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変身ロワイアルその6
693
:
変身─ファイナルミッション─(3)
◆gry038wOvE
:2015/12/31(木) 20:42:04 ID:GU7jrFVA0
──炸裂した!
シャイニングアタックとシャイニングアタックのせめぎ合いは、相応のエネルギーが耐え切れずにオーバーヒートを起こし、二人の身体を吹き飛ばすような猛烈な爆風と、炸裂弾のような衝撃だけを残した。
しかし、その余波に倒れたシャンゼリオンに対し、同じく吹き飛ばされているはずのユートピアは痛く上機嫌に、シャンゼリオンのほぼ眼前に立っていた。
彼の身体には微塵の傷さえ見当たらない。
「……ふふふ」
冷静沈着に、ユートピアは嗤う。
何故彼があの攻撃の衝撃を回避する事が出来たのか……それは、ユートピアが自由に全ての戦士の力を利用する事が出来るのを踏まえれば簡単であった。
ユートピアの側も、些か冷静さを取り戻したようである。
「ふはははははッ!!! 残念だったな、シャゼリオン……!!!!!」
「何……!?」
「見るがいい……これが、魔法少女のコアの力だ……!!」
これまでに砕かれたコアの中に、魔法少女のコアは無かった。
今使われたのは、時間停止能力──暁美ほむらが使用した能力である。
加速の記憶を持つ仮面ライダーアクセルトライアルがここにいたとしても、ほむらの時間停止の中では、物言わぬオブジェになるのである。
それだけの能力により、ユートピアは時間を停止できる数秒の時を移動に費やした。
「──そして!」
次いで、────爆音!
「うわあああああああああッ!!」
その爆音は、時間停止の中でユートピアが「エキストラ」どもに向けて放った膨大なエネルギーの結晶である。
シャンゼリオンの救出に駆け出そうとしていた彼らの仲間の存在を察知し、時間停止中に攻撃を仕掛けたのだ。
目の前にいるシャンゼリオンを除き、全員が予期せぬ攻撃に吹き飛ばされる。
どうやら、ヴィヴィオの際の劣勢とは違い、今は形勢逆転に成功したようだ──ユートピアはそう確信した。
「くっ──!」
「……思ったよりも使い勝手が良いらしいな、この力も。
そう、今の私は魔法少女なのだ──!」
「ほむらの力を……使ったのか!」
シャンゼリオンも、どうやら感づいたらしい。
──時間停止。
それがいかなる能力であるのかは、彼も、ほむらとの共闘を経て、今もよく知っている。
あれに関する制限がより緩和された今、かつてシャンゼリオンが見たほむら以上に悠々とそれを使う事が可能なのである。
ソウルジェムが濁らない以上、彼にはそんな制限さえ無力であり──そして、今は、止まった時間の中で、ほむら以上の高エネルギーの技さえも使う事が出来る。
「その通り……貴様には、この力に打ち勝つ能力などありはしない……!」
実のところ、エターナルローブを纏っていた仮面ライダーエターナルこと響良牙のみがその時間の中で移動が可能だったのである。
しかしながら、それも一瞬だけだ。すぐにベリアルの力に無効化される。──ユートピアにとっては、先ほどの爆破を回避できれば充分であった。
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