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女冒険者の冒険V
10
:
リリー
◆r1GJgJW0/E
:2023/11/03(金) 23:19:01 ID:DSKoPV.6
>>9
幸運にも貸切となった車内ですやすやと眠る。
ただし硬い座席と蒸し暑い車内で、とても快適とは言えない。
「ううん……」
何度も寝苦しそうに身をよじる。
全身に汗がにじむし特に座席にぴったりと触れているお尻から太ももにかけては早くも服が濡れ始めている。
そんなこともあってすぐには深い眠りに落ちることができなかったので、ガタンとなんどか馬車が揺れたとき目を覚ました。
「ん。止まった…?」
乗降のためか扉が空けられてわずかながら蒸し暑い通気が入れ替わる。
寝ぼけ眼で扉の隙間から見える景色は港とは程遠い。
(マーレブには……まだ早い。これは道中の村ってところかしら)
しかし扉くらいの視界から得られる情報は限られるし、このあたりの地理や歴史の知識がなければよくある農村にしか見えない。
どうやら乗ってくる人もいないようだ。
<乗車判定 8>
(それなら…もうちょっとだけ)
そういうわけで、新たな情報で脳が冴えるようなことはなく、再びかくんと頭が落ちて眠ってしまうのだった。
行動選択
馬車の壁によりかかるようにして深く眠りに落ちる
7
体勢>長椅子に膝をそろえて腰掛け、両手をゆるく腿の上に置く。(認識外=乱れた髪と湿ってくたびれた服、身体の匂いなどが隠せていない)
肉体>汗で湿ってちょっと不快。特にお尻が…
思考>少しだけ眠ろう……
【ただの道中かと思いきや古城にはいずれ訪れる機会があるのでしょうか】
【ダンジョンの顔見せなら一目見ておこうかと思いましたが前のレスで窓は閉め切っているということだったので断念。村だけ認識しておきました】
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