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変身ロワイアルその6
399
:
RISING/仮面ライダーたちの世界
◆gry038wOvE
:2015/07/16(木) 02:32:34 ID:W9I5Hun20
この世界が永久に、誰の物にもならないように立ち向かっている人たちがここにいる。
彼らの持たない力を、彼は今、補おうとしていた。
そう……世界が成立するには、一人一人が手を繋ぎあい、助け合う事が必要なのだと、彼は──火野映司は、知っている。
「こんな世界にいたら、俺もあいつも満足できない……そうだよな、アンク」
映司がそう言って、腰に巻いている欲望のベルト。そこに装填される、赤と緑と黄の三つのメダル。
それが、今もどこかで繋がっている仲間たちとの、出会いの証であった。
──タカ! トラ! バッタ!──
メダルの叫びと共に、“火野映司”は──
「……変身!」
──タ・ト・バ! タ・ト・バ! タ・ト・バ!──
──“仮面ライダーオーズ”へと変身する。
機械のように無感情で、欲望ではなく兵器として作られたヤミーたちの模造品に、彼はただ一人、仮面ライダーの力で立ち向かう。
これが、彼の欲望を叶えてくれる。
友と再び出会う世界を守ってくれる。
「セイヤァァァァァァァァァッ!!!!!」
ヤミーたちが爆裂し、人々の間に希望が広がった。
パシャ。
◆
とある仮面ライダーの世界。
──青春の学び舎で友達を増やし続ける男がいた。
ここ、天の川学園高校は、本来なら“管理”の影響で休校になるはずだった。
あらゆる世界の学校において、今、世界の学科はベリアル帝国としての思想を教育する為の特別教育を施すように教育内容を変更しなければならない段階なのだ。その準備が完全に整うまで、すべての学校は当然、休みになる。
……が、この学校の生徒と教員たちは、その貴重な休みを謳歌してはいなかった。彼らが謳歌したいのは、突然の平日休みではない。
ほとんどの生徒がいつものように登校し、あの男を待っている。──この日も、リーゼントのあの男が、この学校に楽しい“青春”の一日を分けてくれるのを、学校中の友達が楽しみにしているのだ。
「おーっす、みんなおはよう!!」
そう言って待ちに待った学ランリーゼントの“彼”が登校したのだが、その時、校庭で彼を迎えたのは、財団Xの白い詰襟であった。今この状況で常識に逆らい、平然と通学して来るこの学校の生徒は全て反乱分子と判断したのだろう。
その根源が目の前の男である事も、彼らは知っていた。
あの悪魔のスイッチを押した彼らは、倒したはずの星座怪人──ゾディアーツへと姿を変える。
「なんだお前ら。ここは俺たちの学校だ……部外者立ち入り禁止だぜ? もしかして、お前らも俺のダチに──」
と、その瞬間、ゾディアーツたちは彼を襲撃する。
四の五の言わずに攻撃しようとしているのだ。彼は、それを驚異的な身体能力で回避し、
「──なれねえか、やっぱり」
と、独り言ちる。
──彼の顔付が変わる。眉をしかめ、彼は変身ベルトを腰に巻いた。
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