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変身ロワイアルその6
616
:
BRIGHT STREAM(3)
◆gry038wOvE
:2015/09/02(水) 18:26:07 ID:RQpuUNRs0
「ノーザ……! それに、アクマロ……!」
他ならぬ高町なのはを殺害したノーザと筋殻アクマロの二人だ。
ゲームの序盤において、スバル・ナカジマをソレワターセに変える事で猛威を振るった残虐な二人は、こうして記憶をデータとして再変換しても尚、コンビで行動しているらしい。
──これが闇の欠片の、負の部分だ。親しい死者との再会と同時に、敵との再会までも許してしまう。
そして、このアクマロは、蘇ってしばらくして、どうやらこちらの姿を見つけて、後ろから追い、あのように奇襲をしかけてきたのである。
何より、彼らが翔太郎たちの姿を見つけられたのは、ただの勘ではなかったらしい事も、次の瞬間に明かされる事になった。
空がないというのに不気味な白い雪が降り注ぎ、一人の怪人が更にそこへ歩きだす。
「やはり、私の勘に狂いはなかったようですね。……人の集まっていないところほど、大物が釣れる。──アクマロさん、良い料理の仕方を期待しますよ」
──ウェザー・ドーパントである。
「貴様は……井坂ッ! やはり貴様も地獄から迷い出たかッ!」
彼もまた、アクマロに加担したらしい。そして、おそらくは──メモリの持ち主がどこにいるのか、それを彼は何となく察知したのであろう。良牙が持つT2ガイアメモリの一つ『WEATHER』の運命が彼と引きあったに違いない。
「ノーザさんも井坂さんも、気を急いているようですな。……しかし、こやつらの料理の方法ですか。そんな物は知りませんが……ただ、出来上がる物──彼らが行きつく場所が何かだけは考えておきましょう」
……彼ら三名のような真正の外道がエターナルの側につき、ベリアルの退治を願うという事は到底ありえない話である。
言うならば、死んでしまった後の彼らの目的は、自分と同じ地獄に生者を引きずりこむという事なのだから。「馬鹿は死ななきゃ治らない」というのは、全くの出鱈目であると、こうして証明されたわけだ。
アクマロは、ノーザとウェザーの期待に、ニタリと笑いながら返した。
「そう、勿論……彼らの行き場は、ノーザさんや井坂さんと同じ。地獄の苦しみを与えた上で、本当の地獄に落ちてもらいましょう!」
「オイオイ。……地獄にはてめえらはいらねえぜ」
同じく地獄を名乗る者として、エターナルはアクマロの前に出た。──地獄を語ったからには、エターナルが自ら対峙せねばならないと思ったのだろう。
どうやら、彼はアクマロとノーザを止めにかかるつもりらしい。それに並ぶようにして、ルナやアクセルやナスカも前に出る。
「井坂。……遂に本物の化け物どもにまで魂を売ったか! ならば遠慮はしない!」
アクセルは、仇敵のウェザーを睨んだ。
アクマロ、ノーザ、ウェザーの三体の強敵は、あくまでも生還者を地獄に引きずり込もうという魂胆らしい。──中でも、唯一この中で人間である井坂の姿に、アクセルは果てのない怒りを覚える。
これまでも非人道的ともいえる実験ばかりを繰り返してきた井坂であった。しかし、死して尚、その振る舞いが常軌を逸しているとは思わなかったのだろう。常々、照井の人物評の下を行く行動ばかりを取る男だ。
「──さて、そういう事だ。彼らは僕達に任せて先に行きたまえ、仮面ライダーくん」
「……霧彦」
「その代わり、ヴィヴィオちゃんたちは君に任せた。君が黒幕の陰謀を潰し、僕たちの故郷に再び、良い風が吹く事を祈ろう」
「……当たり前だ。風都は俺たちの庭だぜ」
ナスカは、それだけ聞いて、少し笑うと、その背にナスカウイングを開いた。その手に固くナスカブレードを握る。
「じゃあ、行くわよっ! ……あ、忠告しておくと、こう見えても私、──オバサンにも厳しいわよっ!」
「オバ……何よ、オカマのくせに!! トンデモない事言ってくれたわね!!」
「──あんたも今、言ってはならない事を言ったわね! ムッキィィィィィィ!!! これはもう、あの子に変わって、精一杯頑張って、このオバサンをブチ殺すッッ!!」
ルナの腕がノーザを捕らえる為に伸び、エターナルがエッジを構える。アクセルの姿は青きトライアルのものへと変身する。
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