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カオスロワ避難所スレ

1 ◆nkOrxPVn9c:2011/10/28(金) 01:14:02
話は本スレかこちらに投下してください

505名無しさん:2012/03/02(金) 16:55:30 ID:zjfEM2/2
ここに来てまさかのハクさんクリーチャー化とは……

506第六回放送:2012/03/02(金) 22:03:38 ID:kjmLp3HQ
ピンポンパンポーン!

『ハハハ!!主催本部が壊滅状態だから代理このザビーネ・シャルが放送させて貰うぞ!先ずは死者の発表からだ!!

 ユーゼス・ゴッツォ、ギム・ギンガナム、天野河リュウセイ、閻魔あい、伏羲

 ―――以下略――― 

 キティ・ホワイト、ニャンまげ。以上だ。あと死んだ奴が出てきちゃあ!駄目だぞォォ!!!死んでなきゃあああ!!
 ほら!言ってる傍から!お前は……お前は、死んでなきゃあああ!!』
『レッドレッドメテオバースト!!!』
『なっガハッ!』

【ザビーネ・シャル@機動戦士クロスボーンガンダム】死亡確認

『おっと放送中に悪いな。新たにザビーネ・シャルを死亡者に追加だ。先に言っておくが俺は主催側じゃない。
 勘違いしないでくれよ?特にDC、お前らとはやり合う気は無い。じゃあ本題に移させて貰う。
 ゼロ聞いてるか?この声に聞き覚えはあるよな?なんせ、俺は一時的にお前の体だったんだからな。
 これから、直々にマリーランド国王共々俺がお前を潰しに行く。覚悟するんだな。そうそう先に言っておくぜ。
 主催側は他の参加者の襲撃の対応に忙しくて、増援には来ないし、お前の部下のダークマター族は俺が全て絶滅させてやった。
 国王も早く逃げた方がいいぜ?ゼロは増援なんて更々呼ぶ気なんてない、お前らを囮に逃げるつもりだ。
 まあ、逃げた所で目の前のボーガーロイドに殺されるかもしれないけどな。
 そして全世界のボーガー達!今や連合は壊滅寸前!そして今カブトボーグ禁止を解く!今こそ復讐の時だ!!全員連合本部に攻め込め!!!
 それとケン!お前後で一発ぶん殴らせろ!以上!!!!』ガチャ!


「リュウセイさん。少しは自重して下さい」
「悪いなネムさん……。でも死ぬ前の俺は綺麗過ぎた。だから今度は容赦を捨てる事にしたんだ」
「ああ、君の放送のお陰で全世界のボーガー達も連合に総攻撃を仕掛けるだろう」
「ですが市長、リュウセイさんは不正復活しているんです。首輪は解除したものの、主催のジョーカーやズガン師から狙われている身ですよ」
「なぁに、我々は不正復活させた訳じゃない。君の協力で天野河リュウセイと寸分違わぬ肉体を作り上げ
 更に焼き尽くされた事で、死者スレに行くことが出来なかった、彼の魂の燃えカスから作り上げた魂を我々が作った肉体に定着させただけだ。何も問題は無い」
「それを復活と呼ぶんじゃ……」
「それに次、死んだら、もう復活出来ないし、復活した制限で一時間ごとにタクアンを食べなければならない、ハンデだって背負わされているのだ!」
「そうですが……」

「ともかく何も問題は「ただ復活するだけか?そんな事で生き残れるほどカオスロワは「うるさい!」ズガン!

【ルーファウス@FF7】死亡確認

「まったくこれだからズガン師共は……」
「俺また死ぬんじゃないかな……不安でお腹が……」

507第六回放送:2012/03/02(金) 22:04:12 ID:kjmLp3HQ
【三日目・07時08分/ハードキャッシュ社研究所】

【米田稲造@人造昆虫カブトボーグV×V】
【状態】健康、連合に対する怒り、首輪無し
【装備】白米
【道具】支給品一式
【思考】基本:連合を滅ぼす
1:アシュラ・アヴェンジャー・トゥーセイダーイ(弱音ハク)を使って連合を滅ぼす
2:ズガン師と主催のジョーカーに警戒

【涅ネム@BLEACH】
【状態】健康
【装備】不明
【道具】不明
【思考】基本:尸魂界が平行世界のリュウセイ達に滅ぼされたのでボーガー達に協力しつつ身を寄せる
1:ズガン師と主催のジョーカーに警戒
2:マユリ様……

【天野河リュウセイ@人造昆虫カブトボーグ V×V】
【状態】外道、邪悪の化身、半無一物、容赦を捨てた、悪そのもの、首輪なし
【装備】代用カブトボーグ
【道具】支給品一式、タクアン×100
【思考】
基本:ゼロと連合を潰す
0:トムキャット・レッド・ビートルを探す。ゼロが持っていれば叩き壊す。
1:襲ってくる者達は容赦なく潰す
2:ケンはぶん殴る
3:親父……
※復活した制限で一時間ごとにタクアンを食べないと死にます

【ダークマター族@カービィシリーズ】絶滅確認

508名無しさん:2012/03/02(金) 22:19:05 ID:z2m69oiI
キメラのパーツに使われたライオンがもうライオンじゃないように、
今のハクさんはもうドゥバイみたいに改名した方がいいと思うんだ

509修正:2012/03/02(金) 22:39:20 ID:kjmLp3HQ
>>506
ピンポンパンポーン!

『ハハハ!!主催本部が壊滅状態だから代理でこのザビーネ・シャルが放送させて貰うぞ!先ずは死者の発表からだ!!

 ユーゼス・ゴッツォ、ギム・ギンガナム、天野河リュウセイ、閻魔あい、伏羲

 ―――以下略――― 

 キティ・ホワイト、ニャンまげ、ナズーリン、火焔猫燐。以上だ。あと死んだ奴が出てきちゃあ!駄目だぞォォ!!!死んでなきゃあああ!!
 ほら!言ってる傍から!お前は……お前は、死んでなきゃあああ!!』
『レッドレッドメテオバースト!!!』
『なっガハッ!』

【ザビーネ・シャル@機動戦士クロスボーンガンダム】死亡確認

『おっと放送中に悪いな。新たにザビーネ・シャルを死亡者に追加だ。先に言っておくが俺は主催側じゃない。
 勘違いしないでくれよ?特にDC、お前らとはやり合う気は無い。じゃあ本題に移させて貰う。
 ゼロ聞いてるか?この声に聞き覚えはあるよな?なんせ、俺は一時的にお前の体だったんだからな。
 これから、直々にマリーランド国王共々俺がお前を潰しに行く。覚悟するんだな。そうそう先に言っておくぜ。
 主催側は他の参加者の襲撃の対応に忙しくて、増援には来ないし、お前の部下のダークマター族は俺が全て絶滅させてやった。
 国王も早く逃げた方がいいぜ?ゼロは増援なんて更々呼ぶ気なんてない、お前らを囮に逃げるつもりだ。
 まあ、逃げた所で目の前のボーガーロイドに殺されるかもしれないけどな。
 そして全世界のボーガー達!今や連合は壊滅寸前!そして今カブトボーグ禁止を解く!今こそ復讐の時だ!!全員連合本部に攻め込め!!!
 それとケン!お前後で一発ぶん殴らせろ!以上!!!!』ガチャ!


「リュウセイさん。少しは自重して下さい」
「悪いなネムさん……。でも死ぬ前の俺は綺麗過ぎた。だから今度は容赦を捨てる事にしたんだ」
「ああ、君の放送のお陰で全世界のボーガー達も連合に総攻撃を仕掛けるだろう」
「ですが市長、リュウセイさんは不正復活しているんです。首輪は解除したものの、主催のジョーカーやズガン師から狙われている身ですよ」
「なぁに、我々は不正復活させた訳じゃない。君の協力で天野河リュウセイと寸分違わぬ肉体を作り上げ
 更に焼き尽くされた事で、死者スレに行くことが出来なかった、彼の魂の燃えカスから作り上げた魂を我々が作った肉体に定着させただけだ。何も問題は無い」
「それを復活と呼ぶんじゃ……」
「それに次、死んだら、もう復活出来ないし、復活した制限で一時間ごとにタクアンを食べなければならない、ハンデだって背負わされているのだ!」
「そうですが……」

「ともかく何も問題は「ただ復活するだけか?そんな事で生き残れるほどカオスロワは「うるさい!」ズガン!

【ルーファウス@FF7】死亡確認

「まったくこれだからズガン師共は……」
「俺また死ぬんじゃないかな……不安でお腹が……」

510たとえ間違った愛だとしても:2012/03/03(土) 00:38:04 ID:CjpW.oMY
「ゾウーーーーーーーーーーーー!!!」

【マリーランド国王(エレファント55世)@おねがいマイメロディ】完殺確認

怪物と化した弱音ハクの一撃で、エレファント55世がばらばらに千切れ飛ぶ。
その圧倒的な力の前に、連合の兵士は総崩れ状態だ。

「助けて……助けてよぉ……!」

猫村いろははもはや立ち上がることさえできない。

「寄るな、寄るな!」

主催者であるゼロもまた冷静さを欠いていた。
自身の【転送能力】でこの怪物を宇宙に飛ばせることも忘れている。
かつて、レン君おちんちんランド軍に有力対主催をぶつけ、双方を始末したあの時の技だ。

「「ちょ、俺を盾にするな……」」

【ディアボロ@ジョジョの奇妙な冒険】死亡確認
【タケシ@ポケットモンスター】死亡確認

某魔法少女よろしく、辺りの参加者を使ってゼロはハクの攻撃を防いでいく。
だが、とてもそれで持つはずもない。

(ダークマターが全滅だと……! くそ、あり得ぬ……!)

本来であれば、護衛のダークマターが瞬時に盾として現れるのだが、それが現れない。
つまり先程の放送は本当なのだろう。
もっとも、ゼロが健在な限り、ダークマターは無限に産み出せる。
種族の全滅というのは間違いだ。
だが、【自我を持ち戦う】ダークマターはそうほいほい造れはしない。
ゼロが産み出せるダークマターはあくまで小型であり、自我も持たずただ正面に突撃するしか能がない。
そこからしっかり教育して一人前のダークマターに……今はどうでもいい話である。

(! 症候群シールドも底をつきそうだと!?)

そしてとうとう、症候群の盾にも限界が訪れる。
巴マミを始め、野比玉子も一時的に症候群から脱出しているこの世界。
この世界は全体的に、症候群の犠牲者が少なめである。
その原因が、主催者側が遊び半分で行ったリビングデッド作成だというのだから……
因果応報というやつであろう。

「くそ!」

残り少ない症候群の盾をゼロが取り出した。



「――――!!!!」



その瞬間、怪物――弱音ハクの動きが止まった。

511たとえ間違った愛だとしても:2012/03/03(土) 00:39:10 ID:CjpW.oMY
「――ぁ――――レ――ン――く――ん――――?」
「……! ハクお姉ちゃん? ハクお姉ちゃんなんでしょ!?」
「これは……どういうことだ……?」

その光景に、ゼロも固まっていた。
ゼロが盾にしたのは、症候群堕ちしてしまった鏡音レン。
弱音ハクが、ずっとずっと守り続け、そしてこの戦いの中でついに守りきることのできなかった存在。
姿が怪物となっても、元となった彼女の脳が、彼への攻撃を拒む。

「―――!」

だが、症候群に堕ちた者には悲しい定めが待っている。
巴マミのような例外でない限り……症候群の者は、数度言葉を発すればもう次の瞬間には死が訪れる。
どんな理不尽な死因であっても、それは確実に訪れるのだ。
どこからともなく銃弾が来ても、槍が降っても、見知らぬマーダーの噛ませになっても……逆らえない。

「お姉ちゃん!」
「―――!」

だが、怪物となったハクがそれらを強引に叩き伏せる。
連合の兵士よりも、レンの命を狙うそれらを優先して始末していく。
攻撃が間に合わなければ、己の身を盾にしてでも、止める。
彼女はレジスタンスの一員であり、そしてくだらない理由でボーガーを虐殺してまわる連合を許せない気持ちを持っている。
目的のためには、時には手段を選ばない。たとえ子供相手でも、主催の手先であれば切り刻んできた。
だが、その芯にあったのは……紛れもない、鏡音レンを守りたいという感情だった。

「よ……よくわからんが、今のうちに逃げるが勝ちだ!」
「「そ、総員退却! もう連合は解散だ! 死にたくない奴はいまのうちに逃げるんだ!」」

ゼロが、逃走する。
いろはも、連合の兵士も散り散りに逃げていく。
トップが討たれ、もともと烏合の集だった連合は瞬く間に崩壊した。
彼らも、テロリストである以前に人間。死にたくないという気持ちは強いのだ。
後の天罰など、気にする余裕もないほどに。

「――……っ!」
「もういいよ、お姉ちゃん……」

ハクが、膝をつく。
とうとうレンを狙う死神は隕石レベルになっている。いかに怪物の身体といえど、限界だった。

「お姉ちゃん、もう休んでいいんだよ。 僕死んじゃったけど! 女の子になっちゃたけど!
 あっちの世界で、新しい快感も覚えたんだ! 師匠だってできたんだよ! もう大丈夫だよ!」
「……」

ハクの頭の中に、何が大丈夫なんだという言葉が浮かぶ。
やはり、この少年の側にはまだ自分がいてあげないといけないなとも思う。
連合も、ここまで壊滅させれば……残党はおそらくレジスタンスの生き残りが倒してくれるだろう。
――彼女の、弱音ハクの意思が、戻っていた。

「そっか……
 じゃあ――久々に――お姉ちゃんと一緒に――寝ようか――?」
「うん!」

少年が頷き、怪物となった女性が僅かに笑った直後。二人の身体は燃え尽きた。
後には、ただ崩壊した連合本部と、無数の屍だけが残される。
【三日目・07時15分】
【鏡音レン@VOCALOID】死亡確認
【弱音ハク@VOCALOID派生】死亡確認
【革命連合@カオスロワ】壊滅

512名無しさん:2012/03/03(土) 00:43:36 ID:Kn/yHQ.A
ハクさん、もう休め・・・・・・                         







つっても死者スレで某夫婦みたいににゃんにゃんするんだろうけどw

513名無しさん:2012/03/03(土) 01:01:03 ID:iXKd/Q7I
イイハナシダナー……
……本来なら感動すべきなのに笑いがこみあげてくるのはなんでだろうw

514名無しさん:2012/03/03(土) 01:10:47 ID:Kn/yHQ.A
死者スレでにゃんにゃんしているレンとハクの横で、
泣きながら○○○ーしているネル(後何故かがくぽも)と、
妹ハーレム作れないから不貞寝しているKAITO。

515名無しさん:2012/03/03(土) 01:12:16 ID:mDIQ2lfU
それをオカズにするクリボーとカオスか……

516こっちも因果応報:2012/03/03(土) 01:26:54 ID:dUXFSUjE
「酷いですね……」

黒と別れたベル様一行は、連合の穏健派に会いに連合基地に来ていたが。
穏健派、過激派関わらずモンスター化したハクにぷにえ達DCや更に先ほどの放送でカブトボーグが解禁されたボーガー達によって殲滅されていた。

「言っちゃ悪いけど、穏健派も何だかんだでボーガーを殺しまくってたんでしょ?因果応報て奴よ」
ベルは冷酷に言い放つ。
「これからどうしますの?もう連合は終わりでしょうし」
「そうですね。この様子では手を組んでいた主催ももう終わりでしょう。つまりDCの勝利です」
「やったじゃない!第9期完ッ!て奴ね」
「ベルそれは違います。むしろ、これからが本当の闘いですよ」
「どういう事よ?」
「まだ主催の残党も残っていますし、うざい連合も同じです。それに、DCの目的は打倒主催です。
 逆に言えば、その目的が達成されれば、彼らを繋ぎとめるものは消えます。ここまで言えば分かりますよね?」
「つまりバグラモンやクライシス皇帝みたいな、世界征服を狙う連中が本格的に動き始める訳ね」
「そうです」

つまり打倒主催という目的を達成したDCメンバーが、各々の野望の為に戦いを始めるという事だ。
今はまだ連合も主催も完全に滅んでいない為、協力体制を取っているが、その内バトロワそっちのけでDCメンバーの大戦争が始まるだろう。
もしかしたら、もう既に手駒を集め、他のメンバーを潰す手筈が整っている者も居るかもしれない。

「ただ逆に言えば、彼らの最大の強みであった連携が、そこで崩れることになります。その隙を突き他の脅威の排除も出来るのではないかと……」
「凄いわね。今までのネタキャラ補正はどうしたの?」
「失礼ですね……ともかく今は主催と連合の残党……そしてゼロの討伐を優先しましょう」
「ゼロって……あの目玉だよね」
「あっあれですよ!」

シャルが指差す方向に大慌てで逃げるゼロが居た。

「直ぐに私達も追いかけましょう」
「待ちなさいアンゼロット。ゼロの後ろを良く見て」

一難さってまた一難、ゼロの後を

「アルファガン!!」
「リリカル・トカレフ・キルゼムオールッ!」
「行け!超獣共!!!」
「マジ外道……」
「ティロフィナーレ!!!」
「お仕置きよ!!!」
「豪雷必殺!デンジャラスサンダーアルティメット!!!!!」
「無駄だよ。主催とか参加者とか、そんなことはもう関係ないんだ。強いとか弱いとかそういうんじゃない。
『神』に喧嘩売った時点でもう終わりなんだよ」
「「「「「邪魔だ!!!」」」」
「がはっ!」


【鏡形而@GetBackers-奪還屋-】死亡確認

泉研、田中ぷにえ、ヤプールを筆頭にニアラ、さっきの放送で希望を取り戻したマミさんとマダム
そしてカブトボーグ禁止が解除され、滅茶苦茶ハイ!な勝治やその他諸々の参加者が後を追っていた。
しかも全員首輪を外している。
多分リュウセイが潰しに来る前にゼロは死ぬかもしれない。

そして地味に鏡さんは邪魔だったので死んだ。

その様子を見たベル様達は一言呟いた。

「「「「……ご愁傷様」」」」

517こっちも因果応報:2012/03/03(土) 01:27:27 ID:dUXFSUjE



【三日目・08時05分/???・連合本部】

【ゼロ@星のカービィ3】
【状態】健康、常識知らずのボーグ馬鹿、ワクチン接種済み、正真正銘本物の天才、強い焦り
【装備】ゼロ様専用カブトボーグ(自分の手作り)
【道具】不明
【思考】基本:生き残り、計画を成功させる
1:に、逃げないと……
2:詰んだかも……
※真の主催者らしいですがまだいるかもしれません
※主催者なのでカブトボーグを持っていても禁止行為に引っかかりません

【田中ぷにえ@大魔法峠】
【状態】健康、可愛い魔法少女スマイル、首輪解除
【装備】プリンセス・ロッド、ゲイボルグ、タンス(両方ともグーイから奪った)、無数の野菜
【道具】支給品一式、不明支給品
【思考】
基本:世界征服を目指す
0:ゼロを殺し主催と連合の残党を皆殺しにする
1:クーデターを起こした連中を皆殺しにする
2:研は後回し
3:ニアラとヤプールはマスコットとして扱き使う
4:全てが終わった後のDCメンバーとの戦いに備える
※10/の戦闘能力を知りました
※グーイからリュウセイが死んだ事を聞きだしました

【巨大ヤプール@ウルトラマンシリーズ】
【状態】健康、ぷにえのマスコット、首輪解除
【装備】新たな超獣達
【道具】支給品一式
【思考】基本;全宇宙を征服する
0:ゼロを殺し主催と連合の残党を皆殺しにする
1:ぷにえのマスコットとして及びDCを利用する
2:さらに強力な超獣を生み出す
3:ぷにえは利用し終えた後、必ず殺す
4:マスコットの掟で人前では可愛らしい姿でなければならぬのか……
※マスコットの掟で基本人前では可愛らしい姿です

【神竜ニアラ@セブンスドラゴン】
【状態】健康、ぷにえに恐怖、ぷにえの(仮)マスコット、首輪解除
【装備】不明
【道具】支給品一式
【思考】基本:ぷにえに従わざるを得ない
0:ゼロも可哀相な奴だな
1:とりあえず死にたくないし変態にも会いたくない
2:もう魔法少女じゃないだろ……
3:超獣の素材にされないよう気をつける
※真の黒幕がゼロだと分かりました
※10/の戦闘能力を知りました
※リュウセイが死んだ事を聞きました

【泉研@チャージマン研!】
【状態】変装、首輪無し
【装備】スペクトルアロー、アルファガン、ロケットランチャー×99
【道具】支給品一式
【思考】基本:ジュラル星人を滅ぼす
0:ゼロを殺しジュラル星人も殺す!
1:間違いない!このキチガイロワイアルもジュラル星人の仕業だ!
2:ケン君……いやジュラル星人め!
3:よくも僕を騙したな!連合め!!!
4:ぷにえは後回し
※ぷにえ、ロリカード、ケン、ゼロをジュラル星人だと認識しました
※連合と主催をジュラル星人と認識しました

【巴マミ@魔法少女まどか☆マギカ】
【状態】健康、深い悲しみ、症候群沈静化、ゼロ、ボーグうざい連合、ディバイン・カオスに怒り
【装備】マスケット銃、ソウルジェム
【道具】支給品一式
【思考】基本:時間の許す限りレジスタンスに協力する
0:ゼロを倒し主催と連合の残党も滅ぼす
1:マダムジェニファーと行動する
2:他の症候群仲間はどうしてるかしら……?
3:どんな事があっても希望は絶対に捨てない
4:他の生き残りのレジスタンスが気になる
※一時的にレジスタンスの一員になっています
※マダムジェニファーから主催、ボーグうざい連合、ディバイン・カオスについて情報を得ました

518こっちも因果応報:2012/03/03(土) 01:28:12 ID:dUXFSUjE

【ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール@ゼロの使い魔】
【状態】健康、深い悲しみ
【装備】杖
【道具】支給品一式
【思考】基本:マミに着いていく
1:ゼロを倒し主催と連合の残党も滅ぼす
2:私の名前はルイズよ!

【松岡勝治@人造昆虫カブトボーグ V×V】
【状態】健康
【装備】エレクトリカル・スピードワゴン
【道具】支給品一式
【思考】
0:ゼロを倒し連合も全て滅ぼす

【その他大勢の参加者@色々】
【共通思考】ゼロを倒し主催の残党も殲滅する
※どんな参加者が居るかは不明です


【ベール=ゼファー@ナイトウィザード】
【状態】健康、ぽんこつ、アンゼロットに若干同情、黒にたらされてる、怒りと悲しみ、連合基地の場所の書かれた地図
【装備】なし
【道具】支給品一式
【思考】基本:主催者を殺す。ウザイ連合も全員殺す
0:黒……
1:手駒を集める
2:三沢、土蜘蛛を警戒
3:連合の穏健派に会いに向かう
4:うわあ……ご愁傷様……

【真昼の月アンゼロット@ナイトウィザード】
【状態】覚悟と決意、KBウィルス感染、魔法少女化、黒の驚異的なたらし能力に若干恐怖
【装備】魔法少女の服装、ラブラブステッキ、虹の剣
【道具】バスタオル、出来立てカブトボーグ、ロイドウザウルス、
    トムキャット・レッド・ビートルVモデル(修理中)、シーザー・カエサル・エンペラー(修理中)
【思考】基本::バトルロワイアルを終わらせ、死んでいった者たちへの償いを
0:黒さん……
1:ゼロ以外の脅威にも対処したい
2:連合の穏健派に会いに向かう
3:うわあ……ご愁傷様……

【セシリア・オルコット@インフィニット・ストラトス】
【シャルロット・デュノア@インフィニット・ストラトス 】
【凰鈴音@インフィニット・ストラトス】
【共通思考】
【状態】健康、黒にたらされた
【装備】ブルー・ティアーズ@インフィニット・ストラトス
【道具】不明
【思考】
基本:黒さんのために2人を守る
1:黒さん……
2:うわあ……ご愁傷様……
※主催側を辞めました

519すいません修正:2012/03/03(土) 01:31:35 ID:dUXFSUjE
>>517
【三日目・08時05分/???・連合基地】

なんか基地だか本部なんだかこんがらがっちゃうね

520だめ少年が完全に覚悟を決めたようです。:2012/03/03(土) 10:44:07 ID:7M/qp1IU
放送が、流れた。

「スネ夫……静香ちゃん……忍者ドラQパーマン……」

友人たちの死の知らせを聞き、呆然とするのび太。
先の放送で、ジャイアンが死んだことを知り
これ以上仲間を失いたくないと願っていたのだが、
それは叶えられなかった。
そんなのび太に、マダオが話しかける。

「のび太君……なんといえば、いいか……」
「……マダオさん、僕は大丈夫です」

こぼれそうな涙をぬぐい、のび太は言った。

「もう、これで覚悟が決まりました。死んでいった仲間の分まで、
僕は戦います。そして、責任をとって、このロワを終わらせるんです。
正直、さっきは迷いがありました。だめ人間の僕が主催を壊滅できるのか、
そもそもの原因である僕がそんな偉そうな口を叩けるのかって」
「……」
「でも、今の放送で、完全に決心できました。絶対にロワを壊すって、僕が、すべてを終わらせるって」

2人のだめ人間を照らす、朝日。

「行きましょう、マダオさん。主催のいる場所まで……歩きましょう」
「のび太君……」

風が吹いた。

「決意はすごくかっこいいと思うし、そこまで歩くのはいいんだけど……
君、主催の居所わかるのかい?」
「……大丈夫です!」

マダオは胸をなでおろした。
これまでのパターンだと、「もちろん、知りません!」と言われ盛大にずっこけているところだ。
でも、のび太は目を輝かせてはっきりと言った。きっと今回は大丈夫なはず。

「歩いているうちに、きっと見つかります!!」

どてっ。マダオはやっぱりずっこけてしまった。
っていうか、やっぱりのび太はだめ人間であった。


【三日目・07時18分/セントヘレナ島】

【長谷川泰三@銀魂】
【状態】 健康、ずっこけ、キュアメロディ
【装備】 キュアメロディの装備、キュアモジューレ@スイートプリキュア♪
【道具】支給品一式、レイジングハートエクセリオン@魔法少女リリカルなのはStS(待機状態)
【思考】基本;銀さん達に会いたい。殺し合いには乗らない
1: おいィィィィィィ……
2:のび太君が新八君に似ている件について。

【野比のび太@ドラえもん】
【状態】健康、キュアブロッサム
【装備】キュアブロッサムの装備
【道具】支給品一式、リンクルン@フレッシュプリキュア!ココロパフューム@ハートキャッチプリキュア、
ミルキィパレット@Yes!プリキュア5GoGo、タッチコミューン@ふたりはプリキュアMaxHeart、
変身用徳利@ふたりはタマキュアSilverSoul(というか銀魂)
【思考】基本;みんなの敵を取る。そして、殺し合いを(そもそものきっかけとなった責任を取り)壊す
1:とりあえず、歩きますか。


※……これまで表記をうっかり忘れていましたが、ココロパフュームにはすでに「プリキュアの種」が装填されています。
キュアモジューレの方も、フェアリートーンが装填されています

521ルナティック・ドリーム:2012/03/04(日) 13:18:55 ID:WVV/2uvw

「本当にこんなところに穏健派の本部が……?」
「いやぁ、こいつは嵌めらた感マキシマムだぜぃ?
 だって見てみい、『めんそーれ、穏健派本部!』なんてデカデカ書いてあるなんて……」
「……似たような基地あったわよ、レジスタンスにも……」
「マジですかい?」
 
 ヒマラヤ山脈。
 地球上で最も標高の高い地域である。
 チベットの端の方というよりも国境付近である。

「というか、穏健派って言う割には……」
「血生臭い……わね」

 どう考えても穏やかじゃない雰囲気が漂う穏健派本部。
 獣が暴れまわったような血の跡が残っている。
 看板の『めんそーれ』の『ー』の部分にはもうべっとりついている。

「それでも行くっきゃない!」
「ゆっかりん……覚悟はあるんだね」

 そして、二人は中に入って行った。
 中にあったのも地獄、まるですでに誰かが潜入して潰されたような惨状であった。

「……死んでる」
「プロの犯行……というより、特A級ストライダークラスの犯行」

 通路には死体。右にも左にも死体の山、山、山。
 まるで嵐が過ぎ去ったような7静けさがそこにはあった。
 そして、しんばらくすると分かれ道、左に行くか、右に行くか。

「選択ね、地獄行きか地獄行きかのね」
「私は左に行く」
「あら、貴方にしては即決ね、その理由は?」
「強いて言うなら、勘って言ったところ……生きて帰ってきなよ」
「貴方の方こそね」

 10/は左の道に、紫は右の道を進んでいった。


 ◆ ◇ ◆ ◇ ◆


 通路の奥に進むにつれ匂いが濃くなっていく。
 戦場がすぐそこに待っていた。

「当たった……今日は厄日かな?」
「ああ、そうだね(便乗)」

 10/が突き進んだ先には奴がいた。
 
「私、黒幕ぶってたけど、捨て駒にされた……それでも君を殺す」
「『名無し』……」

 無数の屍の上に『名無し』はいた。
 その顔に張り付いたのは『微笑』。

「ようこそ、この素晴らしき惨殺空間へ」
「……何故殺した……穏健派だったんだろ……ここにいたのは……」
「変革には多少の犠牲は付き物だよ、違うかい?」
「……だからって……貴方はやり過ぎだ……!!」
 
 初めて怒りを感じた。
 ……怒りのあまり、リミッターの一つが外れた。

「どうして、私がこっちにいると分かったんだい?」
「……女の勘は『カオス理論』を超える、ご存じないんですか?」
「知ってた」

 まるで昔からの友人と話すような口調で話し掛ける。
 非常にフランクな口調だが、異常なまでに殺気立っていた。

522ルナティック・ドリーム:2012/03/04(日) 13:19:44 ID:WVV/2uvw

「マイメロさんと両手コンビが私から離れていくのも私のシナリオ通りだ。
 真の主催者……ゼロ君が私をクビにしようとしているのも勿論、私の思惑通りだ。
 君がここに来たのは50:50だった……そして、敢えて言おう、それも私だ」
「最後の奴が言いたかっただけじゃねーか!」
「……それと君はおかしいとは思わなかったのかい?
 出典が違うのにまるであたかも昔からの知り合いだったように振る舞う者たちを!
 主催者、レジスタンス、ジロリアンがそれに当て嵌まる!
 この世界は最初から狂っていたんだよ! 君も分かっていただろ!」
「薄々だけどね……でも、もう振り切ったよ、そんな些細なことは。
 ……いや、振り切ったんじゃないのか……振りきれたんだよ……。
 それと私はお前の因果を断ち切れればあとはどうだっていい」
「そうかい……なら、始めようか……」

「……こっから先は、筋書きの無いバトルロワイアルだぜ?」

 右手にエターナルソード、左手に九字兼定。 
 変則式な二刀流の構えである。主催者基地にあったのを適当に拝借してきたのだ。
 空気を読み、自分はもう捨てられると分かったから、イタチの最後っ屁って奴だ。

「……捨て犬如きが私を倒せるわけないだろ?」
 
 その装備を見て、感じたのはその一言だけであった。
 その程度なのだ、今の彼女にとっては。
 
「―――無限の胡桃(黒)」
「おろ、自重する気はゼロか?」
「私のクライマックスは今だからね、最初から全力でやらせてもらう!
 ……出ないと死んでから後悔しそうだからね!!」

 10/は初っ端から固有結界を発動させる。

「……来いよ、『名無し』!! 元主催者としての実力はあるんだろうな!」
「――抜かせ、空気女!! チートの貯蔵は十分か!」

 縦横無尽に胡桃が乱れ飛ぶ。
 360°ありとあらゆる方向から飛んでくる。

「守護方陣!! 加えて、次元斬!!」

 が、防がれる。
 結界さえも切れる業物に加えて時を操る魔剣。
 さらに……『名無し』の影が増えていく。

「まさか自分自身のコピーですか?」
「……けど1000体しか出せないみたいだね」
「当たり前だ、ここは私の心象風景だからな」
「……だが、1000体全て私と同程度の実力を持っている」
「笑わせるな……捨て犬……今の私は一人の修羅ですぜぃ?」

 1vs1000。
 しかも相手は雑魚じゃない、厨ボスである。
  
「『逸騎刀閃』って言葉知っている?」
「さぁね、というか『一騎当千』じゃないのかい?
 いや、んなこたぁどうだっていい……やれるものならやってみい」
「行かせてもらうよ」

「「……戦争の時間だ!!」」

 1000体の分身が情け無用に襲い掛かる。
 
「空円脚!!」

 弧を描くように足が上がり、二体ほどの分身が真っ二つになる。
 足に刃物でも仕込んでるんじゃないかと疑惑が出そうな蹴りを放つ。

「飛べッ!! 幻影の不死鳥ッ!!!」

 覇気で出来た幻獣を分身に向かってぶっ放す。
 100人ほどの分身を一挙に薙ぎ払う。
 彼女たちの戦いはこれからだ。


 ◆ ◇ ◆ ◇ ◆

523ルナティック・ドリーム:2012/03/04(日) 13:20:20 ID:WVV/2uvw


「ハズレ……というより、どうやら連合自体が潰れたようね」

 その頃、紫は穏健派のメインコンピュータを弄る。
 そこで連合が潰れたという情報を掴んだ。

 その次の瞬間、紫の背後から木刀のようなものを突き付けられた。 

「穏健派の生き残りか?」
「いいえ、潜入者と言ったところかしら?」

 紫が振り向くとそこに居たのは黒帽子に眼帯の男だった。
 男は木刀を収めた。

「貴方が全員殺したの?」
「いや、俺はではない……少々、気が荒い奴がいたからな。
 ……それとここにはそいつはいない」
「貴方主催者ね……しかも、第4回放送をした」
「……そうだ、それとここでは首輪外せる……いや、もうその首輪爆破係はいない」
「あら、そうなの? なら……」

 徐に首に手を掛けて、首輪を引っこ抜く。
 爆破威力の境界を操り、ゼロにしたが本当に爆発はしなかった。

「それでなんでこんなことを私に伝えるの?」
「……あの男からの指示だ……」

 次の瞬間、真田は光速移動で紫の背後を取った。
 しかし、紫は即座に反応して墓石をスキマから取り出して、ガードを取る。

「――疾きこと風の如く……加えて動くこと雷霆の如し」
「なっ!?」

 が、木刀によって墓石は無残にも両断された。
 雷のような自身の光速移動+風の超スピードによる見えないスイング。

「どうした、顔色がすぐれないようだが?」
「やるわね……!(どういうことなの……これがテニヌなの?)」

 石の強度が駄目なのか?それとも木刀の強度が異常なのか定かではない。
 しかし、紫はあせりの色を隠せない。
 
「……流石、主催者の一人と言ったところね」
「そういえば、もう一人の潜入者のほうを心配しなくていいのか?」
「どういうこ―――」
  
 紫が何かを言いかけた瞬間だったか……
 紫の耳にもその爆発音にも似た音が聞こえてきた。
 
「言っておくが、俺よりも彼奴の方が危険だぞ?」
「…………」

 だが、ここで真田から思いもよらぬ一言が放たれた。

「見逃してやろう」
「……何ですって?」
「聞こえなかった? 見逃してやると言った……これ以上仲間を失いたくないだろう?」

 屈辱だった。
 しかし、それでいて図星だった。
 これ以上あんな思いはしたくはなかったのだ、もう二度と。

「この雪辱は必ず……十倍返しですわ……!」
「楽しみにしている」
 
 紫は奥歯を噛みしめる。
 しかし、それを見て真田はドヤ顔……不敵な笑みを浮かべる。
 紫はスキマを使い、真田が居る部屋から移動していった。

「……貴婦人の相手はつらい……」

 紫が出て行った後に一人、ため息を吐いた。
 それも『名無し』の指示だったのだ。
 もし『八雲紫』が来たら、こういう対応しろと指示があったのだ。
 そして後に聞かされた主催者本部が100%ピンチになると。

「……たるんどる……」

 誰に言うでもそう呟く。
 それは自分に対してなのか、他の主催者に対してなのか……それとも……
 そして、真田は連合穏健派本部を跡にした。

【真田弦一郎@新テニスの王子様】
【状態】左目に眼帯、首輪解除
【装備】黒いジャージ&テニスボール&テニスラケット@新テニスの王子様、神威がくぽが作った木刀
【道具】支給品一式、鎧輝@クラッシュギア、不明支給品、ぶっ壊れた特別支給品
【思考】
基本:ただ勝つのみ
1:さて、どうするか……
2:リュウセイに会うかどうかは……

524ルナティック・ドリーム:2012/03/04(日) 13:21:04 ID:WVV/2uvw

 ◆ ◇ ◆ ◇ ◆
 

「でりゃぁぁぁぁッッ!! 麒麟・真極ッ!!!」

 分身には分身。
 拳が、肘が、膝が、全身の使えるところ全てを打撃武器と化す。
 そして、阿修羅の如き連撃で全て分身を潰しきった。

「……貴方の能力……見切った……!」
「ほう言ってみろ?」

 息が切れかけながらも、その眼はしっかりと『名無し』を捉えていた。
 戦いの最中に『名無し』の能力の全貌を完全に把握した。

「貴方の真の能力―――それは『この殺し合いの参加者全ての能力を使役することが出来る』でしょ?」
「ご・名・答! それくらいできないと、ラスボスにはなれないっしょ!」
「だろうね……じゃあ、前言撤回。私は今回のラスボスに会ってみたくなった。
 ……なにしろ、こんなアホみたいな能力を持つ奴を捨て駒にするような奴だからね!!」
「そうかい―――『なら、私の屍を超えてからにしな』」

 『名無し』が因果律操作によって。……
 自分が『この殺し合いの参加者の能力を使える』という運命に設定した。
 つまり、『名無し』は全ての参加者の能力を制限無しで使える。
 それは参加者が増えれば増えるほど、能力の数が飛躍的に上昇する。
 所謂チート。
 
「『ド派手に朽ち果てろ』」

 迫る炎と雷撃。
 美しい弾幕のように乱れ飛ぶ剣や矢、メス、銃弾。
 よく見ると『名無し』の完全に怪我も治りきっている。
 吸血鬼や蓬莱人の並の完全再生(パーフェクトリバース)
 時を止めて、破壊光線を放ち、空間を歪めて、無数に斬撃を放つ。
 暴れまわる幽霊たちからところ構わず霊撃が放たれる。
 アームロックを掛けようとする影も中にはあった。
 全ての攻撃を10/に集中させるが………当たらない。

(『詐欺判定か!? いや、空気化か!?』)
「眼には見えぬが、確実にそこには在る……
 ――――故に捉えるのは難しいぜ、私は!!!」

 空気のようにその場と同化する。
 当たらなければどうということはないと言う言葉を地で行く。
 しかし、そこで『名無し』の顔に変化が起こった。

525ルナティック・ドリーム:2012/03/04(日) 13:21:43 ID:WVV/2uvw

「『もう茶番は止めだ』……死にな。
 ―――天地創造(ビギニングオブザコスモス)」

 張り付いた『微笑み』が取れた。
 あるのは無慈悲なまで『蔑みの表情』。
 全能の神ゼウスの力を発動させる。
 
「1日目 暗闇がある中、神は光を作り、昼と夜が出来た」

 暗かった胡桃の森に光が灯る。

「2日目 神は空を作った」

 胡桃の木々の合間から空が見え出してきた。

「3日目 神は大地を作り、海が生まれ、植物が出来た」

 新しい大地と新しい海が黒き胡桃の森を破壊した。

「4日目 神は太陽と月と星を作った」

 新しき太陽、月、星が地に落ちる。

「5日目 神は魚と鳥を作った」

 黒き胡桃がすべて駆逐されていく。

「6日目 神は獣と家畜と、神に似せた人を作った」

 現れる獣と家畜共、そして人にカタチをした何かが現れた。

「7日目 そして、神は休んだ」

 七日間にも及ぶ超波状攻撃。
 それを食らった10/の身体はボロボロに……





「――――ジャスト一分だ。いい夢は見れたか?」







「邪眼か……ガハッ……!?」

 ……なるという夢を見せられた。
 しかし、一週間の世界の創生分の(精神的な)ダメージをもろに受けた。
 鮮やかな黒色だった髪は、一部の色素が抜け落ちていた。
 精神攻撃は基本である。だが、その目は死んでいなかった。

526ルナティック・ドリーム:2012/03/04(日) 13:22:16 ID:WVV/2uvw

「……知っているでしょ、今回は後出しの方が強いってことを……」
「ぽっと出は嫌わるぜ?」
「貴方は切り札(ジョーカー)を私より先に切った……
 だが、私から見りゃ……そいつはブタ以下のクズ手だ……!」

 しかし、精神状態は既にボロボロ。
 いつ崩壊してもおかしくないギリギリのところで踏みとどまる。
 最期の最後で大博打を賭ける。僅かな可能性をその一転に賭ける。

「私も切り札(ジョーカー)を切らせてもらう……!
 …………レヴァンティン待機モード解除!!」
『Jawoh!』
「!?」

 ドスの代わりに右手に持ったのは近代兵器、
 所謂、インテリジェンスデバイス。

「レヴァ剣だと? というか君の支給品はいくつあるんだい?」
「貴方が諦めない心、揺るぎない精神力の持ち主であることは重々承知した。
 だからこそ……言っておきましょうか……私のランダム支給品は108つあるぞ!」
「嘘だろ!?」
「ごめん、今のは流石に嘘だ」
「だが、今更デバイス如きで……」
「おいおい、私を誰だと思ってんだ?
 ただの玩具(カブトボーグ)を兵器(ボーグカブト)に改造出来んだぜ?」

 肥大化していくレヴァンティン。
 その大きさはもはや斬艦刀クラスではない。
 大量広域先制攻撃兵器クラスの大きさと化した。
 
「レヴァンティンッ、オーバードライブッッ!!!」
『Jawoh!』

 全てのカートリッジを射出。
 この一撃に己が持つすべての力を終集結させるッ!!
 
 純粋な能力では『名無し』が圧倒的優位だった。
 特殊能力も『名無し』が圧倒的に優勢だった。
 だが、今は負ける気が全くしない。
 そういう流れというか空気を今、この瞬間、この手に掴んだ……気がする。


「限界を超えてッ!! 斬り散らせッ!! 奴よりも速く……ッ!!」


 レヴァンティンを光の如き速さで振り切る。
 双覇龍を従え、全てを薙ぎ払う、乾坤一擲の一撃を放つ。
 残った分身ごと、全て『名無し』ごと一刀の下に斬る。
 
「うおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉッッ!!!!
 これが全力全壊……一発逆転、起死回生のぉぉぉぉぉぉぉ……!!!」

 さらに加速して、加速して、加速する。
 それに比例するように刀身がさらに伸びていく。
 『名無し』は避ける気力などもう残っていなかった。
 いや、まるでこの瞬間を待っていたようだった。
 …………………………………………笑っていたのだ。



「――――奥義、真覇光刃閃ッ!!」



 『名無し』の世界が斬られた。
 


「獲ったぞッ!! 『名無し』、いや……」

 10/が何かを言ったようだったが聞き取りづらかった。

「貴方の因果は今、此処で私が断ち切るッッッ!!!」
「―――見事だよ」


 ――――因果の楔が抜け落ちた。 


 ◆ ◇ ◆ ◇ ◆

527ルナティック・ドリーム:2012/03/04(日) 13:22:46 ID:WVV/2uvw

 流石に死んだだろう。
 自分でも分かるほどのオーバーキルだってのは知ってる。
 
「……やるねぇ、やっぱり危険だよ君という、存在は……」
「生きてんのかい!」
「でも、私はここでGAME OVERだ……君の勝ちだよ……」

 ……命からがら彼は生きていた流石チート主催者。

「………私も所詮は『盤上の駒』だったんですね」
「そうだよ……この世界にいる時点で皆平等だ、あるのは生きるか死ぬかだ。
 ……それが参加者だろうが、主催者だろうが、モブキャラだろうがね」

「「死は誰の前にでも平等だ」」

 ……同じことを言った。
 私と彼は似ているんだな、やっぱり。

「君は他の主催者を倒す気か?」
「まさか、そんな気は更々ない……
 私がすべきことは完遂した……後はゆっかりん達に任せて自重するさ」
「……いいよなぁ、美人と一緒に行動出来て……」

 私はこれ以上の咎を作る気はない。

「……なら、元の世界に帰る気かい?」
「元の世界だって? ハハハ……そんなものは私には無いよ。
 所詮、私はキャラクター……混沌の物語で生まれたキャラクターに過ぎないよ」
「………メタ発言、自重しなさい」
「……ああ、そうさせてもらう」

 私一人だけで脱出する気にも全くならない。 

「……私には名前が無いが……それでも私のことを覚えていてくれるかい、宿敵?」
「無論だよ……今、貴方を縛っていた因果の楔は私が断ち切った……私の中で生きろ」
「ああ、精々そうさせてもらうとしよう……
 ……私は楽しかったよ、十分満足だ、色々あってね……最後に『本気の』君とも戦えたしね」
「そいつはどうも……最後の最後でわざと手抜いたくせに……
 ……主催者の自分が死ねばハッピーエンドになるとでも思ったわけ?」

「…………手厳しいねぇ………」

 私の皮肉に、彼は苦笑を浮かべた。
 無茶苦茶だってのはよく分かったような気がする。

「……でも、嫌いじゃないよ、そういうのも、分の悪い賭けも……」
「命落としたら意味がないだろうよ……だから、私は分の悪い賭けが嫌いだ。
 ……生きているから、私『達』は世界に繋がれているんだよ……」
「ハハ……実に正論だよ……ああ、私はもう限界だ……」
「……なら、最後の台詞くらいビシッと決めてくれよ、盟友……」

 最後に『名無し』が私の身体に寄り掛かって力をくれた。
 けど、流石に【因果律操作】は流石に出来なそうだ。
 いや、出来なくてもいいだろう。そんなのは私の上の次元にいる人たちがすりゃいい。
 彼が歩んだ記憶が……感情が流れ込んでくる……彼が生きたという証は私の中に確実に残っただろう。
 そして、彼は私の耳元でそっと囁いた。



「あなたと合体したい」



【『名無し』/@TCBR 吸収確認】



 『名無し』の最後の台詞はアクエリオンだった。
 女の私の言う言葉じゃねぇだろうよと野暮な突っ込みはほっといて私は彼を受け入れた。
 というよりも本当に彼が私の中に入ってきた、うん、魂は消滅したしいいか。

「……終わりましたか……」

 彼を受け入れたことによって少しは体力が少し戻った気がする……
 ……それにしても、これからどうしようか?
 さっきも言ったが彼が居なくなった今、他の主催者を倒す気には全くなれない。
 傍観者には……もう戻れそうにないしなぁ……色々とアレだしね。
 んっ、股間のあたりがモゾモゾする、これまでになかった感覚だった。
 私は恐る恐る股間の辺りを確認する。

528ルナティック・ドリーム:2012/03/04(日) 13:23:28 ID:WVV/2uvw













「OH……WILD CHINKO!!」











 

 …
 ……
 ………私に……
 …………私にとてもとても立派な一物が生えていた。


「――クックックッ……。


 ―――ハッハッハッハッハッハッ……。


 ――――アーッハッハッハッハッハッハッハッ!!!!


 ………………………………………………………………………………」




  お の れ 『 名 無 し 』 ゆ る ざ ん !

 

  我 幾 度 転 生 し よ う と て 貴 様 だ け は 絶 対 に 許 さ ん ! !



 これほどまでに自分がしたことに後悔したことがあっただろうか?
 いや、無い!!! ちくしょう!! 私が一体何をしたって言うんだ!!!
 あなたと、合体したい……ってそういうことだったのかよ!!!!
 何が合体だ!! 悪魔合体じゃねぇですかぁぁぁ!!!
 訳が分からない……ああ、訳が分からない話だ!! どういうことだよ、本当に!!!
 試合に勝って、勝負に負けた気分だよ!! つうか、嫁に行けなくなったぁぁぁぁ!!!!
 

「私、空気だったけど……WILD CHINKOなふたなりになった……強く生きよう」

 ―――後のWILD CHIN娘である。
 

 ◆ ◇ ◆ ◇ ◆

529ルナティック・ドリーム:2012/03/04(日) 13:24:33 ID:WVV/2uvw

「貴方……『名無し』は?」
「『奴』の因果は私が断ち切った……うぅ……」
「主催者の一人を倒したってことなの? なんで泣いてるのよ?」
「……泣いてなんか……ないです」

 部屋の結界にも似たガードが張られていたが戦いが終わり解除された。
 ズタボロになった10/の身体を紫が支える。
 この時、10/の眼には確かに涙らしきものがはっきり見えた。
 
「……ここは爆破させます」
「はい?」
「……一分、一秒が勿体ない、ハヤクハナレマショウ、バクハサセマス」
「そ、そうなの(相当精神的にきてるわね)」
 
 そして、二人は基地を離れていった。
 その後、10/は基地爆破のスイッチを押した。
 
「―――任務了解」


            _ .. _
          /    \
        /, '⌒ l.r‐-、.`、
       / (   八   ) ヽ
       (   ー-'  `ー-'  ノ
        ー┐ (_八_)┌-'
           `ー┐┌┘
       -======' ,=====-
         -====' ,=====-
          -==' ,==-
______ ,r-‐   -‐、_______
※あくまでイメージ図です。

「―――任務、完了」
「外道ね」
「あそこにはもう行きたくない」

 そして、紫はスキマを出現させた。
 
「さぁ、行くわよ!」
「……はい……」

 二人は行く、更なる戦場へ。

【三日目・8時15分/ヒマラヤ山脈・連合穏健派本部跡地】

【八雲紫@東方Project】
【状態】首輪解除、レジスタンスリーダー代行
【装備】不明
【道具】支給品一式、不明支給品一式
【思考】
基本:『生きて』主催打倒に動く
1レジスタンスの生き残りを探す。
2:連合の穏健派の生き残りも探す
3:真田には雪辱を晴らす
※レジスタンスの幹部です。


【10/@TCBR】
【状態】全身にダメージ(大)ある種の絶望、WILD CHIN娘、脱空気、首輪の爆破機能と能力制限機能を解除
【装備】レヴァンティン、九字兼定
【道具】支給品一式×2、自作のコンピュータ、トランプ、ドス(短刀)@現実、
    マテリアルブレード、エターナルリング、ティーセット一式、その他不明
【思考】基本:???
1:紫をサポートする
2:8/が気になる。
3:6/……ファントム……妖夢が本格的に心配になってきた。
4:マスターアルバートの言ったことが気になる
5;バグラモン達とは敵対するかもしれんが、関係ない。
6: お の れ 『 名 無 し 』 絶 対 に ゆ る ざ ん ! 
※『名無し』が持っていた主催者としての知識を得ました。
※『名無し』の魂を刻みこみました。
※WILD CHINKOが生えました。(効果は特にないです)

530名無しさん:2012/03/04(日) 13:25:08 ID:WVV/2uvw


 ◆ ◇ ◆ ◇ ◆



 一方、その頃……

「ククク……8ァー8ッ8ッ8ッ……!!」
「どうしたんですか? 久々あったら随分と様変わりしちゃって?」
「死んだぜぇ……死んだぜぇ……べらんめぇに殺してやったぜぇ……」

 穏健派本部にいた連合の兵士を殺したのは8/だった。
 それどころじゃない……真田と『名無し』以外全員を殺したのだ。
 ただ殺意が湧いたから殺した、ただそれだけだった。

「6/を殺した奴も分かったぜ……!」
「!? ……ッ!? 本当ですか!?」
「だが、奴のCV8大塚明夫だ」
「ふざけんな、グリーンヘアーの私に勝てると思ってんのか?」
「8ッ8ッ8ッ……違いねぇな」

 二人の鬼札が歩き出す、
 ただ、己の目的のために。

【三日目・8時15分/???】

【初音ミク@VOCALOID】
【状態】人間?、ドS、文人さんこそが正義だ!
【装備】ヒートロッド、アームドセイバー@仮面ライダー響鬼
【道具】支給品一式、レジスタンス関係者の名簿
【思考】基本:6/を殺した奴をこの世の全ての苦しみを味あわせて殺す!
1:愛しの文人さんのために主催のジョーカーとして名簿の奴らを殺す
2:他の参加者もいたぶる。
3:取り合えず目の前にいる奴は殺す
※媚薬らしい薬を飲まされて鬼じゃなくなりました
※ただし『人間』じゃなくなった可能性があります
※主催側のジョーカーになりました

【8/@TCBR】
【状態】フル改造済み、ジョーカー化、特殊加工の首輪
【装備】大量の銃火器と刀剣類
【道具】なし
【思考】基本:『見敵&必殺(サーチ&デストロイ)』
1:ミクと行動する
2:もっと血が見たい
※主催側のジョーカーになりました。

531黒の死神:2012/03/04(日) 16:41:24 ID:44qW85IU
「7期のミクトラン叱り今期のベール=ゼファー叱り本来ならラスボスで悪である存在が
 真っ当な対主催だったりすると、カオスロワでは人気が出るというではないか?」
「はいそうです。ですから私達も真っ当な対主催になろうかと思いまして」
「いい案だ。やっとこのフリーザ様が活躍できるチャンスが来たようだな!!」

アメリカ大陸にて3人の悪役達が会議を開いていた。
その者達の名はカーズ、無常矜持、フリーザ。全員ラスボスである。(フリーザはちょっと違うかも知れないが)

「で?具体的にはどうするつもりだ?」
「はい。ミクトランは『何故動かないんだ!』そしてベール=ゼファーは公式公認のぽんこつ魔王と二人共持ちネタがあります。
 つまり我々も何か持ちネタを考えるべきかと」
「持ちネタか……このカーズは究極生命体であるという事ぐらいだな」
「成る程、持ちネタか。ベール=ゼファーは容姿が美少女である事も幸いしたな」

3人は考え始める。
何か活躍できるような持ちネタを考える。

「ん?何だアレは?鳥いや竜か」
「はい?竜?」
「カオスロワでは良くあることだ。それよりも早く持ちネタを考えろ」
「それがな、竜の上に黒いコートを着たイケメンが乗っている」
「黒いコートのイケメン?はっまさか!皆さん早くここから逃げましょう!!」
「ん?どうs

「―――――――死ね」

それよりも早く3人の上空を竜が飛び去り、そこから死神が舞い降り3人の眉間に投げナイフを突き刺した

「やは……り……相変わらずの……バランスブレイカーですね……黒の死神!!!!」

無常はそう言い放ち息絶えた。

【無常矜持@スクライド】死亡確認
【カーズ@ジョジョの奇妙な冒険】死亡確認
【フリーザ@ドラゴンボールZ】死亡確認

「済まないスターダスト。俺に協力してくれて」
「いえそれより銀さんを探しましょう。でも何であの3人を殺したんですか?」
「無常は危険な男だ。それに他の3人も有名なラスボスだ」
「はぁ……」

3人のラスボスをワンキルした黒は銀を探しにアメリカ大陸を走っていった。

(ていうかラスボス3人をワンキルとかバランスブレイカー過ぎでしょう……)

だが実際ヒーローズファンタジアでの黒はレベル30を超えると、ラスボスだろうが何だろうが通常攻撃でワンキルするから仕方ない。

何せ。黒の投げナイフ=リナのギガスレイブ>カズマのシェルブリットバースト。なぁにこれぇ

無論、色々下準備は必要だがそこは黒、全部済ませてある。

こうして黒の死神は3人の尊い命を奪っていった。



【三日目・08時05分/アメリカ大陸】

【黒@DARKER THAN BLACK -黒の契約者-】
【状態】健康、焦り、アンゼロットに若干同情、怒りと悲しみ
【装備】ナイフ、ワイヤー、黒いコート、スターダストドラゴン(たらされかけ)
【道具】支給品一式、病院で回収した医療道具、車、土下座最中、通信機 、釣り道具、仮面
【思考】基本:ゲーム脱出
1:銀を探す
2:三沢、土蜘蛛を警戒
3:最中は自重する
※黒がガラスをぶち破ると自動的に『覚醒ヒロイズム』が流れます
※攻撃力がヒーローズファンタジア仕様になってます

532烈火の将の奇妙な冒険:2012/03/06(火) 15:59:25 ID:BPAqcSF.
やあ私だ。シグナムだお久しぶり。
一年ぶりかな?
8期EDが投下されたのが去年の8月くらいだったから、半年くらいかもしれないがまあいいや。

まあ、ここまで馴れ馴れしく話しといてなんだが、私は


7 期 と 8 期 の シ グ ナ ム と は 別 人 だ 。


驚いたろう?まあ驚かなくてもいいけどね。

どっちにしろ6/と同じく並行世界の自分の電波を受け取った、お陰で8期までの記憶もあるし
正直、この世界の私も働きたくないのは同じだ。

だがそんな私は、いま全力疾走している。
目指す場所はただ一つ。ハンター試験会場だ。

無論ハンターになる気は無い。だって面倒くさいし働きたくないからな。
しかし、ハンターラインセンスを売れば人生七度は遊べるほどの大金を貰えると言うではないか?
私はニートライフの為に断腸の思いで、今この瞬間だけ働く事にしたのだ。

正直言って8期までの私が羨ましい。
何せ、あのジョジョに養って貰っているのだから。

私も本当なら、主はやてに養って貰う筈だったのだが。
原因は分からないがストレスが限界を超えたらしく、色々精神的にぶっ壊れてカブトボーグうざい連合とかいう、謎の組織に入ってしまった……。
奇遇な事に、私がカブトボーグに嵌ったのと同時期なのが気になるところだ。

そのせいでヴィータは何故か私にブチ切れ、主はやてを追って家を飛び出し行方不明。
恐らく連合には入っていないだろう、彼女は常識人だからな。
ザフィーラはこんな時に、コミケにまどか本を買いに行ったきり、行方不明。
同じくシャマルも家計の為にライアーゲームとやらに参加して以来、行方不明。

我が家は完全に崩壊してしまった……。


お の れ! クライシス帝国!! 許 ざ ん !!!


そんなこんなで養ってくれる人をなくした私は、チマチマ働くのも面倒なのでハンター試験を受けに全力疾走しているのであった。
やれやれ、働いたら負けだと思ったんだけどな……私負けちゃったよ……。

「ハンター試験を受けるのは拙者でござる!!」

ズガン!

【緋村剣心@るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-】死亡確認

やれやれ私と同じ事を考えている輩は他にも居るようだ。
まあ私のカブトボーグでズガンしてやったがね。

それに私は負けられない……。何故なら私には絶対に負けられない理由があるからだ!!!!

それしても、試験会場はまだか……?



【三日目・9時10分/アメリカ】

【シグナム@リリカルなのはシリーズ】
【状態】健康 半ニート
【装備】レヴァンティン、カブトボーグ(名称不明)
【道具】支給品一式
【思考】基本:ニートライフの為にハンターラインセンスを手に入れ売る
1:試験会場に向かう
2:邪魔者は蹴散らす
3:働いたら負けだったんだがな……
※今までとは別人ですが記憶を受け継いでいます

533烈火の将の奇妙な冒険 Part2:2012/03/06(火) 16:49:57 ID:lYnSBO6Q

「ここがハンター試験の会場か、あーん?」
「そうだ」

 やあ、久しぶりだな、シグナムだ。
 私は親切なそうな世界の破壊者っぽい青年を捕まえて試験会場に着いた。
 なお、氷帝学園の王様(キング)、跡部様と言うらしい。
 ……様付けがデフォルトなのは多分気のせいだ。
 そして、跡部様は恐らく金持ちだ。
 私のニートとしての勘で分かる。
 だって彼の第一声が……

『通りすがりの王様(キング)だ、覚えておけ!』
 
 だったし、多分世界の破壊者的な何かなんだろう。
 555の世界でテニヌとかしてたし、きっとそうだ。
 そして、なんやかんやで会場に着いた。
 ざっと見て500人以上のハンター希望者がいる。
 流石、一握りしかなれないという難関試験だ。
 そんな時だったか……

「君たちルーキーだろ? 俺はトンバ、
 どう、ジュース飲むかい?」
「断る」

 ああ、これは有名なアレだな。
 ルーキー潰しの奴だ、まさか本当にいるとはな。
 私はさっさと断ったが……

「そ、そうかい……なら君は?」
「あーん?」
 
 今度は跡部様に持ちかけてきた、
 跡部様はそのジュースに手を伸ばし……おい、待て跡部様、それには……

 だが、次の瞬間、跡部様の眼が大きく見開いた。 

「……なるほど、GEZAI入りじゃねーの!」
「何? 言いかがりはよして……」
「あーん? 俺の眼力(インサイト)で見抜いた……中身がスケスケだぜ!」

 寸でのところで止まって、ジュースを捨てた、流石、跡部様だ。
 金持ちの眼力、恐るべしだな。
 トンバは舌打ちをして、とっと他のルーキーの所に行った。

 さて、他の希望者もヤバそうな奴が一杯が居るが、関係ないね、そんなこと。

【三日目・9時20分/ハンター試験会場】

【シグナム@リリカルなのはシリーズ】
【状態】健康 半ニート
【装備】レヴァンティン、カブトボーグ(名称不明)、ナンバープレート
【道具】支給品一式
【思考】基本:ニートライフの為にハンターラインセンスを手に入れ売る
1:いざとなったら、跡部様に養ってもらう
2:邪魔者は蹴散らす
3:働いたら負けだったんだがな……
※今までとは別人ですが記憶を受け継いでいます

【跡部景吾@新テニスの王子様】
【状態】健康、ディケイゴ
【装備】テニスボール&テニスラケット@新テニスの王子様、ナンバープレート
【道具】支給品一式、ディケイドライバー@仮面ライダーディケイド
【思考】
基本:バトロワを潰す
1:主催者の真田は倒す
2:一先ず、シグナムと一緒にハンター試験を受ける
3:樺地を探す

【トンバ@HUNTER×HUNTER】
【状態】健康
【装備】下剤入りジュース×∞、ナンバープレート
【道具】不明
【思考】
基本:ルーキーを潰す
1:シグナムと跡部を警戒する。

534烈火の将の奇妙な冒険 Part3:2012/03/10(土) 16:06:23 ID:.YDBQaGQ

「持久戦望むところじゃねーか!!」

 やあ、久しぶりだな、シグナムだ。
 ……うん、お察しの通り走ってんだよ。
 まさか、あの髭(サトツさん)がまた試験官だったんだよ。
 案外、暇なんだな、一流ハンターってのも。
 そして、跡部様は地味にディケイド(激状態)になっていた。
 そんな些細なことを放っておいて、通路を走る。
 その時だったか、後ろから謎の車輪の音が聞こえてきた。

「どいたどいた〜!」

 ほう……セグウェイとは風流だな。
 セグウェイに乗っていたのは私でも一目で分かるほどの圧倒的なクズだった。
 差し詰め、目的は私と同じ可能性だ、確実にそうだ。
 後でメアドを交換……いや、携帯を持っていない可能性があるな。 
 だが、少しづつだが、参加者が減っているのは、分かった。

「……出口か」

 やっと光が差し込んだ。
 まぁ、ちょっと疲れたが、まだ余裕だ。
 んで、着いたのはあの騙されると死ぬってヤバい所だ。

「この後も、私にしっかりと付いて来てくださいね」

 髭はそんなことを言っているが……多分、ご存じのあれが来るだろう。

「そいつはニセ者の試験官だ!! オレが本当の試験官だ!!」
「「!?」」

 ……ほら、来たよ。嘘乙としか言いようがない。

「なんだって!? ボク達を騙してたのか!?」

 クズが早速、騙された。ダメダメな少女だ、全く。
 しかし、そのニセ者の試験官と髭に向かって、ナイフが飛んできた。
 ニセ試験官にはぶち当たり、肉塊になったが、髭は無事だった。

「これで決定……そっちが本物ね」

 ……メイドだ。
 ジョジョ立ちしているメイドがいた。

「その通りです……しかし、次からいかなる理由でも私への攻撃は……
 試験官への反逆行為とみなし即失格にします」
「はいはい」

 テンプレ乙。
 しかし、やっぱり化け物の巣窟のようだな、ここは。
 
「ほほう、あのお嬢ちゃん、中々やるではないか!」

 目測2M近くあるオッサンが興味深そうにその様子を見ていた。
 でっけー! そして、多分この男も王様か何だ、きっと。

「中々、面白くなってきたんじゃねーの!! あーん?」

 一次試験は折り返し地点を過ぎた。
 残り希望者は400人以上残っているが、関係ないね、そんなこと。

535烈火の将の奇妙な冒険 Part3:2012/03/10(土) 16:07:02 ID:.YDBQaGQ
【三日目・10時00分/ハンター試験会場】

【シグナム@リリカルなのはシリーズ】
【状態】健康 半ニート
【装備】レヴァンティン、カブトボーグ(名称不明)、ナンバープレート
【道具】支給品一式
【思考】基本:ニートライフの為にハンターラインセンスを手に入れ売る
1:いざとなったら、跡部様に養ってもらう
2:邪魔者は蹴散らす
3:働いたら負けだったんだがな……
※今までとは別人ですが記憶を受け継いでいます


【跡部景吾@新テニスの王子様】
【状態】健康、ディケイゴ
【装備】テニスボール&テニスラケット@新テニスの王子様、ナンバープレート
【道具】支給品一式、ディケイドライバー@仮面ライダーディケイド
【思考】
基本:バトロワを潰す
1:主催者の真田は倒す
2:一先ず、シグナムと一緒にハンター試験を受ける
3:樺地を探す

【譲崎ネロ@探偵オペラ ミルキィホームズ】
【状態】健康、クズ
【装備】セグウェイ@現実、ナンバープレート
【道具】支給品一式、その他不明
【思考】
基本;ハンターラインセンスを手に入れ売る


【十六夜咲夜@東方Project】
【状態】健康 
【装備】ナイフ×∞、ナンバープレート
【道具】支給品一式 、その他不明
【思考】
基本:ハンター試験を受ける


【ライダー@Fate/Zero】
【状態】健康
【装備】ナンバープレート
【道具】支給品一式、不明
【思考】基本:バトルロワイアルで優勝する。
1:ハンター試験会場にて有望な強者がいたら部下に勧誘する


【サトツ@HUNTER×HUNTER】
【状態】健康、ハンター試験の試験官
【装備】不明
【道具】不明
【思考】
基本:一時試験を担当する

【ニセ試験官@HUNTER×HUNTER 死亡】

536とある魔剣の奇妙な冒険:2012/03/16(金) 01:30:45 ID:V70lgYHs
「マジで馬鹿なの?死ぬの?」

柊の魔剣はブチ切れていた。
簡単に死んだ自分の使い手に、その柊の死に無反応なナイトウィザード勢に、
柊を殺したマーダーに、碌な使い方をしなかったゴランに。

せっかくナイトウィザード勢が目立っているのに、何故自分は活躍できないのか?
ああ見えても柊はアニメ版じゃ主人公やってるくらい人気はある。
それなのに、まさかの登場二話目で死亡である
そんなんでは魔剣である自分が活躍できない。
せめて自分を対主催やアンゼロットが拾ってくれれば
活躍できたかも知れないのに、拾ったのはマーダー主催等と禄でもない連中ばっかである。

まったく腹が立つ。


「こうなったらシバく」

ともかく怒りのままに主催を潰そうかと思ったが
主催は壊滅状態なので、まずアンゼロット及びナイトウィザード勢をシバく事にした。
理由は柊の死に反応せず、自分を拾わない馬鹿共は一度カツを入れなければと考えたからである。

「特にアンゼロットはシバくアイツ主催者だったからな」

こうして魔剣の冒険が幕を開けた。



【柊の魔剣@ナイトウィザード】
【状態】神殺し
【装備】己の肉体
【道具】なし
【思考】基本:ナイトウィザード勢をシバく(特にアンゼロット)
0:自分の使い手に相応しい参加者を見つける。ただしマーダーや危険対主催みたいなのはNG
1:活躍する
2:出来ればカオスロワ外伝に支給品枠で登場したい
3:仮面とコートが出たんだし俺もいけるよな





「なんだこの剣」

私だ、シグナムだ。
なんか連続で私の話ばっかり書かれてる気がするが気のせいだろう。

そんな事よりハンター試験中だが変な剣を拾った。
これが中々カッコいい。恐らく神殺しの力を得ているな間違いない。
後で、その辺の神様をこれでぶった斬ってみよう。

ドスッ

「き、貴様……」

ふと横を見るとヤムチャが死んでいた。眉間にナイフが刺さっている。
これはあれだなテンプレの

「試験官ごっこ」

はいはい分かってましたよ。だがこちらには跡部様が――

「あれ?」

居ないっていうね。私がこのカッコいい剣を拾っている間にはぐれてしまったようだ。

さて参ったねこりゃ。
まあ他の受験者も居るし何とかなるだろう……多分。

【三日目・10時00分/ハンター試験会場】

【シグナム@リリカルなのはシリーズ】
【状態】健康 半ニート
【装備】レヴァンティン、カブトボーグ(名称不明)、柊の魔剣、ナンバープレート
【道具】支給品一式
【思考】基本:ニートライフの為にハンターラインセンスを手に入れ売る
0:跡部様戻ってきてくれ……
1:いざとなったら、跡部様に養ってもらう
2:邪魔者は蹴散らす
3:働いたら負けだったんだがな……
4:咲夜に対処
5:後でその辺の神様を魔剣でぶった斬る
※今までとは別人ですが記憶を受け継いでいます

【十六夜咲夜@東方Project】
【状態】健康
【装備】ナイフ×∞、ナンバープレート
【道具】支給品一式 、その他不明
【思考】
基本:ハンター試験を受ける
1:試験官ごっこをする

【その他受験者】
【共通思考】咲夜に対処

【ヤムチャ@ドラゴンボール】死亡

537名無しさん:2012/03/16(金) 02:05:08 ID:V70lgYHs
時刻表だけ
【三日目・11時00分/ハンター試験会場】

538アンクの旅(スイス編):2012/03/16(金) 04:02:11 ID:pEaiOi1s

「何も無いわね……やっぱり自分の勘の方が頼りになるわね……」

 スイスのレジスタンス基地。
 メダジャリバーを片手にそこを探索する腋を曝け出した少女が一人。
 レジスタンスであった弱音ハクが居る可能性が高いと聞かされた。
 しかし、見たところによると誰も居なかった。

 そんな中、奥で一人、アイスを食べている男を発見した。

「んっ……確かアンタは二郎に並んでたアイス馬鹿?」
「お前は確か世界一位の……」
「……アンタ、こんなところで何してんのよ?」
「見てわからないのか? アイスを食べている」
「………………」

 アンクは上機嫌だった。
 ここで大量のアイスを発見したのだ。
 ついでにドクター真木ィが持っていたロストアンクのコアメダルを回収したのだ。
 さらには何故ここにあったコアメダルを回収したのであった。
 
「お前こそなんでこんな所に? 二郎とやらは食えたのか?」
「………店が潰されてそれどころじゃないわよ………」
「……そうか……だが、これだけは言っておく『俺のアイスは絶対にやらん』
 欲しいなら、セルメダルをよこせ」
「いらない、でも二郎のカネシ味があればくれ」
「……あったぞ、二郎のカネシ味のアイスだ。
 ……欲しいならセルメダル一枚と言ったところだな」
「………いいわ」

 一本のアイスと一枚のセルメダルを交換した。
 袋からアイスを取り出して、食べる。

「……不味い」
「だろうよ」

 率直な感想はそれだけだった。
 アンクは最初からそれが分かっていた。

「そういえば、魂魄妖夢って奴をお前は知っているか?」
「一応、知り合いだけど……なんか用でもあるの?」
「セルメダル二枚だ」
「はい」
「実はな……」

 アンクは昨日起こったことを話す。
 スイスで起こったこと、レジスタンス基地で起こったこと。
 通りすがりの謎の男にタイガーオルフェノクと間違えられたことなどなど。

「……それとここで面白いものを発見した」
「何よ?」
「セルメダル三枚」
「はいよ」
「……レジスタンスの連中のリーダー代行している奴がコイツだ」

 アンクが適当に弄ったコンピュータに映りだされたのは霊夢がよく知る奴だった。
 
「なんで……紫が……」

 霊夢は考える。
 自分が知っている紫はそんな素振りなど、此間まで一切していなかった。
 よくよく考えれば魔理沙も幽々子もそんな素振りはなかった。
 
 ここで一つの可能性を考える。

(仁王やハクがいた世界が違うように別世界の幻想郷があるの……?)

 所謂、パラレルワールド的な考え方である。
 自分の知る彼女たちが『極めて近く、限りなく遠い世界』から来たのではないか?
 その逆パターンもありうる。自分出向いたのではないか?
 将又、これはとんでもなく大がかりなドッキリなのではないか?
 ………考えても考えても答えは出ないので霊夢は考えるの止めた。
 
「さて、私は行くとしましょうか」
「そうか、ならセルメダル5枚だ」
「はい……って、誰がやるかぁぁぁ!!」
「……ちっ」

 そして、霊夢はスイスから飛び立った。

「……次はアンコ味のアイスか」

 アンクは一人、静かにアイスを食べ続けた。
 
「アイスを食べるときは、誰にも邪魔されず自由で……なんというか救われてなきゃならねぇんだ」

539名無しさん:2012/03/16(金) 04:02:42 ID:pEaiOi1s

【三日目・8時30分/スイス】
【博麗霊夢@東方Project】
【状態】バグラモン達に対する少々の疑心
【装備】メダジャリバー
【道具】支給品一式、ラーメン二郎の無料券、大量のセルメダル
【思考】
0:紫か……
1:ハクと魔理沙は殺す
2:二郎のラーメンを食べるために何かする。
3:とりあえず、主催者と異変を起こした奴をぶっ殺す。
4:ハク……魔理沙……許さない……
※ハクが知る限りのレジスタンスの情報を知りました。
※知り合いが自分の知っているの者とは別人である可能性があると思っています。

【アンク@仮面ライダーオーズ】
【状態】完全復活前(タカ×2、クジャク×3、コンドル×3)
【装備】アイス×∞
【道具】基本支給品一式、不明支給品、セルメダル×???
    コアメダル(ライオン×2、トラ×1、チーター×3、サイ×2、ゾウ×1、ゴリラ×1、
          シャチ×1、ウナギ×1、タコ×1、コブラ×1、カメ×1、ワニ×1
          プテラ×2.トリケラ×2、ティラノ×1、イマジン×1、ショッカー×1
          スーパータカ×1、スーパートラ×1、スーパーバッタ×1)
【思考】基本:アイスを食べる
0:さて、どうしようか? とりあえずアイスを食べよう。
1:完全復活を目指す
2:他のグリードから自分のコアメダルを上手く奪う
3:この殺し合い……まさか、鴻上の仕業かと思ったがアンゼロットて奴の仕業だったのか……

540全てを食らい、全てを食せ!:2012/03/18(日) 16:03:44 ID:PZv6gAm.

「遂に着いた……」

 イギリスに上陸したあかりんの弁当。
 そして、獲物を探して、辺りを散策し始めた。
 だが、その直後だった! あの悪魔――いや、神の言葉が聞こてきた。






「コレクッテモイイカナ?」






「えっ?」

 弁当とは元来食われる立場にある。
 いわば、食物連鎖の底辺ポジなどだ。
 だからこそ、食われる……悪食の神・謎の男によって。

 謎の男の箸が、フォークが、ナイフが……
 弁当の身体をつついて、謎の男の口に吸いこまれていく。
 とてもおいしいそうに食べていく

(……そうか、そういうことだったのか……)

 食われることこそが最高の至福。
 弁当はそう悟りながら……食われていった。

【あかりんの弁当@ナイトウィザード 完食】

「いやぁ……すごい化物でしたね、校長」
「だから、俺は校長じゃない(それよりもタチバナから連絡無いな……何かあったのか?)」

 気絶状態から目覚めた三人。
 辺りは何故か破壊されつくしていた。
 その直後……彼らの前に腐の皆さんを引き連れた鳴滝が現れた。

「おのれディケイドォ!!!」
「いや、倒されたんだからいいんじゃ……?」 
「この男を生かしておいてはやがて全て破壊される!」
「「「なんだってー!!」」」
「……もうついていけない……」

 ダディケイドに対して臨戦態勢を取る。
 それを見た三人は……

「どうします……校長?」
「俺は校長ではない……が、やるしかないようだな……」
「……………」

 橘はケタックゼクターを掴みとり、大杉先生は柱の陰に隠れる。

「おのれ、ダディケイドぉぉぉぉぉ!!! お前は一体何なんだ!!!」
「オデバ……ドゥオディスガディドカベンライダ-ダ……オボエデオゲ!!」

 戦いが始まろうとしていた。

【一日目・10時30分/イギリス】


【謎の男@仮面ライダーケタック】
【状態】満腹
【装備】ダディケイドライバー@仮面ライダーダディケイド、箸、フォーク、ナイフ
【道具】不明
【思考】基本:全てを食す
1:橘の海胆軍艦を狙う


【橘朔也@仮面ライダー剣】
【状態】健康
【装備】ライダーベルト(ケタック)&ケタックゼクター@仮面ライダーケタック
【道具】支給品一式、寿司(大量の海胆軍艦)、その他不明
【思考】
0;目の前の者たちに対処する
1:主催者の打倒。
2:首輪を解除したい。
3:目の前の謎の男と対話する


【大杉忠太@仮面ライダーフォーゼ】
【状態】健康
【装備】サスペンダー
【道具】支給品一式、ゾディアーツスイッチ(リブラ)@仮面ライダーフォーゼ
【思考】
0;校長と謎の男を応援する
1:園田先生を探す
2:一先ず、校長(橘さん)に自分の身の安全を守ってもらう
※橘さんを速水校長と勘違いしています
※謎の男を速水校長のそっくりさんもしくは双子だと思っています

541名無しさん:2012/03/18(日) 16:04:19 ID:PZv6gAm.
【緋室灯@ナイトウィザード】
【状態】腐ってる(腐女子的な意味で)
【装備】ガンナーズ・ブルーム
【道具】支給品一式
【思考】基本:あの怪物を倒す
0:ダディケイドを倒す
1:腐女子仲間達と行動する
2:アンゼロットとぽんこつを捕まえいく
3:ルル×スザも実現させる
4:命を探す


【銀@DARKER THAN BLACK -黒の契約者-】
【状態】腐ってる(腐女子的な意味で)、キュアハッピー
【装備】スマイルパクト、キュアデコル@スマイルプリキュア!
【道具】支給品一式
【思考】基本:黒を探す
0:ダディケイドを倒す
1:腐女子仲間達と行動する
2:あの怪物を倒す
3:アンゼロットとぽんこつを捕まえいく
4:ルル×スザも実現させる


【メズール@仮面ライダーオーズ】
【状態】健康、人間態
【装備】不明
【道具】支給品一式
【思考】
0:ダディケイドを倒す
1:あの怪物を倒す
2:腐女子仲間達と行動する
3:アンゼロットとぽんこつを捕まえる
4:ルル×スザも実現させる
5:大杉先生×速水校長か……嫌いじゃないわ!
※橘さんを速水校長と勘違いしています

【鳴滝@仮面ライダーディケイド】
【状態】健康
【装備】不明
【道具】支給品一式、不明支給品
【思考】基本:ディケイド(門矢士)を倒す
0:おのれダディケイドォ!!!
1:腐女子達と組む
2:プリキュアを探す
3:フォーゼの枠をプリキュアの枠にする
4:よくもあのような怪物を……おのれディケイドォ!!!
5:研君とケン君は何処行った?おのれディケイドォ!!!


【ガメル@仮面ライダーオーズ】
【状態】健康、人間態
【装備】不明
【道具】支給品一式、大量のお菓子
【思考】
1:着いていけない……
2:二度と灯には料理を作らせない






「なるほど、3DAYじゃねーの!!」

 その頃、ディケイゴ様は手持ちの携帯電話で今、何日目かを確認していた。
 ちょうど三日目、そう、3DAYだった。

【三日目・10時30分/ハンター試験会場】
【跡部景吾@新テニスの王子様】
【状態】健康、ディケイゴ
【装備】テニスボール&テニスラケット@新テニスの王子様、携帯電話、ナンバープレート
【道具】支給品一式、ディケイドライバー@仮面ライダーディケイド
【思考】
基本:バトロワを潰す
0:なるほど、3DAYじゃねーの!!
1:主催者の真田は倒す
2:一先ず、シグナムと一緒にハンター試験を受ける
3:樺地を探す

542これが本当のリリカルカワイソス。:2012/03/18(日) 23:28:01 ID:9EZxfFoM
みなさん、こんにちは。東海道・山陽・九州新幹線の英語車内アナウンスです。
……冗談です。レイジングハートエクセリオンと申します。
この度のTCBR第9期において、何の因果か「まるでだめなおっさん」、略してマダオの暫定マスターになりました。
そして、不幸なことに2つ前の放送で元来のマスターの死の知らせを聞きました。
正直、悲しいです。でも、それ以上に悲しい出来事があったんです。

そ れ に 関 す る 描 写 が、あ り ま せ ん で し た。

書き手のせいというのもあるんですが、正直それはないなという心境です。
そして、ますます私をへこませる出来事が最近なりました。
それは、暫定からほぼ正規マスターになったマダオが……また新しい力を手に入れたんです。
何やら、「プリキュア」という物らしくて……。
そのせいで、私の影はますます薄くなってしまいました……。
せめて、最終回では1回でいいんで目立ちたいです。

某青ダヌキのように、影が薄いままなんてお断りというところです。

---------

 プリキュアの力を得た2人のだめ人間は運命に導かれ、イギリスにやってきた。
そこまで歩くのに、それほどの体力はないだろうとかそういった突っ込みは無用だ。
何故なら、これはカオスロワだから。

「ね、マダオさん……あれ、何?」
「さあ……」

2人は実に奇遇にも、VSダディケイド戦の近くに現れたのだ。
ご存じのように、この戦いのメンバーにはプリキュアヲタクの鳴滝さんがいる。
もしも、こんなだめプリキュアを目視しようものなら、大変なことになってしまう。
いったい彼らはどうなってしまうのだろうか。
……ちなみに、『ご都合主義』とかそういった突っ込みは無用である。

【一日目・10時32分/イギリス】

【長谷川泰三@銀魂】
【状態】 健康 、キュアメロディ
【装備】 キュアメロディの装備、キュアモジューレ@スイートプリキュア♪
【道具】支給品一式、レイジングハートエクセリオン@魔法少女リリカルなのはStS(待機状態)
【思考】基本;銀さん達に会いたい。殺し合いには乗らない
1:ありゃ、なんだ?
2:(いずれ、変身を解いた後の為に)服を手に入れたい

【野比のび太@ドラえもん】
【状態】健康、キュアブロッサム
【装備】キュアブロッサムの装備
【道具】支給品一式、リンクルン@フレッシュプリキュア!ココロパフューム@ハートキャッチプリキュア、
ミルキィパレット@Yes!プリキュア5GoGo、タッチコミューン@ふたりはプリキュアMaxHeart、
変身用徳利@ふたりはタマキュアSilverSoul(というか銀魂)
【思考】基本;みんなの敵を取る。そして、殺し合いを(そもそものきっかけとなった責任を取り)壊す
1:……あれって?
2:とりあえず、服屋を探す

543野獣先輩はTCBRを活性化させるからもっと出せ:2012/03/22(木) 22:16:33 ID:Dx2ydksI
                                          /
                                      {
     _________            ,.-‐┬‐┬ァ l
        ̄`ー、_   l::::::::}ヽ       l l -ニ、__l_;:='/  ',
             `ー┴‐'"´        l l \ ー─‐    i
                           l l  \          l
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                            l l         ,'
                   /         ヽ ヽ       ,'
                 ./{            } }         ,'
                   ヽ、 __    ノ ノ      /
                      ¨¨¨` ーテ ´       /
                        /   l        /
                        ゝ、 j          /
                     ,. -‐'"   ̄ `ヽ      /____
                 _,.-‐'" -‐┬‐┬‐┬ュ、_,,    /       ` ー─-、
                      ̄ `ー┴‐┴‐‐'"゙ ̄    /               ̄`ー-、
                            _ ノ  /                   `ー-、


【田所@真夏の夜の淫夢 復活】

544宇宙からキタ━━━(゚∀゚)━━━!!:2012/04/05(木) 02:52:30 ID:tlwq28xg

「これは……」

 イギリスでのダディケイド対プリキュア達の決戦を見つつ、彼は焦っていた。
 ダディケイドを上手く騙して、ゴミ処理係と戦わせるところまでは上手く行った。
 しかし、その後のことは彼にとって予想外だった。

「……メテオとは音信不通だからな……」

 部下であるメテオとは何故か連絡が取れなかった。
 
「……まぁいいか」

 それでも彼はこのバトルロワイアルを宇宙から見守り続ける。

「ダディャーナザァーン! ナズェミテルンダケナンディス!」
「!?」

 でも、宇宙だろうが見つかる時は見つかるもんだ。
 そう、通りすがりのオンドゥル星の王子(キングフォーム)に、だ。

【三日目・10時30分/宇宙】
【タチバナ@仮面ライダーフォーゼ】
【状態】健康
【装備】ギャレンバックル@仮面ライダー剣
【道具】支給品一式、まずいスパゲッティ、3と書かれた野球ボール
【思考】
基本:宇宙から橘を見守る。
 0:!? 何者だ!?
※謎の男を騙しているのは他ならぬ彼です。

【剣崎一真@仮面ライダー剣】
【状態】健康、ブレイド・キングフォームに変身中
【装備】ブレイバックル&ラウズアブゾーバー&スペードのラウズカード@仮面ライダー剣 
【道具】支給品一式
【思考】
基本:主催者を倒す!
 1:ダディャーナザァーン! ナズェミテルンダケナンディス!
 2:始、ムッキー……
※今までとは別人です。

545烈火の将の奇妙な冒険 Part4:2012/04/10(火) 00:34:08 ID:0lEKp236

「私の台詞が無いではないか……」
「黒神さん、今喋ってますよ!」
「何、本当か!?」

 天パーの少年が少女に助言する。
 一人は松風天馬。もう一人は黒神めだか。
 一応、原典では二人とも主人公である……が、このロワにおいては扱いが悪い。

 まずは天馬少年。
 イナズマイレブンGOの主人公である。
 だが、4411話『そろそろ主役勢』において出たのは前作の主人公の円堂である。
 他にもイナズマイレブンGOで出てくるのは大人勢ばかりである。
 そして、今の今になっての彼の初登場である……これはまだマシな方である。

 問題はもう一人の方である。

 めだかちゃんの方だ。
 ほんの数行前まで彼女にはカオスロワ内において台詞が一言も無かった。
 同作品の球磨川禊や安心院なじむは登場して直ぐに主要キャラ紹介にも載った。
 さらに彼らはピンチになっても生き残る。死んでも生き返る。
 けれど、めだかちゃんは『適当に殺された』と地の文で書かれる始末である。
 ズガン要員になりそうな勢いである。
(なお、ルクセンブルクで死んだのは前期から出典のめだかちゃんである。
 今回の話に出ているのめだかちゃんとは別人である)

 この差は一体、何なんだろうね?
 しかし、これらのことがあっても彼らはゲームに乗る気は起きなかった。
 逆恨みしても反感を買うだけであるからだ。
 逆に対主催にもなる気がなくなっていた。今更感を感じたから。
 そして、対主催の主人公になろうとすると死亡率や発狂率がグンとウナギ上りすると風の噂で聞いたからだ。
 
 彼らが欲しいのは純粋な出番。
 活躍しなくてもいい、空気キャラでもいいから繋がれたい。
 
「大丈夫なんとかなりますって!!」
「当たり前だ!」

 まあ、今の彼らは別の意味で繋がってたんですけどね。

「……なるほど、ONE×SYOTAじゃねーの!」

 ちなみにここはハンター試験会場である。
 一次試験のゴール付近で跡部様はそれを見ていた。
 二人から見つからない、絶対死角からその二人の行為を見ていた。

「やっと着いたか……ギリギリだったな」
「そうだな」

 そして、今まさに最後の受験者・シグナムとライダーが到着した。

「お前、今まで何してたんだ? あーん?」
「実はな……」


 ◆ ◇ ◆ ◇ ◆

546烈火の将の奇妙な冒険 Part4:2012/04/10(火) 00:35:01 ID:0lEKp236


「二次試験くらいまで大人しくしてようかとも思ったけど……
 一次試験があまりにも微温いんでさ、選考作業を手伝ってやろうと思ってね」

 ……手に持った無数のナイフをジャグリングのように操るメイド。
 この間にも数人殺されたが、説明すんのが、めんどくさい。
 でも、【○○○@××× 死亡確認】って書かなければ、死亡カウントされないからね
 ああ、遅くなったがシグナムだ。

「判定? くくく馬鹿め。
 この霧だぜ、一度試験官とはぐれたら最後…
 どこに向かったか分からない本隊を見つけ出すなんて不可能だ!!
 つまりお前もオレ達も取り残された不合格者なんだ!!」

 ……迂闊だった。
 剣なんて拾ってなかったらこんなことにはならなかっただろうね。
 これもアンゼロッテの仕業……なんだろうかねぇ……

「失礼ね」
「お」
「貴方と私を一緒にしないでよ。
 冥土の土産に覚えておきなさい……奇術師には不可能はないのよ」

 ……これは冥土とメイドを掛けた高度なギャグなのか?
 そして、その言葉に怒り狂ったモブ受験者達がメイドを取り囲む
 さて、私は後ろに待機だ。

「殺人狂め……!
 貴様などハンターになる資格なんてねーぜ!」
「2度と試験を受けられないようにしてやる……!」

 すごいテンプレ的なかませな台詞だ。
 ……終わったな、モブ達。

「そうねぇ……
 貴方達、まとめてこれ一本で十分ね」
「「「「ほざけェエ――――――!!」」」」

  ビヒュッ ザシュッ

    ビビッ  ザシュッ シュバ

   \ぐあっ…/

      ビ  ザシュ  ビッ




    ┌┐  口口                _
    ││                  < \         ┌┐
    │└──┐  ┌──────┐ \_>        | |
    │┌──┘  └──────┘      / >  .| |
    ││                   __/ /  ..└┘
    └┘                   |__/     口



「貴方達全員不合格だわ」

547烈火の将の奇妙な冒険 Part4:2012/04/10(火) 00:35:36 ID:0lEKp236
 
 ああ……案の定だった。

「残りは……貴方一人だけね」
「……え」

 やべぇ……レオリオもクラピカもいない。
 むしろ、ここでゴンさんが来れば……駄目だ来る気配がないね。
 でも、球磨川もブロリーも生き返ったし、ワンチャンが……諦めよう。
 しゃーない、自分で戦……駄目だ、働きたくない!!
 ……所謂、王手状態だ。『詰んだ』じゃないからまだ何とかなる。

 しかし、あのメイド、絶対念能力者だ。
 きっと時間を操るタイプの奴だ。

 その時だったか……!
  


「AAALaLaLaie!!」
「!?」

 
 親方! 後ろから征服王が!!
 戦車に乗ってやってきた!! 
 ここで言う、戦車は「神威の車輪(ゴルディアス・ホイール)」じゃない。
 アカツキ電光戦記に出てくるような電光戦車でもない。普通の戦車だ。
 ……いや、普通の戦車って言い方もなんかおかしい。
 多分、メタルマックス出典の戦車だ。
 その戦車にかがみんが轢かれたようだ。

【嘉神慎之介@月華の剣士 死亡確認】

 まぁ、かがみんと言ってもこっちのかがみんなんだけどね。


「我が名は征服王イスカンダル!!
 先程の戦い、実に見事だった……そこの騎士も含めて……。 
 どうだ、我が軍門に下らないか?」

 そのデッカイおっさんの言葉で気付いたが、無意識の内にレヴァンティンを握っていたようだ。
 ……どうやら、私は完璧なニートにはなれないようだ。
 それと誘われたが……軍門に下れてってことは働かないといけないじゃん。
 断ろう。 

「「断る!!」」

 ……メイドと同時に声を発してしまったようだ。

「そうか」
「……まぁいいわ、貴方達は合格ね。
 ……さて、そろそろ、試験官が着く頃ね、じゃあね」

 そういうと、メイドは時間を止めて、試験者たちが向かった方向に行った。
 ……私も止まった『世界』に入門したのかな。


 ◆ ◇ ◆ ◇ ◆

548名無しさん:2012/04/10(火) 00:36:09 ID:0lEKp236
 と、まあそんな感じで今に至る。
 戦車で送ってもらったよ。
 んで、ここいらで跡部様はあることに気付いた。

「……なるほど、アレクサンドロス3世じゃねーの!」

 跡部様はデッカイおっさんの正体を見抜いた。
 流石、跡部様。得意教科が全てなはだけある……博識だ。

 さて、そろそろ二次試験かな。
 残りは50人ちょい……って、どんだけ殺したんだあのメイド……。 

【三日目・11時00分/ハンター試験会場】


【シグナム@リリカルなのはシリーズ】
【状態】健康 半ニート
【装備】レヴァンティン、カブトボーグ(名称不明)、ナンバープレート
【道具】支給品一式
【思考】基本:ニートライフの為にハンターライセンスを手に入れ売る
1:いざとなったら、跡部様に養ってもらう
2:邪魔者は蹴散らす
3:働いたら負けだったんだがな……
※今までとは別人ですが記憶を受け継いでいます

【跡部景吾@新テニスの王子様】
【状態】健康、ディケイゴ
【装備】テニスボール&テニスラケット@新テニスの王子様、携帯電話、ナンバープレート
【道具】支給品一式、ディケイドライバー@仮面ライダーディケイド
【思考】
基本:バトロワを潰す
1:主催者の真田は倒す
2:一先ず、シグナムと一緒にハンター試験を受ける
3:樺地を探す


【十六夜咲夜@東方Project】
【状態】健康 
【装備】ナイフ×∞、ナンバープレート
【道具】支給品一式 、その他不明
【思考】
基本:ハンター試験を受ける


【ライダー@Fate/Zero】
【状態】健康
【装備】ナンバープレート、戦車@メタルマックス2
【道具】支給品一式、不明
【思考】基本:バトルロワイアルで優勝する。
1:ハンター試験会場にて有望な強者がいたら部下に勧誘する

【黒神めだか@めだかボックス】
【状態】健康
【装備】ナンバープレート
【道具】支給品一式 、その他不明
【思考】基本:対主催もマーダーもする気はない
1:天馬少年と行動する
2:ハンター試験を受ける
※死んだのとは別人です。

【松風天馬@イナズマイレブンGO】
【状態】健康
【装備】ナンバープレート
【道具】支給品一式 、その他不明
【思考】基本:なんとかなるさ!
1:黒神さんと行動する
2;ハンター試験を受ける

549名無しさん:2012/04/25(水) 03:33:48 ID:n9gWI.Fo

 近所……ではないけど……。 
 うん、日本ですらないよ、ここ。
 本当にどこなんだろうか?
 まぁ、そんなわけでそのどこかわからない場所を歩いていた私。
 殺し合いも三日目に突入したって言うのに終わる気配が無いね。
 
 その時だったか、背後から妙な殺気を感じた。
 この殺気は二郎の行列に並んでいた時に感じたのと似た感じた。
 多分、あの物騒な剣を持った女の子だろう……。
 そして、私は意を決して後ろを振り向いた。



三三三三ニ≠三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三=\
三三三ニ≠三三三三三三三_,.-、 f=|´|三三三三三三三三ニf!三三三r‐‐ュ、
三三ニ≠/三三三三ニ_,..-'´   | | |_,.!: : : : : : : : : : : : : : : : :| {: : : : / ィ ヘ \
三三/|//三三三r‐'´    _,..-! |:`¨:__,..--レ' ̄~7: : : :\: : : ヽヽ: :(='==! ̄!=\/
三r-、/ヘfー‐、: : :|  _,..-'´: : : | |: : ::j  | |;  /: : : : :__,ヽ::ノ! } }: : :==キ fニニ、ハ
ニニフ rュ、) f! !_fl: レ'´: : : : : _,..'  |: : : |__j--7 /、: : : :{ f´:!.ヽ`¨ro': :=r==、 r、_ィ=ニハ
ニァ=f |=ノ===、¨: : : :__,.-‐'´   |: : : |: : : ゝ≠}. .:i!ト、ゝ、'⌒V__ノ: : :=、=キ=、| i! /ニハ
ニ: / ,. r、_) v く: : : :/_     _,..: :': : : :|ヽⅥj.. :i!l. ..:i!:.:!(   (: : : : ::=ゝノレ'=| iK三ニヽ
ニゝ'^|_|__,ィ ヘ、__ァ: : : :!  ,..: :'!: : : : : : : ::! Ⅵ|.. :!|. :.:i!_.jゝ‐、 ノ::r、: : :|`¨rュネ| f!ヽ三ニ
ニi:、___コ`ヽ=、:Ⅶ|: ::レ': : : ::|: : : : : : :i: !..::..Ⅵ_j レ'リ´ |: ムノ/ |/ ∨: |__,=、__j__j=='三ニ
三ヽ=テ= {‐‐': :Vj: : : : : : : : ト.:.、: : : : !: i..::...Ⅵ斗≠リ㌣!. /卞、≧j: : : : :∧三三ニr、ヽ
三!: : {ゝ' }: : : : :Ⅵ: : : : : : : :!、..、 、: : :ハ: !::..::!| フセイ: : _:ソハ  心 |: : : :∧三三三ハ
三: 、__ノ_ノ: : : : : :Ⅵ、: : : : : : ト、 \、: : 、:|  レ' i! i、ゝ'_ノ |  ソ. |: : :/ |三三三|ハ
三ニ` ̄=、r=、: : : : Ⅵ\: : : : :',..:...::::\: : 、    ゝ、 `  ノノ // ,:/  /三三=|酛ハ
三三} /:.| /: : : : :.ヽゝ'\: : : :\.: \`ヽ     `¨ ¨    / |  /三三三|  リ
三三|_/: :|_/: 、丶、: : :ヽ‥'`ー  ヽ                  .レ'三=ト三リ
三ハr=、 r=、、: :\\ゝ: : 、::'     `                 /三≠V∨/
三!、ゝ': :ゝ'\`ヽ:\ :.: ̄`        ,              ∧三≠ |/
Ⅵl \三三∧:: :: :.,:'            `             / /ノ


 

「ええ―――っ……」

 
 完全に二、三人は殺したような眼をしていた。
 ……恐らくは魔王の類だろう。さて、どうしよう?

【三日目・9時00分/モーリシャス共和国・ポートルイス】
【安中榛名@日常】
【状態】健康
【装備】なし
【道具】支給品一式、ラーメン二郎の無料券、その他不明
【思考】
基本;ええ―――っ!!?
1:ええ―――っ……

【宮永咲@咲 -Saki-】
【状態】迷子、漏れそう
【装備】劣化ウラン牌セット@ムダヅモ無き改革
【道具】支給品一式
【思考】
基本:トイレを探す
0:目の前の子からトイレの場所を聞く。
1:麻雀がしたい。

タイトルは『麻雀漫画の主人公って強運の持ち主が多いけど、このバトルロワイアルで三日目まで生きている私もすっごく運がいいんじゃないかと思っていた……けど、それは単に私が空気キャラなだけなんだろうなぁ、とすっごく感じた。』で

550皆さんお待ちかね、『彼ら』の復活ですよ:2012/04/29(日) 13:27:32 ID:6.ab07W.

「傍観しちゃいかんのか?」
 巨人小笠原の一言がきっかけだった。
「構わないだろう」
 それにアンドリューW.K.が答えた。
「……そうだ、俺達四人は不滅だ! ガンダムだ!!」
 シンが実に主人公らしい台詞を叫ぶ。
「そう、そして僕達が……」





「「「「真の傍観者だ!!!」」」」





 こうして真の傍観者の名の下にいつもの四人はド派手に最終決戦を傍観していた。
 まぁ、傍観者だしいいよね? 田井中? 知らんがな。

【三日目・08時06分/???・連合基地】
【安心院なじみ@めだかボックス】
【状態】全裸に近い格好、キャラ崩壊
【装備】ピンクローター
【道具】なし
【思考】
基本:皆、平等にカス!
※ほぼ全てのスキルを失いました。

【巨人小笠原@なんJ】
【状態】アンドリューW.K.と合体中
【装備】バット、マイク
【道具】不明
【思考】基本:今度こそ生き残る!
0:(傍観しちゃちゃ)いかんのか?
1:(男と合体しちゃ)いかんのか?
2:(復活しちゃ)いかんのか?
3:(安心院さん)
※安心院さんのおかげで復活しました。
※傍観者の仲間になりました。

【アンドリューW.K.@現実?】
【状態】健康、巨人小笠原と合体中。
【装備】自前のギター
【道具】支給品一式
【思考】
基本:最終決戦とか言うパーティーに参加する。
1:けど正直、ロワとかもうどうでもいい……
2:しかし、なんか快感だ!
※安心院さんのおかげで復活しました。
※傍観者の仲間になりました。

【シン・アスカ@機動戦士ガンダムSEED DESTINY】
【状態】ガンダム
【装備】デスティニーガンダム
【道具】支給品
【思考】
基本:自分が主人公になって主催を倒す
1: そして、俺がガンダムだ!!
2:安心院さんは最高です(マジキチスマイル)
※安心院さんのおかげで復活しました。
※傍観者の仲間になりました。

551日常の脱走:2012/05/01(火) 06:11:03 ID:1snDeCwE
お母さんに『今バトルロワイアルやってるから絶対に外に出ちゃダメよ』って言われた。

そもそも何でこのへーわな世界で殺し合いなんてしなくちゃならないの!?

私にだって支給品が届いたっていうのにこれじゃあ宝の持ち腐れだよぉ

よし!
逃げよう!


――私はそ〜っとお母さんに気付かれないように家を出ようとした。

――玄関までの道のりは長くけわしかった。
だけどもうすぐ私はこの家から抜け出せる。

安中さんでさえ何回も出てるんだし、
私にだって一回ぐらい出番があってもイイヨネ。

それでわ!いざ外へ〜……


「ゆっこ!!」


すると、私の後ろから怒鳴り声がした。
恐る恐る後ろを見てみるとそこには……!


「お母さん!!」


お母さんは私を掴むと、見事な背負い投げ一本!!


「きゅ〜」

「あんた! 外出るなって言ったでしょ!!
次、出ようとしたら殺すわよ!!」


そう言うとお母さんは部屋へと戻っていった。


………………

まぁ細かいことはよく分かんないし、
とりあえず、宿題しとくか!



【三日目・9時23分/相生家・玄関】
【相生祐子@日常】
【状態】床に仰向けで倒れている、背中痛い
【装備】無し
【道具】基本支給品
【思考】基本:とりあえず宿題しとくか!
1:外に出てぇ〜!
2:でも殺されたくねぇ〜!
3:みおちゃんと連絡とってみる
4:なのちゃんと(以下同文)
5:安中さんが羨ましい

552日常の脱走:2012/05/01(火) 06:12:46 ID:1snDeCwE
お母さんに『今バトルロワイアルやってるから絶対に外に出ちゃダメよ』って言われた。

そもそも何でこのへーわな世界で殺し合いなんてしなくちゃならないの!?

私にだって支給品が届いたっていうのにこれじゃあ宝の持ち腐れだよぉ

よし!
逃げよう!


――私はそ〜っとお母さんに気付かれないように家を出ようとした。

――玄関までの道のりは長くけわしかった。
だけどもうすぐ私はこの家から抜け出せる。

安中さんでさえ何回も出てるんだし、
私にだって一回ぐらい出番があってもイイヨネ。

それでわ!いざ外へ〜……


「ゆっこ!!」


すると、私の後ろから怒鳴り声がした。
恐る恐る後ろを見てみるとそこには……!


「お母さん!!」


お母さんは私を掴むと、見事な背負い投げ一本!!


「きゅ〜」

「あんた! 外出るなって言ったでしょ!!
次、出ようとしたら殺すわよ!!」


そう言うとお母さんは部屋へと戻っていった。


………………

まぁ細かいことはよく分かんないし、
とりあえず、宿題しとくか!



【三日目・09時23分/相生家・玄関】
【相生祐子@日常】
【状態】床に仰向けで倒れている、背中痛い
【装備】無し
【道具】基本支給品
【思考】基本:とりあえず宿題しとくか!
1:外に出てぇ〜!
2:でも殺されたくねぇ〜!
3:みおちゃんと連絡とってみる
4:なのちゃんと(以下同文)
5:安中さんが羨ましい

【三日目・09時23分/相生家・ダイニング】
【ゆっこ母@日常】
【状態】健康、イライラ
【装備】無し
【道具】エプロン
【思考】基本:次ゆっこが出ようとしたら殺す

553スーパーヒーロー大戦とスーパーヒーロー作戦って紛らわしいね:2012/05/04(金) 01:12:06 ID:RPPJi4Cw
「運良く、ビッグマシンを手に入れたのも私だ」

その頃、ユーゼスは地味にビックマシンを手に入れて、有頂天になっていた。
尚、此処は過疎地だったので周囲への特に被害はなかった。

【三日目・9時30分/モーリシャス共和国・ポートルイス】

【ユーゼス・ゴッツォ@スー パーロボット大戦α】
【状態】健康
【装備】仮面 、ビッグマシン@スーパーヒーロー大戦
【道具】不明
【思考】 基本:それも私だ
0:ちなみにカオスロワ9期のラスボスも私だ
1:私の喋り方を真似したク ライシス皇帝を殺すのも私だ

そんなビッグマシンの中に少女が二人いたのには流石のユーゼスも気づかなかった。

「ええ―――っ……」
「ここどこ……?」


【三日目・9時30分/ビッグマシン内部】
【安中榛名@日常】
【状態】健康
【装備】なし
【道具】支給品一式、ラーメ ン二郎の無料券、その他不明
【思考】 基本;ええ―――っ……

【宮永咲@咲 -Saki-】
【状態】迷子、漏れそう
【装備】劣化ウラン牌セット @ムダヅモ無き改革
【道具】支給品一式
【思考】 基本:トイレを探す
1:安中さんと行動する
2:麻雀がしたい。

554前フリは旧したらば:2012/05/11(金) 09:36:36 ID:7b5lPnOw
「『テラカオスバトルロワイアルなんてなかった』」

心優しい裸エプロン先輩がこのグダグダになったロワを終わらせてくれた。
「『前に誰かが言ってたよな?』」

「『僕がカオスロワなんてなかったことにしたら面白いって?』」


「『だから、僕は何も悪くない』」

「『まあ、僕は人気投票一位だし、カオスロワでも人気あるし、何やってもいいよね?』」

ありがとう、裸エプロン先輩!
みんなも裸エプロン先輩に感謝しろよ!

【テラカオスバトルロワイアル九期 完結】
【球磨川禊@めだかボックス 生還】

555前フリは旧したらば:2012/05/11(金) 09:37:14 ID:nN1zRYEI
「『テラカオスバトルロワイアルなんてなかった』」

心優しい裸エプロン先輩がこのグダグダになったロワを終わらせてくれた。
「『前に誰かが言ってたよな?』」

「『僕がカオスロワなんてなかったことにしたら面白いって?』」


「『だから、僕は何も悪くない』」

「『まあ、僕は人気投票一位だし、カオスロワでも人気あるし、何やってもいいよね?』」

ありがとう、裸エプロン先輩!
みんなも裸エプロン先輩に感謝しろよ!

【テラカオスバトルロワイアル九期 完結】
【球磨川禊@めだかボックス 生還】

556名無しさん:2012/05/11(金) 09:46:46 ID:QfHit0rs
9期も終わったところで反省会でもするか

557名無しさん:2012/05/12(土) 17:14:07 ID:tOxvVCr6
勝手に終わらせてあまつさえwikiの9期の項目消すなよ。
前フリは旧したらばとか言っていたけど、カオスロワの旧したらばにそんな煽り書いてなかったよ。

558『食』という字は『人』が『良』くなるって書く:2012/05/23(水) 01:02:52 ID:X9tDPl.w

 アメリカ・ニューヨーク。
 一時期、アメリカは消し炭になっていたが、復活した。
 そして、この地で新たなる戦いが始まろうとしていた。 

 その地に一人の男がいた。
 名を『井坂深紅郎』。かの有名な戦う医者である。

「……それにしても腹が空いたなぁ……」

 井坂は空腹だった、
 二郎の行列に並んでいた彼だったが、結局二郎は食えず仕舞い。
 コミケ会場にも行ったが、結局何も無かった。
 そして、流れに流れ着いたのが、この地だった。

「んっ……なんですかね。アレは?」

 そこで井坂は発見したのは大勢の人だかりだった。
 井坂はその人だかりに行って見ることにした

「ホットドックの早食い大会でしたか……小腹も空きましたし、丁度いいでしょう」

 飛び入りだが、井坂先生は参加することにした。
 そして、その数分後――――――

「それにしても腹が空いたなぁ……」

 積み重なった皿が彼が食べたホットドックの数を物語っていた。
 
『信じられません。東洋の小さな島国からやってきた男が新チャンピオンだ!!!』

 実況者がマイクで近況を半ば興奮気味に叫ぶ。
 二位の選手とは圧倒的な大差で優勝したのだから、仕方ない。
 そして、すぐさま、表彰式に移行した。

『それでは、優勝者の伊佐坂深紅郎選手には副賞として世界大会の出場権とトロフィーが贈呈されます!!』
「いい食いっぷりだ、感動的だな、だが無意味だ!」

 大統領の腹パンを躱して、井坂はトロフィーを受け取った。
 それと同時に井坂は大統領にボディブロー(カウンター)で返した。

「世界大会ですか、優勝したら何か貰えるのですか?」
「はい! 私も詳細は分からないのですが、豪華景品が貰えるそうですよ!!」
「ほう、なるほど……」

 こうして、アメリカ代表は井坂先生に決まったのであった。

559名無しさん:2012/05/23(水) 01:03:28 ID:X9tDPl.w
【三日目・9時/アメリカ・ニューヨーク】
【井坂深紅郎@仮面ライダーW】
【状態】健康、空腹、ホットドック早食いアメリカ大会チャンプ
【装備】ガイアメモリ『WEATHER』 、優勝トロフィー
【道具】支給品一式、不明支給品
【思考】
基本:主催者の力を我が物にする
0:今、誰か伊佐坂って言わなかった?
1:世界大会に出場し、優勝すると貰える豪華景品を貰う
2:究極のメモリとは一体……?
3:二郎が食べられなくて残念。


「中々やるわね……」
「赤阪さん……あの男のパワーは?」
「……言いにくいんだけど……パワー二万八千よ」
「パワニハッセン!?」
「けど、中々、面白くなってきたんじゃないの?」

 そして、彼らは今後の井坂の闘いを見守ることを決意した。
 何故ならば、彼らも『ファイター』だから。

【赤阪尊子@現実?】
【状態】健康
【装備】スカウター@ドラゴンボールZ、戦闘服@ドラゴンボールZ
【道具】支給品一式、不明支給品
【思考】
基本:井坂を見守る
※ジロリアン十二神将の一人です。

【井崎コウタ@カードファイト!! ヴァンガード】
【状態】健康
【装備】自分のデッキ、
【道具】支給品一式
【思考】基本:赤阪さんについていく
1:森川がとっても心配……
2:アイチ……

560合い言葉は フユキとバンチョー:2012/05/24(木) 02:21:37 ID:t4iELRXk
「……ここには誰もいない……よかった……」

少年、日向冬樹はとある学校にいた。
朝日が燦々と窓に差し込んで、学校の教室を照らしている。
冬樹は親友を探していた。
この殺し合いが始まった矢先に、家を飛び出し行方不明になった宇宙人の親友を。

冬樹は疲労の色が濃くなりつつあった。
日向冬樹はついさっきまで、親友と再会するために、ずっと寝ずに探し続けていたのだ。
冬樹は激しい睡魔に襲われながら、学校の中を彷徨い続けていた。

「……ぐんそ……う、どこに……いるの……?」

今にも倒れそうな彼の前に、ひとつの影が立ちはだかった。
そいつは、体力の限界に達し倒れた日向冬樹を――


その手で受け止めた。


「……エヴァーン」

ねるふ学園のバンチョー、エヴァンチョーは自分の目の前に現れた名も知らぬ少年をいつの間にか抱きかかえていた。
エヴァンチョーは困ったように頭を掻くと、日向冬樹をゆっくりと学校の床板に寝かせた。
そして彼は少年の側に座り込み、ただ一言こう言うのだった。

「エヴァーン」

561合い言葉は フユキとバンチョー:2012/05/24(木) 02:34:36 ID:t4iELRXk
【三日目・9時3分/ねるふ学園中等部】
【日向冬樹@ケロロ軍曹】
【状態】睡眠中
【装備】普段着、冬樹のリュック
【道具】基本支給品、不明支給品、冬樹のリュック、ケロボール、オカルト雑誌、スターフルーツ(袋に入れている)、フライドポテト(袋に入れている)
【思考】基本:待っててね、軍曹
1:……

【エヴァンチョー@ぷちえゔぁ】
【状態】健康、充電満タン
【装備】下駄
【道具】基本支給品、不明支給品、弁当型バッテリー
【思考】基本:エヴァーン
1:エヴァーン?
2:エヴァーン……

562烈火の将の奇妙な冒険 Part5:2012/06/10(日) 10:29:07 ID:LG500a5Q

「あーん、二郎ってなんだ?」

 大分、久しぶりだがシグナムだ。
 二次試験? ああ、お察しの通り『料理』だよ。
 しかも、試験官二人が二人ともジロリアン十二神将だった。
 で、お察しの通り、課題は『二郎』だった。
 
 なるほど、馬鹿じゃねーの!

 ああ、豚の丸焼きと寿司だったら、良かったのに……
 素人である私たちに『二郎』が作れるわけないだろ。
 メイドもブチ切れる寸前の殺気を醸し出している。
 ……完全にヒソカポジションだ。
 
「貴様、やはり二郎が何かを知っておるな?」

 さっきからでっかいオッサンが私にやたら絡んでくる。
 ……玉の輿狙いならば、狙ってもよさそうだが……
 何故か、働かされるような気がしてならない。
 
 ――――その時だったか。
 
「黒神さん、二郎ってのはがっつり系のラーメンのことです!」
「何、それは本当か!?」

 天パー、この野郎!
 天パー少年が二郎のことを知っていた。
 おい、お前の地元の雷門町には立派なラーメン屋がある!……ような気がしてならない。
 しかし、この場で二郎を作るのは最早、不可能だ……
 何故ならば……


「ああ、美味しかった!」


『このクズうううううううううううううううううううううううううう!!』

 クズがこの場のもやしと豚肉を全部食ってしまったからだ。
 二郎の肝であるもやしと豚肉がなきゃ作れっこないよね。
 ああ、もやしと言っても跡部様じゃない。


「あーん、つまりどういうことだ?」

「終――――――――了ォ――――――――――!!」

【二次試験ジロリアンの試験合格者なし!!】


 ……終わった。
 けど、流れ的にあれが来るはずだ。
 空を見上げると、勿論、ハンター協会のマークの飛行艇が。
 そして、そこから会長がパラシュートも無しに降りてきた。
 展開、早いな、おい。

「それにしても、合格者0はちとキビシすぎやせんか?」
「親方、空からネテロ会長が!」
「うるせぇ、こっちは適当に死んでんだよ!!」

 パズーとダッフィー!? 空気の人に殺されたんじゃ!?

「「残念だったな、トリックだよ」」

 まぁ、適当に死んだからいいよね。
 その後、なんやかんやで次の課題は『ゆで卵』になった。
 ……そっちの方が楽だしいいよねぇ。

「クモワシの卵ぉぉぉぉ!!」
「「獲ったどぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!」」

 そんな最中、あの有名なコンビ芸人の姿を発見した。
 芸能界って怖い所だし、身体能力があるのはどこの世界でも同じだろう。
 多分、今まで別人の可能性が高いし、ここはそっとしておこう。

563烈火の将の奇妙な冒険 Part5:2012/06/10(日) 10:29:47 ID:LG500a5Q


「こっちが市販の卵で、こっちがクモワシの卵、さぁ比べてみて?」


 うまい! テーレッテレー
 ……とは、ならなかった、と言うより市販の卵と同じ味がした。
 
「貴方、今二つクモワシの卵食べたでしょ?」

 だが、私は謝らない。
 なんやかんやで、二次試験を突破した。
 そして、二次試験合格者は飛行船に乗り込んだ。
 流れ的に三次試験に進むんだろうな。
 会長とのイベントは、めんどいからカットだな。

「どう、二次試験突破記念にジュースでも「断る」」

 トンバが執拗に下剤入りジュースを勧めてくる。
 ……叩き斬ってやろうと思ったが、めんどいので止めた。

「お腹、痛い……もやしと豚肉食べすぎたかなぁ……」

 ……どうやら、クズは下剤入りジュースを飲んでいたらしい。
 んっ、どうやら、着いたみたいだ。
 そう、あの高い塔・【トリックタワー】だ。

「皆さんにはここで殺し合い――じゃなかった。
 さて、ここでの試験内容ですが、生きて、下まで降りてくることです」
 
 ハハッ、殺し合いなんて起こるわけないじゃないですか!
 ……ハンター試験中だ。勝手に人が死んでいくだろう。
 しっかし、ここ本当に高いな……その時だったか。

「このくらいのとっかかりがあれば、一流のロッククライマーなら誰でもクリア出来るぜ」

 この声は冨樫先生だ。
 でも、これ完全にフラグだ。
 さらば、CV冨樫先生の受験者。

「うわああああああああああああああああ!!!!」

 ………ああ、案の定だった。

【ハンター試験の受験生(CV冨樫先生)@HUNTER×HUNTER受験生 死亡確認】
死因・怪鳥に食われた。

564烈火の将の奇妙な冒険 Part5:2012/06/10(日) 10:30:24 ID:LG500a5Q

「扉がスケスケじゃねーの!」
「ほう、坊主何か分かったのか?」
「あーん、俺様の跡部王国(キングダム)で見抜いた。
 ……内部構造がスケスケだぜ!」
「中々、やるではないか!」

 その直後、跡部様は即座に塔の謎を解明した。
 デカいおっさんが近くにいる所を見ると、仲良くなったっぽいぞ。
 こりゃあ、不味い気がする。でも、分かれるし、あの巨体じゃこの扉に入りそう無さそうだし。

「ここに三つだけある」
「では、下で会おうではないか、その時は余の配下に……」
「あーん? だが言っておく、王様(キング)は――――――俺だ!」

 張り合うとこ、そこかよ。
 まぁ、王道は二つもいらないってモロイさんも言ってたしね。

 ―――テレッテレッほゎゎゎゎゎ〜ん

 と、そんな感じで私は下の部屋に降りた。
 
「随分と短い別れだったな、あーん?」
「全くだ」

 同じ部屋かよ。
 まぁ、心強そうだから、私も戦わなくてよさそうだ。 
 というか、デカいおっさんの体格からしてここに入りそうになさそうだった。
 どうやって、入ったのだろう……やはり、霊体化だろうね。

「先客か。あーん?」
「……やっと、人が来たか」

 変な奴がいるぞ!!
 凛っ! ……という謎エフェクトが掛りそうな少女が居た。
 うん、多数決の部屋で、あと一人……と、なると。
 ……ああ、来るのはあの人だろう。、 

 ――ガタッ。

 ほら、来たよ。
 はいはい、分かってましたよ。トン……


「……やれやれだわ」

 
 …………予想外だった。

565烈火の将の奇妙な冒険 Part5:2012/06/10(日) 10:31:29 ID:LG500a5Q

【三日目・13時00分/ハンター試験会場】


【シグナム@リリカルなのはシリーズ】
【状態】健康 半ニート
【装備】レヴァンティン、カブトボーグ(名称不明)、ナンバープレート
【道具】支給品一式
【思考】基本:ニートライフの為にハンターライセンスを手に入れ売る
1:いざとなったら、跡部様に養ってもらう
2:邪魔者は蹴散らす
3:働いたら負けだったんだがな……
※今までとは別人ですが記憶を受け継いでいます


【跡部景吾@新テニスの王子様】
【状態】健康、ディケイゴ
【装備】テニスボール&テニスラケット@新テニスの王子様、携帯電話、ナンバープレート
【道具】支給品一式、ディケイドライバー@仮面ライダーディケイド
【思考】
基本:バトロワを潰す
1:主催者の真田は倒す
2:一先ず、シグナムと一緒にハンター試験を受ける
3:樺地を探す


【ライダー@Fate/Zero】
【状態】健康
【装備】ナンバープレート、戦車@メタルマックス2
【道具】支給品一式、不明
【思考】基本:バトルロワイアルで優勝する。
1:ハンター試験会場にて有望な強者がいたら部下に勧誘する


【黒神めだか@めだかボックス】
【状態】健康
【装備】ナンバープレート
【道具】支給品一式 、その他不明
【思考】基本:対主催もマーダーもする気はない
0:天馬少年と別れてしまったか……
1:ハンター試験を受ける
※死んだのとは別人です。


【十六夜咲夜@東方Project】
【状態】健康 
【装備】ナイフ×∞、ナンバープレート
【道具】支給品一式 、その他不明
【思考】
基本:ハンター試験を受ける
1;……やれやれ

566烈火の将の奇妙な冒険 Part5:2012/06/10(日) 10:32:03 ID:LG500a5Q


「お腹痛いのに……」
「親方、天井からクズが!」
「うるせぇ、こっちにはルーキー潰しの人が居んだよ!!」
「大丈夫、なんとかなるさ!」

(コイツらを潰すか……
 というか、俺の目的ばれてね?)

 ルーキー潰しのトンバが4人のルーキーたちと一緒にいた。


【譲崎ネロ@探偵オペラ ミルキィホームズ】
【状態】極度の腹痛、クズ
【装備】セグウェイ@現実、ナンバープレート
【道具】支給品一式、その他不明
【思考】
基本;ハンターライセンスを手に入れ売る


【松風天馬@イナズマイレブンGO】
【状態】健康
【装備】ナンバープレート
【道具】支給品一式 、その他不明
【思考】基本:なんとかなるさ!
1:なんとかなるさ!
2;ハンター試験を受ける


【パズー@天空の城ラピュタ】
【状態】元主催者
【装備】ロックバスター、ナンバープレート
【道具】なし
【思考】
1:ハンター試験を受ける
※適当に死んだので生き返りました


【ダッフィー@天空の城ラピュタ】
【状態】元主催者
【装備】飛行石、ナンバープレート
【道具】なし
【思考】
1:ハンター試験を受ける
※適当に死んだので生き返りました


【トンバ@HUNTER×HUNTER】
【状態】健康
【装備】下剤入りジュース×∞、ナンバープレート
【道具】不明
【思考】
基本:ルーキーを潰す
1:シグナムと跡部を警戒する。

567烈火の将の奇妙な冒険 Part5:2012/06/10(日) 10:32:42 ID:LG500a5Q
 一方、塔の下では……

「「怪鳥! 獲ったどぉぉぉぉぉぉぉ!!!」」

 すでに第一と第二の脱出者が出ていた。

「「ウラーラーラーラーラーラー!!!!!!! 」」

【濱口優@現実】 
【状態】健康
【装備】狩りに必要なもの全て、ナンバープレート、
【道具】支給品一式、狩りに必要なもの全て
【思考】基本:ハンター試験を受ける
1:ハンターライセンスを獲る    
2:ウラーラーラーラーラーラー!!!!!!!
 
【有野晋哉@現実】
【状態】健康
【装備】ナンバープレート、
【道具】支給品一式 その他不明
【思考】基本:ハンター試験を受ける
1:次回の有野の挑戦は【GREED ISLAND】や!

【怪鳥@HUNTER×HUNTER×?? 死亡確認】
死因・よゐこの二人に狩られた

【三日目・13時00分/ハンター試験会場の近くの飛行船】
【サトツ@HUNTER×HUNTER】
【状態】健康、ハンター試験の試験官
【装備】不明
【道具】不明
【思考】
基本:試験官をする

【ブハラ@HUNTER×HUNTER】
【状態】健康、ハンター試験の試験官
【装備】不明
【道具】不明
【思考】
基本:試験官をする
※ジロリアン十二神将の一人です。

【メンチ@HUNTER×HUNTER】
【状態】健康、ハンター試験の試験官
【装備】不明
【道具】不明
【思考】
基本:試験官をする
※ジロリアン十二神将の一人です。

【ネテロ@HUNTER×HUNTER】
【状態】健康、ハンター協会会長
【装備】不明
【道具】不明
【思考】
基本:ハンター試験を見守る
※参戦時期は死亡前のどこかです。

【マーメン=ビーンズ@HUNTER×HUNTER】
【状態】健康、ハンター試験の試験官
【装備】不明
【道具】不明
【思考】
0:ネテロ会長、自爆したんじゃ!?
※参戦時期はキメラアント編終了直後です

568二郎再臨:2012/06/10(日) 17:24:14 ID:hZ6TEj3k
「別に作ってしまっても、構わんのだろう?」

その頃、地味にハンター試験受験者だったアーチャーは、二次試験課題の二郎を完全に再現していた。
クズが食った足りない食材は全て現地調達である。
流石、アーチャーと言ったところだろう。

「だが、誰もいないな……」

しかし、既に二次試験は終了し受験者は三次試験会場に向かっていた。

【三日目・13時00分/ハンター試験二次会場】

【アーチャー@Fate/stay night】
【状態】健康
【装備】不明、ナンバープレート
【道具】支給品一式、二郎のラーメン
【思考】基本:衛宮士郎を殺す。
0:皆、何処へ行ったんだ?
1:ハンター試験を受ける。
2:凛は何処だ?



「フェイカーが」
「―――二郎の予感……!!」
「二郎か……」

そこへ二郎の気配を感じた者達がやってきた。
二郎復活の予兆かも知れない。

【ギルガメッシュ@Fate/stay night】
【状態】健康、ノリノリ
【装備】黄金の鎧、王の財宝(ゲート・オブ・バビロン)
【道具】支給品一式
【思考】基本:セイバーと結婚する
1:セイバーの仕事を手伝う
2:機を捉えて主催者を殺し、主催の地位をセイバーに贈る

【再生セイバー@Fate/stay night】
【状態】健康、空腹
【装備】約束された勝利の剣、ヤマハ・VMAX@Fate/Zero、チェーンソー@魔界塔士Sa・Ga
【道具】支給品一式
【思考】基本:ギルガメッシュに養って貰う
0:二郎を食う。
1:主催滅んだしギルに乗り換える。
2:それにしてもお腹が空きました。
※マユリ様によって再生させられました

【黒@DARKER THAN BLACK -黒の契約者-】
【状態】健康、焦り、アンゼロットに若干同情、怒りと悲しみ、空腹
【装備】ナイフ、ワイヤー、黒いコート、スターダストドラゴン(たらされかけ)
【道具】支給品一式、病院で回収した医療道具、車、土下座最中、通信機 、釣り道具、仮面
【思考】基本:ゲーム脱出
0:二郎を食う。
1:銀を探す
2:三沢、土蜘蛛を警戒
3:最中は二郎の後で食う。
※黒がガラスをぶち破ると自動的に『覚醒ヒロイズム』が流れます
※攻撃力がヒーローズファンタジア仕様になってます

569終わりに向けて:2012/07/03(火) 23:49:37 ID:9U8mNP.6
「フッ、俺の出番だな…」

そう言って俺(22)は大剣を背負って歩き出した。

【三日目・14時00分/どこぞの街】

【俺@現実】
【状態】健康
【装備】バスターソード@FF6
【道具】支給品一式
【思考】
1:最終回に向けて行動する

570ふみとおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!:2012/07/04(水) 23:40:52 ID:MX9jHFhc
最終回に向かって、行動しているのは一人だけではない。
更衣小夜も、9期が終わる前に文人と決着を着けようと奔走していた。

「ふみとおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」

【三日目・14時00分/イギリス】

【更衣小夜@BLOOD-C】
【状態】健康、赤目
【装備】御神刀
【道具】支給品一式
【思考】基本:ロワが終わる前に文人を殺す。
1:ふみとおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!


【泉キャロン@チャージマン研!】死亡
【コーデリア・グラウカ@探偵オペラミルキィホームズ】死亡
【国鉄子@大魔法峠】死亡

死因:また守れなかった……

571松井先生新連載おめでとう:2012/07/06(金) 19:38:46 ID:PoFShNGI
テラカオスバトルロワイヤル3日目、午後2時丁度。
月が七割ほど文字通り爆発して吹っ飛んだ。
まさしくギャグとしか思えない光景にある者は唖然とし、ある者は「もう三日月しかみれない」と絶望した。

「困りますよ。参加者、そして主催者。いや、私の生徒達」

上述したギャグのような所業をやらかした本人も、まん丸な頭部と落書きのような顔、うねうねとした触手などギャグのような風貌であった。
実際のスペックも月を七割消滅させるなど当たり前なスーパーパワーを持ち、最高マッハ20も出せるギャグのような怪物なのだ。

「今日は既に三日目の午後です。しかし、殺し合いが終わる様子が全く無いではありませんか。
対主催もマーダーは何をやってるんでしょうねぇ…。ハンター試験なんてやってる場合ですか。
ああ、そうだ。4日目の午前12時になっても終わる様子が無かったらこの会場(地球)も爆っちゃいましょうそうしましょう。
そうと決まれば主催と全参加者に声明を送らなければなりませんね。
それでは早速放送室へ出発です!」

そう言うとこの怪物はドシュツという音と共に上空をマッハ20で飛んでいった。


【三日目・14時00分/上空】

【殺先生@暗殺教室】
【状態】健康、マッハ20で上空を移動中、首輪なし
【装備】触手
【道具】支給品一式その他不明
【思考】基本:4日目の午後12時になったら地球を爆破する
1:どこかの放送室へ移動

【綿月依姫@東方project 死亡確認】
【綿月豊姫@東方project 死亡確認】
【ヴィクター@武装錬金 死亡確認】
【ムーンフェイス@武装錬金 死亡確認】
【ディアナ・ソレル@∀ガンダム 死亡確認】
死因:月の七割ごと爆破

572名無しさん:2012/07/07(土) 00:03:59 ID:cdTPSppY

「もうすぐ最終回だ!そんな中でも、傍観を続けてちゃいかんのか?」
 巨人小笠原はいう。
「別にいいんじゃね?」
ラーマソフトばりの軽さで、アンドリューW.Kがそれに答えた。
「そうだ、俺達みんな仲良し傍観者だ!
そして、第10期でも活躍する予定だ!!」
シンが言葉を引き継ぐ。
そうなるかどうかは、正直わからないのだが。
「そう、そして、僕達が……」

「「「「真の傍観者だ!!」」」」

と、いうわけで。テラカオスバトルロワイアル第9期最終回、おたのしみに!


【三日目・14時06分/???・連合基地】
【安心院なじみ@めだかボックス】
【状態】全裸に近い格好、キャラ崩壊
【装備】ピンクローター
【道具】なし
【思考】
基本:皆、平等にカス!
※ほぼ全てのスキルを失いました。

【巨人小笠原@なんJ】
【状態】アンドリューW.K.と合体中
【装備】バット、マイク
【道具】不明
【思考】基本:今度こそ生き残る!
0:(傍観しちゃちゃ)いかんのか?
1:(男と合体しちゃ)いかんのか?
2:(復活しちゃ)いかんのか?
3:(安心院さん)
※安心院さんのおかげで復活しました。
※傍観者の仲間になりました。

【アンドリューW.K.@現実?】
【状態】健康、巨人小笠原と合体中。
【装備】自前のギター
【道具】支給品一式
【思考】
基本:最終決戦とか言うパーティーに参加する。
1:けど正直、ロワとかもうどうでもいい……
2:しかし、なんか快感だ!
※安心院さんのおかげで復活しました。
※傍観者の仲間になりました。

【シン・アスカ@機動戦士ガンダムSEED DESTINY】
【状態】ガンダム
【装備】デスティニーガンダム
【道具】支給品
【思考】
基本:自分が主人公になって主催を倒す
1: そして、俺がガンダムだ!!
2:安心院さんは最高です(マジキチスマイル)
※安心院さんのおかげで復活しました。
※傍観者の仲間になりました。


タイトル:最終回書き手さん、がんばってください(タイトルと本文は関係ありません)

573名無しさん:2012/07/08(日) 01:20:22 ID:x3HrwrKc


574名無しさん:2012/07/08(日) 01:21:03 ID:x3HrwrKc
ごめん間違った
最終話、半分ぐらいできたからこれだけでも投下する

575最終話:2012/07/08(日) 01:21:37 ID:x3HrwrKc

宇宙空間。
悠久の闇が支配する世界。
窓から覗いた景色には、地上から見上げた物とは比較にならないほど星の光が広がっている。
地球より打ち上げられた人工衛星M-BUSはそんなバトルロワイアルから隔離された場所にあった。
下方に一段と大きくそびえる青い星が未だに戦乱の渦に巻き込まれているとは思えないくらい静かな空間だ。
少なくとも、つい先刻前までは。

「言われた通り来てやったが、貴様は何者だ?
 まさか我らを懐柔しようなどとは考えていないだろう」
「ナニバカナコトイッテルンダ!」

数時間前、レジスタンス、連合、ディバイン・カオスの上層部の者達に
M-BUSからのメールが送られた。
『真実を発見した。今すぐこのメールの発信源まで来て欲しい』
胡散臭さ極まりないメールであったが、彼らに他の選択肢など残されていなかったのだ。
くだらないことしか言わないのであれば殺せばいいだけ。
それにうまくいけば敵対陣営を潰せるかも知れない。
各々M-BUSの位置を突き止めて、会場から切り上げて来たのだ。
その際地球に向かっていた頭が丸い生物とコンタクトを取ったらしいが、
彼らが疲労困憊なのも戦闘のためなのかも知れない。
ちなみにその生物は分が悪いと察したのか、戦闘後どこかに行ってしまったそうな。

「はぁはぁ・・・・・・連合の奴らめぇ・・・・・・」
「あれはどうみても連合のメンバーじゃない気がするのサ」
「うるさい!ワシあの魔女からようやく逃げてきたんだぞ!
 そこを追撃するとはどう考えても連合の仕業だ!」
「たるんでいるなクライシス皇帝」
「なんだとぉ!?」
「少しは落ち着きなさい。
 今はそこの男から話を聞くのが先決よ」

八雲紫が指した先にはM-BUSの責任者であるタチバナという男がいた。
彼女らを含め人外が集まっているが、全身を宇宙服で覆ったタチバナという男も
胡散臭さだけなら負けていないであろう。
タチバナとともにいたオンドゥルオンドゥル叫ぶライダーは彼のボディガードなのだろうか。
ライダー一人ではこのメンバーを止めるには役不足だとは思うが。

「これより君達に重大な情報を伝える」

タチバナは部屋内のモニターを映し出す。
そこには死んだ参加者がアンデッドとして蘇生して活動している姿が見られた。
人が生き返る、本来なら自然の摂理に反逆した光景ではあるが、
M-BUS内では不満の声が立ち上がるだけである。

「これって主催の技術で死ねなくなっていただけよね。
 まさか見せたい物ってのはこれだけ?」
「くだらないな。これで終わりならば貴様を殺して地球に戻る」
「ナニバカナコトイッテルンダ!」
「剣崎落ち着け・・・・・・もちろんこれだけではない。
 しかしこの主催の行為自体がある目的とリンクしているんだ」
「ある目的?そういえば死者の復活が他の次元のカオスロワに比べて
 死者の復活が随分多いようだが」
「え?」
「ちょっと待つのサ!?」
「別の次元だと?」

576最終話:2012/07/08(日) 01:22:13 ID:x3HrwrKc

あかりんの弁当の言葉にM-BUS内は凍りつく。
実はこのあかりんの弁当は召集されたメンバーの中ではイレギュラーな存在なのである。
様々な生物を吸収した結果、他次元を覗き見る能力を得たのだ。
M-BUSからの電波もハッキングした。
他のメンバーが戸惑っている中、タチバナは淡々と話を続けていく。

「その通りだ。
 他の次元がどれだけ蘇生があるかは知らないが、蘇生・・・・・・いや蘇生と言っていいのだろうか。
 アンデッド化してバトルロワイアルに復帰している人間が多すぎるんだ」
「まるでアンデッドにするのが目的であるかのように・・・・・・なーんて」
「ウェイ!?」

マルクが呟いた一言に再びM-BUS内にどよめきが走る。

「あれ?みんなどうしたのサ。
 タチバナも固まって・・・・・・」
「それだ。 私が見つけた主催者の目的、それは・・・・・・」
「そこまでだ!」

強い爆音が鳴り響き、硝煙の臭いがバグラモン達の鼻をつく。
宇宙空間とM-BUS内を隔離する壁が砕かれた。
真空に放り出されまいと各々が部屋の機材に捕まる中、
破られた壁の中から、炎を纏った大男が姿を現した。
主催の一人であるアポロン・フレイムだ。

「主催の刺客は倒したんじゃなかったのサ?」
「逃がしただけだ・・・・・・だがこんなところまで追いかけてくるとはな」
「なんだかんだいってお前も逃げてきたんじゃないか?」
「まさか」
「おしゃべりはそこまでだ」
「ウェイ!?」

アポロン・フレイムを纏う炎が一筋の束となってバグラモン達に襲い掛かる。
バグラモンは咄嗟に盾を構え、他のメンバーは紫の出した隙間や
あるいは自分の異空間に隠れることによりこれを回避する。

「もう時間がない!早く対主催達にこのことを伝えないと彼らは・・・・・・」
「そうね、残ったレジスタンスのメンバーの元まで急ぎましょ」
「結局正義の味方を利用することになるのは癪だがな」
「後のことは主催を倒して考えればいいのサ」

空間が消え去ると同時に隠れていた紫達も姿を消す。
バグラモンは思った。ああ、俺置いていかれたんだな、と。

「待て貴様ら!?」
「余所見をするな!」
「ちぃ・・・・・・覚えていろよ!」


----------------------------------------------------------------------

577最終話:2012/07/08(日) 01:23:24 ID:x3HrwrKc





「糞!」

黒が膝をつき、顔面にこびり付いた血を拭う。
屈服しているのは黒だけではない。

「ちくしょう・・・・・・」
「・・・・・・プリッ」

天野河リュウセイ、博麗霊夢、フウロ、仮面ライダーオーズ、ゴーカイレッド、10/、
魂魄妖夢、仁王雅治等と、思惑は違えど共に主催を倒してゲーム打破を願う者達だ。
そんな彼らが地に膝を突いている、得物で体を支えている、それは何を意味するのだろうか。

「ハーハハハハ!
 威勢がいいのは最初だけか貴様ら!」
「所詮徒党を揃えてもこの程度のようですね」

ゼロとシリウスそして彼らに倣って薄ら笑いを浮かべている
マスターアルバート、黒衣マト、小鳥遊ヨミ、初音ミク等の主催の面々だ。
主催によって敗北の危機に瀕している対主催、これが意味することは即ち・・・・・・

「このまま世界が終わっちまうのかよ・・・・・・」
「そんなことはどうだっていいのよ!それよりもどうしてこいつは殺せないの!?」
「この・・・・・・ジュラル星人めぇ・・・・・・」

息を荒げながらもゼロに向かって人差し指を向けるのは田中ぷにえと泉研だ。
黒達が主催本部に乗り込む以前も彼女やヤプールを始めとした参加者達は、ゼロと戦っていたのである。
ぷにえの間接技がゼロの目玉に決まった。
巨大ヤプールの目潰しがゼロに決まった。
ニアラのブレスがゼロを溶かした。
泉研の光線がゼロをバラバラに砕いた。
マミのティロ・フィナーレがゼロの体に巨大な風穴を空けた。
勝治のカブトボーグから出てきた謎騎士がゼロを切り裂いた。
ベール=ゼファーのアンゼロットのマダムジェニファーの魔法がゼロを粉々に破壊した。
IS組の重火器がゼロを灰燼へと変えていった。
ゼロと名乗るダークマター族の長は、ぷにえ達によって何度も殺されたはずなのだ。

「お前達も、地獄に落ちよう・・・・・・」
「貴方も仮面ライダーじゃないですか!
 どうしてこんな酷いことをするのですか!?」

仮面ライダーオーズが、仮面ライダーキックホッパーに叫ぶ。
しかしオーズは、火野映司は知らない。
彼は悪魔との契約によって修羅に堕ちてしまった男だということを。
闇に堕ちた三沢大地にとって、仮面ライダーの称号は意味を成さない。
キックホッパーという鎧は、自分以外の全ての存在を地獄に落とすための道具に過ぎないのだ。

578最終話:2012/07/08(日) 01:23:59 ID:x3HrwrKc
「無様ですねーマーベラスさん。
 そういえばルカ姉さんはどうしたんですかぁ!」
「ぐっ!?」

ゴーカイレッドの腹に初音ミクの蹴りが食い込む。
度重なる改造を強化されたミクは、ザンギャックの行動隊長並みの身体能力となり、
少女の細長い足からは想像できないほどの衝撃がゴーカイレッドに襲い掛かったのだ。
宙を舞ったゴーカイレッドはそのまま壁に叩きつけられる。
ミクを説得しようとしていた巡音ルカを連れて来なくて正解だったのだろう。
今のマーベラスには、彼女はおろか自分さえも守れそうにないのだから。

「仮面ライダーというのもこんな者か、あっけないものだな」
「そろそろ私達の仲間にしてあげよう」
「私は・・・・・・負けない!」

ブラックロックシューターとデッドマスターの猛攻により
マスクドフォームに戻ったカブトことジムリーダーフウロ。
装甲をすり減らしながらもバイザー越しの眼光から闘志が消えることはない。

「そうです、ここで倒れたら・・・・・・」
「黒と」
「マスターと」
「「「「「一緒に居られなくなるからね!/なりますからね!」」」」」
「ちょ」

世界が滅んでしまうから、と若干決めたことを言おうと思ったら
タラされた女軍団に言葉を奪われてアンゼロットは声を止めてしまう。
しかし照れ一つ浮かべていないベール=ゼファー達の面構えに、
彼女は黒に対する一途な想いを感じ取っていた。
同時に自分も負けていられないと次の呪文の詠唱を始める。

「ああそうだ、俺達は負けられない!」

彼女達の気迫がそのまま激励となったのか、
黒も残された力を振り絞って立ち上がる。
彼女達が自分をどう想っているかなんてわからないが、
自分に賭けた彼女達の意思を無駄にはしたくないのだ。

「・・・・・・プリッ!」
「私はまだ・・・・・・折れていません!」

仁王雅治はテニスラケットを、魂魄妖夢は刀を構える。
そうだ、まだ彼らの得物は折れてはいない。
信念を貫く武器さえ無事であれば、まだ自分達は戦える。

579最終話:2012/07/08(日) 01:24:32 ID:x3HrwrKc

「はっ!言ってくれるわねぇ・・・・・・
 いいわ、あんたら後でまとめて相手してあげるから覚悟しておきなさいよ?」

次々と立ち上がっていく対主催達に倣うのは気に食わないが、田中ぷにえも負けるわけにはいけない。
ふら付く足に渇を入れ、ぷにえは立ち上がる。
田中ぷにえは覇者だ。
ただの戦闘狂とは格が違う。
年相応の小さな体には、やがて世界を背負わなければならないという使命が託されている。
敵を前に倒れることは許されない。逃げるなんてもっての外だ。
名も知らない雑兵達でさえ立ち上がっているというのに、何故自分が地面を舐めなければならないのだろうか。

「そういうわけだ、行くぞお前ら!」
「「おう!」」

天野河リュウセイの言葉に松岡勝治とマダム・ジェニファーが答える。
もう死んだかと思われたリュウセイの存在に当初、二人は疑問を抱いた。
それもそのはず、彼は魂ごと焼き尽くされて跡形も無く消滅したからである。
今のリュウセイは彼そっくりのボディに同じ人格を埋め込まれたホムンクルスでしかない。
だが、残された魂の欠片からは確かに天野河リュウセイの声が聴こえた。
外道ながらも我が道を貫く姿勢は紛れもなくリュウセイそのものだったのだ。


「おとなしく倒れていれば苦しむことは無いものを・・・・・・」

ゼロは笑う、主催達も笑う。
壊しても壊しても再生し続ける自分達は無敵の存在だ。
いかに彼らの心が折れずとも、その入れ物は有限である。
どれだけ虚勢を張ったところで、限界が訪れるのは目に見えているのだ。

「早く殺しちゃいましょうよぉ。
 そしてこの後は文人さんと・・・・・・きゃ♪」
「理解不能、だな。
 シリウス、そろそろ彼らをデリートしていいかい?」
「もちろんです。
 彼らはこれ以上、我々を楽しませてくれそうにありませんからね」
「私も同意見だ」

ゼロの声とともにダークマター族が次々と天上から湧いてくる。
元々ダークマター族は彼の分身だ。
ゼロが生きている限り、時間と力さえあれば無限に作り出せる。

「では対主催ども、そして天野河リュウセイ。長かったがこれで終わりだ!」

小さいダークマターが対主催勢に撃ち出され、リュウセイ達は身構える。
いくらかは打ち落とせるが、数が数だ。 被弾する覚悟もしなければならない。
果たして彼らにそれだけの力が残っているだろうか。
ダークマターがリュウセイにぶつかる瞬間、ダークマター族が一斉に爆ぜた。



「最終試験開始ぃぃぃぃぃぃ!!!!」
「何者だ!」

580最終話:2012/07/08(日) 01:25:05 ID:x3HrwrKc
「「小さいダークマター! 獲ったどぉぉぉぉぉぉぉ!!!」」
「「「「「「「こいつらを倒せばハンターライセンス!」」」」」」」
「ニートだけどハンターライセンスを取ろうとしてたら主催と戦うことになった。死にたい。
 あ、跡部様頑張って」
「あーん、俺様の跡部王国(キングダム)で見抜いた。
 ・・・・・・この施設、内部構造がスケスケだぜ!」

主催本部を嗅ぎ付けてきたハンター候補生達が、小型のダークマターを取り始めたのだ。
拳、剣、銃、銛、飛行石、テニスボール、サッカーボールが、小型のダークマター達を次々と葬っていく。
これには流石の主催達も驚き、ゼロ、シリウス、アルバートを除く主催達は乱入者達と戦い始めている。
これで物量の差は完全に逆転し、一部の主催者は冷や汗を垂らし始めた。

「ハンター試験最終課題、主催の首を取れ・・・・・・か。
 ハンター協会も面白いことを考えますね」
「だが私達には・・・・・・ぐぇ!?」

言いかけたアルバートの腹にカブトボーグが突き刺さる。
天野河リュウセイの必殺技が決まったのだ。

「ボサっとしてんじゃねえ!
 まだ俺達がいることを忘れるなよ!」
「だがリュウセイこの人数ならもしかしたら!」
「人海戦術、気に食わないけど力を借りるしかないようね」

リュウセイ、黒、ぷにえは互いの目を見て頷いた。
他の対主催や受験者達も彼らの思惑に気づき、必殺の一撃を放つために力を溜める。

「させない!」

キックホッパーはクロックアップを発動させ、
天野河リュウセイに向けてライダーキックを放つ。
タキオン粒子で周囲の時間をねじ曲げたキックホッパーは今や、
亜光速で移動しているようにしか見えないのだ。
天野河リュウセイだろうと見破ることができないであろう。
そう、天野川リュウセイであれば。

「見えてんだよ!」
「!?」

次の瞬間、天野河リュウセイの前に仮面ライダーディケイゴこと跡部景吾が出現した。
アタックライドクロックアップを使用して、キックホッパーと同じ領域に足を踏み入れたのだ。
跡部は天野河リュウセイを浚って行く。これでライダーキックは空振りに終わるはずだ。
しかしキックホッパーが仮面の奥で眉を顰めているのはそれが原因ではなかった。

581最終話:2012/07/08(日) 01:26:00 ID:x3HrwrKc
「こいつを代わりに持っていきな!」

跡部の後に現れたのはゴーカイレッドがレンジャーキーの力で変身した未来戦隊の一人、
タイムレッドだ。タイムレッドにもクロックアップ同様、時間に干渉する能力が装着されている。
僅か2秒間ではあるが、自身にかかる時間を限界まで高めるアクセルストップは、
立ち止まっている初音ミクをキックホッパーの前に設置することぐらいは容易いことだった。


-Clock Over-

「え!?嘘きゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

キックホッパーのライダーキックを食らって初音ミクはブラックロックシューター達の方向まで飛んでいく。
飛んでくるミクを受け止めきれずに、ブラックロックシューターとデッドマスターは壁に叩きつけられる。

「シリウス!アルバート!」
「わかってます! く、雑魚がワラワラと・・・・・・」
「貴様ら離れろ!」

リュウセイ達を邪魔させまいと、名も無きハンター試験の受講者はゼロ達に群がっている。
おかげで砲撃がずれたり盾となって攻撃を止められたりで、
ゼロ達は対主催達に手を出せずにいた。
リュウセイが持ったカブトボーグに光が篭り、リュウセイは目を見開く。

「みんな!俺に力を貸してくれ!」
「言われなくても!」
「わかってるわよ!」

リュウセイはチャージ台にカブトボーグを押し付けて、チャージを行う。
現在主催と対決を繰り広げている場所は、
以前リュウセイとゼロがボーグバトルをしたときに使ったスタジアムがあるところでもある。
だからチャージ台が置かれていても不思議ではない。
3チャージを終えたリュウセイは、名も無きカブトボーグをゼロに向かって投げた。

「チャージイン!」

炎の覇気を纏ったカブトボーグは、見る者が者であれば彼の愛機、
トムキャットレッドビートルに見えたであろう。

「俺達もいくぞ!」

ゼロへと向かうカブトボーグに、黒達も自身の得物を投げつける。
触れたナイフはカブトボーグに吸収され、カブトボーグを肥大化させる。
ヒーローの必殺技も幻想郷の住人の弾幕も10/のチート力も魔法少女達の魔法も
泉研のキチガイ光線もその他銃火器も全てカブトボーグは吸収し、自分の力へと変える。

「食らえぇぇぇぇぇぇ!!!
 レッドアウト・ゴールデンマキシマム・バーニング!!!」
「うおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!」

謎メータが限界突破し、巨大なカブトボーグがゼロへと襲い掛かった。

582最終話:2012/07/08(日) 01:28:24 ID:x3HrwrKc



【ゼロ@星のカービィ2 死亡確認】【ゼロ@星のカービィ2 死亡確認】【ゼロ@星のカービィ2 死亡確認】【ゼロ@星のカービィ2 死亡確認】
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583最終話:2012/07/08(日) 01:29:15 ID:x3HrwrKc
前編はこれで終わりです
後編は火曜日までには書ききりますのでどうかご了承ください

584最終回後半:2012/07/11(水) 01:23:50 ID:ayNlL8B.





巨大なカブトボーグとゼロがぶつかりあい、強い爆発音が辺りに鳴り響く。
当然ゼロと密集する形でいたシリウスとマスターアルバート、そして三沢は巻き込まれ、光の彼方へと消えていった。
爆風が奇跡的にも対主催を襲わなかったのは、同じく張り付いていたハンター試験受講者達が盾になったからであろう。
何人かは怪我を負ったが、爆発の直前に退いたためか致命傷に至る者はほとんどいなかった。
生存者は大量の粉塵に咳払いをしながらも、跡形も無く消え去った目玉の化物を見て、今度こそ勝利を確信したのだ。
その時は誰もが確かにバトルロワイアルの終焉を期待していた。

「なんで・・・・・・」

リュウセイが嘆く。
土煙の中から現れたものの正体に。
結論から言おう、リュウセイ達の全力を注いだ一撃は確かにゼロへと直撃した。
そして彼の取り巻きであった、シリウスとアルバートは確かに消滅した。
しかし・・・・・・

「なんでまだ生きてるんだよぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!」

ゼロは生きていた。
傷一つついていない体は、再生したというよりは新品に取り替えたといった方が適切なのかも知れない。
いや事実取り替えたのだろう。
黒かった体が真っ白に変わり、淀んでいた黒い眼が血のように赤くなっていた。

「糞!このままじゃ俺達は・・・・・・」

黒が嘆く。
ゼロの強さは決して倒せないものではなかった。
だが、何度倒しても一向に倒したという手ごたえが感じないのだ。
殺した次の瞬間にまた体を新品同様に再生させ、何度でも何度でも襲い掛かってくる。
対主催の全エネルギーを込めて、ようやく取り巻きを倒すことができた。
しかし逆に言えばゼロを倒すことは適わなかったのだ。
ゼロはバトルロワイアルのゲームマスター。全てのプレイヤーの命を握る存在だ。
彼を倒せぬ限りバトルロワイアルが終了することはない。

「シリウス達は・・・・・・逝ったか。
 まあいい、すぐに再生させてやろう」
「え?」

誰かが呆けた声を上げたがもう遅い。
ゼロが目を光らせた瞬間、ゼロの左右で数人の人型が形成されていく。
シリウス、アルバート、初音ミク、三沢、ブラックロックシューター、デッドマスター、
全て光の中へ消えていった者達だ。
彼らもまた、先のダメージを感じさせない新品同様の肉体で臨戦態勢を取り始める。

「まさかここまでしぶといなんてね・・・・・・」

585最終回後半:2012/07/11(水) 01:24:21 ID:ayNlL8B.

10/が頭をかきながらぼやく。
口調こそいつもの彼女ではあるが、手を膝に落とし息を切らしている様子からして、
それほど余裕は残っていない。

「どうすれば、どうすればあいつらを倒せるんだ・・・・・・」
「簡単なことだ」

拳を握り、床に伏しているリュウセイに、ダークマターは語りかける。

「お前達もアンデッドになってしまえばいい。
 アンデッドになれば私達と戦う必要は無くなる・・・・・・
 最も天野河リュウセイに松岡勝治、貴様らは既に似た様なものではあるがな」
「俺が・・・・・・アンデッドに・・・・・・?」
「リュウセイ君!」
「リュウセイ!」

ゼロの声に耳を貸そうとしているリュウセイに勝治達は叫んだ。
アンデッドになること、それは主催の操り人形になることを意味する。
天野河リュウセイと松岡勝治は、主催が関わらない特殊な経緯で蘇生したため支配を逃れることができた。
しかしここでゼロに屈してしまえば、リュウセイ達は今度こそ主催と戦うことができなくなってしまう。

「わかっているさ。でも・・・・・・」

わかってはいる。
ゼロを倒さなければ黒達までも主催の手に落ちてしまうことも。
ゼロを倒さなければ世界が終わってしまうことも。
ゼロを倒さなければ・・・・・・



----------------------------------------------------



「アンデッドが支配する世界だと?」
「その通りだ。
 ゼロはこの世界の住人全てをアンデッドに変えて思いのままに操るつもりだ」

困惑するアカレッド達にクライシス皇帝は言い放つ。
マーベラスを見送り、ゴーカイガレオン内で療養していたアカレッドの前に、
突如としてタチバナという仮面の男が率いる集団が転送されてきたのだ。
最初は警戒していたが、このガレオンを守る戦力はほとんど残されていなかったため、
彼らの交渉に応じるしかなかったのだ。
そして彼らから語りだされた情報は、ガレオン内の乗員達を戦慄させるには十分であった。

586最終回後半:2012/07/11(水) 01:24:52 ID:ayNlL8B.
「そ、そんな馬鹿なことが・・・・・・」
「あるんだから仕方ないだろう!」
「ナニバカナコトイッテルンダ!」
「ひっ!?」
「でもこのままだとマーベラスさん達が危ないですよ!」

数刻前、主催の本拠地を得たマーベラス達はレジスタンスの残党や
『円堂守』と名乗る男達の協力を得て首輪を解除した後に、主催達に殴りこみをかけたのだ。
『円堂守』やレジスタンス達に力を借りようとしたが、
彼らは彼らで首輪をつけている参加者達を助けるべく何処かにいってしまった。
また、ガレオンの乗組員だった蒼沼キリハも、円堂守の仲間である工藤タイキという少年と合流して
彼らについていってしまっていたのだ。

「あいつのことだからすぐくたばることはないが・・・・・・」

言いかけて口を止めたのはマーベラスの相棒であるジョーだ。
自称ネオ・リモネシア国王シオニー・レジスを始めとし、
ブンビー、櫂トシキ、カスミ、巡音ルカ、それから途中で拾った一般人など、
あまりにも戦う力を持たない人間が多い。
各々自衛用の武器は持っているが、殺し合いに乗った者を前にしたら数分も持たないであろう。
おまけにアカレッドやアムロ、江蓮もまだ傷が癒えていない。
彼らを守るために船に留まりざるを得なかった故に、先に行ってしまった戦友の安否が気にかかる。

「心配することはないわ、既に手は打っているもの。
 あなたのお仲間や他の対主催も無事よ」
「そうか・・・・・・しかし何故俺達にこの情報を教えた。
 お前達の実力ならこの船を沈めることぐらい簡単だろう?」
「ひっ!?」
「ちょっとジョーさん怖いこと言わないでくださいよ!
 シオニーさんが怯えちゃったじゃないですか!」

シオニーを落ち着かせているブンビを尻目に、ジョーは紫に問い詰める。
宇宙空間からピンポイントでガレオンの内部にワープするほどの者達だ。
オンドゥルオンドゥル言っている男はともかく、八雲紫と名乗る女はどうにも胡散臭い。
クライシス皇帝やマルクほどの覇気は、ザンギャック帝国でも並べる者はいないであろう。
タチバナと名乗る宇宙服の男も、胡散臭さだけならこの中でトップクラスである。
弁当箱から触手が飛び出た時は艦内の女性陣が姦しく悲鳴を上げていたものだ。
敵意は感じられないが、今のガレオンだったらいつジャックされてもおかしくない。

「ふん、私だって貴様らのような正義の味方に力を借りるのは本来ならばお断りだ!」
「ひ!?」
「・・・・・・だが、今はそうも言ってられん」
「どういう意味だ?」
「言葉通りの意味だ。
 今の主催、ゼロは最早我々の手に負えんところにまで来てる。
 思い出せ、さっき言ったことを」

最初にタチバナが話したことは、アンデッドに関する情報だ。
アンデッド、その名の通りゾンビのことだが、映画に出てくるような腐食したゾンビなどではない。
見た目は生前と変わらないが、生きている人間との最大の違いは死んでもすぐに蘇生することである。

「最初はそいつらのことを野比玉子症候群、と言ったな」
「ああそうだ。 死んでもまたどこかで即座に再生する人間のことをそう言った。
 そして主催は野比玉子症候群を人工的に作り出す実験を行っていた」

死んでも即座に再生するのであれば、人類の長年の夢、不死が叶ったこととなる。
誰もが死に怯えることなく、死に悲しむことのないある意味理想の世界であろう。

587最終回後半:2012/07/11(水) 01:25:22 ID:ayNlL8B.
「でも野比玉子症候群には欠点があったはず、じゃないですか?」
「その通りだよトシキくん。野比玉子症候群には致命的な欠点が一つだけあった」

トシキが指摘した症候群の欠点、それは野比玉子症候群は
無限の命と引き換えにすぐ死ぬ体質になってしまうこと。
この症状にかかった者はうっかり階段から足を滑らせたり、うっかり自動車に轢かれたり、
うっかり流れ弾に当たったり、うっかり大量虐殺の巻き添えを食らったりしてよく死んでしまうのだ。

「最初の内は上手くアンデッドが作れず、すぐ死ぬ性質だけを受け継いでしまうこともあった。
 だが、いくつものアンデッドを作成する過程で
 ついに彼らは野比玉子症候群の長所のみを受け継いだアンデッドを作り出すことに成功したのだ!」



----------------------------------------------------------



「それが我らの求めた真のアンデッド!
 死にやすく、不遇な野比玉子症候群の短所を克服した最強の存在なのだ!」
「馬鹿な!?そんなのどうやって倒せばいいんだよ!」

告げられた真実にリュウセイは地面を叩きつける。
ゼロ達はどれだけ殺してもその場ですぐに蘇るのだ。
野比玉子症候群の最大の弱点を克服した主催達は不滅の存在。
ほとんどの受講者達はその事実に絶望し、戦うことを放棄してしまっている。
蘇るならば何度でも倒すと意気込んでいた対主催達さえ、
体中が悲鳴を上げて立ち上がることさえもままならない。

「倒す方法などない、貴様らは私達に従うしかないのだ。
 今楽にしてやるぞ・・・・・・」

ゼロが瞳に琥珀色のエネルギーを収束し始める。
リュウセイ達を殺すために、必殺の一撃を放とうとしているのだ。
ある者は目を瞑り、ある者は恨み言を呟き、またある者は叫ぶ。
主催者達の嘲笑の中、彼らの命は潰える・・・・・・はずだった。



「おらぁ!」
「うお!?」

何者かが放った電撃がゼロの目玉を突いたのだ。
不意打ちに驚いたゼロはビームのチャージを中断してしまう。
誰かと思って通路の方に目をやると、そこには虫型の怪人の姿があった。

「ウヴァ!?どうしてこんなところに・・・・・・」
「話は後だオーズ!これを受け取れ!」

588最終回後半:2012/07/11(水) 01:26:16 ID:ayNlL8B.

ウヴァと呼ばれた怪人は仮面ライダーオーズにメダルを投げ渡す。
オーズが手のひらを確認すると、強面の男の姿が掘られた三色のメダルがあった。

「貴様、私の邪魔をしてただで済むとは思うなよ?」
「いかん!オーズ!早くそのメダルを使え!」
「わ、わかった!」

ウヴァの気迫に押され、オーズは三枚のメダルを腰のバックルに合わせる。
そして新たな形態への変身を遂げるために、オースキャナーをスライドさせた。

『ラオウ!トキ!ケンシロウ!』



----------------------------------------------------



「どうやってその化物を倒すつもりだ?」
「アンデッドはどこまで行ってもアンデッド。
 アンデッドは死のエネルギーで動いていると言っても過言ではない」
「よくわからんがそれでどうすればいいんだ?」
「簡単な話なのサ。
 死のエネルギーで動いているなら・・・・・・『天に帰る時が来たのだぁぁぁぁぁぁ!!!!!!』
「ひっ!?」

ゴーカイガレオンが主催本部に接近した直後、野太い男の声とともに本部の天上が砕け散ったのだ。
一筋の光の柱は主催本部に打撃を与えるだけに留まらず、遥か空高く上り雲に大穴を空けるに至った。
同時にその場にいた者全てが粉塵のように舞い上がり、オーズ以外の全ての対主催達が
弁当の触手により捕縛された。

「どうやら成功したようなのサ。オーズはウヴァが回収するから問題ないのサ」
「よし、今の内に船を後退させろ!態勢を立て直すぞ!」
「アカレッド!?もういいのか?」
「いつまでも休んでいるわけにはいかないさ」

医務室から戻ってきたアカレッドの指示に従って、
ジョーはガレオンを主催本部から遠ざけようとした・・・・・・

「許さんぞ貴様ら!」

その時、ゼロが巨大な体で身を乗り出してきたのだ。
ゼロの体の上には他の主催者達も乗っかっており、
主催本部から遠ざかろうとするゴーカイガレオンを追いかけてきている。

「ブロウクンマグナム!」
「効かん!」

589最終回後半:2012/07/11(水) 01:26:49 ID:ayNlL8B.

ガレオンから発進したジェネシックガオガイガーが必殺の鉄拳を叩き込むが、
抉れたはずのゼロの体はすぐに元通りに戻ってしまう。

「ならばディバイング・・・・・・」
「駄目だアムロ!ここはガレオンの援護に徹して後退するんだ!」
「ちぃ!」

いかに勇者王を関するロボットとはいえ、無限に再生し続ける相手は分が悪い。
どこかに再生を促している装置でもあれば話は別だが、生憎そんな物は元から存在していない。



「どうするんだ!このままじゃいつか追いつかれるぞ!?」
「心配することはないのサ。
 勝利の鍵は既にここにあるのサ」
「・・・・・・だったら・・・・・・早くそれを出せ!」
「リュウセイくん!?」

困惑するロビー内で、リュウセイはマルクの胸倉を掴む。
弁当の触手で回収されてきたばかりの彼は、先の戦いの影響で全身傷だらけだった。
彼だけではない、黒を始めとした対主催達もロビーまで集まってきていたのだ。

「ジョー、これはどういうことだ?」

黒の肩を借りて足を引きずってきたマーベラスがジョーに尋ねる。
たった今ガレオンに戻ってきたマーベラス達は、クライシス皇帝やマルクに面識がないのだ。
見るからに胡散臭い格好をした者が自分の船を仕切っているのは気分が悪い。

「すまないマーベラス。だがこれには」
「そんなことはどうでもいいんだ!
 教えてくれよ!勝利の鍵とやらをよ!」
「あーわかったのサ!早く出てくるのサ!」

話を戻し、マルクは八雲紫に呼びかける。
スキマを出して中に顔を埋めた紫であるが、
数秒後、酷く慌てた表情で叫んだ。

「ちょ、あいつら!」
「どうしたのサ!?」
「どうもこうもないわよ!
 だってあいつら・・・・・・」

紫が言いかけた瞬間、ガレオンに衝撃が走った。
空を飛んでいるガレオン内に地震の影響が及ぶことはありえない。
外部から、つまりゼロからの攻撃を食らっているのだ。
振り落とされないよう、乗員は柱や壁に捕まって耐える。
すると船内に妙な雄たけびが聴こえてきた。


『俺はゼロの攻撃を食らってもなんともないぞ!』『ナンデー?』
『    なんでかって?! そう、それは、鍛えているからだー!!!
    ジャアアアアアアアアアアアアアアアアアン

 ズバーンハンマー!カブふがチョー気持ちいい!!バシャア!!あ〜いいすっねぇ。
 うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお。ハアハア…ハアハア…ハアハア…ハアハア…。ナンデー?
    なんでかって?! そう、それは、鍛えているからだー!!!
    ジャアアアアアアアアアアアアアアアアアン』

590最終回後半:2012/07/11(水) 01:27:20 ID:ayNlL8B.


「なんであいつら船の外にいるのよ!」
「なんか触手に捕まった時に外に張り付いていたのを見ましたが」
「プリッ」
「早く言ってよ!」
「見つかったなら早く持って来い!」

妖夢達に紫は突っ込むが、クライシス皇帝の指摘に紫はカブトボーグを取り出す。
ガレオンの外で、HARASHIMA達と張り付いていたカブトボーグだ。
野生らしく、紫の手に捕まっても未だに暴れ続けている。

「カブトボーグ・・・・・・それで何をするんだよ。効かなかったじゃん」

紫が取り出した"勝利の鍵"にリュウセイ達は落胆する。
無理もない、リュウセイ達はゼロにカブトボーグを全力投球した。
それでも全く通用しなかったのだ。
今更似たような道具でどうやって戦えというのか。

「それは生命エネルギーが足りなかっただけなのサ」
「生命エネルギー?」
「そうだ。カブトボーグにチャージをかけるとき、
 実は微かな生命エネルギーを消費している」

リュウセイの問いにタチバナは答える。
ボーグバトルでボーガーはカブトボーグに対してチャージを行うのは周知の事実だ。
実はそのチャージの際にボーガーの生命エネルギーをカブトボーグに対して送り込んでいるのだ。
よって、過度のチャージによりボーガーも疲労することがあるとかなんとか。

「じゃあ俺達はあの時カブトボーグをチャージする必要があったのか・・・・・・」
「いや、恐らくそれだけの人数でチャージしてもゼロを倒すことはできないだろう」
「じゃあどうすんだ!」
「紫のスキマ能力を使って今いる参加者にむけてゲートを作る」
「全参加者でチャージを行うのか!」

全世界に生存している参加者達でチャージを行えば、
アンデッドを滅ぼすだけの生命エネルギーを注ぎ込むことができるであろう。
どんなに個が強くてもそれだけではアンデッドを、野比玉子症候群を滅ぼすことはできない。
各組織のトップが手を結んだのはそういう理由があったのだ。

「しかし連合のやつらはカブトボーグを憎んでいるんじゃないのか?
 レジスタンスやディバイン・カオスはともかく、連合にカブトボーグを見せた途端壊されるかも知れないぞ」
「カブカーブ」
『野生のカブトボーグは連合に壊されることはないぞ!』『ナンデー?』
『    なんでかって?! そう、それは、鍛えているからだー!!!
    ジャアアアアアアアアアアアアアアアアアン

 ズバーンハンマー!ふがチョー気持ちいい!!バシャア!!あ〜いいすっねぇ。
 うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお。ハアハア…ハアハア…ハアハア…ハアハア…。ナンデー?
    なんでかって?! そう、それは、鍛えているからだー!!!
    ジャアアアアアアアアアアアアアアアアアン』
「うわぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
「みんな、振り落とされないように掴まるんだ!」

591最終回後半:2012/07/11(水) 01:27:52 ID:ayNlL8B.

ゼロの攻撃が激しくなっているのか、
先ほどよりも揺れの頻度が増えている。

「もう時間がないのサ!
 早くチャージインをするのサ!」
「わかった!」

タチバナ、あかりんの弁当、仮面ライダーブレイド、クライシス皇帝、紫は
野生のカブトボーグのチャージを終え、それをシオニーに渡す。

「ひっ!?」
「きゃぁ!?む、虫!?」
「怖がっていないで早くチャージしてください!」
「ひぃっ!?」

シオニーとカスミは蠢くカブトボーグに恐怖を見せる。
押し付けても怯えるだけなので、ブンビーは仕方なく彼女達にカブトボーグを掴ませて、
無理やりチャージインさせた。

「チャージイン!さあ次は誰だ?」
「私達がやります」

キリハが振り向くとそこには医務室にいたはずのルカ達の姿があった。

「こういうことぐらいしか役に立てないから・・・・・・」

無力な一般人は、このバトルロワイアルの中で友、恋人、家族、様々な者を失った。
奪われるだけだった彼らが唯一主催に報復できる瞬間を見逃すはずがない。
充血した眼を拭って、自らもカブトボーグを手に取る。

「俺にも貸せ!」
「マーベラス!?怪我はもういいのか?」
「これぐらいどうってことねえよ」
「はん!雑魚が粋がっているのに私が寝ているわけにもいかないわ」
「チャージするだけなら問題ない・・・・・・」
「黒、私も力を貸すわ」
「あなただけに抜け駆けはさせませんよ」

休んでいたはずの対主催達も活気を取り戻し、カブトボーグを手に取る。
椅子で、机で、床で、カブトボーグをスライド、チャージさせる。
船のほとんどの者がチャージインを終えた時、野生のカブトボーグは淡い光を放っていた。

592最終回後半:2012/07/11(水) 01:28:22 ID:ayNlL8B.



「リュウセイ、後はあなただけよ」
「わかったよマダムジェニファー・・・・・・う!?」

マダムジェニファーから野生のカブトボーグを受け取ろうするリュウセイ。
しかし、カブトボーグを手にした瞬間、指を滑らせて地面に落としてしまう。

「リュウセイ!?」
「・・・・・・いや大丈夫だ。
 まだダメージが残っていたらしい、俺は後にするよ。
 あー医務室行ってこようかなー」

心配するマダムジェニファーを尻目に、リュウセイはリビングを出ていく。
結局野生のカブトボーグはゴーカイガレオン外にいる連中に転送されることとなった。



-----------------------------------------------------------------------------


「野生のカブトボーグが!転送されてきたぞ!」ナンデー?
「なんでかって?! そう、それは、鍛えているからだー!!!」
    ジャアアアアアアアアアアアアアアアアアン

 ズバーンハンマー!ふがチョー気持ちいい!!バシャア!!あ〜いいすっねぇ。
 うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお。ハアハア…ハアハア…ハアハア…ハアハア…。ナンデー?
    なんでかって?! そう、それは、鍛えているからだー!!!
    ジャアアアアアアアアアアアアアアアアアン

チャージ完了!


「いかんあれは!?」
「どうしましたかゼロ」

ゴーカイガレオン外でチャージされた野生のカブトボーグを見たゼロは、
初めて冷や汗を垂らす。
微量ながらも生命エネルギーが込められたカブトボーグ、
それは自分達アンデッドの死のエネルギーの対極となる物。
もしもエネルギーが充電されてしまえば・・・・・・

「私達の敗北は免れんというこ「ブロークンマグナムwith野生のカブトボーグ!」

言いかけたところで野生のカブトボーグを持ったジェネシックガオガイガーが、
ゼロを台にチャージを完了させる。
すかさずカブトボーグを破壊しようとするが、今度は江蓮の頑侍がハリセンで妨害をしてきたのだ。
そして戸惑う間にカブトボーグはどこかへとスキマ送りされていく。
やけになったゼロはとりあえずゴーカイガレオンを破壊しようとした。

593最終回後半:2012/07/11(水) 01:28:53 ID:ayNlL8B.



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「どうやらうまくいったようだな」

医務室で寝転がっていたリュウセイはカブトボーグの気配が消えたことにため息をついた。
このまま全世界の住人でチャージをすればゼロを倒すことができる。
グダグダだったけどロワを終わらせることができるのだ。もう自分が戦う必要はない。

(この体ももう限界か)

後ろに回していた手の一つを前に置く。
先ほどマダムジェニファーからカブトボーグを受け取った手。
ピシッという音がして、石灰みたいな白い砂粒が顔にかかってくる。
天井を仰いだその手から、彼の体は亀裂を帯び始めていた。


--------------------------------------------------------------



「いやぁ!男!男よぉ!」
「リン、少しは落ち着いてください!
 それにしてもハルヒさんはどこ行ったのでしょうか
 フウロさんは主催の本拠地がどうたら言っていましたけど・・・・・・」

リモネシア共和国に着いたSOS団は鏡音リンの暴走に困惑していた。
とは言ってもハルヒは新しい団員を勧誘しに、フウロは主催の本拠地に突撃したので
実質的に永江衣玖がリンの面倒を見に行っている。
一見フウロの行動は身勝手ではないかと思えるが無理はない。
何者かによって主催本拠地の位置が参加者に告げられ、首輪も解除されたのだから、
ゲーム打破を願う人々は向かっていても仕方がないだろう。
本当は永江衣玖も行きたかったが、ハルヒとリンを守らなければならないので留まることになった。

「嫌よ男は殺さなければならないの!
 大好きなお姉ちゃん達の初めてを奪ったの!
 唇を、おっぱいを、お○○こを奪ったの!
 不潔なの!滅却するべきなの!原子炉にぶち込まなきゃいけないの!」
「逃げちゃ駄目だ逃げちゃ駄目だ逃げちゃ駄目だ!
 僕は怪しい者じゃないよ!」
「嫌よ!だったらそのフランクフルトちぎりなさいよ!そうしなさいよ!」
「いくらなんでも初対面の人にそこまで言うのは失礼ですよ!」
「どうして全裸ってだけでそこまで言われなきゃいけないんだ・・・・・・」

誰かに保護を頼もうともこの男嫌いが弊害となって目を離せない。
比較される対象があの、今は亡き『WILD CHINKO』なのだから全人類の♂はたまったものじゃない。
もっとも周囲の人々は慣れたせいかリンに見向きもしなかったが。

「おや?どうしたのですか?」
「いやぁぁぁぁぁぁ!!!!!!男ぉぉぉぉぉぉ!!!!!!」
「おい五代、彼女はどうにかならないのか?」
「一条さん・・・・・・リンちゃんは男の人が苦手なんだそうです」

594最終回後半:2012/07/11(水) 01:29:24 ID:ayNlL8B.

リンが叫ぶが五代雄介は気にしない。
慣れたのだ。
むしろ彼の隣で動揺している一条薫の反応が自然であろう。
彼女を落ち着かせるために精神安定剤を処方したいところだが、
八意永琳曰く健常者につける薬は足りていないそうだ。
リンのことは気にしていても仕方ないので、永江衣玖は彼らから用件を聞き出す。

「実は今、対主催からカブトボーグをチャージしろって伝令が来たんです。
 これがそのカブトボーグなのですが・・・・・・」
「いやぁぁぁぁぁぁ!!!」

カブトボーグの角を見たリンはそこから男○器を連想してしまったそうだ。
このロリ、重症である。

「そうですか。これをこうやってスライドさせればいいんですね!」
「そんな卑猥な物、擦っちゃ駄目ぇぇぇぇぇぇ!!!」

鏡音リンからすれば野生のカブトボーグもなんか動くアレである。
光っているんだから光るアレである。

「大丈夫ですよ、これを触って」
「いやぁぁぁぁぁぁ!!!」
(大丈夫かなぁ)

仕方ないから衣玖はリンに無理やりカブトボーグを持たせた。
リンからは鳥肌が出まくっている。

「チャージイン!・・・・・・結構楽しいですね。
 ロワが終わったら買ってみましょうか、ってどうしたんですか?」

自分がカブトボーグをチャージしたのがショックだったのか、
リンは泡を吹いて気絶してしまった。

「あ、次は僕もいいですか?」
「いいけど君は服を着てね」



「みなさん!シオニーさんはまだ生きていたんです!」
「「「おー!」」」
「私達がやるべきことはわかりますかー!」
「「「把握した」」」
「わかりましたねー!
 では今から野生のカブトボーグさんを回します!
 皆さん急いでチャージしたら次の方に回してください!」

リモネシアの国民達(仮)はアイシャの指示によって、
野生のカブトボーグをし始める。
今は連合によって廃ってしまったが、元々競技人口が多かったためか
チャージは想像よりも早く終わった。

595最終回後半:2012/07/11(水) 01:30:08 ID:ayNlL8B.

「ボス、私達結局リモネシアに残っちゃいましたね」
「そうだな」
「面目ない・・・・・・」

チャージしている中で、レジスタンスの生き残りも姿を見せた。
レーツェル・ファインシュメッカーとドギー・クルーガー、
そして彼らの部下のラウラ・ボーデヴィッヒである。
ラウラはアイシャの話を聞いて最初、
野生のカブトボーグを輪○するんじゃないかと思ったそうな。



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その後、野生のカブトボーグは様々な世界を回った。



「はいはいここから残った参加者のチャージタイムに入るよ。
 飛ばしたければ『★』で検索すると幸せになれるかもね」
「(生存者の点呼になるのは)いかんのか?」
「結局グダグダになったけどなんかどうでもいいや」
「10期では活躍できるといいな」

自称傍観者達だったり

「ふぅ、流石カオスロワ。
 単騎でロワ破壊は無茶がありましたか」

未確認生命体だったり

「ふみとおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」

主催と因縁持っていたやつだったり

「俺の出番はこれだけか・・・・・・」

22歳の人だったり

「これをチャージすれば軍曹に会えるのかな?」
「エヴァーン」

少年と小さな人造人間だったり

「これは食べてしまっていいんですかねぇ」
「まさかカブトボーグまで食べるつもり!?」
「流石にそれはチャージしなきゃ駄目でしょ!?」

596最終回後半:2012/07/11(水) 01:30:39 ID:ayNlL8B.

フードファイター達だったり

「カブトボーグをチャージするのも私だ」
「え?何これ!?」
「チャージさせるのも私だ」
「何この仮面被った変な人!」
「ちょっぴり傷つくのも私だ」

ビッグマシンをいじくっていた仮面の男と、
被害者の女子児童2名だったり

「これも宿題?チャージイン!」
「ゆっこは外出てないようね。これで思いっきりカブトボーグで遊べるわ。
 チャージ・・・・・・あら?どっか行っちゃったわ」

日常を満喫しようとしている一軒家だったり

「ええ―――っ・・・・・・」
「チャージだ!」

トイレ行ってスッキリした女子児童と未だに驚いている
出展作品日常の参加者だったり

     _________            ,.-‐┬‐┬ァ l
        ̄`ー、_   l::::::::}ヽ       l l -ニ、__l_;:='/  ',
             `ー┴‐'"´        l l \ ー─‐    i

野獣先輩だったり

「男の娘プリキュア!?いい!」
「の、のび太ぁぁぁぁぁぁ!!!」
「やめてよ離してよぉ!」
「「「おっさんとショタもいいわね!」」」
「メズール?メズールゥ!」

プリキュアのコスプレをした痛い♂×2とプリキュアオタクと腐女子とその児童だったり

「コレクッテモイイカナ?」
『1・2・3・・・・・・ライダーイーティング』

野生のカブトボーグを本気で食いにきたライダー達だったり

「全く初音ミク8どこに・・・・・・あべし!」

何故かチャージできずに砕け散った参加者だったり

「連合の残党に力を貸すのは癪だが、私もボーガーだ。
 協力してやろうじゃないか」
「チャージインってこうでいいんですか?」
「違う!こうだ!」

マユリの娘と彼女を指導する米田稲造だったり

597最終回後半:2012/07/11(水) 01:31:10 ID:ayNlL8B.

「9期のSS集を手に入れたわ!」
「キリカのSS集と合わせて読んでみたいわね」
「ねぇ、何かしらこのカブト虫」
「あーそれはSSによるとカブトボーグっていう」

ベアトリーチェとおりこマギカの魔法少女二人のそっくりさんだったり

「マツコさああああああん!!!」
「あらかわいい子ね、あなたのカブトボーグをチャージしてあ・げ・る♪」
「「「「やだ、マツコさんったらだ・い・た・ん♪」」」」

ハーレムで羨ましいもげろ状態の元主催者だったり

「メイコさぁぁぁぁぁぁん!」
「ほらもっと出しなさい!」

なんか意気投合した元主催と元主催と因縁を持っていた者だったり

「チャージ!・・・・・・ああ、また世界記録を縮めてしまった」
「こんなもんの記録を縮めたところで何になるんだ。
 ほら、私にも貸せ」

最速を目指す男と魔女だったり

「チャージしていいのは、チャージされる覚悟のある奴だけだ!」
「チャージ!」
「わらわはカブトボーグの面……。四魂のかけらを寄越せぇ……」
「赤いカブトボーグが好き?白いカブトボーグが好き?それとも青いカブトボーグが好き?」
「卍解(チャージ)!」
「俺のターン!野生のカブトボーグをチャージしターンを終了させる!」

仮面をつけたやつらだったり

「滅びよ(意訳:チャージ)」
「たるんどる(意訳:チャージ)」

正真正銘本物の天才と、彼と打ち合っていた主催者(NOTアンデッド)だったり

「カブトボーグキター!」
「夕飯の材料が自らやってくるなんて!」
(どうみても違うような・・・・・・)

空腹のあまりカブトボーグを食料だと間違えそうになるヒロイン×3だったり

598最終回後半:2012/07/11(水) 01:31:41 ID:ayNlL8B.
「私は何をしていたの・・・・・・これはカブトボーグ!
 そうだった、この子にカブトボーグを教えればいいのね!」
「GYAAAAAAAAAAAAAA!!!!!!!」

元は連合の刺客だったが鳥頭故に使命を忘れ、
ゴジラにカブトボーグを教えている霊烏路空だったり

『どうでもいいけど』『僕がロワに出る時の参加時期って』
『生徒会選争の後になることがないよね』

過去の失恋も無かったことにしたかった男だったり

「これが例の野生のカブトボーグか・・・・・・」
「みんなの生命エネルギーがここに詰まっているのね」
「なんか暖かいゾナ」
「僕たちもチャージするっち」
「これでようやく終わるのね」

マスコット軍団だったり

「ダイジョーブ博士、このカブトボーグすごいんだけど!」
「科学の発展に犠牲はツキモノデース!」
「ギョーギョギョギョ」

マッドサイエンティストだったり

「・・・・・・」
「カブトボーグがカブトボーグをチャージってのも結構シュールな光景だねぇ」

トムキャット・レッド・ビートルとアライグマだったり

「フウロ、あんたと決着をつけるのは後にするわ」
「フウロって誰やねん!」

カミツレとはやてだったり

「く・・・・・・結局ここまで逃げてきてしまったのぅ」
「でもその主催ももう終わり。
 魔法少女を滅ぼすのはこの後にしましょう。チャージ、っと」

書き手のミスで主催と戦っていたところから逃げたことになった
ローズマリーと羽衣狐や

「マホロアさん、私はどうすれば・・・・・・」
「とりあえずチャージしとけばいいでしょう。
 目的が果たせなかったのが癪だけど」
「目的?」
「いやなんでもない!」

ソニックフォームがハイグレで有名なフェイトと彼女と一緒にしたマホロアだったり

「シャルロッテはまだ気づいてないな」
「?」

魔女の上でティータイムをとっているケニーと、
未だに気づいていない魔女、シャルロッテだったり

599最終回後半:2012/07/11(水) 01:32:12 ID:ayNlL8B.

「ぱーたぱた」
「ぱーたぱた」

目覚めて羽ばたこうとしているパッチと天の助だったり

「え」
「え」
「え」

呆けている奈良重雄と重音テトと閻魔あいだったり

「私、このバトルロワイアルが終わったらコミケ行くんだ」
「死亡フラグを建てるのはやめなさいこなた」

偶然再会して復興後の世界のコミケを願う親子だったり

「こんな歌・・・・・・望んでない」

ジャイアンボイスに泣いたGUMIだったり

「おお、アンクか、こいつをチャージしてくれ」
「うるさい蟲頭!そんなことよりアイスだ!」
「アンク、そんなこと言わずに俺からも頼むよ〜」
「映司!?お前正気に戻ったのか!」
「?」

今しがた感動じゃない再会を遂げたオーズとグリード達だったり
とにかく他にも色んな参加者がチャージインした。




600最終回後半:2012/07/11(水) 01:32:43 ID:ayNlL8B.



「で、上のやつらはカブトボーグをチャージしろってことだ」
「ふざけんなよ!」

カブトボーグのチャージに意義を申しているのは、連合のメンバーである。

「今までカブトボーグを砕かせて置いて、今更カブトボーグを使えと?」

火焔猫燐も怒りを上げている。
今まで彼女達、連合は全てのカブトボーグとボーガーを滅ぼそうと動いてきた。
それなのに滅んだら次はレジスタンスどもは愚か、自分達を狙っていた
ディバイン・カオスの奴らとも協力しろとのことだ。
ふざけているのにも程はある。それが今の彼らの総意だ。

「でもこうするしか生き残ることはできないんだよね・・・・・・」
「だからって!」

カブトボーグに手を触れようとした猫村いろはに魔理沙が怒鳴る。
弱音ハクなどの襲撃にあって壊滅した連合の残党のほとんどは、
最早カブトボーグに対する怒りなど無かった。
今怒っているのはクライシス皇帝を取り逃した魔理沙とマツバを含めた数人だけだ。

「ええいこんな物!」

マツバがハンマーで野生のカブトボーグを砕こうとする。
しかしその時、野生のカブトボーグが発光をし始めた。

「う!?」
「こ、これは・・・・・・」

野生のカブトボーグから漏れた光は、連合の残党にビジョンを見せた。
それは今までチャージしてきた参加者達のチャージ光景を。
そして彼らは思った。ここでチャージしなければ目立てないと。

「貸せ!俺が先だ!」
「いや私が先に見つけたのだから私が!」
「カブトボーグとキティちゃんのコラボを!」

先ほど自信喪失していた者も含め、何人もの人間がカブトボーグに殺到している。
そう、彼らは元々カブトボーグを憎んでいたわけではない。
目立っているカブトボーグが羨ましかっただけだ。
だからレジスタンスも滅ぼしたのだ。
目立てる方法があるならば最早手段を選ばない。
カブトボーグに群がっている人々から離れていた柊つかさは、
頬をポリポリとかきながらも言った。

「これでいいんだよね」



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601最終回後半:2012/07/11(水) 01:33:13 ID:ayNlL8B.


『ゴーカイガレオンは主催の攻撃を食らっても平気だぞ!』『ナンデー?』
『なんでかって?! そう、それはうわぁぁぁぁぁぁぁ!!!』

「おい!もうこれ以上は持たないぞ!」

ジェネシックガオガイガーと頑侍に限界が訪れたのか、
ゴーカイガレオンへの被弾はますます激しさを増していった。
船員達は空いた穴に落ちないように壁にへばり付くので精一杯だ。

「大丈夫よ!今さっき野生のカブトボーグが転送されてきたわ」
「プリッ!?」
「うお、まぶし」

世界中の生存者の生命エネルギーを吸収したせいか、
野生のカブトボーグは光り輝いていた。

「これならゼロを倒せるだな」
「そうなのサ。しかし一つ問題があるのサ」
「なんだ?」

マルクが言うには、このまま野生のカブトボーグをぶつけた時に発生する余波で
ゴーカイガレオンが危ないらしい。
野生のカブトボーグのエネルギーとゼロのエネルギーが衝突し合った場合、
発生する爆発の量はゴーカイガレオンを破壊し尽すのに十分だという。
シールドを持つジェネシックガオガイガーでも今の疲弊した装甲では
破壊されてしまう危険性があるであろう。

「じゃあ俺が残る」
「ちょっと待て。自分が何を言っているのかわかっているのか?」
「ああもちろんだ。
 俺は今一番ボロボロの頑侍に乗り換える。
 そこから俺がカブトボーグを投げるんだ。
 みんなはその隙に逃げてくれ」









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602最終回後半:2012/07/11(水) 01:33:43 ID:ayNlL8B.


「待て!」

誰もいなくなった頑侍の頭で、天野河リュウセイは叫ぶ。
既にみんなに別れは済ました。
黒やマダムジェニファーを始めとするみんなに反対されたが、
他に方法が無いんだから仕方がない。

(もうそろそろだな)

カブトボーグを支える腕が亀裂を上げている。
これ以上長くは持たないであろう。
原理は不明であるが、自分の魂は主催と同じ死のエネルギーによって保たれているらしい。
だからみんなの生命を込めた野生のカブトボーグの光が相反し、
リュウセイの体を蝕んでいるのだ。

「貴様はリュウセイ!ついに観念する気になったか!」
「観念するのは、お前達の方だ!」
「な、なんだと!?」

光り輝くカブトボーグを見せ付けると、ゼロ達は怯む。
もう完成してしまったのかと。
リュウセイがこの場にいることはつまりそういうことなのだ。

「い、今なら間に合う。そのカブトボーグを捨てろ!」
「嫌だね」
「そ、そうだ!お前は特別に俺の側近として従うことを約束してやる!
 自我はもちろん消さないし、お前が望むならお前の好きな奴を生かしてやるぞ」
「嫌だね!ここでお前に屈したら・・・・・・」

ゼロの誘いを突っぱねて、リュウセイは野生のカブトボーグを投げる構えをする。

「地獄の閻魔様に会わせる顔がないからだよおぉぉぉ!!」
「おのれぇぇぇぇぇぇ!!!お前達、やってしまえ!」

ゼロの言葉に他の主催者達は一斉にリュウセイに襲い掛かる。
野生のカブトボーグを投げさせないために。
しかしそのような抵抗は最早リュウセイには無意味であった。

(リュウセイくん・・・・・・)
(勝治・・・・・・)

彼の隣に松岡勝治がいた。
どうしてもとリュウセイに強請って着いてきたのだ。
彼もまた、アンデッド。リュウセイには勝治の真意がわかっていた。
勝治も自分と一緒に死ぬつもりなのだ。
どうせゼロが滅びればアンデッドも滅ぶ。
ならばせめて滅ぶ時は一緒に居ようではないか。

「いくぞ!アルティメット・レッドアウト・ゴールデンマキシマム・バーニング!!!」












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603最終回後半:2012/07/11(水) 01:34:14 ID:ayNlL8B.

――――テラカオスバトルロワイアル報告書より抜粋


20XX年某日を持って、テラカオスバトルロワイアルは終戦した。
各地に散らばっていた対主催及びレジスタンス、
人造昆虫カブトボーグ V×Vはウザイ連合、ディバイン・カオスの残党が結束し、
各々が持ち寄った技術で首輪を解除。
その後、主催本拠地を突き止めこれを殲滅したのである。

主催との決戦は色々あったが、戦い自体は一方的な物だったと言わざるを得ない。
マーダー思考だったウザイ連合やディバイン・カオスの者達も対主催に加担し、共に主催と戦っていたのだ。
何故彼らが平和の奪還に協力したのかはわからない。
だが、もしかしたら彼らも疲れていたのかも知れない。
再現無く続く戦いに無力な人々はもちろんのこと、彼らでさえ耐え切れなかったのであろう。
殺しても殺しても湧いてくるアンデッド、参加者、そして主催の候補に新たな組織の候補、
もし終わらせる方法があるならば目的を諦めても仕方は無いであろう。

『クライシス皇帝』『マルク』『八雲紫』『バグラモン』『マホロア』etc・・・・・・
先に述べたそれぞれの組織のトップや幹部であるが、彼らはバトルロワイアルが終わって姿を消してしまったのだ。
罪を償うために旅に出たのか、あるいはこの世界で次の悪事を考えているのかは不明であるが、
もう二度とバトルロワイアルに関与しないことを祈るばかりである。

これにて戦いは終わった。
現在はネオ・リモネシアを首都とし各地の復興を始めている。
戦いで活躍したヒーロー達も、今はその力を復興に役立てているらしい。
真っ先に復興が終わったのは意外にも、ラーメン二郎というラーメン屋だ。
人を選ぶ強烈な味だが、コストパフォーマンスが異常に良いので、愛用者は続出中だとか。
人類全体がジロリアンになることも危惧されるため、
今後はグルメ業界の復旧に力を入れていきたい。

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604名無しさん:2012/07/11(水) 01:34:44 ID:ayNlL8B.
グダグダになりましたが、私の最終回の投下はこれで終わります
お目汚し失礼しました




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