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退魔教会『銀剣機関』

1 ◆eA7FKn/ISQ:2020/07/27(月) 09:21:36 ID:WUH9MFi6
人が文明を持ってから、その裏で淫らに蠢く邪悪な魔の者たち-淫魔-がいた。
そんな淫魔を狩るため教会が創設した退魔師たちの組織『銀剣機関』。
これは銀剣機関に所属する女退魔師たちの苦しくも淫らな戦いの記録である。

238序章「セラフィナ」 ◆eA7FKn/ISQ:2020/11/28(土) 23:18:12 ID:IEgRIUcA
ゲート内に入ると一気に周辺の風景が変わり、それと同時に落下する感覚を感じる。
視界に入るのはピンク色の肉の壁で覆われた肉の部屋。
大きさはおよそ一辺が10メートル程度の大きさの正方形の部屋。
天井もおよそ10m程度といった所。
一気に肉でできた地面が近づくが、セラフィナは問題なくそこにしっかり着地する。
鍛えているセラフィナにとって、この床がコンクリートであっても、そして装備が無くても、この程度の高さは問題ではない。
着地場所は中心よりも若干ずれた場所だ。

そしてこの部屋だが、いかにも淫気が充満しているイメージがするのだが、まったく淫気が漂っていない。
非常に蒸し暑いのは変わらず、先程までの建物内部よりもさらに熱い。
身体にたっぷり蓄積した淫気も絶頂間近のセラフィナの身体を疼かせている。
しかし新たな淫気は呼吸しても入ってこないのだ。
それはこの空間に淫気が漂っていないことを証明していた。

だが当然、ここが神聖な場所などということはない。
正面方向、肉壁の向こうに強力な淫魔の気配と、それとは正反対の清純なけれども弱々しい霊気を感じる。
淫魔の気配は間違いなくこの家に潜む淫魔たちの頭目の気配だろう。
そして霊気はおそらく救出対象の神夜の気配。
さて、どうすべきか……

〜行動選択+ダイス(2〜9)〜

【このままボスを出しても良かったのですが、準備フェイズと合わさりちょっと長くなると思ったのでここで切ります】
【次におそらくボスは出てくるでしょう】

239セラフィナ ◆ZMOpGghC1k:2020/11/29(日) 09:04:43 ID:OILxUtpA
>>238-239
これまでとは違う異様な雰囲気に、私は強力な淫魔の存在を確信する。
おそらく……いや、間違いなくこの先にいるのは今回の事件の黒幕だろう。
これまでの戦いで私の身体は汚れ、疲弊し、万全とは言えない。
せめて、出来る限りの準備をしてから先へ進むべきだ……。

・自然回復:△「体力」+1(16) △「精神」+1(11) ▼「快楽値」-5(63) ▼「淫気汚染」-1(184)
・淫気吸引:▲「快楽値」+1(64) ▲「淫気量」+1(185)
・淫気汚染:▲「快楽値」+5(69) ▼「淫気量」-1(184)

空いている左腕で、ずらされたショーツを直そうとスカートの中に手を伸ばす。
「…………っ」
指先に、ぐっしょりと濡れた私の股間の感触を感じる。
意識したくないのに、どうしても意識してしまう……できるだけ頭の中に入れないように、淡々と作業にように指を動かす。
「……!」
淫気を浴びすぎた肉体は、僅かなショーツの動きすら敏感に感じ取ってしまう。
声が出そうになるのを我慢しながら、私は服の乱れを整えていく。

・下着が食い込む:▲「快楽値」+3(72)

「全身、ドロドロです」
改めてみると、今の自分は酷い状態だ。
全身に強烈なにおいのする粘液と白濁液を浴び、流した汗でドロドロに濡れた身体。
挙句の果てに、噴き出てしまった母乳で身体の前側が濡れていて……。
(早く終わらせて……シャワーを浴びましょう…んっ!)
(いいえ、この身体だとしばらくシャワーも浴びられないかもしれませんね)
敏感な今の身体では、水の刺激だけでも感じてしまうかも……いいや、間違いなく感じてしまうだろう。
……終わった後のことは、すべて終わってから考えよう。

・羞恥:▲「快楽値」+1(73)

そんな自分の姿を見ながらも、できるだけ意識しないようにして、私は準備を整え続ける。
スーツのおかげで体力にはまだ余裕を感じるが、回復しておくに越したことはない。
なにせ、これから進む先は全くの道なのだ。
使える武具も、体力も多いに越したことはない。
回復用に持ってきた癒しの水を取り出し、私は喉にごくごくと流し込む。

・癒やしの水:△「体力」+7(20)

「やっぱり、この水はおいしいですね」
癒しの水を喉に流し込むと、全身に力がみなぎるのを感じる。
スーツには回復効果があるが、回復薬はいくらかあると便利だ。
今ならだれにも負けない――そんな自信が、私の心を満たしていく。

・体力の回復:△「精神」+5(16)

「あとは、サクッと親玉を倒して帰るだけです」
剣を握る手に力を込めてみる。
本当は軽く振り回したいところだけれど、身体が敏感になっているので、それはやめておく。

回復した私は、身体を刺激しないようにゆっくりとゲートの方へと歩いていく。
あと一歩でゲートの中に入るという場所で足を止め、ホーリーオーラを使用する。
戦闘中では魔術を集中するのは難しい。敵が確実にいると予測できる場所に進む前に使っておくべきだ。
私は前進に意識を集中すると、内側から聖なる力が沸き上がるように祈る……。

・ホーリーオーラ:▽「聖」-2(13)

(正直、身体の火照り厳しい状況ですが……)
淫魔と戦う中で、自分の身体のことはよくわかるようになってきた。
正直、状態はよくない……どころか、かなり悪い。
(でも、耐えるしかありませんね……)
覚悟を決めた私は、ゲートの中へと進む。


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