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カオスロワ避難所スレ2
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「にょわー! これは天ちゃんの分だにぃー☆」
「こっちだって負けられないよー追っかけるよー」
リングで戦う二人の少女がいた。
一人、身長200cmを先ほど越したアイドル。
一人、身長197cmの女子高生雀士。
事の発端は簡単だった。
暴走してきた装甲車が魔雲天たちのグループに突っ込んできた。
装甲車は魔雲天によって止められ事無きを得たが……。
出てきた女子高生二人が実に狂っていた。
「ワハハ、3対2じゃずるいだろう!」
「ずるい、汚いは悪魔にとって褒め言葉だぜ!」
「そこでここは代表者同士一名ずつのシングルマッチで決着を着けるのはどうであろうか?」
「ほう、悪魔超人であるこの俺に戦いを挑むとは……
いいだろう、ならば直々に……「にょわー! ここはきらりんが戦うにぃ☆」」
魔雲天はきらりに投げ飛ばされた。
そして、きらりは悠々とリングに立ったのだ!
「うわー大きい人だなー」
「じゃあスタートだにぃ☆」
それと同時に豊音もリングに入った。
舞台は埼玉ドームの近くにプロレスリング。
こうして、始まった超ド迫力の女子プロレス。
「グムーッ、きらりと同等の超人になれる才能を持つ少女がいたとは……」
「ワハハ―」
「…………………」
両コーナーでは二人の仲間が声援を送る。
観客は今のところいない。
そして、なにゃかんやで試合開始から20分経過し、遂に決着がついた。
「天ちゃん直伝マウンテン・ドローーーーップ!!」
「きゃあ!!」
短い悲鳴と共に豊音はマットに沈んだ。
同じ巨体である二人のスペックはほぼ同じ。
だが、明暗を分けたのは『セコンドの差』であった。
きらりのセコンドはザ・魔雲天、豊音のセコンドは智美。
このセコンドの経験差はとてつもなく大きかった。
月と鼈くらい差があった。
「じゃあ、きらりんの歌を聞くにぃー☆」
きらりは聞いていた。
勝利後はマイクパフォーマンスをするものだと。
だからこそ、マイクを握った。
―――マイクパフォーマンス(ライブ)をするために。
「曲は勿論『地獄の山脈』だにぃ☆」
そして、歌うのは勿論『ザ・魔雲天のキャラソン』である。
約4分間、きらりは熱唱した。
その歌を聞き、豊音と智美は戸惑ったが、次第に笑顔になっていた。
それはもうクラウザーさんやDMCなど『どうでもよくなる』ほどまでに。
諸星きらりは超人レスラーではない。
――――――彼女は人々を笑顔にする『アイドル』である。
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