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退魔教会『銀剣機関』

74セラフィナ ◆ZMOpGghC1k:2020/08/07(金) 19:55:18 ID:kgMclPjg
>>73

「フレイア、あとは任せますよ」
社内に待機する仲間に言葉をかけ、私は車から降りる。
前々から一人で仕事をがしたいと言っていたフレイアは、今日も不満そうな顔であった。

機関の車は、目的の建物から少し離れた場所に止まった。
それは、淫魔との戦闘が激しくなることを考えれば、当然のことだった。
それでも、救助者を想定している今日は、いつもよりも近くに停車している。
(まあ、流石にこの位置まで戦火が広がることは無いでしょうが……)

ヒールを鳴らしながら、目的の建物までを歩く。
(通行人は……他にいない。よかった)
自分で着ていて、今の格好はかなり過激だと思う。
色々と切れ込みが激しいし、スーツの素材からしてあちこちが薄くなっている。
そのうえ、胸は下着をつけられないのだから、嫌でも大きな胸が目立ってしまう。
できることならば、今の姿は誰にも見られたくなかった。
(なるべく、見られないようにしているのですけれどね)

一歩、一歩と進む度に、大きな胸がゆさゆさと揺れるのが分かる。
あまりの反動に、思わずため息が溢れそうだ。
「この建物……ですね」
2階建ての一軒家は、異様な雰囲気を放っていた。
この距離で内部から淫気を感じるということは、中には強力な淫魔がいるのは間違いないだろう。

敷地内に踏み込んだ瞬間、張り付くような熱気を感じた。
充満した瘴気が、気候の異常まで引き起こしているのだろうか。
(非常に珍しいケース……聞いたことはありますが、実際に目にするのは初めてですね)
この気温が建物の仲間で続いているとすれば最悪だ。
素材からして、このスーツは通気性が悪いのだ。
(防御性能のためと言われてしまえば仕方がないけれど……)
通気性能に関する改善案、もう一度本部に伝えておかないと。

ここは敷地内、つまりはすでに敵の拠点内になるが、まだ武器は展開しない。
そのつもりになればすぐに持ち出せるのだから、両手は開けておいてもいいだろう。

行動:敷地内を進み、一軒家の中を目指す。
乱数:6

体勢:いまは万全、ただ気温が気になる。
精神:さあ、さっさと淫魔を蹴散らしましょう。

【あまり気負ってもいけませんしね、ここは両手を開けておきましょう】


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