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変身ロワイアルその6
695
:
変身─ファイナルミッション─(3)
◆gry038wOvE
:2015/12/31(木) 20:43:55 ID:GU7jrFVA0
──次の瞬間。
「……なっ」
ユートピアの真後ろから砕かれる魔法少女のコア。
それは、彼の腹が鋭い刃に貫かれたという事であった。
「……な、なぜ……!!」
衝撃によって、ユートピアが理想郷の杖を振るう右腕を自然と下ろし、シャンゼリオンもまた地面に叩きつけられる。しかし、彼を襲っていた苦痛からは解放されていた。
シャンゼリオンの変身は、他の連中よりもいち早く解けて、そこにあるのは涼村暁の半分焼けこげたような黒みがかった身体だった。
彼は、立ち上がり、鼻の上の煤を払うと、ユートピアを睨んだ。
「……ふっ」
そして、暁は、少し押し黙り、ユートピアを見てから、笑った。
馬鹿のくせに、まるで嘲るように──。ピエロを見つめるように……。
いや、馬鹿だと自覚していたからこそ、そんな暁に敗れたエリートを笑っているのかもしれない。
「ふっふっふっ……へへへへへ……!! はははははははは……────!!!!」
腹を抱えた彼の笑いは、静かなその場所にただ一人響いた。
誰もつられて笑う事はなかったが、暁はただ一人でも、そこで──まるで本当に狂ったように笑う事が出来るだろう。
目の前の強敵のおかしさが堪えきれなかったのだ。
それから、思う存分笑った彼は、ユートピアに言った。
「だーかーらー!
言っただろうが……バーカ……!
いくらあんたがほむらの力を使おうが……そいつはあんたには味方しないってな!」
「何を……馬鹿な……! この力に、意思などない……!!」
「だが、幸運の女神ってやつはな……他でもない、この俺についているんだ……!!」
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