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変身ロワイアルその6
718
:
変身─ファイナルミッション─(6)
◆gry038wOvE
:2015/12/31(木) 21:17:59 ID:GU7jrFVA0
「おおっ……!」
かつて八宝斎及び早乙女玄馬の二名によって行われたその激闘の様子は、さながら妖怪大戦争のようだったが──今、この場においては、唯一の希望であり、無敵のヒーローとなる存在の誕生の瞬間だ。
直後──仮面ライダーエターナルは、確かにオーラを纏って、少しずつ大きくなった。
味方の誰もが、その姿に大口を開ける。まさか、この男──こんな異様な力までも持ち合わせていたとは。
「すげえ……!!」
そして、気づけばウルトラマンのように、ベリアルのサイズへと変身しているのだった。
これが仮面ライダーエターナルの「秘策」だったらしい。
確かに、これならば、カイザーベリアルも恐れるに足らない。エターナルの実力は誰もが知っているし、カイザーベリアルとの体格差が埋まった以上、分があるのは自らの方であった。
良牙の闘気が解放され──そして、高らかに宣言し、いつも以上に遥かに大きな声で名乗りをあげた。
「見ろ、ベリアル……これが、お前を倒す────超エターナルだッッッッ!!!」
両者は同じ高さの目で、少し睨み合う。ベリアルが、そんなエターナルを前にも、気圧される事はなかった。
エターナルの目と、カイザーベリアルの目が合う。──両者の間に、緊張が走る。
だが、ベリアルは、嫌に淡々としていた。
「──巨大化、か。人間のくせに……」
「ああ……! これでお前と同じ土俵で戦える!!」
そう言いつつ、これから、この敵と戦わなければならないのか……と、エターナルは内心で独り言ちていた。
こうして同じ目線で前を見ている者こそが、これがこれまでずっと追い求めていた強敵。
そう、誰よりも強い敵だ。
こうして、自分一人で戦って勝てる相手とは限らない。
だが──エターナルは、一息飲んでから、戦う覚悟を決めるように、左掌を右拳で叩いた。
風が吹く。
「……」
「……」
──────そして、その直後、巨大な仮面ライダーエターナルの姿は消え、エターナルは再び等身大に戻った。
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