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変身ロワイアルその6
728
:
変身─ファイナルミッション─(7)
◆gry038wOvE
:2015/12/31(木) 21:33:20 ID:GU7jrFVA0
『仮面ライダーやウルトラマン、プリキュア……あらゆる変身者たちの悲しみから生まれた究極の戦士にして、このタワーの番人──』
つまり──この殺し合いや、外世界における、あらゆる戦士の悲しみを吸収し、500m以上の巨大な仮面ライダーとなった彼の姿なのである。コアは、戦士の悲しみが深いほどに強くなっていく仮面ライダーだ。
それゆえ、ほとんど大きさはゼロの十倍であり、この巨大なタワーを任される番人としてはうってつけの存在であった。もしかすれば、その出自から考えるに、彼もまたFUKOのエネルギーを借りて作られた存在なのかもしれない。
だが、コアを前にもゼロは臆する事がなく進み続けた。
「そうか──……わかったから、そこを退け! お前に構ってる暇はない!!」
ゼロは、全くスピードを変える事も止める事もなく、ウルトラマンノアより受けた鎧「ウルティメイトイージス」を、右腕に装着する弓として展開する。
この世界でも、やはりウルトラマンノアはゼロに力を貸し、そして、今、ゼロに再び力を与えているのである。ノアとゼロとの出会いもまた、運命的であるとも言えた。
『フン……無駄だ。全ての戦士の絶望を最大限に吸収した我が身に勝てる力など──』
ゼロが滑空しながら、ウルティメイトイージスにエネルギーを充填する。
これから射出するのは、イージスそのものだ。イージスを高速回転させて相手にぶつける技──ファイナルウルティメイトゼロである。
そして、仮面ライダーコアの服部に向けて勢いよく発射するのだった。
「そういうのが……──しゃらくせえんだよおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおーーーーーーッッ!!!!!!」
そんな叫び声の大きさは、イージスの発射音にも勝った。
イージスは、高速で回転しながらコアに向けて飛んでいく。それは、コアの目に追いきれないスピードで肥大化し、コアのベルトの部分に勢いよく叩きつけられた。
──彼の体に、巨大な風穴が開く。
コアがダメージを感じるよりも早く、まるで手慣れた猛獣の火の輪潜りのように、ゼロが飛び去って行った。
『がっ……』
それは、一瞬の出来事だった。
自らの体の内を通過された後で、コアは痛みを覚え──そして、自らが一瞬で敗北した事実を知った。
『何だとォォォ……!!』
ゼロの体に、ウルティメイトイージスが鎧として装着されている。彼は、自らが発した武具と、いつの間にか再同化したのであった。
しかし、その矛先が向けられたのは、仮面ライダーコアの方ではなかった。
何故なら──次の瞬間には、仮面ライダーコアは、大きく音を立てて前のめりに倒れ込んでいったからだ。大地は大きく揺れた事であろうが、その大陸は、見渡す限り無人の荒野でしかなかった。
『バカなぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ…………』
ただ虚しく、倒れた音が響くのみだ。
最強の敵もまた、それを超える存在には無力である。
「──よし、美希! すぐにシフォンを助けるぞ!」
「オッケー!」
ゼロと美希の頭からは、既に敵の事など消え去っている。彼らが行うべきは、目の前の物体の破壊と、そして、シフォンの救出だ。
ゼロの手からは、次の瞬間、白銀の長剣ウルティメイトゼロソードが出現し、伸縮自在の光が真っ直ぐ、目の前の塔に向けられた。
それは、黒く濁った目の前のタンクの真横で数百メートルまで伸びていく。
これが次の瞬間には左方向に向けて振るわれ、塔を破壊するのは明白だった。
「うおおおりゃあああああああッッ!!!!」
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