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カオスロワ避難所スレ3
68
:
都庁に散る
:2016/03/17(木) 02:13:29 ID:YNo4ru7o0
――都庁地下東部
この世界樹を一網打尽にすべく爆弾を仕掛けようとする貴虎達を止めるべく、南部には小町と影薄達・北部には金竜らのように、地下東部には氷嵐の支配者・ロックオンストラトス(キョウリュウブラック)・賢神トリン(キョウリュウシルバー)が向かっていた。
だが……
「なんて強さだ……」
「こいつ銃弾が効かない!」
『私のシールドすら貫いてくるだと……コイツは一体……!?』
三竜の一角である氷竜、弾丸の勇者にして射撃スキルに長けたキョウリュウブラック、キョウリュウジャーの司令官にして閃光の勇者であるキョウリュウシルバーの一匹と二人は間違いなく強者であった。
しかし、その一行が多大なダメージを受け、皆ボロボロになっている。
『私達がたった一匹にこうまで苦戦するなど……!!』
三者に相対する敵は僅か一体。
人間ではない異形。貴虎の仲間かDMC狂信者かどうか不明だが、襲ってきたところからして都庁の敵であることには違いないようだ。
だが、その一体こそが三者以上に巨大な力を持った強者・実力者であるようだ。
「あってはならない……我々のブレイブがこんな敵に敗れるなど」
「しかし、なんて巨大な奴なんだ……実力も……姿も……」
『く、来るぞォ!!』
“敵”は、ボロボロの三者に容赦なく襲いかかっていった。
そして地下東部に木霊する、絶叫と――嬌声。
◆◆◆
――世界樹地上、地下ダンジョンの入口前。
そこには世界樹の頂上にいるダオス、小鳥、神樹の頂辺にいるエリカを除いた都庁軍の名だたる者達が集まっていた。
地上での狭間率いるDMC狂信者部隊との戦闘が終結した今、残る問題は地下の貴虎達の捕縛のみであった。
既にほむら達が貴虎の捜索に出向いているが、貴虎の戦闘力は未知数でありサクヤによると父である強者ファガンの存在も気配もするとのことでより万全を期すために追加の戦力を地下に送る必要があった。
そのために世界樹の巫女まどかとウォークライ、サクヤは地下に連れて行く仲間と地上に残す仲間を決めていた。
「それじゃあ、メガボスゴドラちゃんについてきてもらおうかな」
「……ゴドー……』
『おいどうしたメガボスゴドラ? 随分やる気がないじゃないか?』
地下にはまどか、ウォークライ、サクヤ、メガボスゴドラが地下に向かうことになった。
皆、都庁同盟軍でもかなりの戦闘力を誇る猛者達である。
特にサクヤは戦闘力のみならず都庁軍に対して誤解を抱いているであろうファガンの説得にも役に立つであろう。
ちなみにメガボスゴドラが若干げんなりしているのは、せっかく手間暇かけて修復した新宿公園辺りを味方によって再び吹っ飛ばされてしまったからである。
「さやかちゃん、フェイ・イェンさん、ラゴンには残ってもらうね」
「本当はついていきたいところだけど……まどかやみんなが決めたなら仕方ないか……」
「私もこんな着ぐるみ来てなきゃ立派に戦えるんだけどなあ……」
「シャアアアアアア」
地上にはさやか、フェイ・イェン、ラゴンが地上に残ることになった。
さやかは戦闘力はなくはないが、それ以上に先の龍脈の龍の攻撃によって世界樹が直接ダメージを受けた際、魔物達の中から少なからず負傷した者が多くでたため、都庁の貴重な回復係として仲間の魔物を癒すべく残る必要があった。
フェイ・イェンは動きにくい着ぐるみのせいで機動力が殺されてため、広大な地下の探索には向かないとのことで地上に残ることになった。
だったら脱げばいいんじゃないかと思ってはいけない。自力では脱げないし、仮に脱げたとしてもロボットである彼女に機械文明を嫌う都庁の魔物が怯えたり、最悪敵意を出して襲いかかってくる可能性もあるからだ。
最後のラゴンは基本的に大人しい生物であるため、戦闘には向かないものとして地上でさやかの手伝いをした方が良いとの判断が下された。
余談だが、ここに登場しない赤竜、カヲル、ラブ、スニゲーターは最初から貴虎捜索班として地下に向かっており、今も地下で貴虎を捜しているか敵と思わしき者達と戦闘をしていると思われる。
地下に向かう者達が決まったところでまどか達はダンジョンの入口の前に立った。
「まどか、今のアンタはあたしより強いのはわかるけど、くれぐれも無茶はしないでね!」
「うん、わかってる。可愛いセルちゃんの面倒を見なきゃいけないのにまだ死ぬ気はないよ。
さやかちゃんは地上の魔物さん達をお願いね」
「ええ、地上の方はあたしに任せてまどか! ……だから貴虎捕まえて絶対に帰ってきなさいよ」
「うん!」
危険な場所へと自ら飛び込んでいく親友のまどかに対して、さやかは彼女の無事な帰還を祈った。
まどかはさやかの気持ちに対して明るい笑顔で答えた。
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