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作品投下スレ

1 ◆rgg2/UGNQg:2016/03/03(木) 22:17:29 ID:Y2q7WhB.
本スレ転載用スレが1000ちかく、ロワの進行がしたらば進行になったので必要かと思って立てておきました。
2chスレで進行になった場合、または議論等でこのスレが不必要になった場合は削除してください。

2名無しさんは砕けない:2016/03/09(水) 22:11:00 ID:HXH82Yu6
前スレ埋めたほうがいいのかね?
なんかまた過疎っぽい周期に入った感じがしてるけど

3名無しさんは砕けない:2016/03/10(木) 22:51:25 ID:le.r8r2g
あと1作くらいは入りそうだしまだいいっしょ

4名無しさんは砕けない:2016/03/27(日) 22:10:55 ID:4SeRmoI.
よくよく考えたら本スレ転載用スレ第2部のほうが良くないか?
どっちでもいいか

5名無しさんは砕けない:2016/03/29(火) 18:05:06 ID:Mqhd.oxY
今転載する本スレがない状態だしいいんでないか?
あと今来てる予約キャラが多めだし、前スレ埋めたほうがいい気がするんだが、どうだろうか

6名無しさんは砕けない:2016/03/30(水) 00:25:58 ID:F/ZXv2iw
埋めちゃおうZE

7 ◆c.g94qO9.A:2016/04/04(月) 21:39:37 ID:kiEb6VHY


なにか大きなものを切り崩したような音が聞こえた。地面が揺れて、窓枠が揺れてやかましく鳴いた。
トリッシュは時計を一瞬見つめ、それからナランチャを振り返った。
ナランチャは固く結んでいた腕をのろのろとほどいた。相変わらず席にはつかず、立ったままだった。
壁に背中をもたらせたまま、目の前にレーダーを展開し状況を報告する。左目は暗く、しつこいくらいにプロシュートから離れなかった。

「―――この家の周りをうろつく反応が五つ、西に大きな反応が一つ。その大きな反応を中心に衛星みたいに動いてる奴が全部で六つ。
 数が減ったり増えたりしてるから、きっと戦闘中なんだろう。じりじりとこっちに寄ってきてる。このままいけば十分もしないうちに俺たちとかち合う」
「……遺体が反応する方向と一緒、ですね」


千帆が不安げにプロシュートの顔を見た。部屋の隅でシルバー・バレットが首を振り、低く嘶いた。
しばらく沈黙が続いた。風が窓を揺する音、地面が震えて花や椅子が擦れる音―――どんな音でも不安をわき起こさないものはなかった。冷たい空気が低いとろこにたまり込むように、そこにいた六人(と一匹)の胸の内に不安が大きく忍び込んでいった。

なし崩しに築かれた、やわな同盟がぐらついている。同盟でありながら協力する目的が霧で覆われていた。
本当に協力する必要はあるのか。協力して解決できるものなのだろうか。
ぴしゃりと膝を叩く音で皆が我に返った。全員の視線がプロシュートに向かう。一人一人と目線を合わせながら、男は慎重に言葉を選んだ。


「できすぎた結果はこの際脇においておくとしよう。
 誰かが恐竜を使って俺たちをカーズとぶつけようが、ぶつけまいが、どっちにしろやつはほうっておけない驚異だ。
 逃げようにもヤツの―――柱の男のスピードじゃいずれ追いつかれる。遺体という『レーダー』を互いに持っていることだしな。
 だからここは逃げずに立ち向かう―――今ここにいる全員で、カーズを……―――ぶッ殺す!」

少しだけ、不安がまぎれた。プロシュートの言葉には確かな覚悟があったから。
何をしてでも成し遂げてやる、という鋭い目が全員の目を覗き込むように見返していった。
ナランチャはほんの一瞬だけ男のことを警戒することを忘れた。
固く覆われた殻の中に強引に割り込んでくる男……プロシュートはブチャラティを思い起こさせた。ナランチャはそんなことを考えた自分が嫌になった。


違う、コイツはトリッシュを狙う『悪』なんだ―――吸い込まれることに抗うように、首を振って意識を集中させた。ナランチャの耳にプロシュートの言葉が力強く響いた。

8 ◆c.g94qO9.A:2016/04/04(月) 21:44:03 ID:kiEb6VHY



「前に立つのは俺とイギーと……アンタだ、ボスの娘」
「トリッシュよ。名前で呼んでもらっても構わないわ」

トリッシュは素早く返し、微笑んだ。シーザーはその美しい横顔を眺め、ため息を漏らした。気を抜けば恋に落ちてしまいそうだった。
プロシュートの顔に奇妙なシワが浮かんだ。強引に笑おうとしたところを無理やり止めたかのような、不自然な表情だった。千帆は隣で物珍しそうに、そんな男の顔を眺めた。
プロシュートは気を取り直すとまた険しい顔に戻り、話を進めた。

「俺と、イギーと―――……トリッシュ。俺たちの狙いはヤツの首輪がどうなっているか、確認すること。
 ダメージを与えることが目的じゃあない。だから交戦回数はできるだけ少なくする。足止めして状況把握に務める。
 仮に首輪が正常に働いているようだったら数でやつを押しつぶす。シーザー、ナランチャの二人にも戦いに参加してもらう」
「首輪が動いていなかったら?」
「その時は『こいつ』の出番だ」

シーザーの目の前に突きつけられた、しなびれた遺体。見た目はただの汚い干物のようで、シーザーは身を引くのを我慢するのに苦労した。

「ヤツから遺体を奪い、首輪を起動させてから今度こそヤツを吹き飛ばす。
 シーザー、アンタが最初前に立たないのはそのためだ。俺たちの戦い次第でアンタが一番負担を負いかねない」

シーザーは頷き、拳を握った。

「ナランチャはレーダーで周囲の確認、不安要素の排除に務める。恐竜たち、ほかの参加者たち―――できるだけ俺たちが戦いに集中できるように、頼む」
「私と玉美さんは……?」
「ナランチャと一緒に行動してくれ。お前たちの役割は遺体の死守。お前たちが遺体を守るんだ。いいな、信頼してるぜ」


言い残したことは何もないように思えた。時間も、危機も迫っていた。プロシュートが席を立ったのを合図にそれぞれが戦いの準備を始めた。
ざわつく仲間たちの背中にプロシュートは小さく言った。

「犬死にするんじゃねーぞ、てめェら」





9 ◆c.g94qO9.A:2016/04/04(月) 21:44:49 ID:kiEb6VHY
「おい、ムーロロ。お客様はお疲れのようだぞ」
「琢馬ーッ! 琢ッ馬―! いねェのか、おいッ!」
「いや、僕は……―――」

宮本は青白い顔で何事かをもごもごと呟いた。ムーロロの声でそれは遮られ、誰の耳にも届かなかった。
そうしているうちに扉が開き、琢馬がのっそりと姿を表した。扉を半分ほど開くと部屋に入らないまま顔だけを覗かせた。
宮本以上に不健康で、不機嫌そうだった。ムーロロはそんな迷惑そうな表情を無視して一方的に話を進めた。

「お客さんだ。宮本輝之輔と吉良吉影さんだ。お客さんはどうやらお疲れのようなんでな、部屋に案内してやってくれ」

宮本は琢馬の背後から現れた三匹の恐竜を見て、たちまち反論することを諦めた。どうにでもなれ、といった気持ちだった。
諦めと疲れで体を引きずりながら扉へと向かう。琢馬はほんの少しだけ脇に避けると宮本が通れるように道を開けてやった。
琢馬は部屋をぐるりと見渡した。煙が充満し、荷物が散乱し、机の上には地図と何かを表すピンのようなものが転がっているのが目に映った。そして不愉快そうに立ちすくむ一人のサラリーマンがいることも。
最後にほんの少しだけ地図に目をやると、琢馬は扉を閉め、部屋から出ていった。直前に一匹の恐竜が入れ替わるように部屋に滑り込んだ。
そうしてそこにはディエゴ、ムーロロ、吉良吉影が残された。

「まぁ、立ち話もなんだ。座ってくれよ、吉良吉影」

ムーロロの言葉を無視して、吉良は一直線に窓に向かっていった。部屋中にある窓を全開にして、煙を追い払った。
続いてジャケットを脱いで角に置いてあったハンガーにかける。椅子に座る前にハンカチでタバコの灰を落として、ようやく腰を下ろした。
匂いと汚れにたいそう迷惑そうな表情を吉良は浮かべていた。出迎えの準備をするには急だったもんで、とディエゴが見え透いた嘘で茶化したがぴくりとも眉を動かさなかった。
ムーロロは温め直しておいたポットからお湯を注ぐと吉良の前に茶を注いだ。吉良は黙り込んだままだった。

「毒は入っちゃいやしねぇよ」

吉良のカップから一口飲むと、カップを手元に押してよこす。吉良は干からびた鼠を差し出されたかのような目でカップを見た。
無言のままポットに手を伸ばすと、違うカップに茶を改めてついで、飲んだ。ムーロロは舌打ちをした。ディエゴはクスクス笑いを堪えられなかった。
それから吉良は時間をかけてネクタイを緩め、大げさに肩を鳴らした。もう一口茶を飲むと、目の前に座る二人の顔を眺めた。

「それで?」

反応はない。ディエゴは人を小馬鹿にした笑みを貼り付け、ムーロロはむっつりとしまま吉良を睨んでいる。
恐竜たちに囲まれ、半ば強引にここまで連れてこられた吉良のイライラは相当なものだった。
カップを下ろすと、ガチャン、と危なっかしい音がした。苛立ちを自覚していたがキラはそれを堪えられなかった。

「それで? 君たちは随分と私たちのことを知っているようだが、いったいどういう目論見で私たちを―――私をここに呼んだんだね」

部屋に残されたのが自分一人という点も気に入らなかった。部屋に案内されたかったのはむしろ自分だ。
交渉事は宮本に任せたかった。シャワーが浴びたい。ベットで一晩とは言わないが、数時間仮眠がとりたい。
平穏を求めて体が一斉に抗議している。煙の残り香がむっと吉良の鼻をくすぐった。吉良は額を両手でこすると、机の上に荒々しく手をおろした。野蛮な音を立てないように意識しなければならなかった。
ディエゴは組んでいた足をほどくと前のめりになって、ゆっくりと話し始めた。そののろまさが吉良の神経を逆撫でにする。


「アンタと手を組みたい。おっと、握手をする気はないぜ。アンタの手がどれだけ綺麗だろうと触れるつもりはない」

10 ◆c.g94qO9.A:2016/04/04(月) 21:45:22 ID:kiEb6VHY
吉良はもう我慢しなかった。青筋がぴくぴくと動くのが自分でもわかった。
気に入らない。自分の能力がバレているのが気に入らない。優位を振りかざして自分の自由を侵されているのが気に入らない。
いっそのことここで戦ってやろうかとも思った。平穏なあの世界なら迷わずそうしただろう。自分の能力がバレることは決してあってはならないことなのだから。
吉良はハンカチで手首についた汚れをおとし、右の爪をまじまじと見た。ぼそぼそと噛み殺した声で返事をする。

「そこまでわかっているのなら、私がどれだけプライベートを大切にするかもわかっているはずだ」
「今のところアンタのスタンド能力をべらべらしゃべろうって気はこれっぽちもない」
「通帳を盗んでおいて金に手をつけてないと言われたら君は信用できるのか? とんだお人好しだな」

ディエゴの笑い声は場違いに部屋に響いた。隅にいた恐竜が顔を上げ、まるで賛同するように鼻を左右に降った。
ムーロロは帽子をかぶりなおすと二人の会話に割って入った。

「まァまァ、ミスター・吉良……俺たちはアンタと対立する気は一切ないんだ。それどころか、ひょっとしたら俺たちと組む必要すらないかもしれない。
 アンタに望んでいることは、ぶっちゃけた話だ、ある時間までここにいて欲しい、ただそれだけのことだ」

吉良が鼻を鳴らした。不信感が体中からにじみ出ている。このままではマズイな、とムーロロは思った。
対立することが考えになかったわけではない。だが今はまずい。近距離でのキラー・クイーンの強さは充分観察済みだ。
今戦いが起きれば三人の中で真っ先に自分が始末される。ムーロロは横目でディエゴを眺めた。両手を頭の後ろで組み、足は机の上。
援護は期待できない。あるいは自分は試されているのだろうか。舌打ちの代わりにもう一度帽子をかぶり直した。使いぱしりが板についてしまいそうだった。

「もちろんただとは言わないさ。俺たちが差し出せるもんはそれ相応のものを用意してある。
 アンタが望む平穏と安心とやらを俺たちは提供するつもりだ」

ムーロロは情報のカードを切った。地図に広げられた現状を吉良に余すことなく伝えていく。遺体については伏せたままだった。
ヴァレンタインについて、ジョースター一族について、そしてカーズについて。
トランプたちから情報が入ればリアルタイムで駒をさりげなく動かした。吉良は姿勢を正した。少なくとも興味は引いたようだった。五分ほどで話が終わったが、その間、吉良は一言も話を挟まなかった。


「ナンセンスだ」

ムーロロが話を終えた直後、吉良はバッサリ話を切って捨てた。冷え冷えとした視線が二人に向けられた。ディエゴは小さく、鼻で笑った。

「アメリカやイタリアには――ー君たちは見たところそこら辺の出身だろ?―――捕らぬ狸の皮算用という言葉がないようだな。
 それになにより気に食わないのが、結局のところ直接カーズと対峙するのは私だけじゃないか。
 君たちはぬくぬくと安全地帯から配下を使って『サポート』とやらをするだけだ。それで労を惜しまない、というつもりなら―――私を舐め腐るにもほどがある」

風が窓辺のカーテンをゆっくりと揺らしていた。部屋にかかっていた靄はすっかり去り、熱もいつの間にか失われていた。
三人は黙り込んだままだった。誰も視線を合わせようとしなかったし、話を始めようともしなかった。諦めと気だるさが部屋に充満していった。
吉良が席を立った。扉まで向かうと一度だけ二人に視線を送り、そのままドアノブを掴んだ。それを引き止めたのは―――背後でかさかさと何かが動く音とムーロロの声。


「くれてやるよ」

11 ◆c.g94qO9.A:2016/04/04(月) 21:46:07 ID:kiEb6VHY
振り返ってみれば机の上には干からびた『なにか』が転がっていた。
吉良は黙ってそれを見つめた。自分を引き止めるほどの価値がそんなものにあるとは到底思えなかった。

ムーロロは手札を切り尽くした、と言わんばかりに椅子に身を投げ出し返事を待っている。吉良はムーロロの隣に座ったディエゴに目をやった。
平静を装っていたが、驚きを噛み殺そうと頬が神経質そうに震えていた。あの余裕ぶったディエゴの表情は、一欠片も残っていなかった。
吉良は手元に目線を落とし、ゆっくりと扉を占めた。そのまま扉に寄りかかり、腕を組む。ムーロロの視線が刺すように吉良に注がれていた。吉良は黙ってどちらかが―――ムーロロか、ディエゴかが口を開くのを待った。しばらく無言が続いたが、ムーロロが口を開いた。


「身につければ―――身に付けるって言葉が適当かは俺にはわからんが―――少なくとも『平穏』の一部は手に入るぜ」


そういってムーロロは首をなでた。吉良は話が飲み込めず、無表情のまま二人を見返した。だが『平穏』の意味を理解したとき、吉良は思わず扉から腰を浮かした。
ムーロロはもう一度首元をなで、隣に座るディエゴの方を顎でしゃくった。ディエゴは首をすくめた。同意か、諦めかはそこからは読み取れなかった。
吉良は少しの間ためらったが、ゆっくりとテーブルに近づいた。椅子には座らなかった。机の上の遺体に目をやり、しばし考え込んだ。ムーロロは吉良の言葉を待った。


「この館に水は通ってるのかね」


考えあぐね、ひねり出したのはそんな問いだった。吉良のその言葉を聞き、ムーロロはニヤリと笑いを浮かべた。
遺体に手を伸ばすと、そのまま吉良の方へと押しやった。吉良はまだ手を伸ばさなかった。だが視線は遺体に向けられたままだった。

「もちろん」
「君がさっき言った『ある時間』というのはおおよそ何時までの事なんだ」
「そうだな、ざっと見積もって今から二時間ってところか」
「なるほど」

なるほど、の言葉の裏に込められた同意。吉良が目線を遺体から離せないうちに、ムーロロとディエゴはさっと視線を交わしあった。
駒はどうやら思い通り動いてくれたようだった。カードと恐竜から入った情報によると、カーズは計算通り東の遺体に惹きつけられ、集団と戦いに入るようだった。
そして仮にカーズが戦いに勝利しても―――二人の手元には少なくとも『エース』が残った。
あとは現状から目を離さず、対処を誤らなければ盤上がひっくりかえることはない。もしも、このまま、何も起こらなければ―――。



 ―――突風が部屋を通り抜け、窓をガタガタと大きく揺らした。

12 ◆c.g94qO9.A:2016/04/04(月) 21:46:59 ID:kiEb6VHY




「興味深い話ですね」



吉良は驚いたように顔を上げた。ディエゴとムーロロは凍りついた。ありえない第四の声が部屋の隅から聞こえてきた。
ムーロロはゆっくりと席から立ち上がると、後ろを振り返った。腕がブルブルと震えて、それをごまかそうと帽子をかぶり直したがうまくいかなかった。
危うく帽子を取り落としそうになったので、そのまま顎をなでて、それをごまかそうとした。
ディエゴはやれやれと小さく呟き、皮肉な笑みを浮かべた。振り向いた先には……一人の少年がいた。



「カーズ討伐同盟―――僕もぜひ一枚かませて欲しいと思います」



やたらと朗らかな声がこの場には場違いだった。月が背後からさし、その顔に影を落としていた。
だがムーロロは知っている。この耳をくすぐる心地よい『彼』の声を知っているッ!

春になり、花が一斉に芽吹くように、安心感と光が部屋中に咲き誇っていった。ジョルノ・ジョバァーナは控えめな笑みを浮かべ真っ直ぐな視線を三人に向けた。
その足元にはぺしゃんこになった恐竜の皮がうずくまっていた。それもムーロロが見つめている間にゆっくりと姿を変え、最後には可愛らしい華が咲いた。

ディエゴはしばらくの間窓枠に腰掛けた少年を見つめていたが、のろのろと時間をかけて動き出すと、吉良とジョルノが座れるように椅子と机をきれいにしてやった。そうして諦めたように、どさりと椅子に身を投げ出した。
ジョルノは控えめにその様子を眺めていた。ディエゴが動きを止めたのを見て、窓枠から腰を上げる。二人の元に近寄り、一礼してから椅子に座った。
吉良は混乱した表情を浮かべていたが、同じように最後には席に着いた。机の上にはまだ遺体が転がっており、吉良はそれに手を伸ばしたいという欲望と必死で戦っているようにも見えた。

ディエゴもムーロロも何も言えないうちに、ジョルノはさっと手を伸ばした。机の上の遺体が吉良の手元からズズズ……と音を立ててジョルノの方へと引き寄せられた。三人は―――めいめい驚きを必死で隠そうと努力を払い―――黙ってそれを見つめた。
すっかり手元に遺体の脊椎を動かすと、ジョルノは耳元へと手を伸ばし、ゆっくりと『それ』をおろした。
ジョルノは『遺体の左耳』を机の上に転がし、三人の顔をそれぞれ眺めた。そして落ち着いた、はっきりとした声で問いかけた。



「僕の話を聞いてもらっても?」


誰も返事も反論も用意していなかった。ジョルノはさわやかな笑みを浮かべ、それでも誰かが口を開いてくれるのを待っていた。





13 ◆c.g94qO9.A:2016/04/04(月) 21:48:03 ID:kiEb6VHY


頭上では誰も観るはずのない信号機が、黙って赤いライトを照らしていた。
数秒するうちにそれは青いフラッシュに変わり、トリッシュの隣に立つ男の顔に光を投げかけた。
二人は十字路の交差点、そのど真ん中に立ち、敵を待った。時々恐竜たちの叫びが聞こえて、トリッシュの中で不安が膨らんだ。

「ギャングには怯えないくせに、古代生物にはビビるのか」

プロシュートは真正面を向いたまま、そう話しかけた。トリッシュは流し目で男を見て、表情を変えないようにしながら返事をした。

「アタシ、こう見えて臆病なのよ。父に会う時もそうだった。足が震えて立てなくなるぐらい、怖かった」
「父親は父親でしかない。怖いとか怖くないとかどうこう心配するってのは……親子らしくはないな」
「あの人も同じことを言ってたわ」

ブチャラティも―――その言葉を聞いたプロシュートは眉をひそめ……返事をする前に、現れた影に目を凝らした。
道路の突き当たり、十字路を曲がって一人の影がこちらに向かってきている。急いではいない。隠れてもいない。
ひたひたと柔らかい足音を立てながら、着実に二人のもとへ近づいてくる。左手には死にかけの恐竜がぶら下げられていた。刀で貫かれ、断末魔の痙攣を上げている。

街灯がカーズに光を落とした。長い髪が顔半分を覆うように、怪しく揺れている。トリッシュにはカーズが笑っているようにも見えた。
カーズが左の刃を引っ込めると、つられて恐竜の体がカーズの体に引きずり込まれていった。来るぞ、と低い声でプロシュートが言った。


二人の頭上で信号が赤に変わった。カーズの体が沈み、そして素早い動きで二人にせまった―――赤い余韻がカーズを追った。


捉えきれない影が、二人の間に割って入るように飛び込んだ。プロシュートがトリッシュを突き飛ばし、カーズの前に立ちはだかる。
刃が振り上げられた。赤いフラッシュが三人の顔を照らした。プロシュート、とトリッシュの叫び声が道路に響いた。
グレイトフル・デッドの腕をかいくぐり、カーズの刃が振り下ろされた。







14 ◆c.g94qO9.A:2016/04/04(月) 21:51:56 ID:kiEb6VHY
遠いどこかで雷鳴が轟いたような―――嫌な空気の震えをジョセフは感じ取った気がした。
しばらくそのまま耳をすませたが、何も聞こえなかった。ジョルノのやつ、大丈夫なんだろうなと思わずひとりつぶやいた。
振り返って見れば、黒く崩れた空条邸がジョセフにむかって倒れこむように立っていた。何かしら不吉な感じがする光景で、向かいの道路に場所を移した。


「承太郎はなし、おじいちゃんもなし―――いやァァアな感じだぜ〜〜〜〜〜」


ジョセフは頬を引っかきながら左手からスタンドを出した。紫色の茨が地面を撫で回すように伸びていった。
待つのが自分の役割だと分かっていたが、のんびりするのも性には合わない。ガンバルのも気合を入れるのも大嫌いだが、みずみすチャンスを逃すのはもっと嫌いだった。
ジョセフは右耳に手を伸ばすと、そこから『遺体』を引きずり出した。出現した地図を辿り、ナヴォーナ広場でみつけたものだ。


『ジョセフ、僕はあなたを信頼しました。だからあなたも僕を信頼して欲しい。
 この遺体、片方をあなたに渡します。これをもってあなたは承太郎と合流してください。
 はぐれてしまっても僕たちには血の繋がりがある。加えてこの遺体の感覚をたどってもらえれば必ず会えます。
 大丈夫、僕には策がありますから―――」


「お前を信頼するのはいいけどよォ〜〜、もうちょっとかっちょよく会う方法ってのはないもんかね」

改めて見ると少し……いや、かなり気色が悪い。誰のとも知れない朽ちない遺体。人の体に自由に出入りする遺体。
指先でつまんで匂いを嗅いだが、かすかにかび臭いだけで特別なにがあるってわけでもなかった。
気持ちわりィ〜〜! と一人でふざけてみせたが、反応してくれる仲間がいるわけでもなく……ジョセフは虚しくなって仕事に取り掛かることにした。

遺体を手の中に収め、神経を集中する。目には見えないがたしかに感じる遺体の呼吸―――或いはそれが持つパワーを探った。
そしてそれを茨の先へと流し込んでいく。なかなかうまくはいかないが、時間はある。ゆっくり、ゆっくりと時間をかけていく。自然と使い慣れた―――いつもの波紋の呼吸が戻っていた。


「釣れたぜ! 大漁、大漁!」


地面に浮かんだのは会場全体を表す地図。そこに浮かんだ遺体全ての在り処。

ジョルノに信頼された、と大見得切られた以上大人しくするってのが大人な態度だろう。
だが残念なことにジョセフは大人になった気もないし、いつまでも子供心を忘れらないタイプだ。少なくとも年をとってもそうありたいと思ってる。(60になってもアラビアのロレンスに憧れてるような)。
ならば空条邸でとどまっているなんていうのは無理な話だった。ようするに承太郎と合流すればいいんだろ、とジョセフは勝手に納得していた。

「ど・れ・に・し・よ・う・か なァ〜〜〜?」

DIOの館に反応が四つ、その西に二つ。東の市街地にも四つ。南の方に残り二の反応が記されている。
ジョセフはニンマリと笑った。暗闇の中で白い歯がキラリと光った。疲れてはいたが気分はいい。
やってやろうじゃないか―――前進と希望がジョセフの胸で広がり、そして決断はくだされた。

15 ◆c.g94qO9.A:2016/04/04(月) 21:52:29 ID:C/bREDIo
【D-3 DIOの館/一日目 夜中】
【ディエゴ・ブランドー】
[スタンド]:『スケアリー・モンスターズ』+?
[時間軸]:大統領を追って線路に落ち真っ二つになった後
[状態]:健康
[装備]:遺体の左目、地下地図、カイロ警察の拳銃(6/6)
[道具]:基本支給品×4(一食消費)、鉈、ディオのマント、ジャイロの鉄球
    ベアリングの弾、アメリカン・クラッカー×2、シュトロハイムの足を断ち切った斧
    ランダム支給品7〜12、全て確認済み
   (ディエゴ、ンドゥ―ル、ウェカピポ、ジョナサン、アダムス、ジョセフ、エリナ、犬好きの子供、徐倫、F・F、アナスイ、織笠花恵)
[思考・状況]
基本的思考:『基本世界』に帰り、得られるものは病気以外ならなんでも得る。
1.ムーロロを利用して遺体を全て手に入れる。
[備考]
※DIOから部下についての情報を聞きました。ブラフォード、大統領の事は話していません。
※承太郎の支給品(1つのみ)、花京院の支給品(1つのみ)、仗助の支給品(2つ)を開封しました。
 それぞれ順にSBR第一レース後のシャンパン、リサリサのタバコ、レコードプレーヤーと90年代ベストヒット!レコード集でした。

【カンノーロ・ムーロロ】
[スタンド]:『オール・アロング・ウォッチタワー』(手元には半分のみ)
[時間軸]:『恥知らずのパープルヘイズ』開始以前、第5部終了以降
[状態]:健康
[装備]:トランプセット、フロリダ州警察の拳銃(ベレッタ92D 弾数:15/15)、予備弾薬15発×2セット、恐竜化した『オール・アロング・ウォッチタワー』一枚
[道具]:基本支給品、ココ・ジャンボ、無数の紙、図画工作セット、川尻家のコーヒーメーカーセット、地下地図、遺体の脊椎、角砂糖
    不明支給品(2〜10、全て確認済み、遺体はありません)
[思考・状況]
基本行動方針:自分が有利になるよう動く。
1.ディエゴを利用して遺体を揃える。ディエゴだってその気になればいつでも殺せる……のだろうか。
2.琢馬を手駒として引き留めておきたい?
[備考]
※現在、亀の中に残っているカードはスペード、クラブのみの計26枚です。
 会場内の探索はハートとダイヤのみで行っています。 それゆえに探索能力はこれまでの半分程に落ちています。

【吉良吉影】
[スタンド]:『キラークイーン』
[時間軸]:JC37巻、『吉良吉影は静かに暮らしたい』 その①、サンジェルマンでサンドイッチを買った直後
[状態]:左手首負傷(大・応急手当済)
[装備]:波紋入りの薔薇、空条貞夫の私服(普段着)
[道具]:基本支給品 バイク(三部/DIO戦で承太郎とポルナレフが乗ったもの) 、川尻しのぶの右手首、
    地下地図、紫外線照射装置、スロー・ダンサー(未開封)、ランダム支給品2〜3(しのぶ、吉良・確認済)
[思考・状況]
基本行動方針:優勝する
0.自分が優位になれるよう立ち回る
1.宮本輝之助をカーズと接触させ、カーズ暗殺を計画
2.宮本の行動に協力(するフリを)して参加者と接触、方針1の基盤とする。無論そこで自分の正体を晒す気はない
3.機会があれば吉良邸へ赴き、弓矢を回収したい
[備考]
※宮本輝之助の首輪を爆弾化しました。『爆弾に触れた相手を消し飛ばす』ものです(166話『悪の教典』でしのぶがなっていた状態と同じです)
※波紋の治療により傷はほとんど治りましたが、溶けた左手首はそのままです。応急処置だけ済ませました。
※吉良が確認したのは168話(Trace)の承太郎達、169話(トリニティ・ブラッド)のトリッシュ達と、教会地下のDIO・ジョルノの戦闘、
 地上でのイギー・ヴァニラ達の戦闘です。具体的に誰を補足しているかは不明です。
※吉良が今後ジョニィに接触するかどうかは未定です。以降の書き手さんにお任せします。
※宮本と細かい情報交換は(どちらも必要性を感じていないため)していません。

16 ◆c.g94qO9.A:2016/04/04(月) 21:52:53 ID:kiEb6VHY
【ジョルノ・ジョバァーナ】
[スタンド]:『ゴールド・エクスペリエンス』
[時間軸]:JC63巻ラスト、第五部終了直後
[状態]:体力消耗(中)、精神疲労(小)、両腕欠損(違和感大)
[装備]:遺体の左耳
[道具]:基本支給品一式、地下地図、トランシーバー二つ、ミスタのブーツの切れ端とメモ
[思考・状況]
基本的思考:主催者を打倒し『夢』を叶える。
1.この場を丸く収め、『夢』実現に向けて行動する。
2.ジョセフ・承太郎と合流する。



【蓮見琢馬】
[スタンド]:『記憶を本に記録するスタンド能力』
[時間軸]:千帆の書いた小説を図書館で読んでいた途中
[状態]:健康、精神的動揺(大)
[装備]:遺体の右手、自動拳銃、アヌビス神
[道具]:基本支給品×3(食料1、水ボトル半分消費)、双葉家の包丁、承太郎のタバコ(17/20)&ライター、SPWの杖、
    不明支給品2〜3(リサリサ1/照彦1or2:確認済み、遺体はありません) 救急用医療品、多量のメモ用紙、小説の原案メモ
[思考・状況]
基本行動方針:他人に頼ることなく生き残る。
0.???
1.自分の罪にどう向き合えばいいのかわからない。
[備考]
※参戦時期の関係上、琢馬のスタンドには未だ名前がありません。
※琢馬はホール内で岸辺露伴、トニオ・トラサルディー、虹村形兆、ウィルソン・フィリップスの顔を確認しました。
 また、その他の名前を知らない周囲の人物の顔も全て記憶しているため、出会ったら思い出すと思われます。
 また杜王町に滞在したことがある者や著名人ならば、直接接触したことが無くとも琢馬が知っている可能性はあります。
※ミスタ、ミキタカから彼らの仲間の情報を聞き出しました。
※スタンドに『銃で撃たれた記憶』が追加されました。右手の指が二本千切れかけ、大量に出血します。何かを持っていても確実に取り落とします。
 琢馬自身の傷は遺体を取り込んだことにより完治しています。

【宮本輝之輔】
[スタンド]:『エニグマ』
[時間軸]:仗助に本にされる直前
[状態]:左耳たぶ欠損(止血済)、心臓動脈に死の結婚指輪
[装備]:コルト・パイソン、『爆弾化』した首輪(本人は気付いていない)
[道具]:重ちーのウイスキー、壊れた首輪(SPW)、フーゴの紙、拡声器
[思考・状況]
基本行動方針:柱の男を倒す、自分も生き残る、両方やる
0.???
1.柱の男や死の結婚指輪について情報を集める、そのためにジョセフとシーザーを探す
2.1のため、紙にした少年を治療できる方法を探す
3.吉良とともに行動する。なるべく多くの参加者にカーズの伝言を伝える
4.体内にある『死の結婚指輪』をどうにかしたい

※フーゴをシーザーではないかと思っています。
※思考1について本人(ジョセフ、シーザー)以外に話す気は全くありません。
 従って思考1、2について自分から誰かに聞くことはできるだけしないつもりです。
 シーザーについては外見がわからないため『欧州の外国人男性』を見かけたら名前までは調べると決めています。
※第二放送をしっかり聞いていません。覚えているのは152話『新・戦闘潮流』で見た知り合い(ワムウ、仗助、噴上ら)が呼ばれなかったことぐらいです。
 吉良に聞くなど手段はありますが、本人の思考がそこに至っていない状態です。
 第三放送は聞いていました。
※カーズから『第四放送時、会場の中央に来た者は首輪をはずしてやる』という伝言を受けました。
※死の結婚指輪を埋め込まれました。タイムリミットは2日目 黎明頃です。
※夕方(シーザーが出て行ってからルーシーが来るまで)にDIOの館を捜索し、拡声器を入手していました。
 それに伴い、サン・ジョルジョ・マジョーレ教会の倒壊も目撃していました。

17 ◆c.g94qO9.A:2016/04/04(月) 21:53:12 ID:kiEb6VHY
【パンナコッタ・フーゴ】
[スタンド]:『パープル・ヘイズ・ディストーション』
[時間軸]:『恥知らずのパープルヘイズ』終了時点
[状態]:紙化、右腕消失、脇腹・左足負傷(波紋で止血済)、大量出血
[装備]:DIOの投げたナイフ1本
[道具]:基本支給品(食料1、水ボトル少し消費)、DIOの投げたナイフ×5、
[思考・状況]
基本行動方針:"ジョジョ"の夢と未来を受け継ぐ。
1.……(思考不能)
[備考]
※フーゴの容体は深刻です。危篤状態は脱しましたが、いつ急変してもおかしくありません。
 ただし『エニグマ』の能力で紙になっている間は変化しません。
※第三放送を聞き逃しました。


【備考】
※D-4南西にスーパーフライの鉄塔が建ちました。大きさとしては目立ちますが、カオスローマなので特別おかしくは見えないかも。
 原作通り中に入った誰かひとりだけを閉じ込めます。
 現在サヴェジガーデン一羽が居残っていますが、何故これで居残りが成立しているのかは後の書き手さんにお任せします。
※D-3の路地、フーゴが眠っていた位置にカーズの伝言(第四放送時、会場の中央に来た者は首輪をはずしてやる。カーズより)が書かれた紙が置かれています。
 シーザーたちはまだ気が付いていません。




【D-6 中央部 市街地/1日目 夜中】
【プロシュート】
[スタンド]:『グレイトフル・デッド』
[時間軸]:ネアポリス駅に張り込んでいた時
[状態]:健康、覚悟完了
[装備]:ベレッタM92(15/15、予備弾薬 28/60)、手榴弾セット(閃光弾・催涙弾×2)
[道具]:基本支給品(水×6)、双眼鏡、応急処置セット、簡易治療器具、露伴のバイク、打ち上げ花火
    ゾンビ馬(消費:小)、ブラフォードの首輪、ワムウの首輪、 不明支給品1〜2
[思考・状況]
基本行動方針:ターゲットの殺害と元の世界への帰還
0.カーズをぶっ殺す。
1.大統領に悟られないようジョニィに接触する
2.育朗とワムウの遺志は俺たち二人で"繋ぐ"
3.残された暗殺チームの誇りを持ってターゲットは絶対に殺害する
[備考]
※支給品を整理しました。基本支給品×3、大型スレッジ・ハンマーがB-4の民家に放置されています
 また育朗の支給品の内1つは開けた事になっていて、本物はプロシュートが隠し持っています
※支給品のうち、一つは「ヘルメット」でした。千帆に譲りました。また所持していたワルサーP99とその予備弾薬も玉美に譲りました。

【トリッシュ・ウナ】
[スタンド]:『スパイス・ガール』
[時間軸]:『恥知らずのパープルヘイズ』ラジオ番組に出演する直前
[状態]:健康
[装備]:吉良吉影のスカしたジャケット、ウェイトレスの服、遺体の胴体
[道具]:基本支給品×4
[思考・状況]
基本行動方針:打倒大統領。殺し合いを止め、ここから脱出する。
1.今の声……ルーシー!?
2.フーゴとジョナサンを探しに行きたいけど、DIOの館に行くべき?
3.地図の中心へ向かうように移動し協力できるような人物を探していく

【イギー】
[スタンド]:『ザ・フール』
[時間軸]:JC23巻 ダービー戦前
[状態]:健康
[装備]:なし
[道具]:なし
[思考・状況]
基本行動方針:ここから脱出する。
0.現状に興味なし。死なない程度に頑張る。
1.あいつ(フーゴ)、どこ行きやがった!?
2.コーヒーガム(シーザー)と行動、穴だらけ(フーゴ)、フーゴの仲間と合流したい
3.煙突(ジョルノ)が気に喰わないけど、DIOを倒したのでちょっと見直した

18 ◆c.g94qO9.A:2016/04/04(月) 21:53:37 ID:kiEb6VHY
【小林玉美】
[スタンド]:『錠前(ザ・ロック)』
[時間軸]:広瀬康一を慕うようになった以降
[状態]:健康
[装備]:H&K MARK23(0/12、予備弾0)、ワルサーP99(04/20、予備弾薬40)
[道具]:なし
[思考・状況]
基本行動方針:トリッシュを守る。
1.トリッシュ殿は拙者が守るでござる。
2.ナランチャは気に食わないが、同行を許してやらんこともない

【ナランチャ・ギルガ】
[スタンド]:『エアロスミス』
[時間軸]:アバッキオ死亡直後
[状態]:健康
[装備]:なし
[道具]:基本支給品(食料1、水ボトル少し消費)、不明支給品1〜2(確認済、波紋に役立つアイテムなし)
[思考・状況]
基本行動方針:主催者をブッ飛ばす!
0.カーズ討伐に協力するが、トリッシュの身を第一優先。
1.早くフーゴとジョナサンを探しに行こう
2.玉美は気に入らないけど、プロシュートはもっと気に入らない

【双葉千帆】
[スタンド]:なし
[時間軸]:大神照彦を包丁で刺す直前
[状態]:健康、強い決意
[装備]:万年筆、スミスアンドウエスンM19・357マグナム(6/6)、予備弾薬(18/24)、遺体の心臓、遺体の胴体
[道具]:基本支給品、露伴の手紙、ノート、地下地図、応急処置セット(少量使用) 、顔写真付き参加者名簿、大量の角砂糖
[思考・状況]
基本行動方針:ノンフィクションではなく、小説を書く 。その為に参加者に取材をする
0.カーズ殺害に少しでも協力する。
1.大統領に悟られないようジョニィに接触する
2.主催者の目的・動機を考察する
3.次に琢馬兄さんに会えたらちゃんと話をする
[ノートの内容]
プロシュート、千帆について:小説の原案メモ(173話 無粋 の時点までに書いたもの)を簡単に書き直したもの+現時点までの経緯
橋沢育朗について:原作〜176話 激闘 までの経緯
ワムウについて:柱の男と言う種族についてと152話 新・戦闘潮流 までの経緯
188話 風にかえる怪物たち のくだりはプロシュートが書きましたがホッチキスで留められて読めない状態です
[備考]
※トリッシュとプロシュートからそれぞれ遺体を譲り受けました。

【シーザー・アントニオ・ツェペリ】
[能力]:『波紋法』
[時間軸]:サン・モリッツ廃ホテル突入前、ジョセフと喧嘩別れした直後
[状態]:胸に銃創二発の傷跡
[装備]:トニオさんの石鹸、メリケンサック、シルバー・バレット
[道具]:基本支給品一式、モデルガン、コーヒーガム(1枚消費)、ダイナマイト6本
   ミスタの記憶DISC、クリーム・スターターのスタンドDISC、ホット・パンツの記憶DISC、イギーの不明支給品1
[思考・状況]
基本行動方針:主催者、柱の男、吸血鬼の打倒。
1.カーズと戦う。
2.フーゴを探し、保護する。
3.ジョセフ、シュトロハイムを探し柱の男を倒す。
[備考]
※DISCの使い方を理解しました。スタンドDISCと記憶DISCの違いはまだ知りません。
※フーゴの言う『ジョジョ』をジョセフの事だと誤解しています。




【D-5 空条邸/1日目 夜中】
【ジョセフ・ジョースター】
[能力]:『隠者の紫(ハーミット・パープル)』AND『波紋』
[時間軸]:ニューヨークでスージーQとの結婚を報告しようとした直前
[状態]:全身ダメージ(中)、疲労(大)
[装備]:ブリキのヨーヨー
[道具]:首輪、基本支給品×3(うち1つは水ボトルなし)、ショットグラス
[思考・状況]
基本行動方針:殺し合いを打破し、幸せに末永く生きる。
1.遺体の回収を目指す。
2.承太郎、ジョルノと合流する。

19 ◆c.g94qO9.A:2016/04/04(月) 21:54:57 ID:kiEb6VHY
以上です。題名は、仮ですが(しっくりこなかったので)「DEUCE TO 7」です。
なにか抜け等ありましたら教えてください。
よろしくお願いします。

20名無しさんは砕けない:2016/04/08(金) 11:38:21 ID:4DWP9NYg
投下乙です。いろんなキャラが一気に動き出した感じがしますね。
なによりもジョルノ!その胆力に度肝を抜かされました。でもジョルノならやりかねないという説得力もあり・・・
今後がわくわくする作品でした。

21名無しさんは砕けない:2016/04/11(月) 00:06:35 ID:aAV6WYrA
遅くなりましたが投下乙です。
ムーロロとディエゴ、小賢しくも狡猾な男二人の退廃的な雰囲気がすごく「らしい」気がしました。
シーザーがトリッシュにうっとりきたのは1stの再現?ニヤリとさせられましたね。信用できる人間を探すための
ザ・ロックの使い方はこう来たか!と驚かされました。
ついに大規模作戦に打って出たがジョルノの登場により混迷を極めるDIOの館。
混乱の中生き残りを賭けて即席チームでカーズに立ち向かうトリッシュ達。そしてジョセフはどこに向かうのか!?

疑問なのですが、ディエゴはあれだけの恐竜をどこから調達してきたのでしょうか。
また宮本が前話の最後で拡声器を手にしていましたが、結局使われなかったのでしょうか。
宮本が残したメモをシーザーが見つけたのかどうかも本文中に説明があればよかったかなあと思います。

非常に緊迫して目が離せない展開でした。次作も楽しみにしています。

22名無しさんは砕けない:2016/04/11(月) 00:18:18 ID:aAV6WYrA
あ、もう一つ。
プロシュートが作戦を説明するくだりで首輪が起動しているか確認すると言っていますが、遺体で首輪が起動するという情報は
誰が持っていたのでしょうか?あそこにいるメンバーが過去首輪の情報を得る話は無かったと思うのですが…読み込み不足でしたらすみません

23名無しさんは砕けない:2016/04/13(水) 01:40:47 ID:YrBU42kc
投下乙です!
ムーロロの胃に穴どころか擦り切れそう(笑)
このままだと兄貴は2nd同様にカーズと戦うことになるのですね
今度はどのような結末になるか今から楽しみです

私からも1つ
この作品で指摘するのもおかしいですがジョルノの状態表について
両腕欠損扱いになっていますが前話で義手による作成・治療は一応出来ているので表記を変えた方がいいかと思います

24名無しさんは ガオンッ されました:名無しさんは ガオンッ されました
名無しさんは ガオンッ されました

25名無しさんは ガオンッ されました:名無しさんは ガオンッ されました
名無しさんは ガオンッ されました

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27名無しさんは ガオンッ されました:名無しさんは ガオンッ されました
名無しさんは ガオンッ されました

28名無しさんは砕けない:2016/05/15(日) 01:48:28 ID:e.K.PXMg
集計者様いつも乙です
月報失礼します

話数(前期比) 生存者(前期比) 生存率(前期比)
196話(+1) 25/150 (-0) 16.7 (-0.0)

29 ◆LvAk1Ki9I.:2016/06/22(水) 22:57:39 ID:e4qxtae2
セッコ
本投下開始します。

30目覚めぬ者に夜明けは来ない ◆LvAk1Ki9I.:2016/06/22(水) 22:58:49 ID:e4qxtae2
生き残った参加者たちが鎬を削る『戦場』からは遠く離れた、会場のとある片隅。
この場所はいうならば……『何もない』ところ。
会場の端に近いうえ、どこかへ通じる道や特別な建造物があるわけでもない。
正直用がなければ立ち寄ったりせず、またそんな用ができるわけがない場所のはずなのだが………
今、ここに一人の参加者の姿があった。

「えーと、G-5は違って……G-6も違った……G-7でもない……」

ブツブツ呟きながら手にした紙にメモしているのは泥のようなスーツを全身にまとった男―――セッコ。
彼がこんなところで、しかも単独で何をしているのかというと……先の放送で伝えられなかった『どこかわからない』禁止エリアの捜索である。
とはいえ予想はつくと思うが、勿論セッコが自分からこんな役目を買って出たわけではない。
少し(といっても一時間以上)前―――


『禁止エリア……だぁ?』
『そう、それがどこか調べてきてほしいの』
『うぐ、うおお………それやったらよお………甘いの、くれるかああ?』
『ええ、いいわよ―――ただし『誰にも見つからないように』、ね』
『う? めんどくせーなあ……見つかっても……そいつ、殺しちまえばいいだろぉ?』
(………………)

会話の相手―――ルーシー・スティールは心の中で嘆息する。
やはり、この男は危険だと。

『ダメ……とは言わないけど、できるだけやめてほしいの。
 もし誰にも見つからず、うまく禁止エリアを見つけてこれたら甘いのを、そうね………十個あげる』
『じ、十個? ホントかッ!!?』
『勿論よ、なんだったらもっとあげてもいい……ほら、ここにいっぱいあるでしょう?
 ムーロロはもう角砂糖をそんなに持ってないから、あたしよりたくさんあげるって言われてもだまされないようにね」
『うお、おお、おおおおお………もっと………いっぱい………』

陶酔したような表情を浮かべるセッコ。
人間の味を覚えたとはいえ、それで甘いものが嫌いになるわけではない。
片や物騒、片や普通ながら、二つの嗜好は両立しうるものなのだ。

『もし禁止エリアに入っちゃったら、まず後ずさりしてエリアの外に出なさい………
 後は……そうね、調べるなら一番南東の方から―――地図もメモも持ってない?
 ………………ジョニィ、あなた余分に持ってないかしら?』
『うお……おおっ、甘いの……いっぱい』
(ちゃんと聞いてるのかしら……? まあ、動かしやすいのは助かるのだけど)

報酬で釣りつつ必要事項を伝えるルーシーであったが………実際のところ、彼女の中で禁止エリアの優先順位はそれほど高くはない。
ただあの狡猾な男たちを相手にすることを考えると、獅子身中の虫―――自分たちよりもムーロロと付き合いの長いセッコを抱えたままなのはリスクが大きいのだ。
さらに本人の言動を踏まえると、他の参加者と接触する際に彼がいては自分たちが困ることになりかねない。
そのため彼をしばらく遠ざけ、しかも孤立させておくための方便が例の禁止エリア捜索というわけだった。

『うおおっ、それじゃあ行ってくるぜ!
 会場をダニ潰しに……じゃなくて、ハエ潰し……でもなくて、うぐぐ………ノミ潰し………飲んでる場合かよおおお―――ッ!!』
(………まちがいない、これでまちがいない………セッコ、彼が言いたいのは………『しらみ潰し』)

31目覚めぬ者に夜明けは来ない ◆LvAk1Ki9I.:2016/06/22(水) 23:01:40 ID:e4qxtae2
―――と、そういったいきさつでセッコはこのような会場のはずれまで来ていたのである。
彼が通ったルートまでは定かではないが、確かな事実と言えるのは三点。
現在位置がG-7とG-8の境目付近である事、少なくともセッコ自身は誰にも見つかっていないと認識している事、そして肝心の禁止エリアにはまだ一度も引っかかっていない事。
そんな何もない退屈ともとれそうな道中に飽きかけていたその時………セッコの先で何かが動いた。

(うお?)

反射的に動きを止め、よくよく目を凝らしてみると……なにやら『影』が見える。
月は雲に隠れ、周りには街灯も無く、影の近くにも明かりになるような物は皆無。
そのため周囲は果てしなく暗く、わかったのはかろうじて影自体が人型をしていることだけ。
―――要するに『誰かがいた』。

(あー………)

セッコの判断は、その場でできる限り物音を立てないように地面へ潜るというもの。
『誰にも見つかるな』という命令を忠実に守るために。


「………」

一方、人影のほうはセッコに気付かなかったのか首を少し落とし、自分の腕へと向ける。
時間でも確認しているのか数秒後にはまた顔を上げ、今度は周囲を確認するような動作を見せ……その動きが止まる。
そこにいた人影の元に、何処かから新たに近づく別の影を認めたことにより。
人影は近づいてくる別の影を認識するとそちらへと向き直り、静かに口を開いた。

「首尾は……?」
「………………」

元々か、それとも何かを警戒しているのかその声量はギリギリまで近づかないと聞き取れないほど小さく、子供とも大人とも、また男とも女とも判別できない。
問われた方は無言で懐に手をやり、『何か』を引っ張り出して前へと差し出す。
セッコが覗けたとしても暗がりのためその正体はよく見えず、理解したのは当人たちだけであろう。

「………」
「………………」

無言ではあったが、小さく頷いたところを見るとそれは人影を満足させる結果であったようだ。
一方差し出した側はその様子を見て、考え込むような仕草を見せる。
何やら疑問がありそうだと判断した人影は少しそちらに寄り、再びそっと囁きかけた。

「これで何かをするというわけではない―――重要なのは『奴』にこれを渡してはならないということ………」

二つの影が何者なのか、そして何を目的としているのか。
その思考は勿論、表情や性別すら窺い知れない今は、何もわからない。
やがて影が連れ立って歩き出し、再び何処かへと消えていくまでの短い間にただ一度、雲から顔を出した月の光がその手に持つ物に反射して―――


                       ―――キラリと『赤く』光った。

32目覚めぬ者に夜明けは来ない ◆LvAk1Ki9I.:2016/06/22(水) 23:03:55 ID:e4qxtae2

「………………」

数分後。
足音が十分遠ざかったことを確認したセッコは首から上だけ出して様子を窺ったのち、浮上した。

(見つかって、ねえよなあ?)

影の正体や会話内容などどうでもよい………重要なのは『誰かに見つかったら甘いのがもらえない』ということのみ。
それでも一応気にはなったのか彼らのいた場所を眺め、もっと近くで見てみようと前進したとき―――


                『おいセッコ おまえ今…禁止エリアに入ってんじゃあねーのか? なんでここにいる?』


「うお!!? チョコラータァ!?」

突如響いた、殺したはずの男の声に仰天して辺りを見回すも、先ほど自分自身で確かめた通り誰もいない。
やがて聞こえてきたカウントダウンにより、ようやく声の発生源が自分の首輪で、禁止エリアに踏み込んだことに気が付いた。
ひとまず言われた通り後ずさりして脱出し、現状を再確認する。

「ここ……かよォォォ! 禁止エリアは……おっ?」

目的の場所を見つけたことに歓喜しかけるも、言葉途中でふと疑問が湧き上がる。
しばし宙を見つめた後、デイパックから時計を取り出す―――23時少し前。

「………ん〜〜?」

自分"だけ"が禁止エリアの警告を受けた点、それが妙に気にかかり、顔に手を当て考え込む。
先ほどの影たちには何も起こらなかったのに………19時からか21時からか、影たちのいた場所はとっくに禁止エリアになっていたはずなのに。

「やはり……あいつら……『禁止エリア』に引っかからない……入ってたのに………なんなんだあいつら…」



               ―――それは、影たちが殺し合いのルールに囚われる参加者ではありえないことを示していた。



「お、思い出した……! ルーシーに教えてやらなきゃあな……G-8が禁止エリア……うおお、これで甘いの……たくさん……ッ!!」

その口調からは想像しにくいが、セッコは意外と細かいことに気が付く男である。
だが、同時に決して記憶力が優れている男でもないのだ。
果たしてその疑問をルーシーか、別の誰かにぶつけるまで覚えていられるのか?
あるいは『それならそれでどうでもいい』と忘れてしまうのだろうか?

「うああ、うぐぐ……にしても……なんか……変、なんだよなああ……おれの…………からだ……どうなってんだよおおおお?
 誰か答えてくれよォ〜〜〜〜重要なんだよオオオオ!」

加えて、先ほどから自覚し始めた体の変調。
どこがどうおかしいのか具体的な説明はできないのだが……とにかくおかしいというのがセッコの思考を狂わせていた。
―――それがじわじわと進みつつある『恐竜化』の兆候であることを、彼は知らない。

「チキショー、イライラするなあ……食いてえなああ……作りてえなあああ………
 けど見つかるなって言われてるしなああああ………知らせたら、また遊んでいいんだよなあああああ?」

考えるべきことは多く、されどいずれの事柄も彼単独で解答に辿り着くのは極めて困難。
そして……『考えるのをやめた』、『狂人』ッ!―――この世にこれほど何をしでかすかわからない組み合わせがあるだろうかッ!?
セッコがどこまで考えるかはさておき………最優先事項は、ひとまずこれで『任務完了』ということ。
望みの報酬を受け取るべく、すぐさま方向転換し移動を始めるのだった。

―――他人から与えられるものばかりを享受し、自分自身の思考は未だ中途半端なものばかりであるセッコ。
ある意味最も迷走している彼が『答え』に辿り着くときは、果たして来るのだろうか………?

33目覚めぬ者に夜明けは来ない ◆LvAk1Ki9I.:2016/06/22(水) 23:06:20 ID:e4qxtae2


【G-7とG-8の境目付近 / 1日目 真夜中】

【セッコ】
[スタンド]:『オアシス』
[時間軸]:ローマでジョルノたちと戦う前
[状態]:健康、恐竜化(進行:小、それに伴い違和感)
[装備]:カメラ(大破して使えない)
[道具]:基本支給品、死体写真(シュガー、エンポリオ、重ちー、ポコ)
[思考・状況]
基本行動方針:??
0.角砂糖ほしい
1.ルーシーのところへ戻り、甘いのいっぱいもらう
2.禁止エリアに引っかからない誰かに変な自分の体、いったいどうなってんだ?
3.人間をたくさん喰いたい。何かを創ってみたい。とにかく色々試したい。新しい死体が欲しい。
4.吉良吉影をブッ殺す

※『食人』、『死骸によるオプジェの制作』という行為を覚え、喜びを感じました。
※千帆の事は角砂糖をくれた良いヤツという認識です。ですがセッコなのですぐ忘れるかもしれません。
 DIOのことは完全に忘れ去りました。
※恐竜化はディエゴから距離をとっているため進行は緩やかですが、変化を意識し始めている段階です。
※ルーシーから不明な禁止エリアを調べてくるよう頼まれています。
 それに伴いジョニィの基本支給品一式を譲り受けました。
 ルーシーたちとどこで待ち合わせしているかなどは次回以降の書き手さんにお任せします。

【備考】
・21時に設定された禁止エリアはG-8でした。
・会場内に禁止エリアを無視できる何者か(最低二人)がいるようです。
 正体、目的は現時点で一切不明です。

34 ◆LvAk1Ki9I.:2016/06/22(水) 23:13:11 ID:e4qxtae2
以上で投下終了です。
特に目立った変更点はありません。
ご意見などありましたら遠慮なくお願いいたします。

地道にでも進んでほしいですが
何をするにしても書き込みが少ないというのはどうにもしがたいですね。

35名無しさんは砕けない:2016/06/23(木) 20:13:14 ID:Q5HNLhMc
投下乙です。
セッコが見つけたのはいったい何者なのか・・・そして手に持っていたものは!?
そしてセッコがちゃんとそれを覚えていて伝えられるかどうか・・・
短い話ながら不安や期待が大きな作品でした!

36名無しさんは砕けない:2016/06/24(金) 14:34:20 ID:d3G28fhA
投下乙です
唐突な飲んでる場合かで吹き出しましたw 3rdは首輪の警告メッセージが音声になっているからバリエーションが楽しみです
禁止エリア内で動ける人物の正体・・・誰かが首輪を解除できたのかはたまた新キャラなのか?
今だ食人願望にかられる凶暴さと甘いものにつられていう事を聞く素直さを併せ持つセッコの行く末も今だ定まらずと言った感じで
今後が非常に気になりました。次回も期待してます!

37 ◆LvAk1Ki9I.:2016/06/25(土) 22:10:53 ID:gfctQs3M
感想ありがとうございます。
ネタ仕込まずにはいられないのは性分なので、面白いと思っていただければ幸いです。

問題点は仮投下時にだいたい言われた通りでしょうが、特に新しい意見がないようならこのまま収録する予定です。
それでは、失礼します。

38名無しさんは砕けない:2016/07/15(金) 10:19:43 ID:uF4Yof42
月報失礼します

話数(前期比) 生存者(前期比) 生存率(前期比)
196話(-1+1) 25/150 (-0) 16.7 (-0.0)
破棄に伴いましてこういう表記とさせていただきました
問題があるようでしたら適宜修正お願いします

39名無しさんは砕けない:2016/07/19(火) 04:21:38 ID:LCma44TU
遅くなりましたが月報乙です。ゆっくりでも確実に進んでいってますねー

40覚醒 その1 ◆yxYaCUyrzc:2016/08/08(月) 21:32:54 ID:W6H5mrzw
『俺たちの戦いはこれからだ』――というフレーズを聞いて、君たちは何を想像する?

打ち切り?不人気?マンネリ?テンプレ?
……まぁ、大体の人はそう感じるだろう。

が。

それは正しい表現ではない。――というより、『それだけではない』と言い換えるべきか。

つまりだな……


●●●

41覚醒 その2 ◆yxYaCUyrzc:2016/08/08(月) 21:33:25 ID:W6H5mrzw
……ジョジョ。ジョジョ……


柔らかい日差しが水面に反射している。僕は――何をしていたんだっけ。
どこかに行くはずだったんだけど……どこだったっか。
フラフラと歩いて来たこの川辺、隣に誰かいたような。最初から一人でここまで来たような……

ふと視線を上げると、石造りの大きな橋。
そうだ、思い出した。あそこに行くために歩いていたんだ。

走っていってもいいんだろうけど、なんだか勿体無い気がする。
せっかくだし、ゆっくり行こう――穏やかな川の流れに身を任せるように。逆らわないように。
時折り髪をゆらす風が心地良い。今まで、こんなにのんびりした散歩をしたこと、あっただろうか?
天気も良いし、エリナと一緒に歩きたかったな。


――着いた。遠目から見てもかなりの大きさだったけれど、目の前にするとかなりのものだ。
そして、長い。一体どこまで続いているんだろうか。
川だと思っていた流れも、まるで海のように、どこまでも広がっている感じがする。


向こう岸まで渡ろうとここまで来たけれど、いざ一歩を踏み出そうとすると、足が震えてなかなか動かない。
そう考えた途端に、なんだか怖くなってきた。本当にこの橋を渡ってしまっていいのだろうか。


……ジョジョ。ジョジョ……


そんな橋の中ほどから、だろうか。立ちつくす僕を呼ぶ声――とても懐かしい、もう聞こえないと思っていた声。

あぁ、あなたは。あなた達は。
姿は見えない。でも。でも何故。
『あなた達が死んでしまった』なんて、思ってしまったんだろうか。
『あなた達を僕の手で殺してしまった』なんて、感じてしまったんだろうか。

なんて、なんて失礼な事を。
きっと、そう――そんな夢を見てしまったから。
とても辛く、とても悲しい夢を。だからそんな風に――

ごめんなさい。ごめんなさい。
そう言いたくても思うように口が動かない。喉が開かない。
どうして。どうして。
手を伸ばそうにも鉛を詰め込まれたように重い。

42覚醒 その3 ◆yxYaCUyrzc:2016/08/08(月) 21:33:52 ID:W6H5mrzw
……ジョジョ。ジョジョ……


目の前の声が遠ざかってゆく。
あぁ――あぁ、行かないで。おいていかないで。ぼくをみすてないで。
それと入れ替わるように背後から近づく呼び声――この場所に来るまでに何度も聞き、これからも聞き続けるであろう声。


……ジョジョ。ジョジョ……


あぁ、君は。君たちは。
正面の光景に名残を惜しみつつ、振り返った先には共に歩いてきた仲間たち。
こちらもその姿ははっきりと見えるわけではない。ぼんやりとした輪郭。それでも彼らがどんな表情で僕を見つめているのかはよく分かる。

でも、なぜだろう。

彼らの手をすぐに、喜んでとることが少し怖い。
僕が本当に手を取りたい相手は、取るべき相手はいったい誰?
誰かの手を取らなければ僕はこの広く、美しく、そして寂しいこの場所で独りぼっちになってしまう。
けれど、どうしてもその一歩が踏み出せない。半歩ぶん足を動かすことすら躊躇わせた。


……ジョジョ。ジョジョ……


またも違うほうから呼びかけ。
そちらを向こうとする僕を必死に止めようとする目の前の彼ら。
それでもそちらを向くことを僕自身に止められない。


……ジョジョ。ジョジョ……


しかし、今度の声はいったいどこから聞こえてくるんだろう?
橋の上でもなければ、川沿いの砂の上でもない。

ふっ――と。川の中を覗き込む。
穏やかな水面に映るのは僕の不安げな表情ではなかった。

その顔は。

その声の主は。

――僕のことを呼び、手を伸ばしてくる、その顔は。

……その、口元から鋭く伸びる牙はッ!


●●●

43覚醒 その4 ◆yxYaCUyrzc:2016/08/08(月) 21:34:15 ID:W6H5mrzw
「ディオオォッ!」
がば、と体を起こしたジョナサン・ジョースターの周囲は、彼の叫びとは対照的に、静かに夜の闇に佇んでいた。

え?という自分の疑問を確かめるように周囲をきょろきょろと見まわし――数十秒もしないうちに答えを見つけ出す。

「夢……か……」

いったいどのくらい眠ってしまっていたのだろうか――最後に肌に感じたのは夕焼けの日差しと温かさのはずだった。
しかし今この場所にあるのは、淡い月明りと、柔らかく、しかしヒンヤリした風だけ。

自分の置かれた現状をおぼろげながら把握しはじめ、ここから何をすべきなのかを考えようとした矢先。


――ほう?このDIOを葬っておきながらノンビリと夢心地だったと?ずいぶんノンキしてるじゃあないか……ジョジョ……


「えッ!?」
もう聞こえない、聞こえるはずもなく……ある意味では聞きたくもない、その声に勢いよく振り返る。
当然、その場には何もいない。あるのは厳かにそびえ立つ城のような建造物のみ。

「げ、幻聴……か」

決して記憶を失ったわけではない。つい数刻前、自分は確かに波紋の力でDIOを浄化した、はずだ。


――おいおい、あんまりな言い草じゃあないか、ジョジョ。目を凝らしてよーく見てみろよ……


「えッ!?――こっ……これはッ!?」
見えた。確かに自分の――感覚の目、とでもいうべきか。そこにはしっかりと映っていた。
“その”先に映る建物がレンズのように歪みだし、“それ”の輪郭を形作る。
“それ”の名は――そこに、姿は見えなくとも確かにいる、“そいつ”の名はッ!

『やあ。さっきぶり、ジョジョ』

「……ディオッ!?」


●●●

44覚醒 その5 ◆yxYaCUyrzc:2016/08/08(月) 21:34:46 ID:W6H5mrzw
正直に告白しよう。それは偶然だった……計算でここまでは読めない。

おまえと落下したこの身体が水中でジョジョと衝突しなければ。

その完全なる『茜色の波紋疾走』にこのDIOは負けていたのだからな……

やはり運命は……存在した。わたしに味方する、とまでは言わないが。

波紋疾走で我が身体を貫いたその身はその直前。

私の懐に少しだけ“触れて”

そのうえで私の身体を貫通した。


ジョジョ……お前は……
(波紋で私を倒すために)波紋を『身にまとってたがゆえに』
この吸血鬼のDIOを敗北、死亡させるに至ったが。

波紋を『身にまとってたがゆえに』DIOとの因縁を抹消させるには至らなかった。


……もう少しわかりやすく説明してやろう。自分の身体だから感覚的には理解しているのだろうがな。

ついさっき、お前は“スタンド使いとして覚醒した”のだ。

――スタンドの名は『リンプ・ビズキット』ッ!
その能力は『死体を視認できないリビングデッドとしてよみがえらせ、使役すること』ッ!!


……本来、この能力で蘇ったものは、本能のまま血を求めるだけの存在になるそうだ。
しかし、このDIOにそれがないのは、おそらく“最初からそうだった”からなのだろう。
そして『この身体』になったがゆえに……この瞬間!このDIOも『太陽の克服』を達成したと感覚で理解できる!

そして――そしてッ!
この能力と生まれは違うといえ、『屍生人』をその手で葬り続けてきた貴様がッ!
あろうことか『リビングデッドを支配する能力』を身に着けることになるとはッ!

なんという皮肉!いや――“だからこそ”――そうッ!『だからこそ』というべきだろう!?
なんという運命!『幽霊』の『波紋』と書いて『スタンド』!……フフ、よくぞ言ったものだッ!


……しかし。無論、というか。選ぶのはジョジョだ。
お前の波紋でなら、『能力によって生まれた死体』であろうとも、俺を浄化することが可能だろう。
あるいは頭部に衝撃を受けたなら、DISCが吐き出されることで能力は使えなくなることだろう。

しかし、そう。

『なぜこんな姿をあえてみせるのか……それはジョジョ、あれほど侮っていたおまえを今、おれは尊敬しているからだ……
 勇気を!おまえの魂を!力を!尊敬している……それに気づいたからだ……
 神がいるとして、運命を操作しているとしたら!俺たちほどよく計算された関係はあるまいッ!』

これはかつて――いや、ジョジョ、お前にとっては未来の話になるが、ともかく――お前に送った言葉だ。
そう、今の俺は個人的にお前のことを尊敬しているし、それを抜きにしても、今のお前はこのDIOの“本体”だ。


……たかだか元チンピラのスタンド能力ごときで吸血衝動、捕食衝動を抑えられなくなるほどこのDIOは落ちぶれてはいない。
お前の命令ならばどんなことだって引き受けるとここに誓おう。代わりに戦うことも、盾になることも、喜んで引き受けよう。
このDIOを使役していいのはこの世界でもジョジョ、お前だけだ、お前にしかその資格は存在しない。


今一度いうが、選ぶのはお前だ。
しいて一言忠告をさせてもらうなら――あまりノンビリしている時間はないはずだぞ?


●●●

45覚醒 その6 ◆yxYaCUyrzc:2016/08/08(月) 21:35:12 ID:W6H5mrzw
さてさて……これはまた大事件になってしまったな。
じゃあとりあえず、ここでDIOがジョナサンに解説したことにいくつか補足して終わりにしよう。


まずは――ん?DIOがリンプ・ビズキットの吸血衝動を超えられた理由から?
そりゃあ簡単だよ。彼自身が言った通り、DIOがもともとゾンビ以上の存在だったから。
これがもしも“人間状態のディオ”だったらダメだっただろうね。

で……そんな状態でありながら『太陽を克服した』と確信した理由だな。
まぁ、これもタネがわかってしまえば簡単だ。あくまで今のDIOは能力で生み出された『透明ゾンビ』でしかないから。
さらに付け加えるならDIOから生まれたもの――いやジョルノとかじゃあなく、『緑色の赤ちゃん』が太陽の元を歩いていただろ。
あくまでも『吸血鬼そのもの』以外には太陽光は弱点となりえない。

――という理解ができると同時に新たな疑問が浮かぶだろう。『DIOはいったい何ができるのか?』とね。
まず結論から言うと、スタンドは使えない。
これは……そうだな『アンダー・ワールドで掘り起こされたスポーツ・マックスの記憶』を例に出すと……
あれはあくまで『能力によって生み出された現象』だから、“そのひと・そのもの”ではないということ。ゆえにあの時の彼もスタンドを使用しなかった、できなかった。
今回も同様。だからDIOのもとにもう『世界』は存在しない。
吸血能力は――どうだろうか。ある意味で『ゾンビ』と劣化した存在になった以上、これも不可能“かもしれない”。
なぜ推測なのかって?そりゃあ、ジョナサンがさせないだろうから。仮にDIOを使役するとして、ディオに対して「よし血を吸って攻撃だ」とは言わないだろう。きっと。
ゆえに、純粋な身体能力――吸血鬼となって、しかも鍛え上げられた彼の肉体ならそれで十分だろうが――それしかないとみていいだろう。
ちなみにいうと、DIOが口にした『幽霊の波紋』だが、彼は幽霊じゃあなくてゾンビだから、これも可笑しな表現だな……と、話題がそれたか、ごめんごめん。

あとは――そう、『リンプ・ビズキットに課せられた制限』か。
まず、本体がゾンビたちに“命令”することは可能。もっとも、今回のDIOのような場合を除き、ほとんどは本能的に動いてるような奴らだからどこまで聞いてくれるかは微妙だが。
付け加えるなら、もちろん本体であるジョナサンには視認できているし、会話による意思疎通も可能だ。じゃなきゃあ命令も何もないからな。
次に、本体が死んだときに――もとのスポーツ・マックスのように“復活”できるのか。これは不明。いくら適応したとはいえ死ぬ瞬間にDISCが吹っ飛ばないとも限らないし。
あとは……“従えられる人数”か。たぶん主催者サイドが最も制限をきつくしたのはここだろう。殺し合いが続けば続くほどこの能力は力を増すんだから。
だが、これも具体的な人数は『不明』だ。
――え?だってそうだろう、いまジョナサンの周囲にはそれを証明できるほどの死体はないし、彼なら『安らかに眠ってくれ』とか言って蘇らせない可能性すらあるから。
強いて言うなら……仮にこのロワイヤル序盤でスポーツ・マックスが死なずに墓地やらなにやらにたどり着けていたとしても、それらの死体全てを配下にはできなかったろうね、と。そのくらい。


……さてと。いろいろ言ったが、最初の話題に戻ろうか――って、おいおい。そんなイヤそうな顔をするなよ。

『俺たちの戦いはこれからだ』

この言葉が意味する真のところは、つまり。

『だれも見ていない――見えていない――ところでも、絶対に彼らは戦いを続けている。我々にそれを知る手段がないだけで』
――そういうことだ。

だとするなら。
この話を締めくくる言葉も自然に浮かぶだろう。

『彼らの戦いはまだまだ始まったばかり!
 ジョナサン・ジョースターのバトル・ロワイヤルはこれからだッ!』

バ ァ ――z__ ン !!

46覚醒 状態表 ◆yxYaCUyrzc:2016/08/08(月) 21:35:35 ID:W6H5mrzw
【F-4 エア・サプレーナ島 / 1日目 夜中(22時ころ)】

【ジョナサン・ジョースター】
[能力]:波紋法
[時間軸]:怪人ドゥービー撃破後、ダイアーVSディオの直前
[状態]:左手と左肩貫通(応急処置済)、疲労(中〜大程度に回復)、混乱(小)
[装備]:リンプ・ビズキットのスタンドDISC、透明なDIOの死体
[道具]:基本支給品(食料1、水ボトル少し消費)
[思考・状況]
基本行動方針:力を持たない人々を守りつつ、主催者を打倒
1.蘇った(?)ディオをどうするか混乱中
2.仲間と合流したい
3.現状の把握をしたい

[備考]
1.DIOが所持していた『リンプ・ビズキットのスタンドDISC』がジョナサンの体内に入りました。そのほかの所持品はどうなったか不明です。
2.放送を聞き逃しました。また、当然ながら19時、21時の禁止エリア作動も気づいていません。
  ※この話の時間軸では、まだ23時の禁止エリアは作動していません。22時前後の話とお考えください※

【透明になったDIOについて】
0.能力は原作に準拠。スタンドビジョンはなく、死体を透明ゾンビとして復活させ使役する。
1.あくまでもリンプ・ビズキットによって生み出されたものなので『世界』は使用できない。
2.同様の理由で吸血もできないと予想されるが、ゾンビの本能での『食らいたい衝動』はある。ただしDIO自身の精神力で抑制中。
3.原作の描写から、遺体が動いているわけではないが、透明DIOにダメージがあれば遺体にフィードバックする模様。つまり大統領が回収したDIOの遺体に変化がある。
4.リンプ・ビズキットに課せられた制限は『使役できる人数』のみ。ただし詳細は不明。
5.DIO自身はなかなかハイな状態。しかし尊敬するジョナサンの命令には(能力を抜きにしても)従うつもりなので、彼が死ねといえば喜んで自殺するだろう……

47覚醒 ◆yxYaCUyrzc:2016/08/08(月) 21:43:34 ID:W6H5mrzw
以上で本投下終了です。

●仮投下からの変更点
・誤字脱字、改行位置の変更
・表現の変更(内容に変更はありません)
・状態表に少々加筆

さて。仮投下時には割と好評でしたのでリンプ・ビズキットをそのまま出しました。
……書いてて感じましたが、射程距離の制限とか「ない」と明言してしまいましたがどうでしょう?
まあ人数に制限かけたし、原作を見るに透明DIOだけを何100mも飛ばしたりはしてませんが……
遠くのエリアの死体を無理やりよみがえらすとかも出来ないでしょう、というか暗黙の了解で頼みますw
つまり何が言いたいかというと――
『聖人の遺体とかよりはよっぽど良心的なフラグだと思うんだけどどうよ?』
と、炎上覚悟で言わせていただきますw

とはいえ、この過疎気味た現状。
読み手の皆様はもちろんですが、他の書き手の皆様が書きにくいと感じてしまえば更なる停滞の恐れもあります。
その辺の不安も踏まえてご意見いただければ幸いです。

またリアル都合の調整もありますので1週間から10日程度は収録なしでおいておきます。それではまたノシ

48 ◆yxYaCUyrzc:2016/08/12(金) 04:28:45 ID:yFGjph8Y
・・・えーと、感想は仮投下時にいただきましたのでともかく、問題ないようでしたら来週月曜〜火曜にwikiに収録予定ですがいかがでしょう?
と、生存報告をかねてご報告をさせていただきます

49名無しさんは砕けない:2016/09/06(火) 21:43:42 ID:PaTGgyUg
超!遅くなってしまいましたが投下乙です
制限については問題ないと思います
もし気になるのであれば復活および使役周囲を適当に1マス範囲にとどめておけば今後の万一のKY展開も無くなるかと思います(過疎状況でそんな書き手さんもいないでしょうけど(笑))

50名無しさんは砕けない:2016/09/15(木) 03:09:27 ID:eL8jmn2E
集計者様いつもありがとうございます
今期の月報です

話数(前期比) 生存者(前期比) 生存率(前期比)
197話(+1) 25/150 (-0) 16.7 (-0.0)


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