「ディオニュシオスの耳」、文学作品の作者として低ランク高速詠唱、傭兵の運用、無辜の怪物辺りか?

・宝具候補はシュラクサイの城壁になるだろうか。

416名無しさん:2025/05/29(木) 15:11:17 ID:5Y4Ys2n60
【真名】ジャンヌ・デ・ザルモワーズ
【元ネタ】史実
【クラス】フェイカー、プリテンダー
【解説】
 15世紀、フランス中のあちこちに現れた「自称ジャンヌ・ダルク」の内の1人として知られる。本名はクロード・デュ・リス。
 ジャンヌ・ダルクの死後、彼女は「オルレアンの乙女」と名乗り現れた。
 ジャンヌの兄弟であるピエールとジャンが彼女を本物の妹と認めたことで話題となる。
 戦友ジル・ド・レェも彼女をジャンヌと信じ、軍を与えて共に戦い、大尉の地位を与えたという。
 オルレアンでは賓客として迎えられ、各地の貴族や騎士から金品と武器を受け取るなど人気を集めた。
 しかし、国王シャルル7世との謁見で偽物と判明。
 シャルル7世が本物のジャンヌと交わした秘密の会話を知らず、偽装が露呈した。
 彼女は農民出身の二児の母で、詐欺を認めたが罰は受けなかった。
 その後、表舞台から姿を消し、夫と子らと静かに暮らしたとされる。

 兄弟や貴族が彼女を支持した背景には、資金援助の期待があったと言われる。
 容姿や振る舞いがジャンヌに似ていたことも、信じられた一因と考えられる。
 当時のフランスは百年戦争中で、英雄の復活を望む民衆の心を彼女は掴んだ。
 彼女の事件は、聖女ジャンヌ・ダルクの影響力を示す歴史の一幕とも言える。

【備考・アピールポイント】
・邪ンヌとは異なる史上に存在した偽物のジャンヌ・ダルク。
・クラスはジャンヌを騙る者としてフェイカーかプリテンダー
・ジルもジャンヌ・ダルクと認めているあたり魂のあり方も似てたのだろうか
・詐術や偽装工作系のスキル、人心掌握や扇動に長けたスキル構成になりそう
・ジャンヌを騙って与えられた軍とはいえ農民出身で戦に出るあたりジャンヌよろしく荒事適性はあったのかもしれない。

417名無しさん:2025/05/29(木) 15:12:21 ID:5Y4Ys2n60
【真名】:ヒゼキヤ
【元ネタ】:史実 旧約聖書
【クラス】:キャスター・ルーラー
【解説】
 紀元前700年頃のユダ王国の王。
 名はヘブライ語で「ヤハウェが強める」を意味し、ヒゼキヤは先王アハズの時代に
 盛んであった偶像崇拝を払拭し、ユダヤの民族神ヤハウェ信仰の回復に務めた。
 このことからヒゼキヤは歴代のユダ王国、イスラエル王国の王の中でも、
 敬虔な王として讃えられる数少ない王の一人と言われ、旧約聖書には
 「神の言葉に従順で、神の御目に適う事柄を行った」と記されている。

 ヒゼキヤの即位当時、ユダ王国はアッシリアの属国状態にあったが、
 彼はアッシリアの顔色を伺いながら、行政を簡素化し、穀物を蓄え、
 国境の防備を強化、城壁を修理するなど国力を増強させた。
 ヒゼキヤの治世で特に重要だったのは地下水路の開発であり、
 ユダ王国は四方を山に囲まれており、防御は堅かったが、兵糧攻めや断水には弱かった。
 そのため、飲料水を確保するためにトンネルを掘り、貯水池と水道を作って街に水を引いた。
 この水路は現在も残っており、「ヒゼキヤの泉」と呼ばれる。

 アッシリア王センナケリブの時代になると、エジプト・バビロニアなどと共に
 ヒゼキヤ王擁するユダ王国もまたアッシリアに対する反乱国側につくも、
 バビロン軍、エジプト軍が鎮圧されると、ユダ王国もまた多くの街が占領され、
 多くの民がアッシリアに連行されてしまう。
 センナケリブはヒゼキヤから撤退の要請を受けて、見返りとして金銀を支払わせるも、
 これを裏切り、大軍を率いてエルサレムに上った。
 センナケリブはヒゼキヤにエルサレムの明け渡しを要求するが、これを断ると
 センナケリブはエルサレムに入城することなく、軍を撤退させた。
 実際の撤退の理由は不明であるが、旧約聖書中では神の使者が
 アッシリアの陣営の18万5000人を殺害したとされている。
 この逸話と信仰深かったヒゼキヤの人物像が重なり、旧約聖書では最高の名君であったとされる。

 また、ヒゼキヤが重病に罹り、預言者イザヤから「あなたは死ぬ。生きられない。」と神の言葉を伝えられると、
 ヒゼキヤは涙ながらに神に祈り、自分の忠実な統治と信仰を思い出してほしいと神に訴えかけた。
 ヒゼキヤの祈りが神に届くと「あなたを癒し、15年の寿命を加える」と告げられた。
 神の約束の証明をヒゼキヤが求めると、神はヒゼキヤのために日時計の影を
 10度後方に戻すという自然法則に反した奇跡を引き起こしてみせたという。

 こうして病から回復したヒゼキヤだが、後に回復祝いとして遣わされたバビロニアの使節に気を良くし、
 使節に対してユダ王国の宝物庫を見せ、自らの財宝と資産を誇示した。
 旧約聖書ではこれをヒゼキヤの「心の高ぶり」であると批判的に記し、
 ユダの財宝をバビロニアに知らしめたことが、後のバビロン捕囚の遠因になったとも解釈される。

【備考】
・センナケリブが製作されたので関連鯖として聖書にも名高いユダ王国の王。
・クラスは陣地作成特化のキャスターか敬虔で信仰深い点からルーラー
・信仰が深く、神からも多くの加護を得たあたりスキルは信仰系や加護系が多くなりそう
・宝具は自身の業績である「ヒゼキヤの泉」と呼ばれる水路、あるいは神の加護による延命か
・全体的に攻撃性能より防御性能が高そうだが、アッシリア軍を18万人以上殺害したヤハウェの使いなんかが攻撃手段になりそう

418名無しさん:2025/05/31(土) 12:45:58 ID:SFugVNds0
【真名】:アンリ4世
【元ネタ】:史実
【クラス】:ルーラー、ライダー、キャスター
【解説】
 ブルボン朝の創始者であるフランス国王。
 大王、良王の尊称を持つ歴代で最も支持されたフランス元首の一人であり、現代でも国民からの人気が高い。

 彼が誕生した当時、フランス国内はカトリックとプロテスタントの対立が激化する一途を辿っていた。
 母であるジャンヌ・ダルブレが熱心なユグノー(カルヴァン派プロテスタント)であった一方、父アントワーヌはカトリックに改宗した末に軍司令として戦死。
 アンリは齢9歳にしてブルボン家の当主となり、束の間の終戦に乗じて国王シャルル9世に随行して全国を巡礼。この際に占星術師ノストラダムスから国王になる未来を予言されたという。

 その後二つの教派間で戦争が再度勃発し、アンリは母に連れられてユグノー陣営で指揮官に着任。ベアリーで起きたカトリックの反乱を見事に鎮圧する。
 ジャルナックの戦いでユグノー陣営の盟主が死亡してからはアンリが盟主の座に就き、有能なコリニー提督に軍隊の指揮を任せて奮戦。一旦は戦争に和解が成立する。
 終戦後は当時の王太后カトリーヌの勧めで、カトリックであった王妹マルグリットと婚姻。二人の関係を承諾した母ジャンヌは間もなく死去し、アンリはナバラ王国の王位を継承した。

 だがアンリの結婚と同年にカトリック派のギーズ公アンリ1世により多数のユグノー達の命が奪われるサン・バルテルミの虐殺が起きる。
 アンリはカトリックに強制改宗させられて宮廷へと監禁されるが、狩猟大会の折を見て脱走に成功。
 ユグノーの優位に傾いた状況を確認し、和議が成立した後にプロテスタントに再改宗してユグノー陣営の盟主へと返り咲いた。

 度重なる戦乱の中で当時のフランス王家であったヴァロワ朝が断絶し、アンリがフランス王としてブルボン朝の初代君主となる。
 しかしカトリック陣営はプロテスタントの王による治世を決して認めず、抵抗の激化が収まる事は決してなかった。
 アンリは自身の信仰よりも戦の平定を第一に優先し、カトリックへと改宗して二つの教派に対等な権利を保証するナントの勅令を制定。永きに渡る宗教戦争に終止符を打った。
 だが和平が成立した後も度々暗殺の危機に晒され、最終的にはカトリックの狂信者である暴徒によって刺殺される非業の死を遂げる事となった。

 アンリは平時においても極めて有能な為政者であり、戦後は土地の整備や首都パリの再開発事業に多大な労力を注いだほか、財政を健全化する為に様々な徴税法を制定した。
 また、家庭においては後継者問題への対策から60人近い愛人を抱えていたという。
 彼が北米大陸に使者を派遣したことがカナダにフランスの植民地が開拓される始まりとなり、
 更には欧州に国境を超えた裁判所と軍隊を創設して平和維持に勤しむ「大計画」を構想するなど、現代の視点においても極めて開明的な発想力を有した名君であったといえる。

【備考・アピールポイント】:
・宗教対立による憎しみの連鎖を断ち切ろうと尽力した王

・スキルとして鎮護の賢王、先駈の見識などは持たせられそう
 生涯で幾度となく改宗を繰り返した逸話もスキルにできるか
 
・宝具は王としての功績からルールの制定や陣地の大規模開拓を行うとか?

419名無しさん:2025/06/05(木) 18:23:59 ID:VLGgazpw0
【真名】:馬鈞
【クラス】:アーチャー、キャスター
【元ネタ】:史実、『三国志演義』
【解説】
 中国三国時代の魏に仕えた学者・発明家。字は徳衡。

 古い記録に登場する指南車の再現、足踏み式水車の発明、機械人形の改良等を果たしており、
 諸葛亮が開発した連弩を見た時には、その巧妙さを評価しつつ「まだ改良の余地がある。私が作れば5倍の性能を持たせることができる」と主張した。

 発石車(カタパルト)の欠点を改善し、さらに連発式に改良して実験を行ったが、
 曹爽はこの案を放置したため、そこで終わってしまった。

 傅玄は、馬鈞を回顧して序を残し、天下に名高い人物と称えると共に、公輸盤・墨子・王璽・張衡達と匹敵する才能がありながらも周囲の理解を得られず、
 十分な活躍の場が与えられなかったことを残念がった。

【備考】
・恐らく幸運低めな発明家

・キャスターになりそうだが、アーチャーでカタパルトとか連弩宝具も出来るか。

・スキルとしては発明家サーヴァントたちが参考になりそう?


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