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幻想入り経験者関連専用スレ

121 ◆ATNHcXGn7.:2011/11/26(土) 18:41:40 ID:4ijVDQTQ
だいぶ暗闇にも慣れてきて道が僅かだが見えるようになってきた
獣道の途中向こうに人影が立っていた
向こうからその人影に向かって声をかけた
俺「あの道に迷ったんですか?」
人影「・・・・・・・・・・・・・」
俺「どうかしたんですか?」
人影「・・・・・・・・・・・・・」
何も答えない
向こうへだんだん近づいていく
するとその人影は黒い洋服を着て白いズボンに黒髪で黄色い瞳の少年だった
当時の自分より幼かった気がする
俺「どうしたの?」
少年「・・・・・・・・・・」
俺「道に迷ったのかい?」
少年「・・・・・・・ねえ兄ちゃん・・・・」
俺「何」
少年「兄ちゃん・・・・見たことない服だね」
少年「もしかして外から来た人?」
俺「うんそうだけど」
少年「餌として入ったのかな?」
俺「餌?」
少年「久しぶりの餌だ。食べよう」
俺「え?どういうことだ」
兄ちゃん僕妖怪なんだよ!だから兄ちゃん食べていいよねと言って黄色い光弾を出して俺の横めがけて発射した
横の木を見たら焦げていた
少年の妖怪は空中へ浮かんだ
俺は少年の妖怪に恐怖心を覚えた
少年「おとなしく食べられてよ」そう言った。震えが止まらない
だが震えと恐怖心を抑え近くあった長い木の枝を掴んだ。そして少年の妖怪に向かって構えた
当時人から武術を叩き込まれていたのでそう簡単にぶっきらぼうに木の枝で襲撃するようなことはしない
ちゃんと間合いを詰め攻撃のチャンスを窺っていた。きっと相手は必ず食べるために俺に近づいてくると予想していた
予想通り飛んで近づいてきた。その瞬間妖怪の顔面に向かって木の枝をぶつける
妖怪の顔の横をかすった。血は出ていたがたいした怪我ではなかった
少年の妖怪「兄ちゃん人間してはよくやるね。でもそんな攻撃じゃあ僕には勝てないよ」
そう言うと俺は妖怪に向かって「人間なめるなよ!妖怪!」と言いもう一発枝をぶつけようとした瞬間木の枝に向かって妖怪は光弾を当てた
その瞬間火がついたので持ち手のほうを放した。武器となるものがなくなった
武器がなくなるとまた震えと恐怖心が襲ってきた

もうダメだ・・・もう終わりだ・・・・
そう思った瞬間だった。青い光弾が飛んできた。「そこの妖怪!痛い目にあいたくなければすぐに立ち去りなさい」
青い光弾見えた場所を振り向いた。その姿は空中に浮かんだ八雲紫だった




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