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変身ロワイアルその6
738
:
変身─ファイナルミッション─(7)
◆gry038wOvE
:2015/12/31(木) 21:43:45 ID:GU7jrFVA0
「ハァァァァァァァァァ……」
ウルトラマンの姿を模していたノアは、美希が融合した次の瞬間、エナジーコアへと最大までエネルギーを充填する。
全宇宙から、時間、空間、善悪の垣根さえも超えてノアに向けられていくエネルギーは、もはやノアという超人の持つ常識さえも覆すカタチを作り上げていた。
ガイアセイバーズ・ノアは、その身体を金色に光らせる。
その全身さえも包み込むほどの猛烈な光が、ノアの銀色の光を塗り替えていった──そして。
「────シュアアアアアアアアアアアアアアアッッ!!!!」
溢れんばかりのエネルギーを、叫びとともに吸収した時、その身体は、金色の暖かい光に包まれたグリッダーノアへと変身していた。
かつて、ある地球を救ったウルトラマンティガや、別の地球で超ウルトラ8兄弟の身体を輝かせた、人々の想いの金。
あるいは、死者たちの想いとロストロギアを身に着けた彼らもまた、先ほどまで金色の戦士へと変貌していたのである。
それを一身に受けた戦士は、これまでよりも巨大な絆の戦士となっていた。
「金色……だとッ!?」
そう──その色を見た時、ベリアルも微かにだけ、狼狽えた。
かつて、ウルトラマンゼロがシャイニングウルトラマンゼロへと変身した時と同じ光の色は、敵の強化を確かに感じさせたからだ。だとすると、この「金色の光」は、ベリアルへの警告であり、挑戦なのかもしれない。
カイザーベリアルは、その背に装着した赤いマントを自ら脱ぎ捨てる。
「──面白い……それでこそ、楽しみ甲斐がある!!」
ベリアルの周囲で、彼のエネルギーを感じ取った地面が何か所も爆発する。
土が吹きあがり、再びさらさらと地面に叩きつけられていく。
そして、彼は、喉の底から吼えた。
「──ウガアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッッッ!!!!!!!」
その雄叫びは、遠い空の向こうまで響くほどである。
カイザーベリアルのエネルギーは、一瞬ながら、グリッダーノアを怯ませようとした。
しかし、ノアと同化している者たちの強い意志が、そんな恐れを乗り越える勇気となる。
『──諦めるな!』
孤門一輝の掲げた強い意志が、それぞれの表情を硬くする。
ここにいる者たちは頷きあい、カイザーベリアルとの本当の最後の決戦の中で──自らが勝つという確信を抱いた。
グリッダーノアは、強く右の拳を握りしめた。
「おおおおおおらァァァァァァァァッッッ!!!!!!!!」
カイザーベリアルは、その爪を光らせて駆けだす。
グリッダーノアは、その場で悠然と──まるでベリアルの攻撃を待つように──立ち構えていた。
「ハァッ!!」
ベリアルはグリッダーノアへと肉薄し、寸前で走行の勢いを落とすと、その巨大な爪をノアの横顔に叩きつけようとした。
しかし、ノアはゆっくりと頭を下げて、それを避ける。
「オラッ!!」
前から、ベリアルの足がノアの腹を蹴り飛ばそうとした。
しかし、ノアは後方に向けて宙返りして、それをまたも避けてしまう。
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