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変身ロワイアルその6
513
:
虹と太陽の丘(後編)
◆gry038wOvE
:2015/07/31(金) 03:42:08 ID:didGUWPE0
「……というわけだっ、銀河王!」
「銀河王? ……いや、私は超銀河王だよ!」
「さっき銀河王だって言ってたじゃねえか!」
「だが超銀河王なのだよ」
こうもあっさり側近のサドンダスが倒されたというのに、まだ、超銀河王は自信に満ちた尊大な態度を崩さないままだった。彼まで始末されたという事態には多少驚いたようであったが、まだ自分だけは勝利を確信しているようである。
「まあいい……。ただ、わかっている事は、一つある! 君たちは、絶対、私には勝てない……!」
超銀河王が、そんな言葉と共に掌にえ全身のコズミックエナジーを収束させる。
その瞬間、本能的に危険を察知したエターナルは、背中のエターナルローブを広げ、ムースと右京を両手で抱きしめ、敵に背中を向け丸まった。
彼が掌に集めたコズミックエナジーが彼らに向けて放たれたのはそれと同時だった。
「ぐっ……!」
どんっ!
背中で爆ぜる敵の攻撃。──ローブの中で、右京とムースが唖然とした表情でエターナルの方を見ている。
超銀河王がエターナルに向けて放ったコズミックエナジーのエネルギーの塊は、背中で吸収されるが、まともに受けていれば消し飛んでいたかもしれないレベルの闘気であった。
この攻撃から辛うじて二人を守ったエターナルローブは、熱や冷気、電気や打撃を全て無効化する鉄壁だ。
二人とも、突如としてエターナルに守られた事には驚いていたようだが、仮にもし攻撃を受けていたら……と想像し、息を飲んだ。
エターナルは、敵の攻撃が来ていないのを察知し、再び敵に向き直す。ムースと右京は、エターナルに全てを任せ、後ろに退がった。
「ほう、このくらいの攻撃ならば効かないかね!」
「ふざけるなっ! 俺は……俺たちは、貴様ら如きには絶対負けんっ! この程度の攻撃で俺たちを倒せると思うなっ!?」
「つまり、矛盾が生じたわけだが、何の事はない。私の絶対の方が、正しい絶対なのだから……! そう、この力さえあればね!」
──その瞬間、超銀河王は、切り札であった『時間停止能力』を作動する。
(これこそが、全ての世界を手にする『王』の力だよ……!)
──そう、これが、超銀河王だけが持つ世界。
この時間停止能力を使えるのは、この未来のコアメダルを利用し、この世界の時間を超越する能力を持っている彼だけだ。
後は、実験で更なる強化を極秘裏に重ね、この時間停止能力も更なる改良を重ねれば、あの巨大な怪物・ベリアルにも対応できるようになるに違いない。
これは全て、その為の実験だ。
ましてや、このエターナル、ムース、右京などはこの力を前にすれば踏み台に過ぎないのである。
ここまで遅れを取ったが、ここで遂に勝利は目前だ。──時間を超えるというこの切り札さえあれば、対応できる敵はいない。たとえ、コズミックエナジーや物理攻撃で彼らに敵わないとしても、
超銀河王は、止まった時間の中でエターナルを倒すべく前に駆け出す。
(──そう、悪いが、この私の時間の中で君たちを倒させてもらうよ!)
……だが、直後、──超銀河王の腹に一撃、鋭く、重いパンチが、叩きこまれる。
エターナルに向かっていたはずの超銀河王の動きが突如として止まり、彼の全身に痛みが駆け巡っていた。
「あれ……?」
自分の動きが止まっている事に気づいて、真下を見てみれば、超銀河王の腹部に突きだされている拳──それは、まぎれもない仮面ライダーエターナルの物だ。
超銀河王の身体は、その衝撃で、膝をついて崩れ落ちる。
何ゆえ──エターナルは動いているのだ?
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