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変身ロワイアルその6
373
:
崩壊─ゲームオーバー─(10)
◆gry038wOvE
:2015/07/12(日) 14:01:19 ID:OT9PV3kg0
『ソウルジェムがなくても人間として動く事が出来たのは、世界が強引に矯正をしていてくれたお陰なんです。本来はありえない事でも、世界はそれを成り立たせる事で矛盾をなくしていました。……だけど、こうして出会ってしまった瞬間、あちらの世界と“円環の理”との間にあった矛盾はなくなり、正しい実行手段が行使されてしまう……』
『だから、あなたはレーテを見た後、しばらくして、自分の心臓部であるリンクルンを自然と手放し、導かれるようにこちらに来てしまった。──ただ、あのままここで杏子のソウルジェムが完全に穢れてしまったら、佐倉杏子も同じ運命を辿る所だったわ……それを救ったのは、巴マミ。あなたよ……』
──マミがここに来たのは、“杏子を救う為”ではなく、“自分が消えていく為”だったのだろうか。
無意思で冷徹な世界が、マミを救済する為に、マミの意思さえも操って、ここに導こうとしていた……それは、消える事以上にショックだった。
だが、確かに思う。
自分は、自分の意思でここに来たのだ。それは強がりではない。一也の言葉と、孤門の言葉が背中を押し、自分は、杏子を助ける為にここに来ようとしたのだ。
そして、確かに杏子を救い出した──それは、確かな事実だ。
マミがこうして生き返る必然がなければ、杏子の方が死んでいた。
「……そう」
マミは、自らの中に少しでも湧いたショックを押し込めた。
しかし、こうして終わるのも、最初から決まっていた事だとしても──マミ自身は前に進む事が出来た。
共に、絆を繋げた一人になれた。
『ごめんね、マミさん……』
マミはまだ戦いたいのだろうと、まどかは思う。
だが、マミは、外にいる仲間たちを信じている。──だから、もう必要はないと思った。
「ううん、私たちの絆は、ああして繋がった。……それをこうして見届ける事が出来た。それで満足よ」
マミは、忘却の海レーテの中で、円環の理のもとへ歩いていった。
この世界に、仲間ができてよかった。
そして、これから行く先にも仲間はいる。
彼女たちは、マミを優しく迎え入れようとしている。
そうだ、もう一人ぼっちじゃない。
────もう、何も恐くない。
そう思った時、マミの最後の気持ちが、レーテ全体に伝わり、レーテに蓄積された人々の恐怖のエネルギーを完全に消し去った。
レーテは、その姿を維持できなくなり、元の世界で倒壊していく。
この恐怖の世界も消え、巴マミは、またどこか次の世界へと旅立っていった──。
【巴マミ@魔法少女まどか☆マギカ 救済】
【忘却の海レーテ@ウルトラマンネクサス 崩壊】
【孤門一輝@ウルトラマンネクサス 帰還】
【蒼乃美希@フレッシュプリキュア! 帰還】
【佐倉杏子@魔法少女まどか☆マギカ 帰還】
【残り11人】
◇
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