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変身ロワイアルその6
698
:
変身─ファイナルミッション─(3)
◆gry038wOvE
:2015/12/31(木) 20:47:28 ID:GU7jrFVA0
この身体にもその血の片鱗が流れているはずだが、魔法少女の力をそのままコアに流入しただけのエネルギーは、彼を留めてはくれない。
『こうなる事は目に見えていた。ユートピア……お前は、力と人との、絆に負けたんだ!!』
「そう──たとえ、99パーセントの適合率があっても、∞の絆には勝てないってわけさ!!」
ダブルたちの声が、ユートピアの脳裏に突き刺さる。
何度となく聞いた彼らの言葉。
それが、指を突き立てるポーズとともに。
「『────さあ、お前の罪を、数えろッ!! 加頭順!!』」
それを聞くのは最後だと思っていた。
それは、自分が勝つからだ──しかし。
今は、違う。
その言葉を聞くのが最後になるのは──理想郷が、崩壊していくからだ。
ベリアルエクストリームの外形から、ぼろぼろと理想郷の姿が崩れ去っていくのを加頭自身も感じていた。
「──人を愛する事がァッ、罪だとでも……罪だとでもいうのか……ッッ!!!」
ユートピアは、かつてと同じダブルの言葉に、再び怒りを募らせる。
何度聞いても──何度前にしても──この問いかけに、ユートピアは同じ答えを取るだろう。
そして、その度に冴子の顔を脳裏に浮かべる。
冴子への愛。
その証明。
それが、加頭の原動力。
「いくぜ……燦然!!!」
その時、涼村暁が、変身のポーズを取った。
燦然──それは、涼村暁がクリスタルパワーを発現させ、超光戦士シャンゼリオンとなる現象である。
変身を解除されたくせに、再変身を行うつもりらしい。
──そして。
再び、クリスタルの輝きがユートピアの前に出現した。
「超光戦士──シャンゼリオン!!」
暁が再びシャンゼリオンに燦然するのと、仮面ライダーダブル、仮面ライダーエターナルがユートピアの周囲を囲むのはほぼ同時だった。
佐倉杏子が、ゆっくりと身体を遠ざけて行く。──それは、これから行われる同時攻撃を回避する為だ。
ユートピアの逃げ場を塞ぎながら向かってくる三つの影は、同時にその必殺技の名を叫んだ。
「シャイニングアタック!!」
「エターナルレクイエム!!」
「「────ゴールデンエクストリーム!!」」
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