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退魔教会『銀剣機関』
407
:
序章「セラフィナ」
◆eA7FKn/ISQ
:2022/04/02(土) 04:35:31 ID:3HgdUfMo
逢魔ヶ原市内に最近建てられた新しい教会である「銀の鍵教会」。
その教会を実質取り仕切るシスターアンジェの部屋を出てくる美しいシスターがいた。
シスターセラフィナ。
つい先日、この教会へと赴任してきたシスターだ。
その身にまとうのは黒いシスター服。
しかし一般的なシスター服とは違い、生地は薄く、身体のラインが浮かび上がり、左足には大胆な深いスリットが入った禁欲的から離れた物だ。
それもそのはず。
これは戦闘用に改良を施されたシスター服なのだから……
銀の鍵教会とは表向きの名前。
本来の名称は銀剣機関という魔を祓う退魔組織。
このシスター服はその構成員のうち、エクソシストの資格があるもののみ纏う特殊繊維でできた戦闘服でもあるのだ。
そしてセラフィナは先日この教会に赴任してきた退魔師であるエクソシストなのだ。
蒸し暑い教会内の薄暗い廊下を歩きながら、セラフィナは先輩であり上司にあたるアンジェとの会話をおもいだしていた。
昨今、この逢魔ヶ原市では霊障魔障の類が増えていた。
それゆえこの教会が建てられ、その退魔要員としてセラフィナが派遣されたのだが、赴任してすぐに出撃の命令が下るとは運が悪いのか、それともこの街に危険度が高いのか……
任務の内容は調査任務。
シスターアンジェによると、町外れの小さな廃神社、そこに魔の気配を察知したというものだ。
その神社に赴いて調査、もし魔がいるなら殲滅すること。
それがくだされた指令だ。
そしてその準備のため、教会地下に秘匿された更衣室という名の武具保管庫へとセラフィナは向かっているのだ。
それにしても暑い……
この国はここまで蒸し暑くないはずなのだが、この市の気温や湿度はまさに赤道直下の熱帯の国のようだ。
この暑さはこの街についてから経験したもの。
この街の異変となにか関係があるのかもしれない。
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