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変身ロワイアルその6
622
:
BRIGHT STREAM(4)
◆gry038wOvE
:2015/09/02(水) 18:28:12 ID:RQpuUNRs0
「え……──」
そして、そこにいるのは、その知り合いだ。
何より、闇の欠片ならば、その人間を再現していてもおかしくはない──。
「──……えりか!?」
「えへへへ……つぼみ、久しぶり。なんか、こっちに転送されてきちゃったみたい」
──来海えりか、キュアマリンであった。
いや、見れば、彼女が先頭に立っているというだけで、ここにいるのは彼女だけではないようだ。
キュアマリンに限らず、多数の戦士の魂を象った闇の欠片が、次々とそこに転送されていく。──否、彼女たちに限れば、それは「闇の欠片」という言葉を言い換え、「光の欠片」とでも呼ばなければならないかもしれない。
とにかく、順番に転送されていく欠片たちは、彼女たちに縁のある少女たちだった。
「ピンクのハートは愛あるしるし! もぎたてフレッシュ! キュアピーチ!」
「イエローハートは祈りのしるし! とれたてフレッシュ! キュアパイン!」
「真っ赤なハートは幸せのあかし! 熟れたてフレッシュ! キュアパッション!」
「「「レッツ、プリキュア!」」」
桃園ラブ、山吹祈里、東せつなの三名を象ったプリキュアたちが、邪悪な気配を前にして敢然と名乗りをあげる。
立ち上がったゴオマは、前方で名乗った彼女たちの姿を見て、息も切れ切れながらにその姿を睨んだ。
杏子やはやても、ヴィヴィオでさえも唖然とした様子だ。
「せつな……!」
「祈里さん……!」
二人の呼びかけに、キュアパッションとキュアパインが手を振った。それに、キュアピーチも笑顔でうなずいている。キュアベリーがいないのが少々だけ残念であったが、彼女の欠員もまた仕方のない話だった。
──そう、彼女たちがよく知る者たちが、光の中からここに転送されてきているのだ。
更に、次の戦士たちも転送されてきた。
「──それなら、こっちはピュエラ・マギ・ホーリー・クインテットね」
「……長いわ」
「マミさん、悪いけどそれ、覚えらんないんだけど……」
「えっと……とにかく、こっちも頑張ろうっ!」
プリキュアの名乗りに対抗するかのように、奇妙な団体名を口にしたのは、巴マミ、暁美ほむら、美樹さやか、鹿目まどかの四人の魔法少女であった。
ゴオマは、そんな彼女たちが現れた左側の隅を見て、そのうち一人──桃色の髪の魔法少女にどこか見覚えがあるのを思い出し、少し鼓動を早め、息を荒げた。
つぼみもまた、そこに知り合いがいるというのは同じだ。
「さやか……」
杏子には、その全員に対して何か記憶がある。元の世界に戻った時に更新された記憶では、魔女との戦いと魔獣との戦いの二つの思い出も追加されている。
だが、どの世界にも共通して言える事がある。
「……みんな」
──そこにいるのは、友だ。
そう、一人残らず──。
「えっと……高町なのは、頑張りますっ!」
「フェイト・テスタロッサ……行きます」
「あ、こんにちは。ユーノ・スクライアです。……って、あれ!? 僕だけ男だよっ!? いいのかな、ここにいて……」
ゴオマから見て右の隅からは、高町なのは、フェイト・テスタロッサ、ユーノ・スクライアの三名のまだ幼い魔導師が現れる。
とにかく名乗りをあげようとしたが、彼女たちもすぐには思いつかなかったらしい。その姓名だけを簡単に名乗り、ゴオマを前に、まだ少し緊張感のない様子を見せた。
はやても、そんな彼女たちの姿を見て、やっと吸い込めた息で言葉を形作った。
「……あれは、……なのはちゃん……フェイトちゃん……ユーノくん……夢やないんだよな……」
「はい! ──小さい頃のママたちが助けに来てくれたみたいです!」
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