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変身ロワイアルその6
377
:
崩壊─ゲームオーバー─(11)
◆gry038wOvE
:2015/07/12(日) 14:02:39 ID:OT9PV3kg0
ダークザギは、苛立ちを胸に秘め、駆けだす。そして、ネクサスめがけてパンチを放った。
アンファンスのネクサスなど、ダークザギどころかダークファウストですら葬れる相手だ。そう。まだ慌てる段階ではない。まだ、“奴”は復活していないのだ。
真の力を使っていないネクサスは、敵ではない。──ならば、真の力を使う前に撃ち倒すのみ。
「くっ……!」
ダークザギの一発のパンチで、ネクサスの身体は、大きく吹き飛ばされる。
ネクサスは、周囲の森を巻き込んで大きな尻もちをつき、大地を鳴動させる。
──アンファンスの力は、確かに、ダークザギに立ち向かうには弱かった。
まだ、ウルトラマンの力を使い慣れていない孤門の変身であるせいもある。
だが──
(────立て、孤門! お前は絶望の淵から何度も立ち上がった……だから俺も戦えた)
その時、姫矢准の声が、ウルトラマンネクサスに呼びかけた。
姫矢がネクサスの中にいる……。姫矢が力をくれる……。
ネクサスは、痛みにも負けずに、地面を握りしめて立ち上がる。
(姫矢さん……!)
そうだ……こんな所で倒れている場合じゃない。
諦めない……。
立って、奴と戦うんだ……。
「……聞こえたか? ザルバ……」
『ああ、あれは姫矢准って奴の声だ。──どうやら、あいつが奴に力を貸してるみたいだぜ』
空に昇っていく零とザルバは、そんな事を言い合った。
一見すると頼りのないウルトラマンであったが、彼は諦めない。
ここにいる誰もがそうであったが──、諦めずに立ち向かっていく勇気がある。
「フン……ッ!」
────その瞬間。
ウルトラマンネクサスのエナジーコアが光り、姫矢准の想いが、はっきりとした形で力を貸した。
──赤く熱い鼓動が、ネクサスをまさしく赤色に変える。
ネクサスは、ジュネッスの姿へと変身したのである。
ネクサスの力は確かに撮り戻っていく。
「……ッ!」
ダークザギも、立ち上がった彼の新しい姿に構えた。
ネクサスは、ジュネッスの命の色を全身で感じ、姫矢准が使っていた技を再現する。
大地に向けて、二つの腕を重ね、エネルギーをためて腕を十字に組む。
瞬間──、一瞬だけ、ネクサスの全身に、パッションレッドのラインが駆け巡る。
「ハァァァァ…………フゥッ!!!!!」
オーバレイシュトローム──、その光線が、ダークザギに向かっていった。
ダークザギは、それを両手で受け止めようとする。
ほんの一瞬だけ苦戦するが、ダークザギは、それをあっさりと打ち消した。
この程度では、まだ温い──!
「ハァッ……!」
「フンッ……!」
それでも、今度は肉弾戦でダークザギに立ち向かっていくネクサス。二人の距離は縮まり、ダークザギはネクサスに向けてパンチを放とうとしている。
ダークザギの拳を避け、脇腹に蹴りを叩きこんだネクサス。
だが、その直後、ダークザギの圧倒的な連撃を受け、ネクサスは、肩で息をするようになってしまう。やはり、肉弾戦には慣れていないのだ──。かと言って、光線はダークザギには通じない──。
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