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変身ロワイアルその6
568
:
帰ってきた外道衆 特別幕
◆gry038wOvE
:2015/08/09(日) 04:23:07 ID:yTeAA/4M0
ドウコクは相変わらず、ただ憮然と其処で構えていた。
──彼は、確かに、其処で「待って」いるのだろう。
◆
六門船から降りる一人の影があった。
──それは、脂目マンプクの部下・アゼミドロだ。マンプクに忠誠を誓うアゼミドロは、こうしてマンプクの野望にもついてきたのである。
そして、六門船から遥か遠く、マンプクの隠れ家に足を運んだ。所謂、密使の役割を引き受けてそれをこなしてきたのである。
「……どうやら、ドウコクは後から仕留めた方が良さそうでござるな」
アゼミドロの報告を聞き、マンプクは結論づけた。
あの殺し合いの主催者側の一人として生き残り、こうして自らが元いる世界に帰って来た彼は、同じく生還してしまった血祭ドウコクとの再会を極力避けるようにしていた。
何もドウコクを恐れているというわけではない。
それというのも、今真っ向勝負で勝てる確率は五分五分と考えている所であるが、せめて九分まで自分が優勢になる状況が欲しかったのだろう。
(仮に勝てたとしても、ドウコクにはまだ二の目がある……つまり、拙者も二の目が必要となる可能性があるという事)
彼もまた、上手にドウコクを仕留めようと張っていた外道衆であったが、しばらくは様子を見る事にした。どうやら、ドウコクはアゼミドロには気づいているようだが、今は六門船の中で酒を飲み交わしている最中という事で見逃しているらしい。
今は骨休めという事だろう。
六門船に下れば、マンプクの安全はしばらく保障されるかもしれないが、彼が今欲しているのはそんな事ではない。
──もっと、確実に、ドウコクを仕留められる状況である。
野望は尽きていない。クサレ外道衆が外道衆を乗っ取り、脂目マンプクが完全なる外道衆総大将となるだろう。
(ドウコクは奴らの勝利を信じているようだが……そんな事はありえない。シンケンジャーとの戦いで傷ついた所を狙うのが吉か)
何にせよ、いずれ、彼はあの殺し合いの生還者の敗北を知り、結局、人間界に出て暴れまわるだろう。そこでシンケンジャーと否が応でも戦う事になる。
ねらい目はその時だ。──それを狙い、マンプクは待つ。
クサレ外道衆だけではなく、ドウコクさえも家臣として平伏す未来を。
(ゆくゆくは、クサレ外道に栄光の美酒を……!)
【血祭ドウコク@侍戦隊シンケンジャー 此処で待つ】
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