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変身ロワイアルその6

703変身─ファイナルミッション─(4) ◆gry038wOvE:2015/12/31(木) 20:53:21 ID:GU7jrFVA0

 ゼロの歓喜の声が響いた。
 しかし、今、この宇宙に声を轟かせるのは彼だけだった。
 美希はゼロに向けて何も言わなかった。

≪────美希ちゃん……!≫

 スパークドールズの声が聞こえる。──この数日間、この宇宙の暗闇の中を彷徨い続けていた孤門一輝の声だ。
 彼はずっと唱え続けたに違いない。「諦めるな」という言葉を自分に言い聞かせ、助けが来るのを待ちながら、この絶対の孤独を、挫けずに乗り切ったのだ。

「……ああ。ほんと、すげえよな……お前ら!!」

 そして──。諦めるな、という言葉が二人を繋いだのだ。
 ウルトラマンノアは、ここで、孤門と美希の絆が宇宙の距離を縮めるのを待っていたかのように見えた。
 ゼロは、唖然とした表情ながら、全く敵わないといった様子であった。
 しかし、直後には、熱い声で美希に呼びかける。



「────行けぇぇぇぇぇぇぇぇっ!! 美希!!」



 ゼロが伸ばした掌の先から、蒼乃美希の腕が現れた。
 腕だけを分離し、スパークドールズに合わせたサイズへと変わるのだ。そして、その腕に強く握られたギンガライトスパークがウルトラマンノアのスパークドールズに向けて届いていこうとしていた。
 ギンガライトスパークがノアのライブサインと反応する時、遂にウルトラマンノアは復活する事が出来る……。

「孤門さん……!!」

 ──届け。
 そんな願いと共に、ギンガライトスパークがライブサインへと、届く。
 そこから再び光が放たれる。



 ────レーテの時と同じように、美希と孤門は、手を取り合った。





──ULTRA LIVE!!──



「絆……ネクサス……!」



──ULTRAMAN NOA!!──





【孤門一輝@ウルトラマンネクサス 再臨】






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