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変身ロワイアルその6
619
:
BRIGHT STREAM(4)
◆gry038wOvE
:2015/09/02(水) 18:27:10 ID:RQpuUNRs0
もはや、それはこの数日を経験した者には不要な合図だったかもしれない。
はやての合図よりも早く、音が鳴った。
──JOKER!!──
「燦然!!」
言われるまでもなく、警戒を強めていた翔太郎はメモリをロストドライバーに装填し、仮面ライダージョーカーへと変身する。暁もまた、シャンバイザーを取り出し、超光戦士シャンゼリオンへと燦然する。
この二人と零が前に出た事で、ヴィヴィオやレイジングハートや良牙の援護はまだ不要な状態になった。
「──さあ、お前の罪を数えろッ!」
「今回は、倒す前から言っておく……俺ってやっぱり決まりすぎだぜ!」
「お前らの陰我、纏めて俺が断ち切るッ!」
先陣を切って現れたカイザークロウのもとにジョーカー、死神バッファローのもとにシャンゼリオン、サタンスネークのもとに零が駆け出し、殴りつけ、叩きつけ、斬りつける──。
そして、いずれの場合も、敵は苦渋の表情を浮かべ、口から泡を吐くような声を漏らしたが一撃では沈まなかった。
「──コマサンダー!!」
各々がその戦いを優先している間に、怪人たちは次々と近づいて来る。
戦いと戦いの隙間をすり抜けて、彼ら以外の生還者を狙う者たちもいれば、カイザークロウたちに加勢する者もいた。到底、ジョーカーやシャンゼリオンや零だけではそれを追いきれない。
何にせよ、生還者といえど、この状況では戦わねばならないという事らしい。
「……いいんだよな? 今度は戦わせてもらうぜ」
良牙が呟くと、はやてが頷いた。
この艦にもう一人、「エターナル」がいるというのに、良牙はそんな事を構わず、エターナルのメモリとロストドライバーを取りだした。
今、エターナルが選んでいるのは生者である良牙だ──。
かつて、克己という正しい変身者がいた事を忘れずに、良牙はそれを装填した。
──ETERNAL!!──
──DUMMY!!──
良牙はエターナルに、レイジングハートはダミーメモリによって大人なのはに、──それぞれ、その姿を変える。
彼らは第二の壁として、近寄ってくる怪人軍団へと立ち向かった。
後方にいる他の仲間を守る為だ。
「おらっ!」
「ぐわぁぁぁぁっ!!」
エターナルのパンチが、コマサンダーの身体を一瞬で打ち砕き、泡と消した。
そんな様子を見て、ヴィヴィオたちは安心する。
ヴィヴィオが尚も、変身せずに残ったのは、完全に変身者がいなくなる事態を避けたからだろう。はやても、騎士の装甲こそ纏っているが、まだ戦う様子はない。
そして、彼らが戦っている隙に、はやてが、残ったつぼみと杏子に指示を開始する。
「二人とヴィヴィオはこっちへ! 武器庫がある!」
はやてがここで戦闘を行わないのは、この二人の誘導の為だ。──変身できないつぼみと杏子であっても、誰でも変身できるアイテムならば使用できるし、それ以外にも手に持つ事ができる武器はある。
だから、支給品の内、アースラが回収した者が置いてある武器庫に向かう事になる。
「──……まあ、あれはまだ完成してないが、この際、しゃあない」
そして、二人が近くの分岐をはやての後を追うようにして駆けだすと、何人かの倒し損ねた怪人たちがそれを追おうとしたが、エターナルたちはそれを阻み、次々と引きはがして殴り倒していった。
◆
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