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変身ロワイアルその6
741
:
変身─ファイナルミッション─(8)
◆gry038wOvE
:2015/12/31(木) 21:48:49 ID:GU7jrFVA0
──……ここは?
──ここは、どこだ……?
──俺は……俺は、一体、どこにいるんだ……?
──そうか……ここは……
──ここは、……宇宙か……
──この俺が、かつて守ろうとした宇宙……
──いや……違うか……
──俺が、滅ぼそうとした宇宙だ……
──だが、俺は……何故、ここに、こうして……
◆
「──くっ……こんな所まで飛ばしやがって……」
ウルトラマンノアとシャイニングウルトラマンゼロの二人の戦士の光線を同時に受けたベリアルは、最後まで自らの光線のエネルギーを緩めなかった。
結果、カイザーベリアルは、あの島を──そして、星を離れ、空から星を見下ろす宇宙まで飛ばされていたのだ。
一面が真っ暗な闇で、そこはあまりにも孤独に満ち溢れていた。
あの星以外には、どこにも生命などない……。
そして、ただ一つ生命があるあの星の命もまた、カイザーベリアルは滅ぼそうとしているのだ。
──だが、それで良い。
ベリアルより才に満ち溢れ、幸せに恵まれたケンやゼロ──邪魔な物は全て消え去り、ベリアルはこの全宇宙で最強の存在となる。
「フフフフフフ……フッハッハッハッハッハッハ!!!!!!!」
宇宙から見下ろせば、あの星に浮かぶ小さな島など豆粒同然である。これまでの長い殺し合いも、最早、全宇宙の中のちっぽけな死に過ぎない。
その上にいるシャイニングウルトラマンゼロとウルトラマンノアの輝きだけが、どこか美しく地上にあった。
宇宙から地上を見下ろして「星」が輝いているというのは、なかなか面白い逆転現象であった。
……それは、ベリアルの視力だからこそ、辛うじて見える物でったが。
ベリアルは、満月を背にしながら、それを、笑いながら見下ろしていた。
──俺様の勝ちだ。
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